今回の話題 | 怖いもの |
タイトル | そんなものより(00/11/24) |
今年の春頃にアタクシが引越を考え出した、という話を皆様覚えていらっしゃるかしら? 「金、金、オゼゼがなければ世の中なーんもできないのよ」と、アタクシそのために地味に地味に貯金を続けております。計画性というものを持ち合わせていないアタクシがコツコツと。っていうかこれだけ貯められるなら今まで何に遣ってたのかしらって感じよ。 引っ越す日(来年3月予定)に向けて情熱が冷めないように不動産屋に置いてある賃貸情報の小冊子を時々貰ってきて眺めたりしているの。こんなの実際に越す時はネットで調べたほうが手っ取り早いんだろうけど、紙でトロトロ見てるとそれはそれで楽しいのよ。 で、そうして眺めていると、時々妙に安い物件があるのよ。鉄筋だし築も浅いし、特に欠点は見当たらないと思われるのに相場から2、3万は安いの。 多分、裏が工場でうるさいとか現実的な理由があるんだろうけど、そんな当たり前なことじゃつまらないわよね。別の理由があると思いたがるのが人間ってものよ。そう、きっと きゃー、いやー、こわいー(棒読み) ウソ。幽霊なんて怖くないですってば。第一霊感なんてないからそんなもの見えないし。そりゃシャワーから血が流れてきたりしたら不快ですわよ。って、かっちゃん、それはベツモノだよ、上の階の人がお風呂場で手首を切ったとか、貯水槽に首を掻き切られた子供の死体が投げ込まれてるとかだよ…。やん、それは怖いわ。 変な情景が浮かんじゃったけど、忘れましょ。気を取り直して続きを書くわ。でね、変な声が聞こえるとかだったら霊がどうこうより自分の幻聴かどうかとか、部屋の立付を心配するのが常識的な大人ってもんだと思うのよ。 怖い話とかホラーはどうも苦手だけど、そういうイカサマな話を信じるのはどうもねえ。と、そういう話を会社の女の人にしたら「絶対そういうの(霊の影響とか)はあるからダメだ」って頑なに言われたの。うーん、あんまりそういうこと頑固に言われると反論したくなっちゃうのがアタクシよ。 まだ若さの華やぎの残る淋しげな笑顔でアタクシは言ったわ。 「そんないるかどうかもわからない霊よりも、このまま何もなくただ老けていくことのほうがよっぽど怖いと思いますよ」 …。周囲は霊でも見たかのように(?)一瞬静まって、 「そうよね、ハハハ」 「やだ、それは怖いわ、ハハハ」 という余裕ある人たちの笑いと、 という、Sさん(上司・多分ゲイ・30)の叫びと、ハイミス街道驀進中OLの沈黙に包まれました。 さあ、これでもあなたは霊を恐れますか?霊の存在は信じていても現実派の右隣の席のYさん(女・29)は「霊なんて所詮空気みたいなもんでしょー?どうせ見えないしー。そんなんで3万も浮くなら御の字よ、家賃3万浮いた分をつぎこんで高い化粧水を買いましょ」という結論に達しました。説得工作成功でしてよ。 それに、仮に霊がいたとしても、少なくともこの場で一番怖かったのは、「相手がハイミス街道驀進中&結婚願望アリアリ★」と知っていて上記のセリフを言ったアタシだと思うの。 |
今回の話題 | 優先順位 |
タイトル | 言い訳(00/11/20) |
