【リーフの戯言(2000・11)】

(2000.11.30)

☆朝日新聞、昨日は国近友昭選手(エスビー食品)、今日は森下由輝選手(旭化成)をフィーチャー。移籍組ということで国近選手には頑張ってほしいところ。

☆一方犬伏選手は来年春のロンドンマラソン出走ということと、来年再来年は年間3〜4レースこなしていろいろ試してみるということで、なかなか面白そうな感じ。年間3レースやってくれれば楽しみが増えるってもんです。ねえ、橋尚子様。

(2000.11.28)

☆今日の朝日新聞では藤田あっくんをフィーチャーしておりましたが、負けず嫌いで練習好きはまさに橋尚子様と同系統。やはり時代はこういう人材を求めているのでしょうか。

☆砂田さんが欠場というのは少し残念な次第。

国際陸連が世界選手権の賞金制度を拡充するそうですが、これでマラソンにも上位陣の参加が増えるといいですね。

(2000.11.27)

☆藤永さんが敗れるという想像をしていなかったのでちょっとショックですが、それよりもここは赤羽さんを誉めるべきですね。殆ど去年と変わらないタイムですからね。伏見谷さんとの対決が見てみたかった…。

(2000.11.24)

千葉ちゃん引退の報に日本中が激震する今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。まだ若いんだから、2年くらい完全休養して走りたくなったら走るという手もあると思うんだけど…。でも、気力の問題もあるしなあ…。

「小出監督、橋尚子様のIOC総会出席に難色」という報道がおどりましたが、小出監督も締めるところは締めるよね。「マラソンの方が大事」とは至極正論です。

☆名古屋ハーフでは市川さん1着、市橋さん2着との結果ですが、いずれも71分台で特筆すべき結果とまではいえませんでした。でも、まずまずって感じですね。

☆一方勝ち負けはどうでもいい国際千葉駅伝ですが、1区ということもあって永山育美(デンソー)さんの強さが目だった感じ。名古屋ハーフ予定の調整をしていたにもかかわらず急遽召集で走ったとか。しかし、そこまでして勝たないといけないのか、日本陸連。
相手国があのメンバーでは勝っても誇れないんだから(ちょっちいい過ぎか)、接戦が演出できるような人選くらいやって欲しいものだよね。福士さんのような生きのいい若いのにどんどん経験積ませた方がええとおもうねんけどなあ。

(2000.11.22)

☆橋尚子様は故障だわ、ツルもだめだわ、シモンさんは帰国してしまったわで一気に盛り下がる国際千葉駅伝。期待の日本勢も福士加代子さん(ワコール)以外思いきって若手を起用することもなく、新鮮味に欠けますなあ。

☆とりあえず高橋健ちゃんの走りはしっかり見ておきましょう。

(2000.11.21)

☆新聞広告で見かけたサンデー毎日増刊・全日本実業団女子駅伝公式ガイドブックを買って読んで見ました。で。

☆…み、
宮崎あずーさんが積水辞めてるってどういうこっちゃああああああああああっっっ!!!!

☆以上(涙)。

☆すると、腸脛靭帯やっちゃっても大阪に出たのも、既に心は決まっていたからなのでしょうか。悲しいです。

☆そういえば東海銀行の菅沙希世さんも辞めちゃったし…。

(2000.11.20)

☆朝日新聞の全成績を見ていますが、小尾麻美さんは棄権したようで残念な限り。

☆今回はポマクは完走し、またしても逆をつかれて地団太を踏んでいる小生です。前週に世界ハーフに出て、ラビットとしてのリズムをもって東京に来たと思うじゃないかぁ。

☆小松ゆかりさんは2:32:35で11位、小川ミーナさんは2:35:48で14位。練習が積めていないと、まあこれくらいでしょうね。

☆今年は松田千枝さんにカメラ行ってないんじゃないでしょうか?しかししっかりサブスリーで走りきっていますね。

(2000.11.19レース後)

☆土佐さんも頑張りましたが、Jチェプも流石にあのメンツの五輪で銅をとったという走りでした。クレバーですね。だけど、あれじゃ天下は取れないぞ(実際橋尚子様には最後まで追いつかなかったですからね)。そういう意味では土佐さんの今後が楽しみな今回の結果だと思います。先手が取れるということは大事なことだと思うのですよ。

