【リーフの戯言(2000・7)】

(2000.7.30)

☆覆面ランナーさんに質問されたので中国語のヤフーを調べていたら、丁度昨日くらいに中国の陸上代表は確定していたので助かったって感じ(覆面ランナーさん多謝!)

☆では、早速注目の女子長距離の代表をば。

(5000m)
 董 艶梅(トン イェンメイ):23歳。2000年ベスト15:03.99。五輪トライアル1位。2000世界リスト7位。
 宋 麗清(ソン リィチン):20歳。2000年ベスト15:18.62。五輪トライアル3位。
 尹 麗麗(イン リィリィ):20歳。2000年ベスト15:06.30。五輪トライアル2位。2000年世界リスト9位。

(10000m)
 李 季(リィ チィ):20歳。2000年ベスト32:14.97。五輪トライアル1位。
 董 艶梅:2000年ベスト32:23.21。五輪トライアル2位。
 戴 艶艶(タイ イェンイェン):20歳。2000年ベスト32:23.45。五輪トライアルは12位だが持ちタイムでかろうじて代表入り?

(マラソン)
 任 秀娟(レン シゥチュアン):25歳。かつて大阪を走ったことで知られるが今年自己ベスト2:25:32を出して復活。
 艾 冬梅(アイ トンメイ):19歳。自己ベスト2:29:20。昨年の北京の覇者。国際駅伝で見た感じではそんなにいい選手とは思わなかったのだが。
 孫 迎傑(スン インチェ)※ヤフーでは「迎」が「英」となっていたが、発音は同じであることから単なる打ち間違いと思われる:21歳。ベストは2:25:45。しかし最近は2時間30分そこそこのタイムしか出せず伸び悩み。タフなのは確か。

☆ロシアでもまあメンツが確定しているみたいで(マラソンはエゴロワとモルゴノワ)、どんどん五輪が近づいてくるなあていう感じですね。

(2000.7.26)

☆なんかオンドロ・オソロが襲撃されちゃって大変なケニアマラソン界です。

☆25日付けのような見方もある一方で政争に巻き込まれたという見方も有力なケニアの代表騒動。これはもう日本の比ではありませんな。

☆でも、今回はケニア陸連は代表を無理やり合宿に参加させて五輪にマジで臨もうと考えているので、選手から海外の賞金レースに出る機会を結果的に奪うことになるため、きな臭い感じは既に漂ってはいたんですけどね。

(2000.7.25)

☆高橋尚子様が精神と時の部屋に入られたためネタに窮する報道陣もこのようになんとか記事を仕立てている次第

☆とりあえず今はケニアの男子マラソン代表について考えたり、いろいろですね。あの結果も、候補者が賞金レースの方を選択したという見方もできますからね。ロルーペ先生が二兎を追うのかどっちかに絞るのかが注目ですね。あの起伏だとマラソンをマジでいったらその後の10000mはボロボロでしょう。なんか土壇場でマラソン回避しそうでいやだなあ。

(2000.7.21)

シモンさんの挑発攻勢と日本の陸上関係者シモンさんへの妨害疑惑で一気にシドニーの場は遺恨マッチの様相を呈してきて目が離せない今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

☆シモンさんもナーバスだよなあって感じ。セビリアでも「わざとひじをぶつけたりしてた」とコメントしていましたが、まあ被害者意識が強い人なのかなあ。一方、シモンさんの練習を日本人関係者が邪魔したというのが事実であれば捨て置けません。そのような姑息な手段など必要ないのですから。

☆シモンさんのアレム要注意発言に対し、サンスポ系サイトはアレムを無名扱いする見識のなさ。2時間24分台を連発して無名なら日本勢は殆ど無名だね(笑)。アレムはロバさんより怖いですよ、はっきり言って。まあまだ市橋さんと同じく詰めが甘いという評価ではありますが。一方、高橋尚子様への「レースに出られるかが問題」のコメントは耳が痛い。なんやかやゆうても高橋尚子様が完調でレースを迎えたのはアジア大会のみなのですから、そう言われるのも甘んじて受け入れざるを得ないです。逆に言うなら高橋尚子様が出てきたら、シモンさんはその場でもうギブアップするのでしょうか。

