【リーフの戯言(2000・1)】

(2000.1.31)

☆一夜明けて各紙では大阪国際女子マラソンの記事が踊りましたので、かいつまんで書いてみようと思います。

☆まずは
代表争いについてですが、大政翼賛的軟弱記事(このままだと市橋、山口、弘山で、名古屋では弘山の記録を上回る必要がある、といった誰でも書ける記事)が蔓延する中、スポーツ報知は「高橋尚子様Vなら記録に関わらず決定、他選手が優勝なら弘山との記録勝負」としっかりとした意見をお持ちの様で非常に好感が持てます。また、サンスポでは「陸連関係者の間では『高橋尚子様は優勝さえすればいい』という見方もある」という記事を載せており、これはこれで評価ができます。それから、朝日新聞では、「(評価上)山口さんを弘山さんの下の位置に持ってくる理由はない」と断じています。毎日新聞も似通った論調でした。

☆続いて
各選手について。まず浅利さんですが、各紙が鈴木監督の「名古屋に出る」発言を取り上げたにとどまった中、またもやスポーツ報知が「当日の夕食会の挨拶の場で本人が引退を示唆というスクープを掲載。周囲の声も現役続行には反対だそうなので、このまま引退の線が濃いですが、それで悔いは無いのか?やり残しはないのか?

シモンさんはかかとの状態をみながら、4月のロンドンマラソンに出場するかどうか決めるとのこと。無理せず五輪で最高のパフォーマンスを見せて欲しいです。恵寿多は2時間21分を狙っていたが寒さにやられたと。しかし代表には大きく前進したですね。あとはキプラガット、オカヨ、チェプケメイのレース次第ですが、2時間23分台は安全圏かも。安部ちゃんは五輪はもう無理だが現役は続行し、海外にも出たいとのこと。じゃ、早速ロンドンなどいかがでしょう(笑)。小幡さんは、次は秋のベルリン又はシカゴに出走予定とのこと。五輪で手薄の面子なので悲願の初優勝も狙えるかも。有森さん次は秋のニューヨークシティに出走予定。難コースだけに逆に期待したくなりますね。

☆さて注目の
弘山さんですが、早めに1万mのトレーニングにとりかかるかもとのこと。代表決定まで何もしないわけにいかないですし、現状ではマラソンでの五輪代表はかなり厳しいでしょうからやむを得ないですね。また、「歴史上、2時間23分を切ったランナーはそういないのだからそこをどう評価してくれるのか」と仰りますが、市橋さんがいる以上、日本で2時間23分を切ったランナーのうち1人は落選するのは確実なのですから仕方ないです。ここまで来た以上市橋さんの内定を取り消すことはありえませんから。役人組織が簡単に一度決めたことを覆すはずありません。メンツにかかわりますからね。親玉の河野洋平の鶴の一声があれば別ですよ(苦笑)。

(2000.1.30:レース後)

☆まずはコンビニ冬の陣はダイエーが快勝。1月27日付の戯言に書きましたセブンイレブンの「大阪大手前1丁目店」新規出店攻撃に対しては、行きは30秒CM2本の後にダイエーグループのCM(これがまた露骨なタイミング)で、帰りは天満橋付近から30秒CM4本で完全にTV露出をシャットアウト。事情を知っているとCM1つも面白く見れますなあ(笑)。

☆まあ、結果とかは別ページに書くから詳しくはここに書かないことにしますが、とりあえずこれで大阪からは代表が出ないことが確実、山口さんの五輪代表も確定ですね。高橋尚子様が名古屋で負けたらまたやっかいですが、残り面子から考えてもそれはないでしょう。あ、千葉ちゃんがいるけど、まあ大丈夫でしょう。世界の有力所はロンドンに出ますから名古屋は高橋尚子様の独壇場ですよ。

☆しかし、下司則子さん(九電工)は大会を盛り上げましたね。スタミナがつけば世界と勝負できるところまでこれるポテンシャルを見せつけました。今後につながる走りですよね。

(2000.1.30:レース前)

☆まずは大阪の天候から。ボクの家付近での10時前の状況ですが、曇っていますが薄日が差しこんでいます。雨はまだ降っていません。気温は普通。風は気になるほどは吹いていません。雨が降ってこなければ絶好のコンディションになるのではないでしょうか。