☆しかし、ツルは凄いなあというのがよくわかりました。てっきり途中で止めると思っていたものですから。これで国際千葉駅伝でもいい走りをされたらもうお手上げですな。

☆片岡さんはよく頑張ったと思いますよ。小尾さんも積極的なレースで「斬る!」で取り上げた甲斐があったなあ、という感じです。

(2000.11.19レース前)

「女子マラソン選手を励ます会」なるもので橋尚子様と市橋さんが招かれたのはわかりましたが、他には誰か招いているのか?というのが気になって仕方がないところ。例えばベルリン覇者の松尾和美さんとかね。でも実業団駅伝の準備でそれどころじゃないか…。

☆そんな中、橋尚子様は春にも世界最高を狙う可能性があるようなコメントを出していましたが、これはもうリップサービスだろうと理解。小出監督が急仕上げのメニューを作るのを嫌うと思うんだよね。故障恐いから。やっぱし。

☆それから今日は関西実業団駅伝、犬伏選手の復帰戦であります。でもテレビ中継などはないはずなんだな。残念。

☆さて、ついに東京国際女子マラソンの朝がやってまいりました。今日の新聞では追加情報が特にないので、若干書きなおした上で「東京国際女子マラソンを斬る!」を確定いたしました。寸評はねえ、ちょっと書く気力なかったので許してくださいな。

☆そういうことで、また夜にでも。

(2000.11.18)

☆昨日の朝日新聞では小川ミーナさんの記事でしたが、練習が積めてないということで小松さん同様ノーマークと予想屋としては見ています。

☆さて、今日は記者会見の記事が各紙躍りましたが、かいつまんでみると、

J・チェプチュンバ:「このためにドイツで練習を積んできた」ということで、これはマジ参戦の感じが濃くなってきました。土佐さんとのガチンコ勝負、楽しみです。

ツル:「自己記録を目指す」という発言しか新聞には載っていないのですが、これではちょっとトーンが低いと言わざるを得ません。いわゆる社交辞令なコメントだ、ということです。顔見世興行に違いないという予想屋としての意見はこれで固まりました。

土佐さん:「自己ベストを目指して積極的に行くが、優勝とか日本人1位とかは考えないで走る」ということで、いい感じじゃないでしょうか。去年の山口さんのラップタイムを最近見て、何か決意めいたものが生じているような感じもしますし、記録的にみても面白いと思います。

…ってな感じ。

☆川嶋選手は次走は別大ということですが、陸マガ12月号の2000−2001マラソン展望の記事とあわせ読んで想像に胸を膨らませるのがよろしいかと思います。

(2000.11.16)

☆福岡国際マラソンは、藤田あっくんも出るし、シドニー金のアベラも出るし、意外と面白いかもしれません。

☆朝日新聞は今日は小松ゆかりさんをフィーチャー。しかし、スピード練習を減らした調整では、ちょっと勝ち負けまではいけないでしょう。まあ、今は試行錯誤というところでしょうね。意外にまだ26歳ですし(ベテランという印象があるのよね)。

(2000.11.15)

☆橋尚子様は、世界最高記録は秋に狙うとして一応春もマラソン走るようだったり、市橋さんは名古屋ハーフを目指したり、いろいろありますですね。

☆そんな中ようやく朝日新聞で東京国際女子マラソンの記事が。今日は土佐さん。仕上がりは順調ということで、自己ベストを目標に置いているということでなにより。日曜日が待ち遠しいですね。

☆福岡国際マラソンの招待選手も発表された様ですが、とりあえずは明日の朝日新聞朝刊で欠かさずチェックを。

☆そういえば、昨日のサンスポ裏一面にはでかでかと橋尚子様が。国際千葉駅伝の日本チームメンバーも発表されていましたが、
やはり注目したいのはスーパールーキー福士加代子さん(ワコール)でしょう。でもそろそろ連戦で疲れが出てくる頃では、と心配な私。世界ハーフでもきっちり戦えたシモンさんと、今の橋尚子様を激突させるのはあまりにも酷でしょう。小生としては区間賞ゲッター・小崎まりさん(ノーリツ)にびしっと日本チームの層の厚さを見せつけてやって欲しいところです。

(2000.11.13その2)

2006年のアジア大会はドーハに決定!…おい、あんなところでマラソンできんのか?とりあえず橋尚子様の出番だな(笑)

