ひとことだけ log

(さらに過去log)

今回の話題 恋の街東京
タイトル 新宿編(97/09/28)
 タイトルとかは全く意味がないのよ〜。ただちょっと期待を込めて書いてみただけ。新しい恋が欲しいな〜と。ま、今日は2丁目以外の新宿体験でもつらつらと。

 新宿に来ると、東京ってのは大きい街だなあ、と改めて思います。この中だったら人と違ったことをしてても紛れられるなあ、と安心。良きかな良きかなあ〜こりゃこりゃ。やっぱ都会に住んでるほうがゲイは気楽だねえ。

 新宿といえばゲイなら2丁目ですが、ノンケピープルにとっては歌舞伎町がでかいよねえ。ちょっと前に私は歌舞伎町の先に用事があって歌舞伎町を通り抜けようとしました。で、歌舞伎町といえばポン引き。って言葉が悪いか。客引き。も〜ウザイくらいに寄ってくるわよね。こっちは用はなくてよ!と思ってるのに、「いい子いるよ〜」とか写真見せながら「この子どう〜」とか…。だからいらないんだってば。
 まあ、無視するか「いいです」って言ってスタスタ歩いてっちゃうわけなんだけど、この間断って歩き続けたら

「兄ちゃん、どこ行くの、そっちは2丁目のオカマ街だよ〜っ!」

だってさ。むきーっ。こっち(アタシの行こうとしてた方向)は2丁目じゃないし、2丁目はオカマ街じゃないわよ!ゲイの街よっ。それに本職のオカマさんだったら歌舞伎町のほうが多いでしょっ。いや、別にどこに多かろうとオカマさんに罪はないんだが…。
 で、こういう時ってなんか戦闘的な気分にならない?よっぽど「悪かったわねえ、アタシはゲイよっ!そんな腐れマンコ女に用はなくてよっ」と高笑い(オネエ)で立ち去ろうかと思ったわ。まあ、そんなことしてもしょうがないので無視して去ったんだけどさ。
今回の話題 勘違い
タイトル 旅行後(97/09/22)
 はいはい、旅行から帰ってきましたよ。ところでいきなりだけど

「いや〜ん」

 メールくれた方々、どうしてみんな傷心旅行だって思っちゃったの?私はちゃんと「ノンケ友達と行ってきます」って書いたじゃないのよ〜。この旅行は1月以上前から計画されてたもんで今回の失恋とは全く関係ないのよ。や〜ね、もう。

 ま、それはそれとして、山梨の某温泉は最高でしたよ。あ〜極楽極楽。たまに(?)銭湯系ハッテンの話が出てくるので、私のことを「ハッテン目的で銭湯等に行ってる」と思ってる人もいるかもしれないけどそれは誤解よ。アタシは銭湯とか温泉とか健康ランドとかそういうのが好きなのよ。でなきゃノンケと出かけたりしないわ。

 でも…やっぱりそういうところにいったらイロイロ気になるわよねえ。昔と違って最近のアタクシはホモ探知レーダーの精度がかなり良くなってきたのでお仲間は「日焼け・ヒゲ・筋肉」の3大ホモ特徴がなくてもある程度見分けがつくのよ。だから、「あら〜、都心の銭湯じゃなくてこんな温泉地にもホモはいるのねえ」と見ておりました。で、ノンケ友達も酔いつぶれて寝たところでアタシはもう一度温泉に入ることにしたのね。1人で入るからには多少は期待もしたわ(正直に書くなあ、偉いぞ>オイラ)。アラアラ、やっぱり深夜のほうがホモ多いわ〜ハッテン目的かしら?1、2…5人はいるねえ。へ〜。なんてウロウロ&マッタリしてるうちに声かけられて「部屋来ない?」とのこと。う〜んそうは言われてもなんかもう深夜だし明日早起きだし面倒だし、そこそこ良さそうな人だけど是非にともお願いしたいほどではないわ。というわけで「ノンケの友達と来てるので」とお断り。
 しかしこのお兄さん、埼玉からハッテン目的だけでよくこんな遠くまで来るねえ。感心。なんかゲイの友達と2人で来て、それでこっちに着いたら完全に別行動してるんだってさ。もちろん部屋はシングル2つ。私だったらハッテン目的でそこまでお金は使わないわ。