☆今日も各紙、特に主催者である産経系は記事スペースを3面位とって詳報していますが、ここに来て感じるのは有森先生の偉大さでしょう。世界各地からのエールが届いたことは彼女にとって力になるでしょう。個人的には奇跡を起こして欲しいとは思います。だってその方が感動するんだもの(笑)。

☆しかし、ここに来て小幡さんからの強気のコメントが聞かれるのがいい意味で気にかかります。予想屋としては「いつものように30k過ぎで脱落」と見ているのですが、世界のスピードマラソンを身をもって知っている小幡さんはどんなハイペースにも精神的には乱れないでしょうから、面白そうな感じはしますね。

☆それからオベレム(独)は本人いわく痛めた脚が不安だそうです。念為。

☆みんながみんな2時間22分台を意識する中、シモンさんの目線はどこにあるのか。やはり高橋尚子様か。

☆じゃあ、レース後にダメだしするから(笑)。

(2000.1.29)

☆今日はとにかく各新聞・スポーツ紙買いまくって記事の書きぶりをチェックしようとした次第。当然結構ネタは被っているので、適当に省略したりしています。

☆では列挙していくぜい!

サンスポ
「弘山2時間20分台出す!」:単に5k16分40秒で押していけると言ってるのをマラソン換算してサンスポが勝手に言っているだけ。
当の弘山さんは「22〜23分では行けると思う」、弘山コーチは「21分台は出せると思う」とは言ってますが。

「浅利ラッキー!ゼッケン33」:巨人ファンの浅利さんとしては33がいいのは当然か。有森さんは別の理由で33番だと記事になったんですが、ミスターの元背番号と同じ位で記事にするなよって感じ。

「安部捨て身で勝負」:今回は
安部ちゃん、とにかく先頭集団に食らい付いて行くだけということで、時計も付けないと。これは面白いね。どこまでいけるか頑張って欲しいっす。

「宮崎、強行出場へ」:1月10日に
宮崎あずーさん、何と腸脛靭帯をやってしまったということで、あのセビリアの出来事が頭をよぎりました。勝ち負けとかいう次元じゃなくなりましたです。すなわち、小出監督のシナリオは大阪でも崩壊したのです。もう最後の砦、高橋尚子様しか頼れる人はおりません。

スポニチ
「有森『シドニーだめでも引退しません』」:だからぁ、前から言ってるでしょぉ?ホント、五輪キ●ガイですねぇ。
スポニチは陸上ネタが弱いんだからもう黙ってなさい!

「ライバル浅利は引退覚悟」:本人は引退しないと言っているけど、
鈴木監督はシドニーか大阪で引退ということを名言。いっそのことFAしてアメリカに渡ってプロ選手になったらいいんじゃない?

産経新聞
「有森、力強く優勝宣言」:しかし
桜井五輪特別強化委員長は代表選考の目安として「大会新をクリアすること」と明言しており、有森先生の希望タイム2時間23〜25分では非常に厳しい感じが。でも記者会見では非常にいい顔してました。他選手には程度の差あれ感じられた悲壮感とかそういうものが、有森先生には微塵も感じられなかったです。もしかすると奇跡も起こりうるか…。

「シモンV3に自信」:
体のコンディションはいいということで、別紙に藤村信子さんが触れていた今月に体調を崩したらしい点はあまり考えなくてよいのかもしれません。シモンさん本人からはタイム予想は出ませんでしたが、果たして東京ハーフ時のリビウ氏の「2時間17分を狙う」発言はどこまで本気なのか注目です。

…ま、こんな感じで一通り揃ったかな。

☆それから、欠場者が続出しているので「大阪国際女子マラソンを斬る!」の方でチェックしといてください。

☆五輪女子マラソン初代女王、ジョアン・ベノイト・サミュエルソンが五輪選考会に出るという記事が各紙の踊っておりましたですね。一発勝負のアメリカ予選、何があるかは神のみぞ知るといったところでしょうか。


現時点での30日の天気予報。曇り→雨・雨の確率12時〜18時は40%・最高気温11度。

(2000.1.28)

