【リーフの戯言(2001・9)】

(2001.9.30レース前)

 注目のインカレ、藤永vs阪田伝統の一戦は、阪田さん欠場で実現せず。とほほ…。

 とりあえず橋尚子様の世界最高についてはスポーツナビあたりを読んでもらえればいいんじゃないでしょうか。

 それによると、ロルーペ先生は「2週間前に脚を痛めたのが響いた」とのコメントを出した模様。掲示板でも書きましたが、それでもコメント一つで対決の構図をレースまで保ったロルーペ先生にはプロとしての矜持を垣間見た思いです。でもやはりロルーペ時代は終焉を迎えたとみるのが自然でしょう。夢をありがとうロルーペ先生。

 しかしなぜだろう。終わってみれば虚脱感だけが残っています。興奮も感慨も既にありません。もしかしたら、計り知れないと思っていた橋尚子様の底がほんの少しだけ見えたような気がしたからでしょうか。

(2001.9.30レース前)

 弘山さんの次走は大阪という本人コメントが出た(デイリースポーツ)ことで、今年の大阪は弘山さんVS千葉ちゃんの超高速対決が非常に楽しみになってきた今日この頃です。

 そしてこの記事を載せたデイリースポーツ、弘山さんは10・14の神戸女子選抜長距離の1万mに出る予定だといいます。5000mの盛況さにくらべてあの大会の1万は数人しか出場者がいないのでよく観察できますよ。CSが見れる人は生放送でずっとやりますので見ていただければと。今年もユニバまで見に行くかどうかは小生の体調次第ですね。

 さてベルリン。日刊スポーツによるとロルーペ先生もペースメーカーを5人つけるということだそうですが、

 
双方で計10人も併走したら逆に危なくないですか?

 それから、昨日書いた予想ラップは変なので、(16:40-16:30-16:30-16:30-16:10-16:25-16:25-15:50-7:10)の2時間18分10秒ということにして下さい。

 でもね、そこまで行くのなら、
いっそのこと2時間17分47秒まで行ってもらって、橋尚子様から再び「4分(更新)ですか?そうですか!」のコメントを聞きたいものです。世界のマラソン界にとっては「橋尚子様ちょっとだけ世界最高更新→一週間でデレバが塗り替え→春に直接対決をロッテルダムで(ボストンでもいいよ)」というシナリオが一番盛り上がるかと思うのですがいかがでしょう。

 では、ベルリンの順位予想。女子は◎橋尚子様、○ロルーペ先生、△ヴェセル、×プティカニーでいいでしょう。3着は誰がきてもいいです(苦笑)。

 で男子。これが難しい。W・キプラガットは自己ベストはトップですけど、春はハムストリングスの故障でロッテルダムを回避、5月のプラハで2:10:29の3着、その後ちょっと表に出てきていないので仕上がり具合がわからない。総じてケニア勢の仕上がり具合が読めないので予想は殆ど当て物になってしまいます。

 ということで、ロッテルダムで2:08:15で3着に入ったサミー・コリル(ケニア)を◎にするのが現実的かと思いました。○は思い切って南アフリカのマコソンネ・フィカでいかがでしょう。以下▲尾方剛、△エチカ・テスファイエ(エチオピア)、×帯刀秀幸、×W・キプラガット(ケニア)ということで。

 また小倉さんかよ…。しかも司会。

(2001.9.29夜)

 ここ最近のロルーペ先生コメントにより、一時期99対1で橋尚子様有利という小生の印象が80対20程度にまでロルーペ先生が盛り返している今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、そんな中今日はBSフジで橋尚子様三昧だったわけですが、朝の「シドニー五輪女子マラソン」はまんま森下実況・増田解説ということで、途中で視聴中止する始末。

 続いては夕方4時からの橋尚子様スペシャル。これは最初の45分はなかなかよかった。過去の5戦のハイライトや小出監督や増田明美さんの予想とかもあったりしたし。しかし橋尚子様陣営が取材にあまり応じなかったことが残りの1時間15分に出ました。

