ひとことだけ log

(さらに過去log)

今回の話題 おもしろいページ作り
タイトル 中途半端がいけないの(00/03/23)
 今回は自分のことは一切棚上げで、「面白いページとは何か?」ということをお送りいたしましょう。

1.作者が書きたいことがある。

以上。書きたいことがあって、それなりに文章力があれば、どんな内容を書いてもある程度面白いものが書けるはずよ。これで得意なジャンルや造詣の深い分野があれば鬼に金棒ね。とにかく、内側から「語りたいこと」が何も出てこないのに面白いものを書こうなんて無理よ。

 写真付きでメッセージが載せられるゲイ系掲示板に広告を載せる、脱ぐ、相互リンクを張りまくる、マメに更新、掲示板とチャットを設置してこれもマメにレス、これだけやれば更新マメな割にリピーター率低いけどカウンターはガンガン増えるページのできあがり…なんだよね。うーん…。

 ギャグのネタとしての脱ぎ写真(ヌードとは呼べぬ)や、アートの域に達してるのはともかくとして、安易に容姿に頼るのはどうかと思う。

 確かに、写真を載せれば、親近感もわく。具体例を挙げるなら、
今日は夕日がきれいで泣きそうになった。
カラスがいっぱい飛んでいた。
泣きそうになったら前の彼のことを思い出した。
 なんて駄文も、小さいフォントでオシャレっぽくして(読みにくいのよ!)、かわいい顔写真(加工済)さえついていれば、それなりに許せるものになるはず。ああ、泣き虫君(←ケッ)なんだなあ、感性豊かなんだなあ(それは勘違いですよ)、今でも前の彼のことひきずってるんだ、可哀相に…(同情してもしょうがないことよ)なんて様々な感興を読む側に催させられるわ。逆にブス写真なら「ブスが何浸ってんのよヘソで茶が沸くわよ!」と、また別の意味で面白いわね。でも仮に写真がなかったら、どこの誰かともわからん人の前で夕日がきれいだったりカラスが飛んでるだけなわけよ。他人にはどうでもいい話でしょ?そんなことすら認識できない人の文章が面白いことはないわよ。

 だから、カウンターが進んでいても、書かれた文章よりもプロフィールが前に出てしまっているページというのは文章自体はつまらないのが多いのだと思う。タレント本のようだわ。

 ああ、毒舌。でも別にそんなページに怒ってるわけではないのです。今日のアタクシがなぜこんなことを書くに至ったか?下記克也子と克也君の対話参照。


克也「さ、今日は休みだから更新しようか。」
克也子「今日は何にしようかしら?笑えるものを書く気分じゃないわね。暗くはないけど、あんまりハイテンションにならないわ。」
克也「いっそ暗いものを書きたい気分だけど、そこまでいってないね。中途半端…。」
克也子「こういう気分の時ってネタものは滑りそうだしねえ。」
克也「何がいけないのかなあ?」
克也子「K君がはっきりしないからいけないのよ。」
克也「そうだねえ。んもう、1ヶ月で7回も会ってヤってるんだから、いいかげん態度を決めろよなー。つきあうかどうかとかさー。それにもう名前で呼んで欲しいぞ。オイとかお前とかあなたじゃなあ。いやいや、焦ってはいかん、こっちはこのままいつのまにかつきあってることにしたいところだよ。」
克也子「でも1回『彼氏』って言葉で規定しちゃえばページのネタにもしやすくなるし、筆も進むのよね…」
克也「って、しっかりして克也子、そんな理由で『彼氏』って役をさせるのは本末転倒でしょ!」
克也子「だってもっとサクサク書きたいのよ。ストレスなのよ。」
克也「書くことよりも男といい関係を作る方が大事でしょー?」
克也子「それはそうなんだけどねえ…全く、トロい年下男に入れ揚げると苦労するわねえ…」
克也「でもトロいとこも好きなの…。」
克也子「アンタもきれいぶるわねえ。」
克也「いや、ほんとに。どんくさくてかわいいの。」
克也子「本人読んでるわよ。」
克也「気にするかな?」
克也子「気にするんじゃんー?でもほんとのことだからいいんじゃないー?」
克也「投げ遣りだねえ…傷ついてるかもよ?」
克也子「自分を知るって大切よ!平気平気!」
克也「でもなあ…これが原因でふられたらヤだよ?」
克也子「この程度でふるようなケツの穴の小さい男ならどうせそのうちアンタ捨てられるわよ!」
克也「それもそうかなあ。」
克也子「それにね、一番ネタにしやすい男関係の話がキャツのために書けないのよ?これくらいは書かせてもらわないと割に合わないわよ。」
克也「うーん、じゃあ、いいよね!」
克也子「いい、いい。こういう時写真載せてるようなページはいいわね。」
克也「なんで?」
克也子「元々男探し用のページなんだからそんな中途半端な関係の相手がいてもそのことには全く触れないでしょ?方針が決めやすいじゃない。」
克也「そうじゃなくても『最近知り合った人が、ボクは尽くしてるのに、冷たい』とでも書いときゃ同情した男がウジャウジャ寄ってきそうだしねえ。」
克也子「アンタも言うわねえ。」
克也「だって羨ましくない?」
克也子「まあねえ。そう言われるとアタシも腹立ってきたわ。」