 あ、そうそう、他にはなんかアタシをやたら避けてたゲイ(90%以上確実)の男の子がいたけど、なんなのかしら。とって食やーしねーよ。と言いたかったが言えないわねえ、そんなこと。

 あ、いけない、山梨の感想を全然書いてない(^_^;)
 え〜っと、山梨は…ブドウがいっぱい植えられてた。う〜ん、ほんとブドウばっかりでほかがあんまり印象に残ってない(^_^;)。だってさ、駐車場に車をとめたら「お茶でもどうぞ」ってお茶を出してくれたのね。そこまでは「へ〜、地方ではこんなサービスがあるのねえ」ってまあ、納得できるんだけど、「ブドウもどうぞ」って巨峰とデラウェアが出てきたの。う〜ん、ほんとブドウの町だねえ。
今回の話題 秋ネタシリーズ第七弾
タイトル 旅行(97/09/20)
 今日からちょっくら旅に出てくる。山梨の温泉にノンケ友達と行ってきます〜。秋は旅行の季節だよね。のんびりしてきます。

 旅行に出るのに心残り(って言っても1泊2日なんだけど)といえば、メールの返事を書かずにためてること。「返事を書く気はあるんだけど、書いてない」メールで最も古いもの…8月17日…。これってまずいよねえ。う〜ん、私はメールわりとこまめに書いてると思うんだけど、いかんせん、ねえ。やっぱりページ作ってるとメール交換する人の数が桁違いですし、遅れがち(一月で“がち”って言うな<ひとりツッコミ)なのもちょっとしょうがないかなあ、なんてすげーわがままなことを思っとります。返事遅すぎるぜって思ってる人ごめんなさい。「電子機器を使いつつ、ペースは郵便での文通並み…」というのも新しくていいかも。なんてごまかしてみたりしてね。ごまかされない?あ、そう…。
 もうっ、こういうのはウソでも騙されたフリをするのが粋な大人のオンナってもんよ!(<意味不明)

 それにしても先月までは返事は遅れても10日までだったのにどうしてこんなにためちゃったんだろう。やっぱり私生活があわただしかったせい?なんかそのほうがいいことのような気もする…。やっぱり暇があったからメール書いてたのよね。
 同じ理由で金曜深夜(今よ)にページをコツコツ更新してたりするのはどうも自分が淋しいオンナだからなような気がしちゃうのよね。まあ、元々アタシは普段は土日休みじゃないので関係ないんだけど。で、同じく金曜深夜に更新されてるページをみつけると、「アンタもヒトリモンね、仲間ね、Oh!Yeah!安心〜」って気分になるのよ。いやん。
今回の話題 秋ネタシリーズ第六弾
タイトル 読書の秋2(97/09/16)
 数日前、昼休みにふらっと入った本屋さんで、北村薫の『空飛ぶ馬』を買いました。女子大生の一人称で書かれた、落語家が安楽椅子探偵のようなことをする推理小説。なんか、初めは「いかにも文学少女〜って感じの若い女性が書いた本で鼻につく。いかにも心理学を机上でのみ学んだって感じ。」と思ってたんだけど、読み進めると(連作集なのよ)どんどん面白くなっていった。でも「薫」って男女どちらでもいる名前でしょ。初めは若い女の子の自叙伝的小説かと思ったんだけど、一個所だけ「これは中年の男でないとまず持ち得ない感想だ」と感じるところがあって男だってわかったよん。読後、解説に「中年男性」って書いてあったのを見た時、「ふっ、わかってたぜ」ってなんとなく意味のない勝利感が。

 まあ、そんなどうでもいい話はともかく、この本はおすすめです。連作の最初のほうは小説としてのできもそれほどいいとは思えないけど、後になればなるほどおもしろいです。ちなみに推理小説ということになってるけど、「3人の女の子達はなぜ喫茶店で紅茶に7杯も砂糖を入れたのか」とか「ロックし忘れた車のシートカバーだけが盗まれたのはなぜなのか」という殺人とか密室とかは全く出てこない平和な(?)推理小説。それが主人公の女子大生の内面を描写した私小説的な部分と重なって心に染みます。特に落ち込んでる人にお勧めかも。