☆それから市橋さんは来秋の海外マラソン挑戦、今シーズンは国内のマラソンには出ないそうで、じっくり地力をつけてください、と思う次第。

(2000.11.13)

世界ハーフマラソンはポーラ・ラドクリフ(英)が69分07秒で快勝。ロルーペ先生に3分差をつけた実力を見せつけました。2位にスーザン・チェプケメイ(ケニア)、3位にシモンさんです。

☆我らが野口みずきさんも中盤までは先頭グループでしたが、世界のスピードにはまだまだ対応できない感じで4位。世界のトップレベルまではもう一息なんですけどね。相撲でいうと、関脇までは番付があがるが横綱・大関陣には歯が立たないという状態なんだな。取りこぼしもしないで安定しているんだけど、もう一皮むけて欲しいです。もたもたしてると土佐さんが遠くに行ってしまいますよ。

☆男子はテルガト、やっぱ勝ってますね。

☆帰ってきて北陸女子駅伝のビデオ見ましたが、伏見谷恵子さんが出てくるのかな、と思っていたものの大阪学院大学は出場取りやめ、スズキ、ノーリツも取りやめで少し寂しい感じ。それでもワコールのルーキー福士加代子さんがここでもアピールして、一気に日本のトップレベルへ殴りこみって感じです。それから、サニックスはここでも強かったですね。穴がないので全日本もいい戦いができるのは間違いないところ。

(2000.11.12)

世界ハーフマラソン選手権のエントリーリストアドリアナ・フェルナンデスの名前を見つけ、「しまった、地元開催(メキシコ)のこっちが本命か(地元なので無理矢理呼ばれた可能性が十分あるが)!」と気づいたものの後の祭。NYCは全力は出しきっていないと読みますがいかがなものでしょう。

☆しかしなんといっても、
シモンさんの名前があるのは嬉しいですね。ラドクリフvsシモンvs野口みずきの優勝争いとなるか。地元の意地でフェルナンデスが巻き返すか。

☆そういえば、東京出走予定のハーフマラソンスペシャリスト、クリスティーナ・ポマク(ルーマニア)もエントリーしてますですね。そうするとやはり東京はラビット出場?

☆ということで早く橋尚子様も戦線に復帰してほしいものです。

☆男子はやはりテルガトで決まりですかね?

☆関東では東日本女子駅伝放送してるので羨ましいなあ。一応メンバーに渋井陽子さんが入っているみたいですが、最終区あたりを走ってくれるのでしょうか。

(2000.11.10)

☆ほら。

☆何が「ほら。」かというと、年内スケジュールが一杯で練習が積めないから
橋尚子様の世界最高チャレンジは秋にずれ込むという小出監督の発言ですな。これで7月にモスクワ(IOC総会)に行ったらまたずれこむんだな、きっと。その頃には誰か2時間20分を切っちゃってあんまり盛りあがらなくなるんじゃないだろうかねえ、世間的には。

☆しかしJOC厚顔無恥会長、祝勝会の場で突然橋尚子様にIOC総会プレゼン要請の件で、なぜ事前に知らせなかったのかの問いに
「突然のほうが効果がある」…って、橋尚子様を驚かせるのが目的ちゃうやろ。そもそも、五輪招致の隠し玉をばらすバカがどこにおんねん。着物着て英語も勉強してもらってってよう、招致活動は個人の趣味じゃねーぞ。

☆なんか気がついたら、また橋尚子様本を2冊手にしていました。そろそろ同じ話が目に付くようになったので、まあそろそろ打ち止めかなという気もちらほら。

☆ようやく東日本実業団女子駅伝のビデオを見ることができましたが、三井海上強すぎ。土佐さん、とてもいいと思いますよ。渋井さんもあの走りで10kを31分9秒というのはちょっと凄すぎでは。
この方々が一気にマラソン世界最高まで突き抜けると非常に痛快では、と新たなヒロイン探しに躍起となる小生でありました。

(2000.11.8)

☆九州実業団女子駅伝のビデオを今日見ましたが、サニックスはいいチームですね。補強もありましたが層が厚いです。で、ユニフォームが遠目で見ると馬軍団(中国チームってことね)なんだなこれが(笑)。そうやってみると走りもより力強く見えるから不思議。