と、いうわけです。怒りって大抵理不尽ですわね。いいの、アタシの座右の銘は「ワガママと矛盾はオンナの美徳」だから。
今回の話題 克也子恐怖夜話
タイトル それはジャンルが違います。(00/03/18)
 良い子はトイレに行ってから読もうね。

 なんでいきなり怖い話かというと、これは最近いい感じのK君(23)のせいである。んもう、キャツは人遣いが荒くて、肩揉めだの腹減っただの駅まで迎えに来んと帰るだのと僕はいつも迫害されっぱなしで可哀相です…と、それは全く関係なくて、寝物語をしていた時のことなのね。


「なんか怖い話して。」

 ってなんで、そんなもん求めるんすか?恐怖愛好家同盟か?アタクシ、そういう趣味はないのでさっぱりわからんのですが、世の中、怖い話を好む人というのは結構いるようですね。ではまずはK君(かわいい)の話してくれた恐怖話をお読みくださいませ。K君は話下手なのでアタクシが整理脚色いたしました。


 舞台は林の残る、郊外の寂しい地域である。

 あるタクシー運転手が、駅でとても美しい女性を乗せた。大変美しい…ワンレングスにした黒髪、ぬめるような白い肌、華奢な手足。伏せがちな黒い瞳は神秘の湖を思わせ、それを長い睫毛が縁取っている。

 運転手は女を郊外の広い屋敷に送り届けた。林に囲まれた屋敷はどこか陰のあった女にふさわしく、寂しげなものであった。

 女を送り届けた運転手は、駅に向かって車を走らせた。その途中で引き返してみようと思わせたのは、女の美貌の成せる業だったのだろう。そして、ドアの覗き穴から中を覗くなどと児戯めいたことをさせたのは女の幽鬼めいた危険な魅力のせいだったのか。運転手はドアの覗き穴から室内を覗いた。

 しかし、案に相違して、何も見えなかったのだ。そう、何も。ただ一面、真っ赤だったのだ。運転手はつまらない思いをし、今度は本当に駅に引き返した。

 数日後、この運転手は別の客を乗せ、あの女性の屋敷の近くに送ることになった。

「ここにとてもきれいな人が住んでますよね?ご存知ですか?」

 客はなぜか口ごもる。そして、言い出しにくそうに、

「確かにきれいなんだけど、でも、あの人は片目が真っ赤なんですよ…」





 …いかがでしょう?殺人も怪奇も出てきませんが、アタクシはその場面を想像して大層怖い思いをいたしました。K君の意地悪。でも好き。ギュ。で、何人かに話してみたのですが、怖がる人は50%くらいだったのね。うーん…元々怖がりな人は当たり前だけど怖がりますわね。「怖がらない人は想像力が欠如してるのかしら?」とも思ったんだけど、他の話だと怖がるので、これって結局怖がるツボが人によって違うだけみたい。

 で、アタクシは万人受けする恐怖のツボを探そうと思ったのです。何事も突き詰めようとするところがゲイのいいところでもあり悪いところでもあるわね。ああ、アタクシもしっかりゲイ。

 しかし、オカルトというのは、全く平気な人がいるので、万人受けするネタを探すのが大変難しい。アタクシ自身、霊がどうこう〜なんて話は信じてないので全くと言っていいほど怖くないのです。小説ならともかく、話されて怖いと思ったことなんてほぼ皆無よ。

 今のところ、

1.アタシお得意の虫の話→90%
 大変怖がられますが、気持ち悪い、という感じで恐怖の種類が違うと思うの。鳥肌たてる人は多いけど。読んでみたいという奇特な方は過去ログなど探してみてくださいませ。

2.浮浪者に輪姦されるところを想像させる→女子ならほぼ100%
 ふと、「なんで怖い話好きな人っているんだろうねー?そんなに怖がりたいなら浮浪者に襲われて姦されるとこでも想像すりゃいいのに。」と、話の流れで言ってみたら、女子は100%怯えてました。そりゃそうか。でもこれも恐怖の種類が違うと思うの。

3.S木さんのセックスシーンを想像→うちの部署の女子なら確実に100%
 克也子恐怖話超ヒット。S木さんとは自分がイケてると勘違いしてるうちの部署のブサイクデブよ。「DJと友達」とか言って失笑を買ってる人である。なんでこんな話になったのかは長くなるので省くが、「S木さんって電気煌煌と点けて女にカエルみたいな体位とらせてマジマジとマンコ覗き込みそう」と言うと、「絶対そんな感じ!レイプだよ!気持ち悪い!」と、凄まじい反応。なんだか陰口で人の評判を落としてるようで悪い気がしたので「ただの私の想像だからね」と言っても、もう後の祭りであった。しかしこれもS木さんを知らない人には通じないので万人受けするとは言い難い。


