ひとことだけ log

(さらに過去log)

今回の話題 3年半。
タイトル もう少し知り合おう(99/12/31)
 12月27日、1通のメールが届いた。ロンドン在住のM君からの「Gromitさんに会った」というメールである。日付は11月19日。変だ。なぜ3週間前のメールが今頃来るのだ?私の使っているプロバイダのサーバーが古いメールを再度出してきたのか(稀にあるのだ)?しかし、自信はないが、このメールを読んだ記憶はない。

 メーラーで過去に受信したメールボックスの検索をかけてみた「gromit」。そうしたらひっかかったのは、M君のメールではなく、「gromit@…」というメールアドレスであった。

 gromitさんというのは、「GAY CINEMA COMPLEX」というページを作っている人である。30代のゲイ(旦那と同居)で、このページは折り紙付きでお勧め、私がほとんど毎日見ているページなのだ。そして、スコーンと忘れていたのだが、私は昔この人とメールのやりとりをしていた。その時はまだ「gromit」と名乗っていらっしゃらなかった。そして、「GAY CINEMA COMPLEX」も始まっていなかった。さらに調べてみたら、gromitさんはそれ以前に別のプロバイダから別名で(おそらく本名であろう)メールをくれていた。

 考えてみたら、リンクしているのだから、元々はメールのやりとりがあったはずである。gromitさん(と名乗っていなかったgromitさんである)とやりとりした古いメールを読み返す。gromitさんの文章は今のホームページのものとあまり変わらない。しかし、私は文体まで何かが違う。思わず読み返してしまうのはgromitさんの言葉ではなく、3年前に書いた自分の言葉だ。今の私が見ると怖いもの知らずで生意気で、よくも30代の人に23歳の私がこんな失礼なメールを書いたものだと思う。

 3年半で私は変わった。つきあう可能性のないセックスをするようになったし、確実に昔よりも人の気持ちを考えることも読むこともできるようになったし、色々な経験もした。まだ諦観が先に立つことはないけど、実を結ばないことを知っていて努力せざるを得ない心境があることも知った。

 そして、検索している時にふと数えてみた。私はホームページを初めて以来、3年半で百数十人(通ではない)の人にメールの返事を書いていない。それは自分で言うのはなんだが、どう考えても返事を書けない量だとは思うのだ。しかし、メールを書いても返事が来ない淋しさ、虚しさというのはよくわかる。自分自身がホームページを読んでメールを書くということをほとんどしないので、自分と同じようなタイプの人がメールをくれたのだったら、いくばくかの勇気と、面倒を厭わないほどの好感をもってくれたのだ、と思い返事を書けないことにしょうがないとは思っても寂しくなることがある。

 でも、と、思うのだ。gromitさんとのメールのやりとりは途絶えたけど(って調べてみたら最後は私が返事を書いてないのである)、しかしそれでもgromitさんのページはかかさず見ているのである。そのきっかけは3年前に貰ったメールで、メール友達という関係ではなくなっても少なくとも私は「GAY CINEMA COMPLEX」の読者になっている。

 今の記憶からほとんど消えていることも、当時は大きく影響を受けていたはずで、それは内容を覚えていないけれどとても楽しかったことだけは覚えている夢の記憶のようで、そして私も、多くの人との関係も変わっていく。それでいいのだ、と思う。ただどこかで繋がっていたい、と思う気持ちがあれば、それでいいのだろう。できれば寂しさを埋めるための誰か、としてではなく。


いつも「暇なゲイの暇な手紙」を読んでくれてありがとう。
メールくれた人はもっとありがとう。
来年もヨロシク!