 
シドニー五輪女子マラソン1時間+さっきの小出予想15分。

 一瞬ここはTBSの世界陸上かと錯覚いたしました。

 さてさて、最後は「放課後のかけっこ完全版」再放送らしいんですが、これはなかなか楽しかったす。尚子パパがサングラスを係員から受け取るシーンもバッチリ。しかしこの係員が自分のサングラスを渡そうとするオージージョークをかましたシーンを見て、数日前にオージージョークのおかげで業務上多大な迷惑を被ったことを思い出し、もう少しで暴れ出すところでした。

 あ、そういえば予想してませんでしたっけ?えーととりあえず、2時間18分10秒前後と予想
(16:30-16:30-16:30-16:30-16:35-15:55-16:15-16:15-7:10)

 じゃあ、また明日。

(2001.9.29朝)

 BSフジでのシドニー五輪女子マラソンってどんな放送になるのか気になるのでちょいと早起きして、ついでにここにも書いている次第。

 なにやら、スポニチサイトでは、「ロルーペ先生もうギブアップ宣言」みたいな書きぶりでありますが、例えば増島みどりさんのサイトに書かれてる記者会見の模様の記事なんかと見くらべますと、スポニチの書きぶりにはかなり思い切ったものを感じますね。

 たとえば、最近話題の「練習での35kのタイム」についてですが、英語記事なんかでは2時間17分を出したのは前にベルリンで世界最高を出した時のことをさしているのに対し、スポニチサイトではなぜかハーフマラソン(おそらくグレート・ノース・ランのことだろう)の前のことになっているあたりからも、スポニチサイトの記事に偏向の匂いをも感じ取る次第。個人サイトなら簡単にできることでありますが、そこをあえて思い切って書いたスポニチサイトに乾杯。

 中日スポーツの「橋尚子様、選手用宿舎に引越し」記事には、マスコミに来られても「堂々と私を撮って」といえるほど橋尚子様に不安要素が全くないことをうかがわせるのですが、こんなときこそ
「好事魔多し」の格言を忘れることなく、気を抜くことなくスタートラインに立って欲しいものです。

(2001.9.28)

 今日もサイトのページを賑わすのは例えば中日スポーツのこんな記事であったり、日刊スポーツの記事だったりその他もろもろだったりする今日この頃。少し食傷気味です。万全というのがわかったんでまたもや「黙ってみとこうや」という感覚になってしまってるのかなあ。

 そんな中、スポニチはいち早く今日ベルリン入りしたロルーペ先生の会見記事を載せているあたり、スポニチにしては良く頑張っていると思った次第。さて、そのロルーペ先生、「今回は五輪チャンピオンに挑戦することが一番大事。(世界記録は)彼女の目標であって、わたしの目標ではない」などと言っているみたいですが、これは謙虚にチャレンジャーとして戦うんだという決意表明ととっていいのかどうか悩むところ。

 そこで小生、一番見たいシナリオをちょっと考えてみました。まず、橋尚子様は、ガードに16分30秒ペースで走らせるということは、しばらくこれについていくでしょう。頼んどきながら使わないということは考えにくいので。そこで、です。
ロルーペ先生、何とかスタートから大逃げしてくれないですかね。出だしを5k16分15秒ペースでいけば10k地点では30秒差がつくわけだ。これなら「もしかしたらロルーペ先生がこのまま押し切ってしまうのでは?」というハラハラ感も味わえるわけだ。そして橋尚子様のロケットスパートの凄さもわかりやすくなるっちゅうもんですしね。これでどうよ?

(2001.9.27)

 橋尚子様の記者会見があったようですが、ワクワクするようなレースにしたいというのは本人もワクワクしてるくらいいい感じという理解をしたく思う次第です。

 でも、なぜかここに来て急に小生気分が盛り上がらなくなりました。妙に落ち着いているっていうか。レース中は多分わくわくするんだろうけどね。レース前に盛り上がらなくなるというのは多分予想しがいがないレースだからなんだろうね。え?男子のレースを予想しとけって?

