『スリーブ』







上の写真からお分かりでしょうか? 壁面の銀メッキのキャップが。 これは2F子供部屋のエアコン配管用のスリーブです。 本来は西面(向かって左側の出窓側)に設け
る必要があり、上棟打合せ時にも念入りに打合せを行っていた部分です。 スリーブ工事を三井ホームにお願いした理由は、断熱材を切断せずにコア抜きして欲しかった
からです。 エアコン工事なんて露出配管なら後からでも何とでもなりますが、後からコアを抜くと壁内の断念材を切断せざるを得ないですよね。 工事中に見学に行った
時にはあちこち穴を開けてありましたが、吸気口もあるだろうし、それにボードが貼ってあったりで、スリーブの位置は確認できていませんでした(確認するのは本当は監督の
仕事!)。

何故間違った所に穴を開けたのか?・・・・「三井ホームが悪い! どこをチェックしていたのか!」という気持ちは確かにあります。 でも、私はこの工事をした人間個人の
神経を疑います。 最初に室内側から貫通作業をした時点ではもしかしたらミスに気がつかなかったかも知れません。 けど、どこかの時点(少なくとも最終的に壁面側か
らキャップを取り付ける時点では)でこの場所にスリーブを設けることに疑問を持ったハズです。 なぜなら、ご覧の通り間違ったスリーブの下には玄関ポーチの屋根があり、
ここに配管をもっていく人間がいるでしょうか? 常識で考えて必ず再チェック再確認すべきところだと思います。 もちろん現場代理人には猛烈な抗議をしました。 回答
は以下の通り;

『大変申し訳ありません。 完全に当社のミスです。 先ず、本来スリーブを設けるべき部分については、クロスを剥がしボードを外し、中の断熱材を一旦外した形でコア抜
き・スリーブ入れを行います。 次に、既に開けてしまった穴の修復についてもクロスを剥がしボードの張替え、外壁の修復・吹き付けを行います。』

色々考えた結果、本来のスリーブ位置の工事については提案通りやってもらうことにして、既に開けてしまった方については、既に足場も外されており、現場代理人が最終
的な確認をしなければならないのは当然であっても、何となく(?)「そこまでしなくてもいい。 穴にポリスチレンフォームでも入れておいて貰ったらいいですよ。 ミスは誰にだ
ってあることだし。 お互い無駄なコストは掛けないようにしましょう! 但し、次回からは必ず自分の目でのチェックと報告を忘れないで下さい!」という自分で自分を褒め
てやりたいような(?)セリフを吐いて善処してもらう事にしました。 そして2日後、代理人からTELがあり・・・・

『全ての作業が終わりました。 前回説明した通り、壁紙を剥がし・・・・・断熱も切らず・・・・完了しました。』と。 ホッとしました。 自分の目では見てないけど・・・・。 
が、しかし、「百聞は一見に如かず」です。




休日になり現場を見に行くと・・・・。 上の写真の通り、な〜んにも対処した形跡がありません。 全く前のままです。 これを見た途端に、今まで築いてきた三井ホームと
の信頼関係が完全に崩れ去りました。 完了報告の電話は何だったのでしょう? 勿論、営業・工事の両関係者に怒涛の猛烈な抗議をしたのは言うまでもありません。
 『業者から完了の報告があったものですから・・・・』との言い訳にもなっていない言い訳は聞きましたが、勿論聞き入れるつもりはありません。

単純な工事ミスとフォローのまずさ・・・・言葉は単純ですが、複雑なことになりそうです。