〜またも立ちはだかる壁〜

 「いつになったら優勝出来るんじゃあ〜!!」という叫びと共に始まった2003年。
例年通り3月よりチームとしての活動を開始し、来たるべき時への準備を開始した。
 3月中旬からは試合勘を取り戻す為、早くも練習試合を再開した。
全ては市民大会での優勝の為。10年以上持ち続けている悲願成就の為。
しかしその意気込みとは裏腹に、結果が伴わない。連敗を喫する等、例年に無い悪いスタートを切る。
 4月に入ると徐々に復調するも、大事な場面での貧打が目立ち、星を落とす事もしばしば。
昨年に続き参加した関東草野球リーグの初戦でも、完全に打線は抑え込まれてしまう。
投手陣の踏ん張りにより引き分けに持ち込むも、市民大会に向け前途多難な内容であった。
唯一の救いは4月に予定されていた市民大会の1回戦が、雨に因り2回順延になった事である。
 5月になると暖かさと共に打線もかなり復調し、大勝を繰り返す。
6月に迎えた市民大会1回戦も勢いそのままにコールド勝ちを収める。
そして2週間後の2回戦も・・・と行きたいところであったが、ここでアクシデント発生。
先制するものの先発投手の怪我に因る突然の乱調で中盤に逆転される。
その後もチャンスで痛烈な打球が正面を突く等、不運にも見舞われ、
追い上げ叶わずそのまま敗れ去る結果となった。
 またも夏を前にしての敗退。長い長い夏。来年を目指すには長すぎる夏。
しかし無駄に過ごす訳にも行かない。打順の組み替え、新たな投手起用等様々な試みが実行された。
その結果は少しずつではあるが現れ始めている。秋には久しぶりに合宿を開催した。
どれも全ては冒頭の通り市民大会優勝の為。悲願成就の為。
そしてお約束。「いつかは優勝できるよ・・・ねぇ?!」

10.2003年