克也


 と、いうわけで2000年になりますが、来年もよろしくお願いします。このページは2000年になっても何も変わらずそのまま続いていく予定です。



 さてと…、今このページを読んで「?」と思っている人が3人いるはずである。それはロンドンから帰国していたM君、「CHEER UP」のユタカ君、「coba style」のcobaの3人。なぜかというと、28日はミニオフ会というか、寄り集まってみたのね。「普通その次の更新ではオフ会について書くじゃろ!」と思っているであろう。うーむ、でもさあ、オフ会の報告って出てない人が読んだらつまらないでしょ?それにオフで会ったってだけでオフ会じゃなかったし。ま、上の文章が私の答えだ。わざわざ書くの照れくさいけど、これからもよろしくね、ってこと。

 しょうがないから一応3人のために会った感想を書いておくか…。

M君…外見はともかく(オネエ顔だと思っていた。意外とあっさりなのね。外人受けする秘訣?)性格はほぼ予想通りだったの。色々お気遣い本当にありがとう。これからもよろしくね。もっと黒いとこも見せてね。それとも黒いのは色気こく男にだけ?

ユタカ君…大体イメージ通り。いきなりとあるページ制作者が嫌いって言った時はちょっとびっくりしたけど、納得もしたの。ページは昔読んだきりだったの。だからアドレス変わったことも忘れてて(注:連絡はメールでくれてました)「男関係でモメてページやめた」とばかり思ってました。いじめてごめんね、だってかわいかったんだもん。でもいじめたからって目線合わせてくれないと更にいじめるぞ。ページの真ん中の「CHEER UP」のスペルが「CHHER UP」になってます。わざとじゃないよね?自分のページの名前を間違えるのはどうかと思います。これからもよろしくね。

coba…ってキャツはもう長い付き合いだからなあ…今更言うこともないか。あー、今更「コバ」は呼ぶ時恥ずかしいぞ。絶対呼ばねえ。薄幸そうなので2000年こそ幸福を掴めるように応援してるぞ。でもキャツが自分より先に幸せになったらなんか悔しいこと確実なのであった。無意識に呪っちゃう可能性アリ。これからもよろしくね…って呪うって言ってるのによろしくってのも変か。じゃあ、呪わないからいい男紹介しろ。手つけてないヤツね。

今回の話題 今夜の予定
タイトル 箒に乗って出かけよう(99/12/25)
 皆様こんにちは。目指せネットアイドル!克也子です。ウソ。っていうか無理。

 はてさて、ネットアイドルはともかく、皆様の中でアタシのイメージってどんなでしょう?現実のアタシはちょっとチャームでおしゃまなお姫様、ややオネエなんですけど(注:セルフイメージ)、最近会社で定着してしまったイメージがあるの。そして周りの人が怯えるの。

 怯えると言っても毒舌だからとかオネエでガンガン責めるからとかそんなじゃないのよ。確かに発言が黒いことはあるものの、冗談の範囲内だし。

 そう、最近のイメージは、「アタシの呪いは効く」なの。そしていつも二足歩行の兎・ピーちゃん(使い魔)を連れていることになってるの。そんなイメージはどうかと思うんだけどねえ…。あ、あくまで「呪いが効く」であって、「いつも人を呪って生きている」じゃないところが肝要よ。

 まあ、確かに「んもう、ぶつわよ!」の代りに「呪うわよ!」なんて言うアタシにも非はあったわ。でもそれ以上に偶然のせいなの。

 今年の6月頃、アタシ、中耳炎になったのね。そうしたら、会社でコの字型に並んでいた机の端に座っていたアタクシのところから7人が席が近い順に病に倒れたの。なぜか「龍の通り道」などという術名までついて怖れられました。でもね、これはきっと空調が悪かったんだと思うの。アタシのせいじゃないわ。

 そして9月にアタシが男にフラれたと思ったら、両隣の席の女が間を置かずにフラれたの。それぞれ数年間つきあってたのでいきなりの展開にアタクシもびっくりしましたけど…きっと秋は別れの季節なんだと思うの。これも「龍の暴走」と呼ばれて怯えられたわ。でもアタシのせいじゃないわ。

 それにこれって、周りに不幸が起こる前にアタシ自身不幸になってるじゃない?だったら「いつもはみんなの幸せを支えてくれてるホワイトウイッチ克也子が倒れると私たちにも不幸がやってくるのね」と思ってくれてもいいと思うんだけど。

 しまいには男関係の話でアタシを不愉快にしたKちゃんが「Nさん(アタシ)に呪われてから毎日彼に捨てられる夢を見た。これはホントに呪われてると思った」なんて言い出す始末。アンタねえ…それは良心の呵責ってヤツよ!アタシのせいじゃないわ!