更新間が空きました。克也子です。皆様こんにちは。 更新しない時の理由というのは大雑把にわけて2つ。1つは他に時間を取られてること。もう1つは気分が乗らないこと。今回は前者です。 でも、アタシ、あんまり忙しくない人間だと思うの。仕事は忙しくない時期は定時であがってるし、ゲイにしては社交的な方でもないし、会社に行って、帰ってきて、ゴロゴロして、寝てる毎日よ。 と、公言するのもなんかねえ…。で、アタクシ心の底に忙しくしてる人に対してコンプレックスがあるんだと思うの。ドラマや映画に出てくるような、仕事も忙しくバリバリやってって、でもしょっちゅうゲイバーで飲んだり、日曜日にはケーキを焼いたり、映画に友達との食事にホームパーティに…というような華やかなゲイライフを送っている人に対してのよ。 うーん、でも疑問なのよ。週に5日働いて、週に3回ジムに行って、友達とも時々会って食事して、週末は彼とデートしてお泊り、なんてしてたらアタシとしてはもう結構時間も体力も限界なのよ。そういう華やか☆ゲイライフを送ってる人はどこで工面をしてるのかしら? 人より時間の余裕があるはずのアタクシでさえ、部屋の掃除すらままならないくらいに時間がないのに…。もうこの汚い部屋は特筆ものよ。ああ、足の踏み場がないってこういうことかあ、と汚い部屋に入ったことのない人に経験させてあげられるほどです。 はっ!そうだったのね!疑問は掃除をきっかけに解けたわ。これは心の奥底での優先順位の問題なのよ。アタシにとって、掃除はしなくても死なないからしなくてもいいものなのだわ。テレビをほとんど見ないのも、見なくても困らないからだわ。アタシにとってはそれらは割と無為な時間に属するのよ。アタシの部屋が汚いのはアタシがモノグサなせいじゃないわ!もっと大切なことに時間を使いたいからなのよ(ちょっとウソよ、自分でもわかってるわ)。 そりゃアタシだって、汚い部屋よりもきれいな部屋の方が好きだし、インテリアに凝ったりもしてみたいし、二丁目で飲んだりするのも別に嫌じゃないわ。だけど、心の底で自動的につけてる優先順位が低いから実際にはやらないわけなのね。 と、詰めていくと、時間がないと思いつつ実際にやっていることはアタシにとってかなり大事なことなんだわ。たまにはそれらを順位づけしてみるのも秋の夜長にふさわしい有意義な時間かもしれないわね。ちょっとやってみましょう。 ・仕事(メシの種だから) ・デート(乙女の基本) ・電車ハッテン(これは通勤してれば時間は別口でとられない合理的な趣味) ・友達と会う(これは必要) ・十分な睡眠(裏切らない趣味/一番時間取る) ・洗濯(着るものがなくなるから) ・ジム(しないととんでもないことになるから) <中略> ・テレビ(見なくても困らないし、見ると時間取られる) ・掃除(しなくても死なない。でもそのせいでケガをすることはあるゾ☆) こんな感じかしら?途中で「<中略>」にしないといけないことに気づいたわ。いくらなんでも漫画雑誌を読む時間よりも大事にされていない他人に対する事柄とか、このページを書くよりも大切にしていること/していないこととか、そういうのは書いたらまずいわよね。 でもこの他人に言ってはまずい優先順位ってアタシに限ったことじゃないと思うの。みんなも考えてみてね。彼と電話してるよりも、早く手持ちのフィギュアのリスト表を作成したいとか、伝言ダイヤルしてるほうが自分にとって有意義な時間だったとか、新たな事実に気づくこと請け合いよ。 今回の「ひとことだけ」の要旨。 1.秋の夜長にふさわしい有意義な時間の提案(女性誌風) 2.「自分の食い扶持くらいはまず稼げ!」という、甲斐性のない若者に対する注意の喚起。 3.「太字に注意して読んでね。彼氏ができました」という報告。 4.「最近デートで忙しいのよ」というノロケ。 5.「口説いたりしてくださるのは嬉しいけど、いい男なほど彼氏がいない時に会いたいから今はやめてね」というお願い。 6.アタシのだらしない点&ハッテン車両通いの正当化。 7.「やっぱ世の中いい男つかまえたもん勝ちよねー」というタカビーな思い。 8.「これからイベント多い季節だしねー、21世紀だしー」というコギャルチックな思考。 9.「こんな書き方で皆様行間を読んでくださるのかしら?」という疑問。 10.「改めて考えると、俺、アイツと別れたほうがいいかも…。時間の無駄だ。」と、カップルに破局の種を蒔くこと。 11.な・ん・て・ネ☆ |