(2000.7.20朝)

☆昨日のニッカンに、高橋尚子様が超高地トレを開始するかしたかという記事が載ってましたが、「ここには絶対(報道陣を)入れないでください」というあたり、なにやらドラゴンボール風にいうと「精神と時の部屋」に入ったかのような印象を受けますですね。

弘山さんに母からの応援歌届く、というニュースは昨今のバカ親事件の犯人にきかせてやりたいようないい話ですよね。

(2000.7.17)

高橋尚子様が公開練習、「気になるのは去年の自分」と全く求道者の境地な報道が入ってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

☆なにやら怪我をしてからストレッチ等も入念にするようになったそうで、まさに故障というアクシデントからも縁切り宣言って感じですね。もうこれで大丈夫かも(気が早いか)。

☆高橋尚子様だけでなく、みんながみんなあのセビリアで見た幻を現実のものとしてこの眼に焼き付けたい思いで一杯でしょう。しかしまだまだあと2ヶ月、あせらずいそがずじっくりと。

(2000.7.16)

高橋尚子様がボルダーで記者会見を行った今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

☆まだまだ本格的に体を作っているという感じで、五輪そのものは意識してない御様子。2ヶ月できっちりあわせてくだされば何も申しません。

☆一方今日のスポーツ紙には、「犬伏選手、調整順調」という記事が小さいながらも載っておりましたですね。みんな仕上げはあせらずじっくりといきましょう。

(2000.7.14)

☆一度トップから落ちたのですが、今日またもぎたてgooで「高橋尚子」と検索したら1位に返り咲いていたので嬉しい今日この頃。

☆知らないうちにインターハイの近畿予選で阪田直子さん(立命館宇治)がいい感じで勝っている記事を読んでようやく盛り上がってきたな、という感じです。藤永さんにあけられた差をぐぐっと詰めて行かんといけないですからね。がんばれ。

(2000.7.11)

☆「キャサリナ・マッキーナン、怪我の回復度合いが思わしくなく五輪断念」の報に少し残念な感じがした今日この頃です。アキレス腱痛とか頻発して去年はデビュー以来の連勝もストップしてかなり株は下がっていたのですが、それでも2時間22分台は魅力的でしたのに。

☆そういえばロルーペ先生はシドニー五輪マラソン回避の可能性があるようなくちぶりの記事が昨日くらいのスポーツ紙に載ってましたですね。仮に出場しても多分ロルーペ先生は轟沈するとは思っていますが、それでも高橋尚子様といい勝負できそうという予感を抱かせるのは彼女しかいないわけで、ロルーペ先生までいなくなったらシドニーの楽しみはかなり減殺されてしまうなあと。

(2000.7.9)

☆ボクはニッカンの裏一面でみましたが、「市橋さんが修行でパワーアップ」というのが頼もしい今日この頃です。なにやら、もう「セビリアの時に近い」状態になっているそうで、地力の底上げができているというところでしょう。日本陸連幹部も「これなんだよ」としたり顔でいいそうです。あーおっさんむかつく(笑)。

☆そう、あれは高橋尚子様もまだ市井の一人に過ぎなかった頃のデビュー戦、市橋さんの走りそして表情に「将来日本を背負って立つぞ」という思いをされた方も多かったかと思います。ここまでの4戦ではまだまだ真の力がついていなかった印象がありますが、そこがかなりクリアになればケニア勢とのガチンコ勝負も五分五分以上にわたりあえることでしょう。

☆一方、市川さんも五輪での上位を目指すとともに、来春の名古屋に出てくるそうでこれも楽しみです。いきなり弘山さんあたりとの対決もあるやなしや。

(2000.7.8)