 んもう…、どうしてこんなに「効きそう」って言われるのかしら。実は昔から言われてるのよ。きっとゲイで私生活を見せてない部分があるから、「謎な人→呪いとかうまそう」って思われちゃうのね。きっとそうだわ…ああ、ゲイって大変!







 …ん?何?どうしたの、ピーちゃん。ああ、もうこんな時間なのね。ホームページ更新してたら楽しくてつい時が経つのを忘れちゃったわ。そろそろ出かけないとミサ(黒)に遅れちゃうわね。ではみなさん、メリークリスマス!


なんてね。
今回の話題 かわいいサル兄ちゃんと白ブタ。
タイトル 「たまんねえぜ!」(99/12/20)
 疲れてるのよ。仕事がなんだか大変なの。もうこれに関しちゃ全くアタシに非はないんだけど、土日も働いてるの。なんとか動いて、今週からはトータルで週休2日くらいになるようにはしたものの、グッタリ。来月の収入は今月より6万多い予定なのよ。手当てが増えたのもあるけど、時給制でこんなに収入が増えるなんていかに労働時間が長くなったかわかるってもんよね。ああ、疲れてるわ。もっともっと激務な人も休みがない人もいっくらでもいるのであまりページで愚痴るのもなんなんだけどね。

 さ、疲れた時は銭湯にでも参りましょう…と、昔わりとよく行った銭湯へ仕事帰りに出かけたの。今日の目的は疲れたカラダをほぐすこと。いくらなんでもこの腹肉をさらしておいてハッテンしようなんて厚かましいことは思いませんわ。気づくとなぜだかここ2週間くらい朝食以外はほとんど誰かと食事してるのよ。そうなると節食できなくてまた腹が出ちゃったわ。いやん、これから忘年会だのなんだのでどうなっちゃうのかしら…。
腹話が出たところで余談、今日の豆知識。アメリカの女性スーパーモデルは平均178cm×51kgなんだって!すごい!で、それもすごいんだけど、アメリカの女性の平均身長は160cm×67kgなんだって…。その方がすごい…。アメリカ人って健康オタクっていうか、バカみたいっていうか、狂ってるってイメージがあったんだけど、そんなに平均高いならそれもわかるわねえ。デブ大国だわ。
 ま、そんなわけで、土曜日の会社帰り、何も期待せずに電車を乗り継いで行った銭湯だったんだけど、やっぱり目の前にハダカ男がウロウロしてりゃー、ちょっとくらいは色気こきたくなるわよね。アタシのいけないクセなんだけど、自分に自信がない時ってついついお手頃なのをひっかけたくなるの。だってー、あんまりかっこいい人にこの腹で言い寄って失笑されるのもヤじゃん?そんなことじゃダメとわかっていても、つい、ね。いいの、束の間の遊び相手だし。

 と、いうわけで、ちょっと年の離れた30代後半おサル系兄貴(なかなかにかわいいぞ)を「この人なら遊んでくれるかなあ」とチラリと見た。ハイ、寄ってきました。あっさり一丁あがり。モミモミ。

 うーむ、1人チラチラこっち見たりついてきたりしてるのがいるなあ…しかしオイラの好まないタイプの顔だ…。公家系というか少年愛ビデオに出てそうな顔。これはシカトしよう…。

 おっ…かわいい兄ちゃんがいる…またサル系。ふーん、バランス悪いけど(<お前が言うな)ちょっくらマッチョだねえ…。年は同じか少し上くらいか…。うーん、こんなマッチョ君がオイラ(←腹出マン)を好むかな?しかし気と頭は弱そう(失礼。でもそういうのも好みなの。)…こっち見てるしな…落とせるかな?