☆今日は何といっても、「シモンさん、ロンドン出走」ネタでしょう。あの世界の列強が一同に顔を揃えるロンドンにシモンさんまで出走するというのは凄いです。是非テレビ東京系には生中継を実現して欲しいものですが。

☆で、何が問題かというと、
シモンさんが大阪で全力を尽くすのか否かの判断が難しくなったのです。ここで軽く8〜9割の力で勝って、前哨戦であるロンドンを100%で戦い、間を置いてシドニーで金狙いというのが自然な流れですから。また、ここで世界最高を出してロンドンでの世界最高ボーナスの基準を上げてしまうのもどうかと考えてしまうでしょうから少なくとも世界最高は狙わないのではないか、と考えます。つまり2時間21分台の勝負に落ち込むということ。そうすると弘山さんが付け入る隙がほんのわずかですが出てきます。…ということを考えると予想が非常に難しくなってしまうんだよね…。

☆また、ロバの同胞、エルフェネッシュ・アレム(ケニア)が昨日来日しましたが、どうも「寒いのは苦手」らしく、大阪でどこまで実力を出しきれるのかみものです。

☆今日の「スーパーニュースKANSAI」は、記者会見の模様でした。弘山さんに覇気がないように見えたのが気がかりです。

☆深夜の大阪国際女子マラソン番組、昨日の深夜は土佐、宮崎、松永(小鴨)、浅井といったところの小ネタで攻めましたです。今日の深夜は記者会見と放送スタッフのリハーサルの模様をとりあげていました。とりあえず今年も第一放送車は馬場アナウンサーなのでよかったよかった。

☆今日の産経新聞では、昨日のボクの叫びが聞こえたか、アルフィーのテーマ曲が10曲入ったオリジナルCD(非売品)を抽選で15名にプレゼントの記事が。ボクは当てるぞ!室伏のサイン入りTシャツを当てた勢いで当ててやる(笑)!

現時点での30日の天気予報。曇り→雨・雨の確率50%・最高気温10度。元に戻っちまったよ、おい…。

(2000.1.27)

☆今日のトップニュースは、「セブンイレブン大阪大手前1丁目店本日オープン!」の話題。なんだそりゃ、と思われるかもしれませんが、知ってのとおり大阪にはセブンイレブンは殆どありません。しかしあえて阪国際女子マラソンのコース上に出店してきたのですよ(チラシで見た限りではね)。京阪東口交差点を左折したあたりだから距離にして16.2〜3k位の地点っす。そしてこの時期にオープンというのは、ダイエー協賛のこのマラソンが目的なのは自明。ヨーカ堂グループの挑戦状と見て間違いないでしょう。京都の駅伝でも中継地点で長く映るロケーションに出店するなど心憎いばかりのセブンイレブンの戦略、今回はどうでるでしょうか?

☆今日のサンスポでは
浅利さん22分宣言ということで、いつものダイハツ首脳陣のビッグマウスが炸裂です。「どんなハイペースでも対応できる」「日本最高が狙える」「2時間23〜24分」等とさまざまなビッグマウスがことごとく外れてきた過去の歴史を振り返る限り今回も宣言通りにはいかないという見方が濃厚。「あまりにも遅ければウチが飛び出すよ」……、だからぁ、遅くならないって。ということで浅利さん陣営をドラゴンボールに例えた場合は、ミスター・サタンにすることに決定。ちなみに高橋尚子様は孫悟空ね。いま100Gの宇宙船で修行中みたいなもんですな。

☆今日の「スーパーニュースKANSAI」は…、すんません、1時間間違えて録画失敗しました(^^;ということで今日はお休み(笑)。


☆深夜の大阪国際女子マラソン番組、昨日の深夜は「大阪城」といういい切り口で番組を作りました。まずあの急な下りと、そしてアルフィーの曲がとりあげられました。ところで、ボクは大阪国際女子マラソンのテーマを集めたスーパーディスクを作りたいと思っているんだけど、いま全曲揃えるのはなかなか大変そうでちゅ。

現時点での30日の天気予報。曇り・雨の確率40%・最高気温12度。コンディションは完璧かも。

(2000.1.26)