今回の話題 | 誰専の理由 |
タイトル | ありがとうありがとう(00/11/06) |
○○○○似のおにーさんとの関係はいい感じに進んで、おうちに遊びに行ったのよ。しかもお互い離れがたくて連泊。ククク。 そして、おにーさんの昔の写真を見せてもらったりしていたのね。「昔は10キロくらい太っていた」とは聞いていたんだけど、本当に太ってるの。顔が違う。で、その太っていて4歳若いおにーさんの写真はなんと昔の男に激似だったのよ。 今のおにーさんの顔から、昔の男に似ているところを探すのは難しい。でも体重と年齢の変化だけでここまで似るのは、元の顔の系統が似ているということだろう。 その当時の男には嫌な思いもさせられたし(もちろん、私も悪かったけど)、別れた後の印象も正直良くなかったけど、同じ系統の顔を嫌いになるほどではなかったんだなあ、と思う。 初めて人を好きになった16歳の時には、もうある程度自分の好みがはっきりしていたと思う。でも初めて好きになった人は、自分の好みの系統の顔ではなかったの。 年をとって、幾つかの恋をして、思う。おつきあいをして、そして別れて、辛いことだってたくさんあったけど、それを打ち消すくらいにはそれぞれみんないいところがあったんだろう。きっと脳には防衛作用があって、悲しい記憶や辛い記憶は先に忘れていくようになっているだけかもしれないけど。 時は人に優しい。それは無慈悲で無思慮な優しさで、必ずしも有益ではないけれども。 外見が好みの系統ではない人とも何人かつきあった。でも、多分、いい思い出ばかりが残っているせいで、次からは同じ系統の顔なら元々は好みの系統でなくても「好きな系統の顔」になっていくのだ。「この人となら楽しい時間が過ごせそう」と思ってしまうのだ。10年前、「カエル顔OK、KAN似OK」になる自分は想像できなかっただろうな。 あなたの面影を追っているわけではない。あなたがくれた楽しい記憶が、次の恋を容易にしていくだけだ。 そんなふうに私の役に立ってしまっていることを知ったら、あなたは悔しがる気がするけれど。それくらい、別れの時の私は感じ悪かったはず。 ありがとう。直接伝えたらきっと悔しがるから、こっそりそう思っていることにするよ。 |
今回の話題 | 少しだけ片思い(c)yuming |
タイトル | 楽な恋愛関係。(00/11/06) |
アタクシ、人を好きになる力が他の人より大きいみたいだなあ、とは前から思っていたのよ。「好き好き好き好き、たくさんキスして強く抱いて、離さないで、一生傍にいて」ってのを割と簡単に思っちゃうのね。 そういう自分がわかっていたから、「あんまり好き好き言って相手の負担にならないようにしよう」とは思っていたのよ、常々。 とーこーろーが、そんなアタシのラヴ☆パワーを遥かに上回る人がここに登場よ。そう、最近親密にしている「○○○○似のおにーさん」こと「おにーさん」である。 アタクシの携帯電話は200通の携帯メールが保存できるのですけれど、最近では4、5日前のメールまでしか残っていないのです。もちろんおにーさんのせい。他の友達から来る携帯メールは大体1日3、4通くらいだもの。そして、アタシが「この携帯のこの色に買い換えようと思う」と言ったら、アタクシよりも先におにーさんがその端末に買い換えちゃったので、強制おそろになっちゃう気配よ。んもう。おまけにアタシの出勤時間に合わせて一緒の電車に乗ろうとするし…。ちょっと怖いかも。 愛されてるのかしら?