 それはそうと中年男性がこれほどみずみずしい感性を維持できていることに驚いた。どんな人なんだろうなあ。

 いい本に巡り会ったので、大量に本を読む気になって会社帰りに古本屋へ行く。東京の古本屋さんは割と相場が高めですが、埼玉のほうにはすごく安い古本屋さんがあって、そこは文庫の平均単価が100円を割っている凄いところ。営業時間が17:00〜24:00くらいというのを考えるとエロ系がメインなんだろうけど、ノンケ物は用なしなので無視。18冊買ったら1670円が1500円になった。友達には「そんなに読めるの?」と言われたけど、昨日買って、もう今は5冊読み終えた。別に小難しい本を読んでるわけじゃないし。紙袋の中にまだ読んでない本が大量に入ってるのと、外が雨なのを見てるとなんか幸せ。

 古本屋の帰り道にふと昔のことを思い出した。高校生だった私が神戸の古本屋で「薔薇族」を見つけた時のこと。緊張してレジに持ってったら、レジのお兄さん(30代だろう)がニコニコして「そうか、そうか〜」と笑って、ちょっとまけてくれた。あのお兄さんもお仲間だったのかどうか、その本屋はもうないので今はわからない。気のいいノンケ兄ちゃんが気の弱そうなホモの子供の緊張ぶりにちょっと微笑ましい感情を持った、ってのが妥当なところかな?

 そんなことを思い出しながら、「もし、さっき買った古本屋のじいさんが、『本代はいらないからちんちん見せて』とか言ってきたら、多分見せてただろうなあ」と変なことを考える。1500円の現金を渡されて同じ事を言われたらふざけんじゃねーと思うだろうけど、本、って言われるとなんとなくそうしてしまいそうな気がする。変なことを考えてたので夜道を歩きながら1人で笑ってしまった。怪しすぎ。
今回の話題 秋ネタシリーズ第五弾
タイトル うまいもの(97/09/13)
 秋になってくるとうまいもの、それはタバコとコーヒー。本当は「紅茶党」って言ったほうがお嬢っぽくてアタシ好みなんだけど、アタシはコーヒー党なのよ。紅茶って人が入れたのはおいしいと思う時もあるんだけど、自分で入れておいしいと思ったことってないわ。なにかコツをはずしてるのかしら。ちなみにコーヒーなら豆はサントスがお気に入りさ。
 何で読んだか忘れたけど、「女は初めての男に酒と煙草を習う」ってのがあったのね。私はタバコも酒も男とは関係なしに始めたのでそんなことはなかったけど、コーヒーの入れ方は男に習ったの。
 レギュラーコーヒーを家で飲むようになったのは一人暮らしを初めてからなのね。そ、つまり男を自由に部屋に引き込めるようになってからよ。そういう身分(?)になってからはやっぱりお互いの家に行った時はコーヒーくらい入れるわよね。で、コーヒーって人によって結構入れ方がちがうでしょ。コーヒーミルを使うとか、コーヒーメーカーで一気に作っちゃうとか、インスタントとか、カフェオレとか。過去の男達(と書くとたくさんいる感じがしてちょっといいわね)も1人1人、少しずつコーヒーの飲み方が違ってた。
 私は今はコーヒーを飲む時はドリッパーで入れて砂糖を入れてかき混ぜて、それからクリームを入れてかき混ぜないの。それは19歳の時に教えられた入れ方。ひとつしか年が変わらない人だったのに、コーヒーの飲み方を確固として決めている、ただそれだけのことで随分大人に見えた。
 空気が乾いて、気温が下がると、ふっとタバコがうまくなる。そしていつか身についたコーヒーの作法が過ぎ去って行った年月を思い出させて、秋風が淋しい気持ちと安息を運んでくるの。


 …と、こう詩的に物事が感じられればいいのだが、私の部屋は今ハキダメ以下の状態。床の総面積の20分の1も見えてない。そんな状態ではとてもじゃないけど物思いにふけったりひたったりはできないの〜。