 それからニッカンでは、「橋尚子様は次はパリと言ってる」と小出監督は言っとりますが、ここはあえて来年のパリマラソンに出るというナイスなボケをかましてくれると小生非常に好感度アップなんですが。まあ2003年の世界選手権を狙うとしたら、とりあえず国内の選考会に出ることになるわけで、そしたら海外のメジャーマラソンに出る機会はもしかしたらこれが最初で最後かも知れないという危惧もあったりでね。まあ、小出節を真に受けちゃいけないのは基本なんですけど(^^;
 

(2001.9.26)

 橋尚子様のシューズの話は昨日のとおりですが、日刊スポーツの記事はなかなかよかったすね。特に三村氏の「女王様やないちゅうねん」といういかにも関西人らしい言いぶりが光っておりました。

 そしてこの中日スポーツの橋尚子様遭遇記事。というか、橋尚子様から声をかけるあたりはさすが中日スポーツ、地元メディアの面目躍如といえましょうか。しかしこの写真はまたよく撮れてますね。いいですよ。問題ないんじゃないですか。

 で、掲示板には先に書きましたが、ベルリンの出走者はあんな感じです。勝負としては男子のほうが混戦っぽくていいんじゃないかなあとは思いますが、まあ今回の主役は橋尚子様であり、ロルーペ先生でありますから(^^;

(2001.9.25)

 折角IAAFの掲示板でベルリンの出場者教えたばかりなのに、どうやら正式に出場者が発表されたようなんですが、当然とはいえ変更があるみたいで「出場選手を全部教えてくれよ…」とつぶやいてしまいました。しかしサンスポサイトの記事から推察するに、サルマエさんは出ない可能性大なのでちょっとショックです。

 で、中日スポーツでは、ロルーペ先生が強気発言で、少しだけいい勝負になる希望が出てきたのは嬉しい限り。ただ「寒かったので無理をしたくなかった」という言葉は果たして本物かどうか。破竹の勢いの99年秋からすれば寂しい感じですが、日本選手のように一点豪華主義に切り替えたというのなら、まだ希望はもてるのですが。

 それからスポーツ報知の記事ではシューズの調整も怠りないようですが、ここで柔らかいソールにしたことがどうでるか。やってみないとなんともいえませんですが…。

 スーザン・チェプケメイが10マイルのレースで世界歴代2位(51:23)を出したのですが、2着にはいったイサベラ・オチチも世界歴代5位(51:46)だそうで、今後さらに要注意だなあと思う今日この頃です。

(2001.9.24)

 野球見てたらやたらと橋尚子様CM及びベルリンCMが流れるので、ついに本腰を入れてきたのうフジテレビって感じです。うちの親父も次の日曜日に走ることにやっと今日気づきました。きっと世間ではそんなもんでしょう。だって、たとえば、職場の人でshibu&reiko知っている人なんか殆どいなかったんですから(涙)。世界選手権の後でもですよ(号泣)。

 で、さっきふと思ったけど、流石に世界ハーフはテレビ中継ないんですね(涙)

 とりあえずIAAFのサイトでスプリット速報ぐらいは今年もやってくれるだろうから、それに期待します。野口さんがんばれ。

 IAAFといえば、さっきIAAFの掲示板みたら、ケニアの人もアメリカの人も
「で、ベルリンは一体誰が出るんだよ」って感じだったんで、とりあえずサンスポサイトに載ってるメンバーを書いてあげました。うーん親切なことすると気持ちがいいなあ(笑)。

(2001.9.22)

 今日は書店でNumberとかを買いました。

 まず、週刊ポストでの橋尚子様記事ですが、まあ普通ですね。週刊ポストにしては頑張ったと申し上げておきましょう。グレート・ノース・ランでのロルーペ先生の不振ぶりにも触れている点は好感が持てます。

 それからNumberでの増島みどりさん寄稿の記事は、特に山口衛里さんの現状がわかってとてもよかったです。そういえば、山口さんは故障しないのが売りだったんですが、ついに故障しまして、しかしリハビリ過程で得ているものは非常に大きいなあというのが率直な印象。無事是名馬とはいいますが、逆境から立ち上がることにより身に付ける強さというのも重視したいなあと思う今日この頃です。詳しくはNumberを買って読んでください。

 で、ついでにBSデジタルの月間番組表の雑誌を買いましたが、一つコメント。

 
10月21日のBS日テレ「環日本海新潟駅伝」になぜ橋尚子様の名が?