☆沖電気宮崎は1区で出遅れて、そのままずるずるという感じで駅伝って難しいなと思った次第。岡本幸子さんは最長区間でぴりっとせず、世界ハーフが少し心配な出来です。川上優子さんは、練習していないということもあって最終区(6kくらい)に回りましたが貫禄の区間新。この二人がきちんとエース区間で走れれば、まあ全日本でもそこそこ戦えるかなあと。

☆それでも日本のエース級が3枚いる三井海上の優位は変わらないかなあ、とは思いますが。

JOC厚顔無恥会長は、橋尚子様を大阪五輪招致に使おうと姑息なことを考えている御様子。
PR活動を要請って、かけっこに専心させてもらえませんかねえ。大阪人の1人としての意見ではあるが、大阪に五輪を持ってくる必要は全くない!もっとやることあるだろうが。

(2000.11.7)

☆とりあえず、NYCの結果だけ。

(女子)
1位 リュドミラ・ペテロワ(ロシア) 2:25:45
2位 フランカ・フィアッコーニ(伊) 2:26:03
3位 マーガレット・オカヨ(ケニア) 2:26:36
4位 ヘレン・キムタイ(ケニア) 2:26:42
5位 フローレンス・バルソシオ(ケニア) 2:27:00
6位 テグラ・ロルーペ(ケニア) 2:29:35
7位 孫迎傑(中国) 2:30:13
8位 ケリン・マッキャン(豪) 2:30:39
9位 エスタ・キプラガット(ケニア) 2:30:52
10位 有森裕子 2:31:12
13位 アドリアナ・フェルナンデス(メキシコ) 2:35:20

(男子)
1位 アブデルカデル・エルムーアジズ(モロッコ) 2:10:09
2位 ジャフェット・コスゲイ(ケニア) 2:12:30
6位 ジョサイア・チュグワネ(南ア) 2:15:25
7位 山本泰明 2:15:37
11位 清水康次 2:18:55

ディオニシオ・セロンはペースメーカーだそうで、「セロン、ネバーダイじゃないのかよっ」と一瞬突っ込みが入ってしまいました。

(2000.11.6)

☆王者・沖電気宮崎完敗の報を朝刊で見かけ、頭を抱える始末。これで完全に三井海上ぶっちぎりVが見えましたね。

☆NYCについては、疲れていたのでライブでは見ず、朝6時に起きて結果を見た次第。これまた頭を抱えてしまいました。

☆何といっても有森先生、この10位(2時間31分12秒)は致命的といっても過言ではありません。それこそ進退問題にまで発展しかねません。非常にまずいです。

☆予想屋としては、中途半端な予想だなと反省しきり。最初に載せようとした「持ちタイム上位6人無印」の方がまだ潔かった。
2時間25分45秒と優勝したペトロワについては、2週前のハーフでツルに17秒差、69分26秒と好調であったのに、「32歳だし、自己ベスト2時間29分13秒からの上積みはさほど見こめないだろう」と勝手に納得して印を打てなかった自分の弱さが全て。ケリン・マッキャンの例にあるように、32歳はまだまだ延び盛りなんですよね。気を抜くとすぐ日本の常識が邪魔をするなあ(苦笑)。しかし、これでペトロワより先着しているツル、J・チェプチュンバを「東京国際女子マラソンを斬る!」でどう評価するか非常に難しくなったです。マッキャン、フェルナンデス、ロルーペ先生の結果を見るとシドニー五輪のダメージはやはりありそうだし。でもハーフまでは走れてるし。難しいなあ、うーん。

☆まあ、キムタイ(4位・2時間26分42秒)とバルソシオ(5位・2時間27分00秒)については、まあ初マラソンと変わらないタイムだったので、日本女子マラソン界も寿命が延びたって感じですね。

☆しかしロルーペ先生、2時間26〜27分では走ると思ったのですが(6位・2時間29分35秒)…。コース適性か、疲労の蓄積か、とにかく来春は万全の態勢で出てきて欲しいです。しかしフェルナンデスさんの13位・2時間35分20秒はちょっとねえ。好調持続してたんじゃないの?

