今回の話題 | トンカツ屋エレジー |
タイトル | 思い通りの恋/レベルアップ(00/07/22) |
会社で隣の席の女・N子(新・26)の誕生日だったの。まあ、N子もついに20代後半よ。アタクシはN子がより美しくなるようにと銀のマニキュアを、Sさん(会社の人・30・かっこいい・多分ゲイ)は「潤いが欲しい」というN子に某高めの化粧水を贈ってたわ。…意味が違いますよ、Sさん。わかってやってるんだけど。 そして、N子誕生日当日、N子、Sさん、Yさん(アタシの右隣の席の女・29)、アタシ、とうち揃って夕メシを食らいに出かけたのよ。んまあ、女もこのくらい年が締まると「あたし、今日は、お先に失礼しまーす☆」なんて見栄ははらなくなるものよねえ。SさんがN子に彼氏がいないのを知っていながら「今日は僕たちなんかとつきあってていいの?」なんてわざと聞いてN子に殴られたりしてましたけど、それもご愛敬ですわ。 色気のないアタクシ達、しかも大食らいですぐお腹のすくSさんの胃事情により、誕生日だというのに行き先は近場のトンカツ屋よ!ああ、もうちょっと、もうちょっと何かありそうなものなのに…。 しかも話題はなんだか寂しい話だったの。Sさんの7号(ああ、普通のサラリーマンにこんなにいるはずがないわ…Sさんはやっぱりゲイよ)には実は本旦那がいて、Sさんが2番手以降だったり(これまたゲイくさい)と、そんな話。 「それに7号はどうもブス専らしいの」 って、Sさん、それ、専門用語ですよ…。ちなみに7号という呼び名は時系列順で、Sさんの本命は7号(仮称)。Sさんは辛い思いをしているらしいのね…かわいそうなSさん。本旦那(ブス)よりもずっと顔が良くてもいいことばっかりじゃないのね…。ホロリ。 さ、そんな話をしている間にトンカツが来たわ。そこでYさんが、「あ、この箸袋、占いが付いてる!」と言い出したの。あら、本当。箸袋の表裏を剥がすとそこにはおみくじのような占いが書いてあったわ。 実はN子はアタシの前ではおみくじの類は引かないと言っていたの。それはアタシが(妖しい瞳で)見つめる中、おみくじを引くとロクな結果が出ないという過去の苦い経験達(例:待ち人…来ず)から来るものなの。でも今回は勝手に持ってこられたおみくじ、どんな結果が出ようとアタシのせいではないはずよ。 まず箸袋を開いたYさんの占いはなんだか無難なもの。まあ、この人は妙に色っぽくてオヤジキラーで男に不自由したことなんてないからねえ。あ、アタクシ達、健康を気にするには若いし、まず恋愛運を見る年頃なのよ。Yさんを除いて残りはみんなシングルだしねえ。 次に開いたN子のは、 ですって。 イヤッ、N子がぶちきれたわ。そうよねえ、そんなこと言われたっていないものは紹介も何もできないわよねえ…誕生日なのにこれはなかなかキツいわ。 でも、この占い、こんなのはまだ序の口だったのよ。次に開いたSさんのおみくじは、 そんな阿鼻叫喚地獄絵図の中、アタシが開いた箸袋は、 ………何が?っていうか何を?アタクシ、好きな人も、片思いの人も、付き合ってる人もいないんですけど??まあ、悪い結果ではないのね…。地味だけど最強の結果だと思うし。 食べ終わる頃にはアタクシの箸袋は「キーッ」という異音(心の叫び)と共にSさんに破り捨てられていたけど、その頃にはアタクシ、ふと思いついたことがあったの。 この占い、対象が書いてないのよ。つまり、 「(恋人を)親に紹介すべき時」ではなくて、「(他人を)親に紹介すべき時」→そこからステキなおつきあいが! とか、 「(その恋を)あきらめなさい」ではなくて、「(つきあうことを)あきらめなさい」→セクフレとしては長続きかも? と、取ろうと思えば取れるのね。まあ、それならそれでアタシの占いもかなり有用ですわ。