【リーフの戯言(99・09以前)】

☆我々の願いは通じた。高橋尚子様は立ちあがり、大阪への出走の準備を始めたのである。他でもない、大阪への出走である。我々は歴史の目撃者となるであろう。高橋尚子様vs有森先生の直接対決の、場合によっては高橋尚子様vsロルーペ先生の世界一決定戦の、その時と空間を共有できる幸運を与えられたことを、私は心から天に、マラソンの神様に感謝したい。(99.9.28)

☆我々は驚愕せねばならない。世界最高のロルーペ先生に。世界最高にではない。ベルリンの前週に「足慣らし」でハーフマラソンを1時間9分20秒で走り、ベルリンマラソンを世界最高で走り、そしてすぐさま世界ハーフマラソン選手権に出場するロルーペ先生に。私は驚愕する。そのタフさは高橋尚子様に匹敵、いやそれ以上かもしれないと。フルマラソンだけに絞ってトレーニングをすれば高橋尚子様ですら勝負は五分五分になってしまうのではないかと。ロルーペ先生がシドニーに出てきたら、高橋尚子様以外では相手にならないだろう。多分ロバやシモンでさえも子供扱いされてしまうだろう。泥試合などではなく、本当のマラソンで、である。高橋尚子様、ロルーペ先生を倒せるのは、ロルーペ先生も一目置く君しかいないのだ。一日も早く立ち上がってくれ、高橋尚子様!(99.9.27)

☆ということでテグラ・ロルーペが2時間20分43秒と自己の持つ世界最高記録を4秒更新しました。ハーフの時点ではてっきり20分を切るものだと思ってましたが、25kから30kの5kがかなり遅くなってしまった分20分後半ということになってしまいました。それよりもリーフは男子の犬伏選手の2時間6分57秒にびっくり。自己ベスト2時間12分台よ。これで一躍シドニー最有力候補になりました。選考レースという概念がなけりゃこれ一発で決まってたかもしれない、凄い記録であります。(99.9.26)

☆日本選手権(10/1〜3)のスタートリストが日本陸連のサイトに公表されていますが、千葉ちゃんの名がありません。やはり東京国際女子マラソンに出てくるということなのでしょうか。一方東京説も有力な山口衛里選手は1万mに出場。これで東京への出走が少し微妙な気がしてきたのはリーフだけでしょうか?(99.9.25)

☆遂に、シドニー五輪女子マラソン(9/24)まで1年を切りました。折角なので、チケットぴあにチケットを電話予約してみようとしたところ既に日本への割り当て分は完売。完売と聞くや否や無性に入手したくなるのは人の性でしょうか。(99.9.25)

☆一方10月のシカゴマラソンはキャサリナ・マッキーナン(アイルランド)、ジョイス・チェプチュンバ(ケニア)、エレナ・マイアー(南ア)に今年マイナー所を2勝して波に乗る中央アジアの星イリーナ・ボガチェワ(キルギスタン)、そしてアメリカNo1長距離ランナー、リビー・ヒックマンが世界に挑戦となかなか面白い戦いです。くそー、なんでこんなイベントを放送しない!ペイパービューでも見るぞ!1000円位ならね(笑)。あ、日本からは小松ゆかり(天満屋)、杉原愛(大塚製薬)が挑戦です。特に小松さんには、来年につながる走りを期待します。(99.9.20)

☆てなわけで、ついにマラソンシーズン開幕まであとわずか。ベルリンマラソンの有力所が公表されましたが、はっきりいって1位は世界の女王テグラ・ロルーペ(ケニア)、2位は前回優勝者のマーリーン・レンダース(ベルギー)でがちがちの鉄板です。ソバンスカ、ニキエルの両ポーランド勢がどこまで戦えるかという図式。日本勢は寺崎史記(デオデオ)、光川愛(関西電力)が挑戦ですが、まあ2時間30分を切るのを目標に頑張って欲しいです。勝負?それは無茶というものです…。(99.9.20)

☆『陸上競技マガジン』の記事の一節によると、高橋尚子様のケガは治療に専念すれば2週間で治るらしいです。すなわち、もう治ってるかもしれません!さあ、これで大阪で凄いことが起こるかもしれません。リーフは長居陸上競技場に行くかも。(99.9.14)

☆ということで、現在の世界のトップ6のうち3人(テグラ・ロルーペ、キャサリナ・マッキーナン、ジョイス・チェプチュンバ。ちなみに残りの3人とは高橋尚子様、ファツマ・ロバ、リディア・シモン)が、この秋のメジャーマラソンに顔を出してきます。例年ニューヨークに出てきた世界最高記録保持者テグラ・ロルーペは、昨年ロナウド・ダ・コスタが男子の世界最高を叩き出したベルリンマラソンで2時間20分を破ろうとしています。普段練習しているドイツで世界最高を更新すれば最高の恩返しとなるでしょう。さて、春のロンドンで自己ベストを更新して世界歴代8位にランクをあげたジョイス・チェプチュンバと、ある意味ロルーペよりも恐い世界歴代6位キャサリナ・マッキーナンシカゴマラソンで世界最高を狙います。はっきり言って、もしここらへんの超一流所がスピードレースとなるであろうシドニー五輪に参戦してきたら、日本勢はお手上げです。陸連は本気でメダルが欲しいのなら、今すぐ高橋尚子様に選考会免除(そもそもする必要がない程実力差は明らか)で代表切符を渡すべきです。万一高橋尚子様が選考会に間に合わなかったら惨敗もいいところ、日本はシドニーで醜態をさらすことになりかねません。(99.9.12)

☆何と申しましょうか、世界陸上及び北海道マラソンはこうぱっとしませんでした。リーフの考えるところについて詳しくは「シドニー五輪代表戦線を考える」にて。(99.9.6)

☆99札幌国際ハーフマラソンがありましたが、いやあ、シモン強いですね。宮崎、鈴木の積水勢も1時間10分台でまずまずの状態みたい(本当はもう少し粘って欲しかったが)。また、山口衛里(天満屋)を見てて「結構太ももが絞れているし、体重を落としたというのもまんざらじゃないな」と思いましたら結構健闘しましたね。野口みずき(グローバリー)についてはあまりよく知りませんが、無駄のない走りという印象はあります。(99.7.18)