落ちました。

 で、寄ってきたかわいいサル兄ちゃんに濁り湯で乳首いじられたりイロイロいじられたりいじったりしてるうちは良かった。兄ちゃんの腹の触り心地も良かった。そこまでは計略通りだったのさ。問題はその後よ。サウナで2人っきりになった時、兄ちゃんは自分のモノをしごいて見せてきたの。それはいい。で、そのタマがすごく好きな感じだったわけよ。毛がなくて思わず触りたくなるようなきれいな肉色で。そんで触ったら、なんか怒鳴られた。聞き取れなかったんだけど、「触んな!」って言われたような…。はう?なんで?男の人って性器を触られるのを喜ぶもんじゃないの?(カマトト)

 …うーむ、これは相互オナニー鑑賞希望ってヤツなのか?そんなのしたことないけど、まあ、相手に合わせよう。そうしたら、兄ちゃんは一層激しく自分のモノをしごき、一言、

「たまんねえぜ!」


 は?Pardon?Repeat,please.なに?「…ぜ」って今時そんなこと言う人っているの?ヤンキー?落ち着いて、克也子、いくらなんでもヤンキーはないでしょ…ハッ、これがオラオラ系ってヤツ!?久しくそんな人と会ったことないけど、昔寝た男にいたわ…。イヤーッ。アタクシ何が苦手ってオラオラ系のセックス程苦手なものなんてそうはなくてよ。ああ、でも今日は電車でブス女(モノホン)に囲まれた時に目のやり場に困ったしそれよりはマシね……いけない、ショックで役に立たないこと考えてる上に意識が飛びそうよ。落ち着いて、落ち着いて、とりあえず、「サウナの暑さに耐えられなくなった演技」でこの場を出るのよ。

 「あちー」スタスタスタ。

 ふう…とりあえず切り抜けたわ。ああ、怖かった。外見は好みなんだけどなあ。予定調和が乱されるって怖いわね。アタシの希望的観測ではかわいいサル兄ちゃんは克也きゅーんとか言いながらチュー&ハグしてくるようなそんな感じだったのに。って外見が好みだからって夢を見過ぎたのね。いけないいけない…ってもしかしてあの兄ちゃんも何か夢を見てたのか?まさかオイラが「お、俺ももうイキそうだぜ!たまんねえ」とか言うと思ったのか?うーむ…それとも

「か、勘弁してください、兄貴、許して…」
「ウルセエ!大人しくケツッペタ広げろ!この淫乱な白ブタめ!」

とかか…?うーん、だってアタシ、オラオラ系には見えないと思うの。だったらこのだらしない腹からそんな白豚ファンタジーをサル兄ちゃんは紡いだのかしら…。でもどっちにしろ(さすがに白ブタ説は考え過ぎだと思うの巻)兄ちゃんの期待と予測はハズレよ。アタシはなんとなく「この兄ちゃん、頭弱そう」と予測した部分は当たった気がするの…。オラオラやる人って頭いい人と頭ユルめの人がくっきりわかれる感じだし…。いやん、あの兄ちゃんがこのページ見てませんように。

 まあ、それでその後アタシは逃げ腰。あまり兄ちゃんに近寄らないようにしたの。ごめんねごめんね、他の人を探してね、そんなプレイはオイラにはできません…しかし狭い銭湯内のこと、逃げるにしても限界があるわ。とりあえず近くになってしまったらお相手しつつ、そのうち時間が経って兄ちゃんは帰る様子、脱衣所に行ったわ。でもガラス越しにこっち見てる…。うーん、待っててくれてるんだよなあ、と思ったけど、ダメ、兄ちゃんとのセックスはオイラには辛いっす。脱衣所に行ったのに気づかないふりをして、絶対目を合わせないようにしたわ。

