ともちゃんの呪い


 バイト中に(私はプロバイダーをやっている会社で働いている。各種データ作成、電話受付その他)思い切り暇な時間ができたのでたばてぃ(22歳・学生・バイト仲間・ノンケ)「ともちゃんごっこ」をして遊んでいた。ともちゃんとは華原朋美のことである。そう、小室哲也の愛人のあのちょっとお脳の作りがゆるそうな女のことよ。もちろん私はともちゃん役ね。

 ふたりで対戦オセロをして負けそうになると
「ともちゃんねえ、たばてぃのことキライになりそう」
昼御飯の話をしていたら
「ともちゃんねえ、回転しててもいいからおすしがたべたい」

 と、こんなんをなんの脈絡もなく会話に挟むわけです。楽しいわよ、みなさんも是非やってみて頂戴(やんねえよなー)。

 そこに突然電話が。そうなの、私って実はプロバイダーの受付のオネエさんなの。いつもはまじめに「はい、ではこちらのご住所に資料とお申込書をお送りさせていただきますので、ご検討下さい」なんてやってるのね。かかってきたのはまるでともちゃんのような人からよ!

いきなり、

「あのねぇ、おんらいんさいんあっぷができないの」

「(あら、今はサーバー落ちたりしてないはずよ)お客様マシンは何をお使いですか?」

「あのねぇ、えふえむぶいのねえですくぱうあー」

「どのような通信ソフトをお使いですか?」

「あのぅーだいあるあっぷねっとわあくのおぅ…(以下無言)」

「(アンタそれはインターネットの接続に使うやつよ!)オンラインサインアップはパソコン通信のほうから行っていただいております。まずスタートボタンを押してプログラムファイルを開いてください…(後略)」

「あのねぇ、あーわかった、ありがとう。」

「ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。(疲れたわっ!!)」


ほんとつかれたわ。でも類は友を呼ぶってほんとなのかしら。ちょっとともちゃんのマネをしただけでこんなことになるなんて…。それともアタシの演技があまりに真に迫ってたのかしら。これからは私のことを浦和のともちゃんと呼んで(ウソ)。


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