☆男子はびしっと1点で的中してちょっとだけ嬉しかったけどね。清水康次選手の11位・2時間18分55秒って…。

(2000.11.4その2)

☆では「出張版・ニューヨークシティマラソンを斬る!」をば。

☆男子はコスゲイ−エルムーアジズの1点でいってみましょう。理由は特にないのがつらいところ(笑)。

☆では女子。14人も2時間30分を切る選手がいるので、とても検討が大変。ちなみに、
ロルーペ先生 2:20:43、フェルナンデス 2:24:06、フィアッコーニ 2:25:17、孫迎傑 2:25:45、マッキャン 2:25:59、オカヨ 2:26:00、有森先生 2:26:39、ヘレン・キムタイ(ケニア) 2:26:54、ザハロワ(ロシア) 2:27:08、艾冬梅 2:27:30、カトゥナ(ルーマニア) 2:27:34、フローレンス・バルソシオ(ケニア) 2:27:58、ルドゥミア・ペトロワ(ロシア) 2:29:13、ヘレン・キマイヨ−キプコスケイ(ケニア) 2:29;45、であります。

☆しかし、持ちタイム上位3人は過去のチャンピオン。今年31回(30周年)で無理やり連れてこられた可能性も否定できません。どこまで本気で走るのか全く読めない。厳しいねえ。

☆さらにいうなら持ちタイム上位6人はみな2ヶ月以内にマラソン経験ありということで、どこまで信用していいものやら。ということで、ここは
思いきってランナーズワールドのサイトでは単勝200倍と不当に低い評価の有森先生を「本命」に押してみたいと思います。厩舎コメントもかなり自信に溢れていますし、本人希望の自己ベストが出れば十分勝機はあると。

☆「対抗」には、好調維持と自信ある様子のフェルナンデスを、「単穴」は、しゃあない、ロルーペ先生入れとこか(笑)。「連穴」にはこの秋好調のベテラン、キマイヨ−キプコスケイを抜擢。「注意」はケニア勢の若手、両者ともデビュー2戦目となるキムタイとバルソシオを挙げたいと思います。この2人の結果如何では、日本女子マラソン陣はそれ相応の覚悟を迫られることになる、ということで。

(2000.11.4)

☆関西では東日本実業団女子駅伝の報道は当然の如く小さい扱いで悲しい限り。

☆しかし、2位に3分50秒の差を付け2時間13分台で爆勝するあたり、三井海上の強さは想像以上でありました。

☆小出(積水化学)監督も土佐さんと渋井さんに対して「アテネは彼女達の出番」と太鼓判のコメントを出しておりましたが、その
土佐礼子さんは5区(11.1k)を35分25秒で区間1位(タイム的には普通)、渋井陽子さんは3区(10.0k)で31分09秒の驚異的区間新を叩き出しています。2人とも世界選手権代表までいけそうな気配。

☆しかし、
小生にとって感慨深いのは何といっても松下通信が去年の16位から2位に大躍進を果たした点。マロットが加入したとはいえ、1人ではここまで順位を押し上げるなんて不可能です。そこで小生は、去年のレース直後のあの出来事を思い出していました。

☆企業スポーツにありがちな、レース後の応援団への挨拶の場面。松下通信のメンバーは予選落ちという屈辱の中応援団の前に立たなければなりませんでした。松下関係企業のような古いイメージの会社では段取りも官僚的なのでしょうか、しっかりと司会の女性を用意していました。そしてその司会が「今日はこのような結果になってしまい誠に申し訳ありません」と冒頭の挨拶をした時、問題のシーンが勃発したのです。
 
選手の1人(確信は持てないが第1区で急遽走った選手ではないかと推測)が「なんでそこで(選手でもなんでもない奴が)謝るんだよ!」と叫んで泣きながらその場を1人飛び出したのです。結局ひととおり挨拶が終わった後に彼女は関係者に促されたのか、その場に戻ってきましたが、そのシーンを偶然間近で見ることになった小生には、彼女(達)の悔しい思いが胸が痛くなるほど伝わってきたのです。「その思いを忘れないで来年その無念を晴らすんだよ。」小生はそう心からエールを送ったのでした。

☆だから、みんなあの時の悔しさをバネにしてここまで力を付けたのだろうな、と思うと並々ならぬ感慨が小生の胸に押し寄せてくるのでした。全日本でも台風の目として頑張っていただきたい次第です。

(2000.11.3)

☆淡路島女子駅伝は、今年は苦戦も予想された東海銀行が4連覇。ノーリツは小崎さんがエース区間で爆裂しましたが、選手層の差で逆転を食らったって感じです。

結果(37k、タイムはTVを見ての推定)は
1位 東海銀行 1:58:25
2位 ノーリツ +00:09
3位 天満屋 +00:44
4位 ダイハツ +00:53
5位 スズキ +00:59

