さあ、今回はわけわからんタイトルではじまっとうぞ〜。まあ、このエッセイの終わりには不可解なタイトルもちゃんと説明がつくので安心して(?)読んでね。
さてさて、一昨昨日の日曜日の朝、私は某線ハッテン車両に乗り込んでおりました(私は土日が休みじゃないの)。まあ、朝からそんなことをするのもアレなんやけど、その前日はちょっとええ話があって(話すと長いので別の機会に。H系の話ではないです)気分がハイやったせいかな〜。珍しく朝っぱらから乗っておりました。
さてさて、そんでもって都心に近づくにつれて電車がだんだん混んできました。そんでもって積極的に触ってくるオジサンがいました。私はこういう状況では「気持ち悪い相手でなきゃどうでもいい」という主義なので(←主義というほどのもんか???)、池袋駅に着くまで揉んだり揉まれたりしてたんですね。
さ、駅に着いたわ。ホームに降りたら私は24歳独身、ノンケの仮面をかぶって真面目な顔で通勤する普通のOL(ウソ)よ。あら、さっきアタシの股間を揉んでたオジサンも降りてるわ…。なんだか嫌ね、さっさと追い越して自動改札を抜けるアタシ。会社までは徒歩7分くらい。テクテク歩く。ついでに言うと、私は関西人の性癖か歩くのがやたら速いの。
さ、会社に着いたわ。今日は日曜日だから表門は開いてないので裏に回る。警備員さんに爽やかに「オハヨウゴザイマスー」なんて挨拶して、廊下を歩いていきました。日曜日の会社は人がいつもの3分の1以下ねえ。
さ、エレベーターを呼びましょう。あら、すぐ来たわ。ちなみに私は2Fで働いてるんだけど、朝はコーヒーとタバコをやってから仕事にかかる習慣なので休息室のある4Fのボタンを押す。そのとき廊下で足音がしたので、エレベーターの「開」ボタンを押してちょっと待ちました。すると「すみません」の声と共に1人の男性がエレベーターに飛び乗ってきました。
「あら、この人どっかで見たことがあるわ…」
と思ったのも、つかの間、その人はいきなり私の股間をつかんできました。そう、それでわかりました。それはさっき電車でハッテンしたおじさんだったのです。
「なあ、やろうよ、いいだろ?」
と誘いながら股間を揉み続けるおじさんに「マズイッスよ、マズイッスよ」を繰り返すアタシ。頭の中では瞬時に高速関西弁思考モードが起動して
「おいおい〜、普通会社までつけるかいや〜!ホンマに〜。まず〜どないしよ。とにかくこんなことしとる場合やないわ、誰か乗ってきたらどないすんねん、ああ〜嫌〜これってハヤリ(らしい)のストーカー?いや、1回付いてきただけじゃそうは言わへんのやろな、きっと。この人いつもこんなことしとんか?私はオヤジキラーなん?なんか最近声かけられるんおやじばっかりやわ・・・はっ!そんなことはどうでもええねん、とにかくこの状況を打破せんと!しかしなんでつけるかな〜!?ええかげんにして欲しいわ。怒怒怒怒。それにしてもつけられて気付かないなんて不覚だわ。それはそうとこのおじさんよく私の足についてこれたな〜」
なんて考えつつ打開策が見つからないうちにエレベーターは4Fに到着。エレベーターのドアが開くと、おお、人がいる!ああ、よかった、さすがにおじさんも人前ではそう無体な(死語?)ことはすまい…。おじさんは仕種で私をエレベーター脇のトイレに誘い、先に入っていったが、そんな危険なことをする気はないわ!それにそんなことしてたら遅刻しそうだったし(-_-;)。
無視してダッシュで階段を駆け降り、2Fへ。は〜助かった〜。
と、そんなことがあっても平然と朝の仕事を始めたアタシ。でも、その日はもー、すごく怖かったのと、このすごい体験を人に言いたくてしょうがないのを押さえるので大変でした。やっぱ言っちゃったらまずいよね。
で、教訓。ハッテン車両で出勤&帰宅する時はつけられてるかどうか確認するのと(笑)できれば途中でワンクッション入れてコンビニとかによるのを忘れないようにしましょうね。ちなみにタイトルはシートン動物記の「ハタオリスの冒険」から採りました。これは「ねぐらに帰るのに直接帰らないで一旦他の木に飛び移ってから帰る」習性を持つリスの話です。これを忘れた母リスは子供を死なせるはめになってしまいます。あ〜それにしてもつけてこられたのが帰りでなくてよかった〜。
で、もう一個言いたいこと。おじさん、会社につけてくるのはやめて。つけてくるなら途中で声をかけてお茶にでも誘ってちょうだいね。
ああ、それにしても最近ほんとにおじさんにはモテモテ(これも死語?)だわ。卑下するつもりはないけど、私は特に整った顔立ちでもないし(不細工でもないわよ!……と思う)、マッチョとかそういうわけでもないし…。いったいなぜなの?もしかしてフェロモン(対おじさん専用)?若い人には全然だし。ああ、これで私がフケ専だったらこんないいことはないのにねえ。こうなったらもう「人生は愛より金よ!」と割り切ってお金持ちのオジサマを落とすしか幸せへの道はないの?そうなの、神様?だったらいっそのこと公募しちゃうわ!えいっ!以下のものをまとめて買ってくれるナイスミドルは克也子までご連絡下さいね!うふふっ(おいおい…)。
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書いててふと気付きました。「人生は愛より金だと割り切ら」なくても「おじさんと愛のある生活を送る」…って手もあるんですよね。でもそんなこと上の文を書いてる時は全然思い浮かばなかった。これってやっぱり私がおじさんを恋愛の対象外と見てるからなんでしょうねえ。は〜まだまだ幸せは遠いのかしら。