 はいはい、告白します。私は掃除が嫌いですよ。いいの、散らかってたって死にゃしねーよ。けっ。

 とか言ってるといざという時男を連れ込めなくって泣くことになるのよね。「ゴムのゆるんだパンツ」「散らかった部屋」は貞操帯以上の効果だわ…。貞操を守る気なんて全然ないんだからさっさと掃除しましょ。ってその「さっさと」ができないからこうまで散らかったのよ。悪循環だわ。「部屋が散らかってるのは気にならないけど、人の部屋を掃除するのが好き」って奇特な彼氏ができたら片付くのにねえ。他力本願。
今回の話題 秋ネタシリーズ小休止
タイトル ふられた(97/09/11)
 う〜ん、あんだけのろけきってたのにふられた。いきなり。オネエさん達の予想通り。「ざまあみろ」と思ってる人が大量にいそう。

 こっからはほとんど私信

 1ヶ月。短かったけど、楽しかった。本当に感謝してる。
 いろんなものをもらった。何もしてあげられなかった。僕にとって1ヶ月のことが嘘にならない、いい別れになったのが、僕の経験でも努力でもなんでもなくて、君の正直さのおかげだったのが少し悔しい。最後まで何もできなかった。僕はものすごく君に影響されたのに、君が何も変わらなかったようなのが悔しい。君の側にいられて、君が笑ってくれるなら幸せだったのに、僕が側にいて笑ってるだけじゃ君が満足してないことがわからなかったのが僕の甘さだね。時々そんな瞬間に気付いてたのに何もできなかった。
 「ごめん」って謝らなくてもいいよ。ほんとに傷ついてない。ふられて傷つくってきっと「いらない」って言われることで自分の価値を見失っちゃうとか、プライドが傷つくとかそういうことでしょ?君が「克也は悪くない」って言ってくれたから、君の精一杯の優しさと、いつも通りの正直さがあったから傷ついてないよ。今はただ悲しさと喪失感があるだけ。でもいったい何をなくしたのかがわからない。

 これから友達になって、「友達としてできること」をする。勝手に決めた。

「99.9%、いつか恋は終わる」そう言った人がいたけど、もしも、本当に永遠が有り得ないなら、これが一番のハッピーエンド。ちょっと本気でそう思った僕は楽天家過ぎ?


 ハイ、ここまでは真面目な話ね。こっからいつも通りイロモノモード。
 と、いうわけで私はまた独り身に。「暇なゲイの暇な手紙」はまた通常営業(イコール(-_-;)彼氏いないモード)でお送りします。「都会のシングルゲイガール克也子暴発編」よっ!ちくしょ〜。
 それにしてもあのヤロ〜。いいヤツだし全然恨んでないし、これからも友達として付き合っていきたいけど(初めてねえ、これ)、ちょっと言わせてもらうわよ。

「こんないい子(アタシよっ!)をふるなんて、なんて男を見る目がないのかしら。将来が心配だわ!」

 ってこのくらいは言っとかないと泣きそうなの(笑)

 ん〜でも世の中帳尻が合ってるというか、不思議なことってあるわよねえ。ふられた次の日、アタシの家にDCギフト券3000円分が届いてたの。昔出した懸賞で当たったらしいのね。それだけでも「神様のくれた慰謝料?」って思ったのに、メール取ったら「旅行券10万円が当たりました」ってメールが。いや〜ん、不思議。「旅に出ろ」って神の指令?これはもう日本海でも見に行くしかないかしら?♪センチメンタル・ジャーニ〜。…どうでもいいけど「傷心旅行」って歌をどうして松本伊代はあんなに明るく歌ってたのかしら。

 ま、でも換金したほうが使えるわよねえ。そうして税金の支払いの足しにでもしましょ(^_^;)
今回の話題 秋ネタシリーズ第四弾
タイトル 恋の季節(97/09/08)
 恋の季節って言ったら普通夏よね〜。照りつける太陽、きらめく海、砂浜を走る2人…。

 で、夏とともに終わったりしてね。夏に始まった皆さん、終わる覚悟はできてますか〜(笑)