☆たまには男子ネタもということで。東京国際マラソンの招待選手が発表されましたが、どうも犬伏vs旭化成(三木・小島忠)ばっかり目立ってしまって、ボクのお気に入りのW清水(康次&昭)が目立たないのが悔しいっす。清水康次選手はご存知のとおり97東京で無名の一般参加で殊勲の勝利。清水昭選手は98別大で後半5k14分台のペースでぶっ飛ばし逆転優勝、関係者に「ようやく世界と戦える」と言わしめた日本男子マラソン界の救世主です。本来なら高橋尚子様のようにスターダムにのし上がるはずだったのに遠回りしている清水昭選手、ボクは君を応援するぜ!

有森先生の大阪城4周ネタは昨日の各ニュースでもとりあげられていたので省略するとして、問題はトレーナーの「はっきり言って走りこみは不足しているが云々」のコメントです。30k以降にがくっとこなければいいのですが。本人は「希望タイムは2時間23〜25分」とのことですが、だからそれじゃ勝てないって。それから、ロレーン・モラーからペンダントもらったことぐらいで大きく記事にせんでもいいのでは>各スポーツ紙

☆今日の「スーパーニュースKANSAI」は注目の日本選手の紹介でしたが、問題は
安部ちゃん。元日の日刊スポーツの有力選手一覧に自分の名前がないと闘志を燃やしてましたが、そりゃ2年連続で北海道マラソン完敗してたら株も下がるよ。99大阪だって6kで優勝争い脱落したんだから文句は言えないでしょう。伊藤真貴子さんだって載ってないんだからさ。市河さんすら載ってないんだぜ。

☆深夜の大阪国際女子マラソン番組、昨日の深夜はシモンさんとワンジロを取り上げていました。そんなに目新しいものはなかったかな。

現時点での30日の天気予報。曇り→雨・雨の確率50%・最高気温10度。変わらず。

(2000.1.25)

☆密かに毎日新聞が「小松ゆかりさん他2選手、佐々木精一郎氏とともに天満屋からサニックスへ移籍」のスクープを報道。山口衛里さんは残った(彼女なら地元からこれ以上遠くなるのはいやだろうから当然か)そうです。気になるのは去年の北海道マラソンチャンプの松尾和美さんはどうしたんだろう、ってことかな。

☆大阪国際女子マラソンかこみ記事は産経新聞が安部ちゃん、サンスポが宮崎あずーさんで連載終了
。宮崎あずーさんが風邪と右足首故障で調子を崩していたらしいという情報が気がかりです。小出監督は「24分台で走れる」とは言っていますが、それでは優勝は争えないなあ。

☆また、今日のサンスポ紙上に事務局から「自転車で歩道を並走するのは危険だからおやめください」と早々と注意書きが。
これはまさにリビウ・コーチ封じだ!アウェイの洗礼だ(誇張)!シモンさんピンチ(ウソ)! 希望としては「ワタシ、ニホンゴワカリマセーン。スキヤキ、ハラキリ、ポケモンゲットダゼ!」と平気の平左でシモンさんの横を並走して欲しいものです(笑)。

☆有森先生が帰国したのは昨日の各ニュースでもとりあげられていましたね。今日の「スーパーニュースKANSAI」では有森先生が大阪城のまわりを4周走ったというニュースを報じておりました。

☆深夜の大阪国際女子マラソン番組、昨日の深夜は有森先生、浅利さん、弘山さんのインタビューを放送、今日の深夜は立ちはだかる外国勢の予定。

現時点での30日の天気予報。曇り→雨・雨の確率50%・最高気温10度。変わらず。

(2000.1.24)

☆今日のサンスポでは昨日の千葉マリンマラソンでの高橋尚子様の走りについての記事が大きく載っておりましたです。小出監督によると「まだ6割5分から7割」ということで夢は大きく膨らむばかり。2月の徳之島合宿で8割〜9割に上げて、本番までの最終調整で仕上げるという余裕のある調整は、まさしく世界選手権の反省にたったものでしょう。いいんじゃないでしょうか。