 ちなみに解説は梶原洋子さんなので安心して見てられますね。

 それから、ベルリン関係でのBSフジは、

 9月28日
  20:00ー21:30 「ザ・ロングインタビュー」橋尚子様の回再放送
 9月29日
  08:00ー10:25 「シドニー五輪女子マラソン」
  16:00ー18:00 「橋尚子様ベルリンマラソンスペシャル」
  18:00ー20:00 「放課後のかけっこ完全版・橋尚子様&小出監督の金メダルへの道」再放送
 9月30日
  15:55−18:45 「ベルリンマラソン」
  24:05−26:55 「ベルリンマラソン」再放送

 と怒涛の橋尚子様フィーチャー体勢。これに地上波も加わるとまさに橋尚子様一色の月末になりそうです。シカゴマラソンも忘れないでね(皮肉)。
 

(2001.9.21)

 スポニチサイトで橋尚子様のベルリン入り写真見ました。

     
…いい!すごくいい!!

 これは近来まれに見る良さって感じです。既に掲示板でも指摘してくださっていましたが、「橋尚子様は可愛く見えれば見えるほど状態がいい」という小生の判断基準からするとこれは完璧。これはね、いくよ。絶対。もう間違いない。
例えばブックメーカーで「2時間20分を切る」に3.0倍くらいのオッズがついていたら迷わず全財産をぶちこみたいくらい間違いない。鉄板。がちがちの鉄板。最終調整だけ誤らなければ何も不安なし。むしろレース自体がアメリカの報復関連のあおりを食ってしまうんじゃないかっていう方が心配の度合いとしては大きいです。

 それから、AIMSの2000年の最優秀選手にまで選ばれたということで。まあ、当然でしょう。「ベルリンマラソンではこの賞にふさわしい走りをしたい」という橋尚子様のコメントにもわくわくさせられます。

 でも、橋尚子様、無事に行ったはいいが今度は帰ってこれるのか、という心配が浮上。まあ不安感を煽ることかけては天下一品サンスポサイトのことですから、多分大丈夫なんでしょうけど。

(2001.9.20)

 掲示板の方で先にお伝えしたとおり、シカゴマラソンも殆どリアルタイム状態で放送されることがわかりまして、小生素直にテレビ東京に対して「よくやった!」と申し上げたい次第。

 しかし、北京マラソンが「テレビ東京系」であるにもかかわらず、シカゴが「テレビ東京」となっているあたり、関西等では放送がない可能性がかなり高く、ちょっとお怒りモードの小生。ただ、BSデジタルでは少し遅れて放送があるので、それはそれでいいのですが、やはりいち早く放送を見たいのが人情というものです。

 また、シカゴに出るデレバ及びL・キプラガットは、シカゴの翌週にはブダペストで10kロードに出るとのことで、しかもここにはロバさんまで出るということで、これまた注目って感じですね。

(2001.9.19)

 橋尚子様は19日にデンバーを出発、フランクフルト経由でベルリン入りという報道は既になされておりますが、デンバーの空港のサイトを見て見ますと、デンバーからフランクフルトに行くのは5:35PM発のルフトハンザ航空か8:50PM発のユナイテッド航空のいずれか。夕刻に出発とか言ってたような気がするので、ルフトハンザの方かな。まあ、その方がテロの危険度も少ないかも知れないからいいかも知れないっすね。とにかく無事に着いて欲しいところ。

(2001.9.18)

 デレバさんは、Jefferson Hospital Philadelphia Distance Runというハーフマラソンで68分30秒の好タイムで快勝。ロルーペ先生とは正反対に、シカゴに向けて視界よし、って感じです。

 
CVS/pharmacy Downtown 5-K っていう5kのレースでは、ピッピヒが勝ってるんですが、賞金が5000米ドルなんすよね。グレート・ノース・ランでのチェプケメイは1500米ドル、上記のデレバは3000米ドルの賞金…。…ピッピヒ恐るべし(笑)。 

(2001.9.17)

 グレート・ノース・ランでのロルーペ先生は全く見せ場のないまま8着(72:04)に敗れ去り、早くもベルリンマラソンは終戦の予感が漂います。負けたこともそうですが、スタートからいきなりチェプケメイとJチェプについていけなかったというのは致命的です。ロルーペ時代の終焉ももうそこまで来ているといっても過言ではないかも知れません。

 それにしても、
後藤由華子さんの4位(70:36)、黒沢奈美さんの6位(71:17)は大健闘でしょう。今後しっかり注目せねばなりません。

 ちなみに男子の結果女子の結果の詳細についてははリンク先をご覧下さい。

 さて、今日は週刊大衆が橋尚子様のベルリン予想を記事にしているということで立ち読みしたのですが、思わず吹き出しました。
何でサバイバル展開になるねん。以上。

(2001.9.16)