高橋尚子様が渡米された記事がサンスポでは裏一面にでかでか載っていたので、少し嬉しかった今日この頃です。

☆だけど、髪の毛切ったらよくわかりますが、明らかに太め残りですね(笑)。競馬で言えば「前走からプラス20k」とかそんな感じ。だってさあ、マラソン直後の(パーティーとかの)写真見たら別人ですよ。戦闘モードの高橋尚子様は殆どスーパーサイヤ人って感じですね。

☆国際経験のなさが指摘されていた大越一恵さん、地道に国際経験をつんでいる様子。がんばれ。

(2000.7.6)

☆うっかり書き忘れてましたが、「週刊Gallop」の対談後編で小出監督、「中学高校でチャンピオンになったらオリンピックは絶望」と宮崎あずーさんに衝撃の死刑宣告をしている事実、みなさんきっちり押さえておられるでしょうか。

☆それにしても、小出監督は良く言えば率直、悪く言えば口が軽すぎるような気がしてなりません。例えば有森さん評とかね。ちょっとどうかなあ、って特に最近思いますよ。いや、高橋尚子様みたいなアスリートは二度と現れないかも知れない、千載一遇の機会というのはわかりますがね…。

(2000.7.5)

弘山晴美さん、来春もマラソン挑戦がわかりほっと胸をなでおろした今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

☆だって、なんといっても2時間22分台ですよ。「優勝できなかった選手世界最高」なんですから。まあ国内で世界陸上への代表権を取るもよし、メジャーなロンドンあたりで知名度をあげるもよし、うーん、夢が広がるなあ。

(2000.7.3)

gooのフレッシュサーチで「高橋尚子」と検索すると堂々1位にランクインしていたのでご満悦な今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

☆しかし各スポーツ紙の裏一面を占拠した割にはさほどぱっとしなかった記事って感じで。マイヤーさんが「シドニーでは必ず5位以内に入る」と評していましたが、まだまだ読みが甘いわね。あれくらいの勝ちタイムはむしろよかったのかなあと今日になって思う次第です。

(2000.7.2夜)

「野口みずきさん、今年も世界ハーフ出場決定」の朗報にわく今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

☆今年は11月12日に世界ハーフがあるわけですが、この日程だと五輪組の参戦は容易なので、ロルーペ先生へのリベンジマッチも十分ありえますね。是非パレルモで見せたあの勇姿を見せて欲しいものです。コースが平坦だったら多分やってくれると思うのですが。岡本幸子さんも実業団ハーフVの実績から出場しますが、今度はこの2人がメキシコの灼熱の風となって駆け抜けてくれることでしょう。また、吉松さんも世界ハーフ出場ということで、ここで活躍して早くスポンサーを獲得したいところですね。

☆さて、これを読んでいる方の中には、高橋尚子様ファン歴の新しい方もおられるかもしれませんが、そのような方々へ一言申し上げたいと思います。

あれくらいでさわがないっ(笑)

いや、「あれで3割4割のできなのか」という驚きのアプローチはあっても、それ以上はないです。…だって、今日はこう「秩序を破壊する」というところまでは行ってなかったですからね。「とりあえずは、元気でなにより。」これが今日の高橋尚子様評です。

☆そうそう、ここでお詫びしておきますが、印象だけでマイヤーの評価をした6月17日付戯言は失態でした。すいません。

(2000.7.2夕)

川上優子さん、10000mで大幅日本新にわく今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。大越さんはこっちに出てたんですね。高橋千恵美さんもだんだん調子を上げて来ているようで、シドニーには期待が持てますね。

野口みずきさんへの応援メッセージがびしっと放送されてしまい、少しこっぱずかしかったです。20文字までとかサイトには書いてあったから無理やり文面を縮めてしまったので、非常に日本語としては変だったんですよ。