 ふう…兄ちゃんはあきらめて帰ったみたい。さ、サウナに入り直すか…っておい、兄ちゃんが戻ってきたよ!クーッ、もう、ありがたいんだかなんなんだかよくわからんぞ。その後オイラはさらに兄ちゃんのアタックをかわし、兄ちゃんより先にサウナを出て水風呂に頭まで沈めて隠れたりでした。水遁の術…(どこの忍者だ)なんて水風呂の中で男から逃げながら思うなんてそうできない経験だわ。

 時間が経って、もうそろそろ帰らないと終電である。兄ちゃんに見つからないようにこっそり出たら、着替えてる最中に兄ちゃんも上がってきた。兄ちゃんが何か言った。「ちぇ、なんだよ」と言ったように聞こえた。うーむ、気まずい。しかし、ここは逃げるしかあるまい。いつもの風呂上がり牛乳をやめてとっとと銭湯を出た。多分、もう会うことはあるまい。こんな腹の出たオイラに執着してくれてありがとう。

 …が、乗換駅で気づいたのだった。あの兄ちゃんがいる!同じ沿線であった。まあー、いくらいいお湯でゲイの多い銭湯だからってわざわざ電車乗り継いでまで行くなんてご苦労様ね(と、お互い様ね)。そして電車で寄ってきた兄ちゃんとハッテン。はあ、こうしてみると、やっぱりこの兄ちゃんかっこいいしかわいいよなあ。カラダもいいしな。うーむ、だが、明らかにセックスが合わないのだ。電車で触り合う分にはいいんだが。クー、惜しい。惜しすぎる。でもオラオラ系苦手なの。できません。演技のレパートリーにありません。

 と、いうわけで、

甘いMake Loveができるようになったらまた会おうね☆

 ってそんなこと有り得ないと思ってるくせに言うなんて性悪女みたいね。イケズね。っていうかアタシがオラオラ系演技を修得すればいいのよね…。無理よ。



P.S. N君へ。今回行ったとこが君が知りたがってた「僕が行く銭湯」ですが、どこかは絶対教えないので聞かんように。
今回の話題 イメージ補正
タイトル 李恩恵(2号)(99/12/13)

 N君見てますか。僕は君をとても気に入っています。君はかわいい。とてもかわいい。後ろからだっこした時の腹の感触も、くすぐったがりやのところも、変なところで恥ずかしがり屋なところも、フェラチオがうまいところも、笑顔も、体型も、好きだよ。君の歌と声が好きで、現実的な意味で賢いところも好きだよ。でも、君には彼氏がいて、強引にアタックすると血を見ることになりそうだと言ってたよね。君に対して、血を見てもいいと思えるほど激しい情熱は僕にはありません。だから僕たちはセックスをしても名前で呼び合わない関係なんだね。それが淋しい。


 皆様こんにちは。元祖清純派ゲイページ、「暇なゲイの暇な手紙」作者、克也子です。今回は「2ヶ月前にHPに登場していたヒゲの男の子N君とは週4回は電車ハッテンついにセックスただし向こうは彼氏持ち、おつきあいできることはなさそう、オイラつきあってもらえると思ってたからかなり気落ち」とか「N君のフェラチオ技術について」というN君に関する内容にしよう…と思ってたのよ。でもダメ、やめるわ!と、いいつつちょっと書いたけどさ。とにかく早急に前回書いた内容で誤解されてるイメージの補正が必要なの!