 BBCの記事を読んだところでは、男子が1位テルガト(60:30)、2位キムタイ、3位ムタイのケニア1・2・3フィニッシュ、女子は1位チェプケメイ(68:40)、2位Jチェプ(68:45)、3位ツル(70:13)となっているようですね>グレート・ノース・ラン

 小生は、折角ブロードバンドでラジオ中継も余裕で聞けるぜと、BBCのインターネットラジオを楽しみにしていたところ、どうやらテロ関係に番組は全面切り替えのようで…。

 
一番気になっているのが、ロルーペ先生のロの字も出てこないところなんですけど、どうなったんでしょうね。早く情報をゲットしたいところなんですが…

 まあ、チェプケメイについてはこれで「ハーフ世界最強」といってもよござんす(BBCの記事にも同じようなことが書いてますですね)ね。Jチェプもご存知の通りスプリントありませんから、最後まで並走してたら負けちゃうよなって感じ。

(2001.9.15)

 11日付で小生が申し上げたとおり、スーパー陸上は約半分が餌でしたね。

 岡本(治)さんも、我らが野口さんも、高橋(千)さんも、藤永さんも、上野さんも、小鳥田さんも出ない状況は
まさに詐欺行為に近いでしょう。そりゃ、室伏選手や為末選手や営業で来たMJとかを見に行くファンが殆どでしょうから、大勢に影響はないのかも知れませんが、とにかくエントリーさせて体裁を繕って客寄せをするのだけは止めていただきたい>日本陸連  

 それから、昨年秋の日本陸連(他にもありましたが)の助成金不正運用問題はご存知と思いますが、その責任者ともいえる佐々木氏がいけしゃあしゃあと番組に出てる始末ですから、あきれ返ってものも言えません。あれって、やってたことは外務省のホテル代水増し事件と同じですよ。国をだまして血税を不当に投入させたんですから。まあ放送したテレビ局もテレビ局ですから、良識を期待するほうが間違ってるんでしょうけど。

(2001.9.14)

 8月下旬にアジスアベバでトラ、ジファーを押さえてハーフマラソンでのポテンシャルをも見せ付けたハイレ・ゲブレセラシエが遂に世界ハーフに参戦決定。永遠のライバル、ポール・テルガトは同日シカゴマラソンに出走ですのでガチンコ対決はありませんが、それでも世界ハーフでのゲブレセラシエ…見てみたい。見てみたいぞっ!

(2001.9.13)

 掲示板にも書きましたが、シカゴマラソンの方はエリートランナーが発表されております。デレバ、L・キプラガットといったあたりに対してリベンジを挑むのは小幡佳代子さん。というかシカゴそのものにリベンジといった部分が大きいのでは、と思ってしまいますね。RRWでの記録で長沼一葉さんともども米国内のロードレースで名前を見かけているので、米国内にとどまっていろいろやっているんでしょうね。「一度負けた相手には二度負けない」というのは、ちょっと相手が強いのできついかも知れませんが、まだまだ日本のトップ級だというところを見せてほしいです。

 一方男子は、犬伏選手がここに参戦というのに加え、五十嵐選手もここに来るというのでなかなか面白そう。面白そうだって。主なエリートランナーは以下のとおり。

(男子)タヌイ、犬伏孝行、ロンセロ、ウアーディ、テルガト、五十嵐範暁
(女子)デレバ、L・キプラガット、小幡佳代子、マッキャン、ソバンスカ


 また、目前に迫ったグレートノースランの出場選手も発表されています。

(男子)テルガト、アベラ、タイス、ムルイット、アントン、フィス、日本勢も3人
(女子)ツル、ロルーペ、J・チェプチュンバ、S・チェプケメイ、アレム、レンダース、サルマエ、日本からも黒澤奈美さんはじめ4人。
 女子は特に豪華メンバーですが、男子ではアントンとフィスが本格的な大会としてはこれが最後とあって注目です。2人とも有終の美は、来年4月のマドリッドマラソンになるみたいですね。