アタシのおみくじは、きっと、 「(あなたの恋は)思い通り」ではなくて、「(他人の恋が)思い通り」 ってことだと思いますの。だって他に対象がないんですもの。元々人のおみくじを思い通りにできると噂が流れてしまったくらいですもの、ちっとも不思議じゃないわね。きっと克也子、魔女としてレベルアップしたんだと思うの。 ステキ、ステキ、これってきっと人を幸せにできる力なのね。こんな力が持てて嬉しいわ。 フフフ、じゃあ、さっそくあなたの悩みを聞いてあげる。え?彼が甲斐性無しで嫌?いいわ、別れさせてあげる。え?あなたは彼とセックスが合わないの?任せて、別れさせてあげる。何々?今が幸せ過ぎて将来が不安?んもう、克也子にお・ま・か・せ・よっ!そんな心配なんて二度としないで済むようにしてあげるからね…ウフフフ、アハハハ…。 |
今回の話題 | レッツ☆ポジティブシンキング | |
タイトル | 僕の恋人(00/07/16) | |
パチンコをやめたいと思ったの。 やってても楽しくはないわ。勝つ時もあるけど、家計簿によると(いや、家計簿なんて見なくてもわかってるんだけど)月のトータルでは大幅に負けてるのよ。 それでもやってしまうのは、ストレスなのよねえ…。引越し資金をためるのに節約してて、お金を遣えない(ような気がする)こととか、まっすぐ帰りたくない気分だけど、お金を遣って遊ぶことができない(ような気がする)とか、そんな。パチンコなら増えるかもしれないからお金を遣ってもいいかなあ、と思ってしまうのよね。 でもここ数ヶ月の結果を見るに、どう考えても好きなだけ物を買ったほうがマシよ。こんなに時間とお金を捨てるくらいなら、無駄遣いでも物を買ったほうが残るし、いいわ。さ、節約なんてヤメヤメ。買い物しちゃおっと。 幸いというか、なんというか、そんなに高いものが欲しがるタチでもないのよね。トイレの洗浄剤(微妙に高いやつ)とか、別にブランドものじゃない服とか、自炊しないで外食、とか、買いたいと思ったお菓子即買うとか、そんなもん。もう好きなように遣ったわ。ちょっと大きなものも買ったけど(電気剃刀とか、ゲームとか)やっぱりパチンコの損額には遠く及ばなかったの。ああ、考え方を変えるだけで世界はこんなに明るいのね。 …さらに考えをポジティブにしてみてはどうだろう。寂しい女の誕生日定番作戦「自分に☆プレゼント」を発展させるのよ。 さあ、強力な意志の力で思い込むのよ……俺は自分の欲しいものを買ってるんじゃない、かわいい克也君に物を買ってあげてるんだ…。 そして友達にこんなメールを出しちゃうの。
ああ、ステキ。欲しいものは手に入る上に、かわいい恋人もステキなアニキも同時に手に入るのね。ビバ!ポジティブシンキングだわ!! …って、これを世間では妄想というのね…。 ダメ、アタクシ、やっぱり意志の力が弱いのか、神経が頑丈すぎるのか、根性が太すぎるのか、欲深すぎるのか、どうもこういう妄想って浸りきれないし満足できないわ。 うーん。やっぱり旦那募集だなあ。 |
今回の話題 | お食事中は読まない方が無難 |
タイトル | 今日から夏!(00/07/04) |
暑いでんなー。 もう夏。そして克也子独自基準により、今年の夏は7月1日からということにしたわ。 季節の変わり目って、「今日から」ってのがはっきりしないと思うの。「暦の上では…」なんてのはアテにならないしね。で、今年から、アタクシ新基準により、夏は「人体が臭くなった日」からということにいたしましたわ。 7月1日のこと、アタクシ、会社の昼休みに100円ショップに行ったの。仕事中に食べるオヤツ(ちなみにアタシの袖机の2段目はオヤツひきだし)を補充しに出かけたのよ。 100円ショップはいつも物が山積みです。戦後に苦労してアメやガムを手に入れた頃のことを思うと、そこはパラダイスのようでした。