 アタシのページはノンフィクションよ。ページ経由で男を作ろうって気がないから(できりゃラッキーだがな←弱い)、ページで自分を良く見せる必要はないわ。そう、だから前回は別になんてことなく「ハッテンしたりケツ使ったり〜」な話を書いたのよ。んもう、これが方々で誤解をまねきまくったの。とにかくここでハッキリ否定しておきますけど、アタクシ、ガバ・マン子でもヤリ・マン子でもございません。ケツなんて使うの年単位で久しぶりだったからマジで相当(相手にとって)キツいと思うし、N君だってキツイって言ってたし、ヤリ・マン子については、アタクシがナンパされてついてくのなんて10人に1人くらいよ。それでもケツまでやろうと思う相手なんてそうはいないわ。んもう…そんなアタシに安易に「ケツやらせて」なんてメールしてはいけませんわよ。会ってもいないうちから性器を肛門に入れることを要求するなんて…ねえ。なんだかこうして文章にしてみるとすごいことね。

 ヤリ・マン子を軽蔑する気持ちはマジでサラサラないけど、アタシは違いますわ。第一、誰専とは言え、気難し屋のアタシがヤリ・マン子になっても相手は選ぶわ。アタシがケツをやらせなかった相手は、アタシの体調が悪い時にブチ当たったか、アタシが相手をネコと踏んだか、好きすぎてそんなこと言い出せなかったか、信用されていないか、何か生理的に気に入られていない部分があったか、だと思ってくださいませ。

 ああ、長々と書いたけど、そう、今回はイメージを補正しようと思って書き出したのよね。きれいぶるつもりはないので、アタシが伝えたい通りに伝わっていればそれに対してどう反感を持たれても、まあ、あまり、かまわないんですけど、間違ったイメージを持たれるのは嫌なの。

 前回の1行メールで「これで清純派ページ?」というような感想をわりといただいたんですけど、まあ、皆様、そんな古いことをよくおぼえてらっしゃるのねえ…。ありがとうございます。確かに昔はそんなことを書いていたわ。で、今もその看板を下ろす気はないの。なんというか、うーん、毎週相手変えてセックスしてようが、たいしたことしてるという気もないし、なんだか淡々としているのです。なければないで済んじゃうし。

 こうやってどんなに言葉を重ねても言い訳としか取らない人には取れませんわね。ああ、アタクシなんて仕事帰りにクレープ食べたり、「呪わないで!」と言われたり、彼氏持ち男と寝たり、社内のSさんってやっぱりゲイだわって確信したり、そんな普通のOLよ。

 ちなみに今週は土曜日が仕事だったこともあって、アンアン特集(セックスね)どころか何もない週末。遠方の女友達と会って空港に見送りに行っただけ。でも帰りの電車でナンパされましたけどね。その人がなんだか奇妙でしたの。顔だちにも何か違和感があったんだけど、ハッテン中、ひたすら手を握ったり首筋を愛撫したり抱きしめてくるだけで、性器に触れようとも触れさせようともしないんですわ。

 アタクシが降りた駅についてきて話しかけてきたんですけど、日本語が片言なのね。それで出自を聞いたら「朝鮮の人」でしたの…来日3ヶ月…うーん、なんだかねえ…。外国人が「朝鮮」って言ったら「北朝鮮」なのか「大韓民国」なのかどっちなのかしら?北朝鮮の人はあまり日本にはいないはずですけど、朝鮮と言えば北朝鮮かと思うしねえ。偏見もあるとは思うんだけど、北朝鮮と聞いて浮かぶ単語は「食糧不足、拉致監禁、金正日、大韓航空機事件、独裁政治、テポドン…」とイメージの悪いものばかり。おまけにあまり好みではなかったので、「どんなに政治的な障害があってもアタクシ、あなたについてきますわ」って気持ちにもなれません。それに身元が不確かな外国人ってどうも関係を持つのが怖いわ。肉体関係だけならともかく、「身元保証人になってくれ」とか「立ち退きを要求されたのでしばらく泊めてくれ」とかそういうことがままありそうですもの。それに言葉以上に外国人ってどこの国の人でも常識が違い過ぎて、正直あまり恋人にはしたくないのよ。何を怒っているのかわからないことで怒りそうだし。