 それから、橋尚子様が調子を崩すことなく移動ができるのか、という原始的レベルでの不安が広がっておりますですね。それを考えると弘山さんの帰国はかなりナイスな感じで、運気もよくなってきてるんじゃないでしょうかね。

 昨日転載依頼を出していたDavid Monti氏から返事が届きました。その中に
The New York City Marathon will be held on 04-Nov-2001 as scheduled.  That is my best information today.(ニューヨークマラソンは2001年11月4日予定どおり行われる。それが今日の最高の情報だ。)
というコメントがあり、少し希望が出てきた次第。
 

(2001.9.12)

 未曾有の大惨事となったニューヨーク。掲示板でも米国内でのメジャーマラソン開催を危ぶむ声があがっておりますが、ここで、RRWの主宰者David Monti氏がニュースレターの読者に送ってこられたメッセージを紹介したいと思います。(小生がかなり適当に訳しています)


 今日のマンハッタンでの様子がどのようなものか、説明しがたいものがある。窓の外は穏やかな様子で、通りには暖かい日差しがさしている。救急車やパトカーが数分置きにやってくる。閉鎖された1番街にはそれらをさまたげる車両は他にない。皮肉にも、それらはニューヨークシティマラソンのコースの一部を通っているのだ。
 身体的にはジェーンも私も大丈夫だが、感情的にはトラウマを受けた。ワールド・トレード・センターのツインタワーはニューヨーカーのシンボルであり誇りであった。私は何度もタワーに行っているし、ジェーンはつい昨日そこに行っていた。それらは巨大で堂々たるものであった。今やそれらがないということを信じることなんてとうていできない。
 私たちは今朝献血に出かけたが、数時間後に血液センターを去るように言われた。O型の人のみ献血を行うということであった。力になりたい、と多くの人々がそこにはいたのだ。ニューヨーカーは見た目は冷たいかもしれないが、心は広い。我々はこの窮地を共同して切り抜けることだろう。
 私はまだ、ニューヨークシティマラソンのディレクターであるAllan Steinfeld氏とは話をしていないが、しかし私は予定通りレースが11月4日に行われることと確信している。
もしあなた方が知る必要がある重要な情報があったときには、できるだけ早くお知らせしたい。


 …いい話じゃあないですか、ねえ。不幸中の幸いなのは、WTCはコースからかなり外れてるんですよね。日本の感覚ならかなり中止の線が濃いですが、そこはそれ、ヤンキー魂を見せて欲しいところです。

(2001.9.11)

 弘山さんが、ボルダー合宿を打ち上げ、帰国してまいりました。スーパー陸上には練習の一環として参加するようですが、この後はどこに本格参戦してくるのでしょう。マラソンかそれとも駅伝か。駅伝となれば、新戦力の恵寿多もいることですし、なかなか楽しみな存在であるかと思います>資生堂

 で、そのスーパー陸上ですが、寺田さんのサイトにはばっちりエントリー選手が載っておりますのでもう一度確認をしてもらえればと。でもさあ、本当にこれだけ出走するのかねえ。半分くらいは餌じゃないの?エントリーだけして客寄せって感じで。小生としては、スーパールーキー改め・日本の新エース福士加代子さんがいいとこ見せてくれれば、まあ見る価値はあるかなあと。

(2001.9.10)

 我らがヒール役として、当サイトに多大なネタ供給をしてくださった、八木・JOC厚顔無恥会長が急逝いたしました。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

 さて、これから誰をヒール役に仕立てればよろしいんでしょうか(苦笑)。

 そういえば、国際陸連グランプリでが女子総合優勝を果たし、賞金10万米ドルを獲得。これで少しはに対してでかい顔ができるんじゃないでしょうか。裁判費用も捻出できてよかったですね。

(2001.9.9)

 橋尚子様降臨まで後3週間、そしてシカゴでのスーパーバトルまで後4週間となり、いよいよ本格的にマラソン(ロードレース)シーズン到来という感じの今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。


 「橋尚子様がどのくらいのタイムを出すのか」というのが巷の関心事であるのでしょうが、小生思うに、タイムはともあれ、まだ「底」を見せて欲しくないというのが切実なる願いなのであります。


 それは世界陸上出場取り止め、否、アジア大会から始まったと申し上げてもいい「橋尚子様神話」を終わらせたくない、という一心からくるものであります。わかりやすい「大記録」という大花火と引き換えに、みんなの「祭り」は終わってしまうのではないか、という心配のほうが大きくなる一方なのでした。