 ああ、万人受けするネタって難しい…。ちなみにアタシが最近一番怖かったのは、換気扇を回そうと思ってヒモ引っ張ったら換気扇が落ちて来たことよ。うちの換気扇って鎧戸みたいなのがついてるんだけど、それも含めて外枠ごと落ちてきたの。すごく重い。頭に当たったら多分死んでました。コンセントが刺さってたから、それで宙吊りになって運良く当たりませんでしたけど。



 怖いね、怖いね、ネジは時々ゆるんでないか点検しないとね…って、これって恐怖話なのかしら…なんだか書き始めとはすっかり趣旨が違っている気がするの。
今回の話題 丸みを帯びる
タイトル 美の裁定(00/03/04)
 友達(ゲイ)が(ある意味)面白いページだ、と言って、とあるゲイページのURLをメールで送ってきたの。それはいいとして、「しかも作ってる人がすんごいブス」という推薦文はどうなのか?
(当たり前だけど、「どこのページですか?」「誰が言ったんですか?」なんて問合わせにはお答えできません。)


 で、アタクシも早速そのページを見に行ったわけね。そんなこと言われりゃ顔写真をまず見ようとするわよ。エイッ!「プロフィール」でどんなブスかチェック!

 …別にブスじゃないわよ。写真によってはアタシいけるわ…。友達にそのことを伝えたら、「えっ!?アンタ人格疑われるから口外しない方が良いわよ。」とのこと。

 実はこの手のことを言われるのって初めてじゃないのよね。「克也子、あんなのいけるの?」とか。

 うーん、でもねえ、アタシ物を見る目は人並にはあるつもりなのよ。高けりゃいいってもんじゃないだろうけど、絵とか焼き物とか、2つ並んでればどちらが高いかって値札見なくてもほぼ確実に当たるの。それによく会う女の人なら「今日安いブラしてるでしょ!」なんて当てちゃうくらいなのよ。そんなアタシが男の美醜を見誤るなんて…ねえ?

 話変わって、とあるゲイ男子の家に遊びに行った時のこと。この子は彼氏持ちなんだけど、キュートなので昔1回寝ちゃったの。で、その子は嫌がるんだけど、その日もハグしたりチューしたりはしてたのね。アタシ、友達とセックス相手は無意識にきっちり分けるわ。だから友達とそういうことはしないんだけど、この子だけは特例。だってとってもかわいいのよ。

 で、その日も抱きついたりしてたら、なんの話の流れだったか、その子が「彼氏にブスって言われる」と言い出したの。

 驚いたわ。アタシが彼氏にそんなこと言われたらマジで落ち込むか、時間が経ってから陰湿な復讐をするか、相当キツイ一言を返すわよ。仮にも彼氏がそんなこと言うっていう事実にも驚いたけど、この子に向かってブスと言うってのにもっと驚いたわ。確かにハンサムじゃないけど、絶対ゲイ受けする感じなのよ。かわいいのに…。

 でも、上記の2件の出来事が連続して起こったので、アタクシ自分の審美眼への自信が一瞬ぐらついたの。確かにアタシの好みは正統派ハンサムじゃないわ。でもジャニーズ事務所所属の人達は大体好きじゃないけど、顔立ちは整ってる人が多いとは思うし。なんか貧乏臭いとか頭悪そうとも思うけど。

 記憶を掘り起こす。過去の彼氏群&寝た男の集合(なんてほど人数はいないわよ!)から、めんどくさいからとかうるさいから寝たなんてのを除外。それを脳内で時系列順ソート。…やっぱりそれなりに外見のいい男と寝てるわよねえ。これにノンケ女子好みフィルタをかけて調整しても、少なくとも並以上の男としか寝てないわ。やっぱりアタシの審美眼は狂ってない…はずよ。

 ま、それはいいわ、他人がどう思おうが自分好みの男が手に入ればいいんだもんね。でも審美眼への自信がグラつくと自分が他人にどう思われてるか気になるわよ。このへんがかわいいとは言われることもあるけど間違っても正統派ハンサムじゃないオンナの限界ね。

 でもね、ちょっといい話があるの。女友達が言ってたんだけど、つきあってる人がいる時は痩せてても太っててもカラダが丸みを帯びるって。多分ホルモンのせいだと思うけど、恋の力ってス・テ・キ。きっと恋をしているときれいになれるのね。フフ、だったら大丈夫だわ…なんてね。



 「その話が本当ならどうして街には小汚いカップルが溢れてるのかしら?」なんて思考が一瞬よぎりましたが、忘れることにしました。