☆さて札幌国際ハーフ、ご覧になられたように高橋尚子様が69分10秒とマイヤーに43秒差をつけて圧勝しましたですね。やはりマイヤーは暑さにやられたという気がしましたが皆様にはどのように映ったでしょうか。それからマッキャンは4分30秒差の15位とメタメタ(苦笑)。

☆しかしですね、土佐さんは欠場、野口さんにも昨年の世界ハーフで見せた終始先頭を引っ張るあの積極さが見られず非常に残念な結果になったという軽い落胆の方が大きいのです。まあでも野口さんはそれでも高橋尚子様、マイヤーという超一流どころ以外には先着を許さず3位を確保(70:35)しましたんでぎりぎり及第点を与えてもいいかなあと思います。渋井さんは前半積極的に動いた分後半めためた(3分13秒差で10位)になってしまいましたが、いい経験にはなったと思います。他の日本人選手にはかなり失望していますが、5位にしっかり東京ランナーズ倶楽部の吉松久恵さんが入り(71:11)市橋・市川両名に続かんと実績を積み上げてきているのを見ると「がんばれ」とエールを送りたくなりますね。

(2000.7.2朝)

☆書き忘れてましたが、「服部孝宏氏事故死」の悲報には胸をいためた次第です。あの1997東京で清水康次の鮮烈Vの2着に入り大万馬券を演出したことは記憶に鮮明であります。心よりご冥福を祈りたいと思います。

☆さて、札幌国際ハーフサイトですが、招待選手の自己ベストがハーフと20kをごっちゃになっているので混乱なきよう。松尾里美さんの68分08秒、山内美根子さんの68分47秒は20kの自己ベストなので。

☆とりあえず予想もした方が楽しいかなと思いますので適当に予想します。

☆問題はまずレースコンディション。最高気温が26度(昨年並み)、フラットコースではないということを考慮いたしますと、優勝タイムは(昨年のシモンさんのタイムと同程度の)69分を切るか切らないかというところに落ち着くのではないか、よくて68分台くらいかなあという感じがいたします。そして、素直にマイヤー、マッキャンのワンツーとはいかないのではないか、という希望的観測を前面に押し出したいと思います。だって暑さに弱そうなんだもの。

☆まずマイヤーの場合、昨年の世界ハーフで気温20度を超えたときの弱さというものが印象づいていますし、マッキャンにしても過去のマラソン戦績をみると夏マラソンは全くと言っていいほど走れていないのです。ここらへんがシモンさんとは根本的に異なる点だと思いますです、はい。

☆その点スタミナお化け高橋尚子様については、小出監督がいうには「(68分55秒を出した)千葉マリン時よりも全然いい」ってことだそうじゃないですか。なんやかやいうても高橋尚子様のVチャンスはかなり高いということです。

☆追いかける日本勢は先日も申し上げたように、ハーフでは国内に敵はいないという評価をかためつつある野口みずきさんと、名古屋で好走して一躍急上昇の土佐礼子さんの2名を注視。さらには村田史さん、渋井陽子さんといった赤丸上昇中の方々あたりにも期待したいところですね。個人的には市河麻由美さん、下司則子さん、松尾和美さんがどれだけ粘れるかというのも見てみたいし、見所満載ですよ。こんなレースを高橋尚子さま一色にするのはもったいないわよん。記者会見でマイクが高橋尚子様のところだけとは解せないっす。ボクなら絶対野口さんに「ハーフマラソンということではむしろあなたが胸を貸す立場だと思うのですが、対高橋さんという意味でどういうレース運びをしようと考えていらっしゃいますか?」くらいは質問するけどなあ。

☆で、印としては暑さも考慮しまして

◎高橋尚子様
○野口みずき
▲土佐礼子
△エレナ・マイヤー
×渋井陽子
×ケリン・マッキャン

という順番にしてみました。一般参加でもし大越一恵さんとかが出るのだったら印は変わりますが…。

☆個人的にはここで野口さんに勝って欲しいの。シドニーのその先に盛り上がりをつなげていくために…。