☆それから大阪国際女子マラソンからみの記事は産経新聞が恵寿多、サンスポが小幡さんということで昨日と逆ですね。小幡さんは上り調子のようですが、23分台を照準にしているようではダメかなあ。個人的には浅利さんとどちらが先着するか非常に注目しているのですが。

現時点での30日の天気予報。曇り→雨・雨の確率50%・最高気温10度。

(2000.1.23その2)

高橋尚子様、今日の千葉マリンマラソン(ハーフ)で68分55秒と圧勝とのニュースが飛びこんできました。本人いわく「万全とは言い切れない状態」の中でのこの走り。散々言っていますように、世界の超一流のマラソンスピードの目安となる68分台についに公式に突入したことに大いなる意義があるわけです。しかもまだ調子を徐々に上げている最中のこの時期に。あと1ヵ月半でどこまでいっちゃうんでしょうこの人は。ということで3月12日は名古屋で会おう!

(2000.1.23)

高橋尚子様、今日の千葉マリンマラソン(ハーフ)に急遽マジ参戦という超ビッグネタがサンスポ紙面を賑わし、今朝のボクのテンションはあがりまくりです。だって小出監督が「悪くても69分30秒、がんばったら67分台がでちゃうかな」というコメントを出しているんですもの。急遽どこかTV中継してくれればいいのになあ。とにかく明日のサンケイスポーツは絶対「買い」!

☆、今日は産経新聞が小幡さん、サンスポは恵寿多ということでまあ順当なところでしょう。恵寿多ネタは少ないので参考になりました。少し精神的に弱い部分もあるようなことが監督のコメントでありましたね。それと99大阪は少し故障を抱えていたというので予想に加味しないといけないかもしれません。

☆サンスポでは別途に
有森先生の記事を掲載していますが、どうも自信を持てずに大阪を迎えることになりかねない状況みたいですね。「悪条件になればなるほどチャンスが出てくる」と言う本人のコメントですが、来週は今日みたいな雨天になったりするでしょうか。でも個人的には雨天になるとレースに「まぎれ」が起こるので勘弁して欲しいです。

☆とにかく今日の有森さんドキュメントをスタートとする大阪国際女子マラソン関連番組は全チェックだぞ!

(2000.1.22)

☆前日の予想通り、今日は産経新聞が宮崎あずーさん、サンスポは安部ちゃんという構成です。

☆ここで特筆すべきは、
宗茂氏が安部ちゃんに「五輪切符は実質残り一枚しかない。山口のタイムを上回れなければ厳しい。」ということを言っている点です。陸連にも深く関わる宗茂氏が「五輪切符は実質残り1枚」という表現をしたということは、陸連内での高橋尚子様への評価が相当なもの(既に内内では決めてるかも知れないくらい)であるということが十分推測されます。しかも代表選手案を作る委員会の親玉は佐々木専務理事ということで、99大阪で高橋尚子様がゲストで来た時の彼(スローのペースの序盤に「高橋さんだったら飛び出しちゃうな」とポツリと言っていたりする)からすると相当の期待を受けていることも十分推測されたりするので、もしかしたら高橋尚子様は走りさえすれば代表を貰えるのではないかとまで考えてしまうのです。

☆だからね、世間で言ってる「実質残り1枚」は、市橋さん・山口さんともう一人ってことなんだけど、宗茂氏(ボクが当初から言っているのもこの立場)の場合は高橋尚子様・市橋さんともう一人だってことなのよ。

☆さて、サンスポでは
シモンさんが後半のスタミナ強化のために体重を1k増量して大阪に望むという記事がありました。これは少し意外に感じました。最後の2.195kを7分丁度で走った去年の大阪を見てもスタミナが切れたとは到底思えず、むしろ体重増により弊害のほうが懸念されるのです。現時点での唯一の不安点といえるでしょう。

(2000.1.21)

☆今日は産経新聞が浅利さん、サンスポは有森先生ということで4日で丁度1セット
弘山・シモン・浅利・有森)終了みたいな感じです。次は恵寿多、安部ちゃん、小幡さん、宮崎あずーさんくらいがワンセットで4日間をかけて紹介されるのでしょうか。