ううん、そうじゃないわ、おにーさんは寂しがりやなだけだわ…。もちろん、アタシのことを好きではあるんだろうけど…。「あなたが欲しいのは、アタシじゃないわ、ぬくもりよ…」と言いたい気分なの。っていうか、冗談めかしては言ってみたけど、通じなかったわ。 まだ知り合って3週間ほどなのにいきなり「愛が重い」って気分になっちゃってるの。まあ、携帯とかのことはいいんだけど、部屋で一緒にいる時にアタシに甘えすぎなのよ。は〜。 いや、おにーさん、31でしょ?そりゃ年上が甘えちゃいかんとは言わんが、いくらなんでもここまでってのはなあ。ほんとにすごいのだ。「ぎゅう(ハグのことね)にはポイント制を導入します、ポイントを貯めないとぎゅうしません。」なんて言っちゃったくらい。 重い重い重い。うがーっ。は〜。アタクシ確かにお互い甘えられるようなスィ〜トな関係を望んでいたわ。そして望み通りの人を手に入れたと言えるかもしれないわ。外見かっこいい、セックスも合う、優しいし、カラダもいいし、年回りもいいわ。でもうまくいかない気配がプンプンよ。 は〜。アタクシ、恋愛経験豊富なお友達から言われたのと、心理的な法則から推測して「あんまり好き好き言って相手の負担にならないようにしよう」って思ってたんだけど、自分以上のラヴ☆パワーを持つ人に初めて好かれて、今回やっと「負担をかけられる側」の気持ちがわかったわ。もう十分なほどによ。改めてごめんなさい、と過去の恋人達に思ってみたりする秋の夜長。 おつきあいをする時、「少しだけ片思い」ってのは切ない気分よ。相手は自分が思っているほどに自分を思ってくれていないってのはね。でも思われる力が大きすぎるのも負担が大きすぎてダメだわ。は〜。特にアタシみたいにラヴ☆パワーの強いタイプには、「好かれるよう努力する」って余地があるほうがきっといいんだわ。何もしないでも愛されて、ひたすら求められて、恋愛に関して何もすることがないのって辛いわ。我ながら贅沢な悩みね。 いっそ嫌われたい、捨ててくれれば楽なのに。軽く「やっぱりなんか合わないみたい」って言ってくれれば今ならまだショックも少ないわ。 きっと、おにーさんは「好きだからなんでもしてあげたいんだもん、キスしたいし、抱きしめられたいし」って思ってるんだろうなあ。うーん、確かにそれは正論ではあるんだろうけど、恋愛関係だって所詮人間関係なんだから、濃密になればなるほど、技術や気遣いってものが必要なのよ。感情をセーブすることも。 そして、それが正論なだけに、今バッサリ振ったらきっとものすごく罪悪感があるのよね。は〜。もう、なんかはめられた気分。それにしても外見がいいって得ね。おにーさんの外見が悪くて31であんなアマエタだったら嫌気がさして、とっとと捨ててますわ。拗ねても甘えてもかわいいなんてずるいわ。は〜。 まあ、もうちょっとおにーさんが冷めてくれたらうまくいくんじゃないかとは思ってるんだけどね。今のままじゃ無理よ。 と、いうわけで、することがないので、おにーさんをひたすら教育することにしようかと思っているところなのです。ちゃんと話して、頼りがいのあるアニキ一丁作りあげてやるわよ!できなければ捨てますわ! アタクシ、おにーさん以外の人に会いたくて、友達を誘ったり、ナンパについて行こうかとしたりしてます。気散じにつきあってくれた方、ありがとう(→友達)。ナンパは、別に二股とか他の人とのセックスがしたいわけじゃないけど、新規の友達募集ってことでお茶くらいはしてみたいとは思っております。 それか、バリの田舎に行きたい…地平線まで続く田圃の中にポツンとある藁葺きの喫茶店で独りでアイスティーを頼んでぼんやりしたいの…って完全に何かから逃避してるわね。 |