☆今日の注目としては、まず2区(8.0k)で西村みゆきさん(ダイハツ)快走、松岡範子さん(スズキ)も7人抜きでアピール。世界ジュニア5000m4位の福士加代子さん(ワコール)もその実力の片鱗をアピール。3区(5.3k)では山口衛里さん(天満屋)が復帰第1戦。後ろからノーリツの岡本治子さんにかわされてからの走りが好評価ですね。しっかり粘って、結局は5位から3位に順位を上げたわけですから。先日の神戸女子長距離で一言触れました片渕恭子さんはエース区間の4区(11.2k)。序盤はいい走りをみせたものの距離的な問題もあって洗礼を浴びた格好です。長い距離にも耐えられる様に徐々に距離を伸ばして行って欲しいものですね。

☆で、今日一番気になったのは、関西電力の木内美緒さん。いい走りしてると思います。今月22歳になるということで若さもあるし、是非強くなって欲しい。というか強くなってくれ。

☆そういえば山口衛里さん、トラックで世界選手権狙いもしくは秋の海外で世界最高狙いと夢は大きく膨らんでいる昨今の報道ですが、なによりトラックでのスピード養成をマジにやってくるというのが頼もしい。五輪で完全覚醒か?

(2000.11.2)

☆今日の今日まで朝日新聞とテレ朝の両方の東京国際女子マラソンサイトの区別がついていなかったことに気づき、恥ずかしさのあまり卒倒しそうになった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

☆つまるところ、サイト作りがダメダメだった(今年もダメダメというかまだできていない)のはテレ朝のサイトの方で、朝日新聞のサイトはまあまあ頑張っていた、というのがようやく理解できた次第(勉強不足だなあ)。

☆ようやく以前言っていたシモンさんの独白記事を読みましたが、「ふうん」ってなもんです。もう自分の中では五輪は遠い過去となってしまったんだなあと(笑)。

☆「東京国際女子マラソンを斬る!」は少しずつ完成に向けて頑張る所存。

ロルーペ先生、世界ハーフ回避ということで無念。しかしケニア陸連、「彼女は疲れ果てている」って、彼女はその前の週にニューヨークマラソンに出るんだけど(苦笑)。まだスタートリストは出てませんが、ケニア勢はそんなに強くないので我らが野口みずきさんなら大丈夫かと。恐いのはやはりラドクリフかなあ。

(2000.11.1)

ニューヨークシティマラソンのエリートランナーですが、前回優勝のフェルナンデスに最速・ロルーペ先生、松尾さんに負けたフィアッコーニ、シカゴ途中棄権のオカヨ、北京走ったばっかりでもう走るのかよ孫迎傑、そして我らが有森先生とタレント揃い。この模様もライブレポートがあるようですので楽しみですね。男子はケニア勢強そうですが、密かにディオニシオ・セロンもエントリーしているので応援したいですね。もちろん清水康次、山本泰明両選手にも頑張って欲しいところ。

http://www.runnersworld.com/nycm00/live/home.html

余力があればNYCも斬りたいんだけど。

☆T−Mさんに言われて、まずヤフーの速報で東京国際女子マラソンの発表の記事を確認。その後、公式サイトを覗いたもののまだ載ってないありさまで、こういう細かいところがきちんとできないとサイトの意味がないじゃん、と朝日に対しまたしてもがっかりした次第。

☆とりあえず明日の朝日新聞朝刊をきっちり確認して「東京国際女子マラソンを斬る!」につなげたいです。現時点で気になるのは一般参加で面白い奴が出るかどうか。でないと土佐さん以外はちょっと太刀打ちできないだろうという第一印象。

☆しかし、小生としては、五輪時のプレビューでJチェプ(長いので個人的にはこう略して呼んでいる。一応パメラ・チェプチュンバと混同しないよう気を使っているつもり)を評して
「土佐さんと互角」と言ってしまった以上、ここは土佐さんに対して、連戦のJチェプにはきっちりと勝って欲しいとわがままをいう小生でありました。

☆結構今週の週刊新潮の広告が興味津々だったのですが、蓋を開けて見ると「極秘に実家に帰った理由は
単に爆睡するため」というのが非常に橋尚子様っぽくてよかったですね。