 で、立ち止まった場所がトイレの前だったのでアタクシ、てっきり「今の電車から降りてった人が改札を出て空いたらトイレにこもってヤろう」という意味でそこで止まったんだと思ったの。しかし、そんな気配もなく、「君の家に行きたい」と言ってくることもなく、立ち話。なんじゃ?不可解なので、もしかして、「トイレでヤる」「初対面の相手の家に行く」という可能性を想定していないのか?と、思って、「電車の中で声かけたりよくするの?(=ハッテン慣れてる?)」と聞いてみたの。そしたらどうも「ねえ、アナタって遊び人?だったら僕なんだか不安…」なんてふうにとられたみたいで、「かわいい」と言われて首根っこ掴まれちゃいましたわ。んもう、違うんだってば!だから「何がしたいの?」って直球投げたら、今度はこの日本語がわからなかったのよ!勘違いしたとはいえ上の日本語がわかるならそのくらいはわかってくれー!

 そして、結局なぜか携帯番号交換。「仕事、(夜の)9時半まで、電話、いい?」と聞かれて「はい」と答えたのね。そして、家でダラダラしたりN君と電話したりしてたんだけど、電話かかってこないの。うーん、なんだったんだろ?ハッ、もしかして、

 (僕はこれから)仕事です。9時半まで(に)電話(しますが)、いい(ですか)?

 (僕はこれから)仕事です。9時半まで(に)電話(くれませんか?)、いい(ですか)?

 だったのか?うーむ…でも特にこれから関係を持ちたくもないのだ。それにどうもあの勘違いぶり、奥手ぶりはなあ…めんどくさそう。家族と住んでるって言ってたからヤりたいとなったらうちだろ?家知られるのもなあ…。と思ってほっといた。うーん、なんだか男をもてあそぶ悪い男(年下)になった気分だぞ。やっぱり日本のゲイって節操がないっていうか飛んでる(古い)のかしら。朝鮮では電車の中で性器に触れるなんて非常識すぎて、日本に来てハッテン車両に乗っても手を握るのが精一杯なのかしら。わからないわ。

 と、思ってたら23時半に電話がかかってきたの。片言で「○○駅東口」云々。は?それは今からそこに来いってこと?今から家を出たら電車がもうないし、第一そこで会ってももうどこにも行けないでしょ…。断ったのですが、うーむ、外国人の考えることはわからん…。拉致目的?


 と、今週末のできごとを綴りましたが、結局イメージ補正は出来てない気がいたしますの。
今回の話題 美しき諍い女(いさかいめ)
タイトル アンアン(雑誌)特集(99/12/05)

「ずるいっ!」

 会社で隣の席の女・N子がそう叫んで手に持っていたファイルを机に叩き付けたのよ。朝っぱらから激しい女ね。

 それというのも、アタシが出社するなり「今日のアタシの肌は完璧〜!ちょっと触ってみ?」と言って頬を触らせたからなの。そう、月曜日、アタシの肌は最近のアタシとしては最高潮、しっとりスベスベ、誰もが認める美肌だったの。アタシとN子は同じ基礎化粧品を使うほどの仲良しなのね。それなのに、アタシだけがこの乾燥した季節にこのシットリ…N子が何かずるいと思うのもしょうがないわね。

 しかも、一緒にでかけたランチでアタシが「今日やっぱり肌きれいでしょ?アンアン特集実践したの」って言ったもんだから、余計にそう思ったらしいわ。「アンアン特集」って言っただけで「セックスできれいになる」だってわかったN子もどうかと思うけど、そう、やっぱりセックスって終わると肌がきれいになるのよね。

 と、いうわけで、今回は自らの美容のために週1のセックスを実践したいが、彼氏はいないのでしょうがなくハッテンバに行った克也子の話です。
※上の段落には一部ウソがありますのよ。