 アタシはと言えば肌を焼かないことに決めてるし、なんと言っても暑いのが苦手なの。冬場は暖房なしでも生活できるけど、夏はクーラーなしじゃとてもダメね。それに夏場ってやっぱりクーラーしてても抱き合ってたりすると暑いでしょ。オラオラ系の方なら暑さを熱さに変えて燃えられるのかもしれないけど、アタシはそういうセックスできませんのでやっぱダメなわけ。セックス終わった後に「暑いから」って言って離れて眠られるのも嫌。淋しい。自分が暑い時はそうするけど(ワガママ)。
 まあ、そんなわけなので私にとって恋の季節といえば気候のいい春か夏。さ、恋をしましょう…秋はこれからよ!と気合を入れずともアタシは既に彼氏持ち(ホホホ)。彼がどうかは知らないけど、私は彼に恋してますので(書いてて恥ずかしいぞ)、そんな気合はイ・マ・サ・ラ〜♪。
 まあ、彼氏がいる身でもlove affairのひとつふたつ(つまりは浮気よ)あってもいいような気もするのだが、正直言って今は彼以外の人と寝るなんてそんな気全然起きないのよね。相手がどんなにカッコ良くても彼と過ごすより楽しい夜を過ごせるとも思えないし(←ノロケ)。
 …でもでもそんなこと言いつつひとつだけひっかかることがあるの…。アタシ、外人さんと寝たことがないのね。ライトなハッテンなら何度かあるけど。で、寝てみたいの。どんなもんなのかな〜と…。まあ、初めてのHと同じで「は〜こんなことするのか〜ちょっとびっくり〜でもこんなもんかな〜おらよっと〜」って感じじゃないかとは思うんですが。なんか好き放題男と寝れる立場(凄い表現ね、我ながら)じゃなくなったら余計にしたくなった。う〜ん、いろいろな知的好奇心(?)を満たしたいだけで性欲からやりたいわけではないのよ(相手する人にとっても迷惑な話よねえ…でも向こうも気持ちいいんだからオアイコでしょ)。本当にそれだけだからそんなことでごたごたしたり、彼を傷つけたくもないの。

Q.こういう場合、どうしたらいいんでしょう。
A.彼氏と2人して3Pをしてくれる外人を探しに行けばいい。

 そんなことできん〜。まあ、私は(多分彼も)外人受けするので不可能ではないでしょうが、それで関係が変わったらイヤよ。
今回の話題 秋ネタシリーズ第三弾
タイトル 読書の秋(97/09/07)
 秋シリーズ第三弾っす。ああ、シリーズ化すると書き始めが楽。

 私が最近読んだ本でも紹介しようかな〜と思ったんだけど、それじゃああんまりありきたりよね。ちょっと趣向を変えていきますわ。

 数ヶ月前まで、私は「ダ・ヴィンチ」っていう本の雑誌を買ってました。で、この雑誌には毎号作家へのインタビュー記事が載ってるの。誰の時だったか忘れたんだけど(私は読んだことはないけど人気作家だった。京極夏彦?だったかな?)目から鱗が落ちるような内容でした。作家の御多分に漏れず、その人も大変な読書家だそうなんだけど、その人は「すべての本は面白い」と言い切ってたのよ。でも普通そんなこと思ってる人はいないでしょ。読んでつまんないと思う本なんてごまんとあるもの。でもその人の理屈では、「本というのは世の中に出す以上、作家本人は当然面白いものを書こうとしているわけだし、編集者は面白いと思うからこそ出版したんだからどこかに面白いところがあるはず。それがわからないのは受け手である自分のせいだ。編集者が読んで面白いということは少なくとも1人は面白いと思って読んでるんだから…。」ということでした。あ、要約がいい加減なのはうろ覚えの記憶に頼ってるからなので許してね。
 ひねくれてとれば作家側からの言い訳ととれなくもないけど、確かに本を売って利益を得ている出版社はわざわざ「これは売れないだろう」と思う本を出そうとは思わないわけだし、「(ある程度は)売れる(予定の)本」ということは「おもしろそうだから買ってみようと思う人が多そう」ってことよね。なるほどねえ。

 ところで話は飛びますが、最近、ものすごい勢いでゲイの個人ホームページが増えてますね。正直言って全然面白くないと思うページもあります(といってもゲイページであるというだけで興味を持って読んでしまったりしてますが)。でも、このインタビューを読んで認識が随分変わりました。本の出版ほどではないにしても、ホームページを作るというのはある程度労力と時間が必要だし、全く誰も喜ばない(≒反応のメールが全く来ない)状況でページを作り続けられる人もいないと思うのね。と、いうことはやっぱり面白いと思っている人もいるわけで…。だからつまんないと思うのはむしろ面白いところを見つけられない私の感受性の問題なのかな〜と思ったり。