有森さんの記事には「楽しく走るランナーにはなりたくない」というコメントが載っており、それはまさしく高橋尚子様と真っ向から対立する見解なわけです。でも有森さんの場合はそれが「仕事」だから何とかやっていけるのでしょうね。ボクらでも楽しくないけど仕事はちゃんとしますからね、それと一緒なんでしょう。でもそれってあまり夢の無い話ですよね…。

☆で、高橋尚子様名古屋試走の記事がある中日新聞を入手しましたが、高橋尚子様なかなかよさげじゃないですか。こちらもわくわくしてしまいます。

(2000.1.20)

☆今日は産経新聞がシモンさん、サンスポは浅利さんでした。とりあえず浅利さんは巨人ファンということなので、個人的には「ケッ」って感じです(笑)。とりあえずシモンさんの記事はあまり目新しいものないです。浅利さんの記事には2万mで自己記録を1分半上回ったとあったりしますが、やはりシモンさんには追いついていないでしょう。まあ、どれくらい変身したのか、セビリアでは見れなかったですから見てみたいことはみてみたいです。

(2000.1.19)

☆今日は産経新聞が弘山さん、サンスポがシモンの記事を載せていましたが、それにしてもシモンさん、盲腸は知っていたけど世界陸上の4日前からのたうちまわっていたというのは初めて知ったので驚愕しています。陸連もそれを聞いて青ざめていることでしょう。ふふふ。

☆朝日新聞のシドニー特集では山口衛里さんが大きく取り扱われていましたが、記事的にはあまり目新しいというほどでもないですが、若干プライベートなところが深く掘り下げられている感じはするので、衛里さんファンはとりあえず永久保存ですかね。

(2000.1.18)

☆今日あたりから大阪国際女子マラソン関連の記事がサンケイ新聞・スポーツに載る感じです。

☆まあ今日の注目所は
浅利さんが合宿から帰国してやるき十分って感じですが、レベルアップしたといっても2時間22〜23分が限界でしょう。以前にも書きましたが、それで勝とうというのは大甘の甘です。やはり日本選手では弘山さんの方が速いだろうと予測します。勿論シモンには勝てないと思いますが(残念ながら)。

(2000.1.17)

全国都道府県女子駅伝の記事に全く野口みずきさんが取り上げられていないのはあまりに酷過ぎると思う今日この頃です。世界ハーフ2着ですぜ。面子を考えたら世界陸上の市橋さんより価値があるとボクは思うのに全く取り上げられないのはどういうことなんだろうなあ。

☆まあ、大抵は「長崎」を前面に押し出していたんだけど、そんな中、日刊スポーツは
山口衛里さんを中心にした記事作りで好評価です。どうやら2月6日の香川・丸亀ハーフに出場するようなのでなんとか見に行きたいと思います。別大マラソンはビデオでも仕方ないっす。

☆さらに日刊スポーツは、「
高橋尚子様、名古屋のコース試走」という超スクープを掲載でまたしてもボクからの評価はうなぎ上り。一般的な話をするならば、サンスポとニッカンは欠かせません。関西では10円安いですがスポニチは陸上ネタがあまりにも貧弱で話になりません。さて話を戻しまして高橋尚子様の話。とりあえず2時間40分かけて試走したそうですが、どれだけの距離を走ったのかが不明なのでなんとも言えません。しかし既にコース試走段階に入っているということは順調に来ているということなのでしょう。とても楽しみです。

(2000.1.16)

全国都道府県女子駅伝は一言で言ってつまらなかったっすね。山口衛里さんがアンカーに回った時点でもう別にいいやって感じになってしまって。有象無象の連中が多いせいでボクの注目する選手(たとえば野口みずきさん)にはスポットがなかなかあたらずなので1区が終わったら後は惰性なのよね…。

☆まあ、折角なので京都新聞のサイトとかに載ってる区間記録から、個人的にピックアップしたいと思うです。


☆1区(6k)
藤永佳子  19:10(区間1位)
熊坂香織  19:13(区間3位)
藤川亜紀  19:51(区間14位)

☆9区(10k)
野口みずき 32:11(区間4位)
大越一恵  32:28(区間6位)
山口衛里  32:58(区間10位)
松岡範子  32:59(区間12位)