 前回書いた通り、葬式で発情したアタクシは神戸からの帰り道で途中下車して某地方都市の超有名有料系ハッテンバに行こうとしていたのよ。まあー、これが行き着くまでが大変だったのよね。実家じゃ手元に雑誌もないし、インターネットができる環境もなくて、調べようがなかったの。神戸のインターネットカフェは軒並み潰れてるし…。結局Joshin(大型電器屋)のインターネット体験コーナーで調べて出かけたの。ああ、もう本当に行くまでが苦労だったわ。そして、電話帳でなんと「ラブホテル」の項目に載っていた超有名ハッテンバに住所を頼りに辿り着いたら、大量のおじさん&おじいさん。こういう内部が一見スーパー銭湯のようなところはそういう感じなのか?それなりに軽くゴチャゴチャあったものの…誘ってきたのは3人いたものの…うーむ…思わずレポートも歯切れが悪くなるような経験であった。館内が消毒薬の臭いがするとか、その程度。それにさー、アタクシ自身のことはさておき、他の人もヤってないんよ。4時間くらいいたけど、「ここの部屋は何されても文句言わねえヤツだけが入るんだぜ!」というようなことが書いてあったミックスルームでやってた1組だけしか見なかったんだもの。しかもそれがなんか妙に体格のいいカップルだったので「これってサクラ?」って思っちゃったわよ。個室に消えてく人達も見なかったしねえ…人は結構いたけど、時間帯が悪かったのか、そういうもんなのか、未だに謎。まあ、アタクシはもう行かないと思いますわ。

 そんな不満を残しつつ、次の週。都内某所有料ハッテンバに挑戦よ!もちろん美容のためよ。ウソ。まあ、マジな話、アタクシ、セックスがしたいわけではないのよ。きれいぶるわけじゃないけど、元々セックスがそれほど好きなわけでもないし、なんというかドキドキワクワクとか、そういう気分の高揚とスキンシップとコミュニケーションが欲しいの。

 そういう意味で都内某着衣系ハッテンバは正解だったわ。アタシ、暗がりとか迷路とか、ハッテンに関係なく好きなのよ。ああん、この中にステキな殿方が大勢いるのね…ドキドキ…しかしこんなに暗くて入り組んでるとどうやって相手の顔見るのかしら…やっぱり割と明るめのところで確認してから迷路入りするもんなのかしら…まあ、この暗がりと複雑な迷路では老人は危険だろうからおじいさんはいないわね…と、思いつつ暗がりでデバガメチックにウロウロしていたらスルリと抱きとめるように体格のいい殿方が出現だわ。ああん、だっこ…顔わかんないのがアレだけど、声が若いわ、とりあえず若ければいいことにしよう…とゴチャゴチャやった後、ゴムつけてフェラ、移動して寝転がってケツ掘られて(っていうか、掘らせた)、ああ、気持ち良かった…。でもゴムは持ってきたけど、ジェル持ってくるの忘れた。奥まで入ってなかったようでちょっと気持ち良さ半減、残念。しかし、ツバだけでもアナルセックスできちゃったのが良かったようななんかヤなような。久しぶりだったのになあ。純情乙女心はフ・ク・ザ・ツ。

 ヤり終わって、ちょっと話をした。明るいところで顔見たら、あら、かっこいいわ。ラッキー。でも先に顔見てたらもっと気分が盛り上がったのにな。ちっ。向こうはアタシが明るいところに立ってた時に顔見て追いかけてきたらしいのね。まあ、アタクシなんぞを選んでくださってありがとう。また機会があったらヤりましょうね。

 キスでうつるのもありますし、性感染症はパーフェクトには防げないのでその心配はありますが、これからも最大限の注意を払ってハッテンを楽しもうと思います。

 …というのが今回のシメなのですが、実はこんなことを言いつつ、今週末はハッテンバには行かなかったのです。それはなぜかと問われたならば、今週は家に男を連れ込んでヤってたからなのでした。