 と、いうわけなので(なんか今日は文章グチャグチャだな)ホームページを作ろうかな、と思ってる人は、ためらうことはないです。必ず、少しはシンパシーを感じてくれる人がいるはず。で、1通でもメールが来たらそれは存在意義があるということ(だと思い込めます(^_^;))。人に認められるってステキです。ゲイってなんだかんだいっても肩身が狭い時があるでしょ?そんな時、自分の存在が(ネット上だけでも)認められてる、ってのは心の支えになります。そのためだけにページを作っても損はしない…と思います。

 なんだかちょっと内容が硬くなってきたぞ(^_^;)。ま、結局何が言いたかったのかというと「ページを作る時は最低でも自分で読んで『おもしろいかも…』くらいには思えるブツを作りましょう。そのためには素直に自分を出しましょう(暴露話をしろというわけではもちろんない)。」ってことですね。はいはい、私もそうなるよう努力はしてますです…。

 ちなみにアタクシ、ホームページを作って「よかったこと:嫌だったこと=99:1」くらいです。
今回の話題 秋ネタシリーズ第二弾
タイトル 味覚の秋(97/09/06)
 秋シリーズ第二段っす。秋の味覚と言えば、サンマ、柿、さつまいも、栗、とかそんなかな?でもなんといってもはずせないのは松茸でしょう。

 アタクシ、松茸を買ってきました。近所のスーパーで4本300円(スダチ付き)。バカ安ね(笑)。輸入物とはいえなんでこんなに安いのかわからなかったけど、松茸4本300円なら買うしかないでしょ〜。そういうわけで松茸御飯を作ることにした。「どうせ輸入物だし香りも弱いでしょ。だったらドバッと入れましょう」というわけで3本を薄く刻んで…、ってとこまではいいのだが、松茸御飯なんて作っても年に1、2度でしょ(いきなり自分の食生活を一般化)。作り方がよくわからないのよ。う〜ん、たしかダシ汁で炊くのよね??料理酒とか砂糖、醤油は入れるのかしら?忘れた…。結局よくわからなかったので炊き込み御飯を作るのと同じ方法でちょい薄味めに作る。

 結果:確かに松茸の味と香りはするがしょせん300円(^_^;)

 で、残り一本は焼く。300円だからこそできた荒業だねえ。まあ、これも「スダチってなかなか使える調味料だわ」と学習して終わりでした(^_^;)。

 う〜ん、まあ、安い松茸は松茸御飯にするよりも焼いたほうが満足感は得られる気がします。

今回の話題 秋ネタシリーズ第一弾
タイトル 思索してみましょう(97/09/04)
 秋ですねえ。日中はクソ暑いですけど、9月だからもう秋、ということにしましょう。

 ところで他の人のページを見てると「フルモデルチェンジ」日本語で言うと「全とっかえ」をしているページって結構多いですね。私はホームページを作り出してから1年ちょっと、ほとんどそういうのをしてないんだけど(っていうか“モデル”って考え方がなかった)、たまにはバージョンを変えたりとかして季節感を出したりしてみるのもいいかな?でもなんとなくそういうのってしたくないんだよね。デザイナーとかそういうのが本職の人ならフルモデルチェンジしても自分のカラーってものを見る人に意識させることもできるのかもしれないけど、私にはそこまでの力はないです。モデルチェンジしたら「ここって克也子のページなんだよね?」なんて一瞬戸惑うお客さん(?)もいるかもしれない。だったらこのままでいこう、と思います。

 というわけで、せめて季節感を出すために「ひとことだけ・秋シリーズ」をお送りしようと思います。

 秋といえば思索の秋。たまには思索の遊びをしてみるのもいいものです。さあ、克也子と一緒に思索の旅に出ましょう(『ソフィーの世界』(読んでない)のコピーのパクリ。どうでもいいけど「ソフィー」を「克也子」に変えただけでどうしてこんなにイロモノの香りが漂っちゃうのかしら?)。