あの頃は食べるものがなくてオヤツに畑からキュウリを盗んだり、一度噛んだガムを醤油に浸してまた噛んだりしたわねえ…なんてウソ思い出にひたりたくなるほど物が多いのはいいんだけど、目一杯スペースを有効利用しようとしているせいか、通路が狭いのね。すれ違うのも譲り合わないといけないくらいよ。 そして、アタクシ気づいたのです。 その100円ショップは路面店なので、そこに来る人はみんな暑い中、汗をダラダラかいてから店に来るわけよ。汗臭くなってもしょうがないんだけど、こうも一律に臭いとマイッチングだわ。でもこれが夏初日の醍醐味なのね、きっと。と、いうわけで、アタクシ、この日を夏開始日と認定したの。 ところで、アタクシ、どうもかなり鼻がいいらしいの。自分でもいい方だとは思ってたんだけど、最近になって他の人の話を聞いてみると、周りの人はアタシの半分も匂いを感じていないようなのね。でもねえ、鼻がいいのって別に役に立たないのよ。鼻はいいんだけど、匂いに関する記憶力が悪いから香水とかは当てられないし、少しでもつけすぎてる人がいると、んもう、臭くて臭くてたまらないの。特にレディース。吐き気がしたりして、まったくダメ。唯一の利点は食べ物が腐るとすぐわかるから腐ったもの食べて食あたりしたりしないことかしらねえ…。 と、いうのは表向き。アタクシ、鼻がいいせいか匂いフェチなの。この鼻を生かして、セックスするような相手だと、ほぼ確実に匂いを嗅いでるの。男っていい匂いがするわ。ウフフ。 黙って嗅いでてもいいんだろうけど、それもなんか卑怯かと思って相手にわかるように嗅いでるのね。うーん、なんていうか、相手が知らないうちに嗅いだら、盗聴とか窃視してるみたいじゃないかというのがアタシの見解で気遣いなんだけど、こんな気遣い理解されたことがないわ。んもう。 で、アタクシが好きな部位(なんて言うのがマニアック)の匂いと言えば、首筋から肩のあたり。このあたりは体臭としては強め。その人の身体全体の標準的な体臭を濃くした感じだと思うの。 逆にワキとか股間とか足指ってのは、その人の標準的な体臭じゃなくて、「ワキの臭い」「股間の臭い」「足指の臭い」っていう、また別なものだと思うのね。アタクシ、このあたりの臭いは好みではないのです。だから「使用済み下着の匂い」ってのには惹かれないのよ。それだったら使用済みシャツ寄越せって感じ。 後は、髪の匂いだけど、これはシャンプーによって変わっちゃうからねえ…。いい場合と悪い場合があります。汗の匂いは少量だと体臭を引き立たせるけど、かきすぎると汗臭いだけだからダメ。でも大量にかいても時間が経ってればOK。 この男の体臭の楽しみってのは独特ね。アタクシの中ではマジックインキ(油性)を嗅いでる時の快感が一番近いんだけど、その数十倍いい匂いで、それに加えて「好きな男の匂い」って心理的なものとか、体温で立ち上る感じとか、んもう、たまりませんわ。 でもアタクシ、自分と同類の匂いフェチって遭ったことがありませんの。股間の匂いを嗅ぐとか、パンツの匂いを嗅ぐって人はいたんだけど、標準的な体臭を楽しんでる人ってあんまりいない気がするの。あん、今回の「ひとことだけ」は共感が得られない予感がプンプンよ。 で、アタシとしては、セックスをする時はシャワーは浴びてからにして欲しいのね。やっぱり清潔にしてから楽しみたいし、股間の匂いは好きじゃないわけだし。でもそうなると体臭が落ちちゃうのよねえ…。だからその前に匂いを楽しみたいの。「ああ、もう、いっそのことセックスいらねえ。風呂は朝入ろう!でも気持ち悪いからアタシは寝る前にも入るわよ!」と訴えたいの。 はっ!なんだか長々とエロティカ風なことを語っちゃったわ。一応まだ仮にも清純派ページなのに。いけないわ。というわけで、最後はセックスと関係ない夏の臭いの話で〆たいと思います。 7月1日、電車で僕の前にポニーテールの若い女の子が立っていました。 |