 一番いいシナリオとしては、2時間20分をちょっと切って、でもまだまだケロっとしてて、という感じで底を見せないでいて欲しいのね。ジェクトがジェクトシュート3号しかもってなかったように(ファイナルファンタジーやってない人すいません)、水原勇気がドリームボールを投げなかったように(記憶違いならすいません)、ブブカが1cmずつ世界最高を更新していったように(これは大丈夫だろう)、我らが橋尚子様には、もう少し幻想を抱かせ続けて欲しいところだと、最近考えが変わってきました。それが、プロである橋尚子様に小生が望むところであるのです。

(2001.9.7)

☆今日もRunner's Worldのサイトが注目。シカゴ参戦者が徐々に明らかになってきましたね。

☆で、遂に犬伏選手もシカゴに出ることが決まった感じですね。後は昨日申し上げたテルガト、それからタヌイ、ロンセロ、でニュースレターで知りましたがウァーディも出る模様。やはり男子は今年も秋はシカゴに集結ですな。

☆で、やっぱりシカゴはTV中継やらないの?…どこかやってくれってマジで(いっつも同じこと言ってるから辟易ですわ)。

(2001.9.6)

☆ヤネ・サルマエのファンランキングを行えばどう考えても日本で3位以内には入るであろう小生は、ある意味ベルリンマラソンには期待しちゃいます。そう、我らが重戦車、ヤネ・サルマエがベルリン参戦!3位ほぼ決定かもしれんが…。

☆しかし、サンスポサイト、「ジェーン」ってそりゃあ英語読みだとそうなるかもしれないけどさ…。もうちょっと勉強してって感じ。日本でも走ってるんだからさ…。

☆で男子。帯刀選手、尾方選手といったあたりは結構善戦するかもって感じでちょっと期待しちゃいますね。岩佐選手も前回の件は小生忘れますからしっかり頑張って欲しいところ。でもメンツ的にはちょっとぱっとしないんでないかい?やっぱ有力どころはシカゴに流れるんだろうね。

☆シカゴといえば、runners worldのサイトでは
ポール・テルガトがシカゴに出るようだと報じておりますしね。デレバ、L・キプラガットも間違いなく来るでしょうしね。ハヌーシはメンタル面でへこんでるようなので秋マラソンは五分五分のようで。

☆で、
小出監督、ここに来て控えめな発言については、完全に酒が抜けた状態でしゃべってるのか、と思わせるところですが、逆に控え目な発言になった方が虎視眈々という感じでいいような気がします。

(2001.9.3)

志水見千子さんも、残念ながら引退するということで、時代は確実に移り変わっていくなあ、少し早い秋風が身にしみるなあ、とちょっとおセンチになる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

☆しかし…、ダメだよあの人にお酒飲ませてしゃべらせちゃあ。5分の予定が30分って、それただの迷惑オヤジだよ(苦笑)。

☆しかし、さらに一度断ったペースメーカーを、「護衛」としてつけるとあっさり翻意するあたり、またしても小出マウスにやられたって感じ。以前から橋尚子様陣営について「意外と口三味線」と申し述べてる割にはほいほい小出発言を鵜呑みにする小生も小生ですが(苦笑)。

☆なんかラドクリフ調子いい感じですね。世界ハーフまで突っ走るかな?

(2001.9.1)

ロルーペ先生のゴールデンリーグでの成績が例年より振るわないのを見て、単に調子が戻らないのか、マジでベルリンを狙っているのか判断つきかねるんです…。

☆昨年や一昨年(直後にベルリンで世界最高)を見ると5000mを14分40秒台後半でカバーしているのに、今年は15分09秒…。日本勢からすればうらやましい数字も、ロルーペ先生の次元としてはちょっと暗雲が…って感じ。

☆ちょっとGreat North Runの出来具合も要チェックしないといけませんね。
橋尚子様が勝つのは当然としても、いい勝負も見たいですからね

☆で、肝心の橋尚子様陣営、
橋尚子様の状態がかなりいいことを力説。問題は、早仕上がりしすぎってことなんでしょうが、そこはピーキング能力に長けた橋尚子様を信頼して、楽しみに待ちたいところ。