 ここんとこ私が考えてるのは「人は他人の話を本当に理解することができるのか」です。
 何人かの人間がいたとして、話をする時間が十分にあって、それぞれに直接の利害関係はない(≒嘘を付く必要がない)とする。その仮定の上で、話を理解できるか考えてみましょう。
 まず、専門的な話ってのはその基盤となる知識がないとわからないわよね。例えばパソコンのことを全く知らない人に「各ブラウザとプラグイン」なんて話をしても全くちんぷんかんぷんでしょ。これは明白。
 また、ある種の経験に基づく話って近い経験がないとわからないと思うの。例えば恋をしたことがない人に「恋ってこんなもの」っていくら口で説明しても感覚的にはわからないでしょ。これも明白。「ある程度の年齢にならないとわからない」って事柄もこれと同じね。

 で、私が考えてるのは、「生まれつきのもので理解できないことがあるか?」ということです。育ちとかじゃなくて、頭の良し悪しで、ってこと。育ちってのは経験の一種でしょ。
 どうでしょう?普通人(この言葉なんかやーね)としての知能を持ってる人同士で話して理解できないことはあるだろうか?もちろん「単語の意味がわからない」とかじゃなくて。例えば「IQいくつ以上だったら理解できてそれ以下だと理解できない話」ってのがあるんだろうか。私はIQが何を示している数字なのか知らないのでそのへんはよくわかんないけど…。

 この間、ある文章を何人かの人が読んだので、その感想を聞いたのね。そうしたら感想はもちろん人それぞれ違うんだけど、文章の主旨を「理解した上で感想を言ってる人」と「理解できてない人」ってのがくっきり分かれたのがわかったの。もちろん、著者の表現力の問題もあるし、流し読みした人もいたのかもしれないけど、それはちょっと棚に上げさせてもらって、「その差はどこからきてるんだろう」って思ったわけ。この文章の内容はちょっと言えないんだけど、上に挙げた2つの「理解できない理由」は関係ないんです。

 もし、先天的な理由で理解できないことというのがあるのなら、それは悲しいことだね。「わかってないこと自体がわからなくてわかったつもりになってる」っていうのはとても怖いことです。それって永久に理解できないってことだもんね。ある人を理解したい…それが先天的な理由で叶わなかったら…?

 秋の夜長の暇つぶしになりました?(^_^;)
今回の話題 ひとことだけ
タイトル 彼氏ネタ(97/09/01)
 ここ、「ひとことだけ」って題に反してクソ長い時もあるでしょ。私は「せくしーえっせい」ってコーナーも作ってるし、むしろそっちに書いちゃえばいいような話題なのにここに載せたりもしてる。ではその差はいったい何かと言うと、「時事性」かな?まあ、後から読んでもあんまりわかんないようなネタとか、さっさと過去のログとして流してしまいたいような(^_^;)ネタとかはここに書いてるわけです。ほかには文字のレイアウトを考えるのがめんどくさいときとかはここに書いてる(笑)。

 そんでまあ、今の私にとって最も時事ネタと言えばもちろん彼氏ができたこと。っていうかある人のことをとても好きになって、その人も私のことを好き(…らしい)でつきあってること。当然ここにはそういう話題が来てもいいんだけど…。

 う〜ん、そういうことをページに書いて関係がおかしくなるのも嫌だしねえ(彼もネットやってる。ネットで知り合ったわけじゃないけど。)。それがきっかけで捨てられたらシャレならんです。幸せの邪魔になる可能性のある芽は早めに摘んでおくのが一番ね。怖いオネエさん達に彼をからかう材料を与えるのも嫌だし〜。ま、それ以上にページ上でのろけたりするのは私の趣味じゃないのよ、照れくさいのよ、恥ずかしいのよ!

 と、いうわけなのでページに彼氏ネタはあまり載せないつもりです。

 でもそうなると、「ひとことだけ」って書くのが結構大変。「普段考えてること」を書こうとしても、なんだかんだ言って仕事とか家事とか読書みたいな「多少頭を使う作業」をしていない時はかなりのパーセンテージで彼に関することを考えてるから。「どのくらいの比率で」って言うと彼が慢心しそうだから言わないけどさ。

 今日は『シンシア』(原田知世)の一節がずっと頭の中でグルグルしてた。彼がそのことでちょっと言ってきてたから。

 今まで簡単にできてたことができなくなって、でも今までの自分では持てなかった勇気が持てる、それがきっと恋する人の症状。

 ↑まだ「秋だから詩人モード」続いてますね(^_^;)