…って感じですが、熊坂さん、野口さんあたりはきっちりと期待に応えるような走りということになるんでしょうか。とりあえずは今年は野口みずきさんから目が離せません。世界ハーフのビデオも注文しなくては。

(2000.1.14)

☆ということで全国都道府県女子駅伝が日曜に行なわれますが、やはり注目は1区でしょうな。一躍時の人となった山口衛里さんが藤永佳子さんに挑むという構図はなかなかみれませんからね。そしてボクがプッシュしている熊坂香織さんも1区予定ということで、このあたりの鍔迫り合いは是非生で見たかった(ボクはカニ旅行から帰るバスの中か昼食休憩中なので家でビデオを見ることになると思うのだ)。

☆一方、一般にはまだまだマイナーですが、
99年に大ブレイクを果たした野口みずきさんはアンカーの10kを走る予定らしいのでこのあたりにも注目(10kでは彼女には短いかもしれないが)。

☆ところで、昨日発売の「ナンバー」を読んだりすると、市橋さんを応援したくなるというのは日和見主義って感じですかね?

(2000.1.12)

☆財政難のため東京ハーフマラソンが休止するという衝撃のニュースが駆け巡る昨今、皆さんお元気でしょうか。ボクはショックです。まあ、女子については宮崎女子ロードにスライドすればいいだけの話ですので何とかなるとは思うんですが。

☆まあスポーツ紙には、有森先生は24日に帰国だとか、市橋さんはサンモリッツで合宿をはるとか、まあいろいろ書いてありましたがどうでもいいっす。

(2000.1.11)

東京ハーフマラソンの記事は高橋健一の日本最高が大きくとりざたされる中、流石に大阪国際を控えたサンスポはシモンさんや恵寿多のコメントを掲載。恵寿多は2時間20〜21分を狙っているそうですが、不気味なのはシモンさんの夫・リビウ氏の「2時間17分台を狙う」宣言。すなわち東京ハーフのペースのままフルマラソンを走ることができるという自信があるっちゅうことです。しかし考えてみると、なぜ「世界最高を狙う」といわないのか?これは明らかに高橋尚子様を意識したコメントと言わざるを得ません。すなわち、他のやつらは眼中にないということです。日本勢にとっては屈辱ですね。さあ、このコメントに日本勢はどう立ち向かうのか?

☆風呂に入りながら考えていたのですが、やはり高橋尚子様はドラゴンボールで言うところの孫悟空のような存在だなあと思った次第。ということで最後の最後に間に合ってクライマックスって感じ。

(2000.1.10)

☆一方の前哨戦、東京ハーフマラソンでありますが、特筆すべきは心境著しいケリン・マッキャン(豪)の躍進ぶり。95世界選手権、96アトランタとマラソン代表にはなったものの15位、28位と並のランナーのまま30歳を超えてそのまま…と思いきや、99東京ハーフで友好都市ランナーとして参戦するや3位入賞、ロンドンマラソンで7位入賞で初の2時間30分突破、さらには32歳で1万m31分台突入と破竹の快進撃。遂には今日の大会でハーフ67分台突入で2年連続の3位。まさに地元の五輪がモチベーションとなった好例といえましょうか。

☆それから気になっているのは、99世界ハーフ9位のタルポシュや、橋本康子、松尾和美といった実業団でもそこそこ名の知れている連中を差し置いて
70分33秒で6位入賞した吉松久恵さん。1979年5月生まれということで丁度成人式ランだが彼女は東京陸協所属なので実業団でも大学所属でもないのだ。調査したところ山口県熊毛中学から徳山高校へ。んで東京にきているみたいですね。中学・高校と1500m、3000mで活躍。3000mの中2記録を持っています。中3の時には全国都道府県駅伝3区区間賞。中学時よりは目立ちませんが高校でも一線級だったようですね。それから98年の1500m日本ランク6位、ジュニアでは1位です。99年の年度ランキングには顔を出していないと思ったところにこの快走。見事ですね。積水化学あたりにこういう人材を拾う気概があるとボクはふんでるのですが…。ボクはこういう人を凄く応援したくなるたちでして…。誰か彼女の素性を知っている人いないかな…。

☆そうそう、メインの上位陣ですが、マイヤー、恵寿多はさすがハーフは得意距離ということで強いところを見せていました。マイヤーはシドニーのマラソン代表に決まっているそうですが、果たしてハーフのスピードを今度こそうまく生かせるのでしょうか。それは恵寿多についても同じことが言えます。一方
シモンさんはフルマラソンの距離には問題無し、ハーフも自己ベストを更新して68分34秒と申し分ない仕上がりです。いやあ、こりゃ日本勢勝てないわ。

☆男子は高橋健一に尽きます。この人1人いるだけでレースは面白くなる。将来は男子マラソンの救世主となり得る人材ですね。小出監督から「2時間4分、5分」という声が出るくらいですから。

☆とか書いている間に、9日にオランダで行なわれたハーフマラソンでロルーペ先生が72分14秒で優勝との情報が飛び込んできました。結構メジャーなところが出ている割には記録的には低調です。っていうか、フルマラソン走った翌週にハーフマラソンを走るのはいいかげん止めなさい(笑)。

(2000.1.7)

宮崎女子ロードの続き。正直言って千葉ちゃんが勝てなかったことで、ボクの中では「名古屋はやはり高橋尚子様安泰」という感じに。せっかくわくわくさせるようなことになるかと思ったんですがねえ…。宗監督もぎりぎりまで答えは出せないというふうにトーンダウン。東京より調子がいいと言っててこの「惨敗」では無理もないかも。

☆大阪国際が目前ということでサンスポは弘山さんを前に出した記事構成でしたが、成績一覧の中では安部ちゃんが73分台で14位というのが目に付きました。うーん安部ちゃんではもう大阪は戦えないかなあと寂しくなりました。また小川ミーナさんは75分台で36位とここのところ全く精彩がありません。一時期見せたあの勇姿をもう一度見せて欲しいです。奮起せよ。

(2000.1.6)

☆今日のスポーツ各紙では千葉ちゃんが名古屋に出るという記事が踊り、いきなり代表争いが目を離せないものとなってしまいました。しかし前哨戦とも言える今日の宮崎女子ロードでは大南姉妹にワンツーを決められ、「どうした千葉ちゃん!」って感じ。年末からボクと同じく体調を崩している弘山さんもどうなったのか心配です。というか、この時期に体調を崩しては大阪に影響は出るんじゃないかという心配の方が大きいです。弘山さんが名古屋にスライドしてしまうと、去年の初頭に予想していたシドニー代表3人(高橋尚子様、弘山さん、千葉ちゃん)が名古屋で最終決戦というとんでもない状況になってしまうのでそれだけは避けて欲しいでしゅ。

☆しかし宮崎女子ロード。小幡さんは72分台で10位ともう大阪は絶望的な印象。スピードがないともう世界では戦えないのね…。

(2000.1.3)

☆東京国際女子マラソンでは1999年で資生堂が協賛をおりましたが、名古屋国際女子マラソンのサイトを覗いて見ると協賛がメナード化粧品になっているのを発見。日本生命はどうなってしまったんだろう?

(2000.1.2)

☆さてさて、ローマミレニアムマラソンですが、ロルーペ先生は寒さと右足の痛みの中格下のエダト(エチオピア)相手にてこずり2時間32分4秒と7秒差でかろうじて勝利。このタイムからすると、激マジで高橋尚子様に大チャンス。一気に違う次元の走りを世界に見せつければすごいことになりそうです。

☆しかし男子では2時間6分台のベスト記録を持つJ・キプロノをはじめ3人が8分台(ひとりはそれまでのベストが2時間12分台の選手)を出しており、女子の記録の低調さが寒さのせいだとはいいわけになりません。念の為。


☆箱根駅伝は、本命に予想した山梨学院大が大ブレーキ。ここはドラマチックタフガイなボクとしては帝京大の奇跡の逆転優勝を祈るしかありません。

(2000.1.1)

☆ということでローマミレニアムマラソンですが、実は既にロルーペ先生は「2時間27〜28分では走れる」というコメントを出していて、世界最高はここでは狙わないことが判明。ロルーペ先生の次の2時間20分突破チャンスはロンドン以降となり、一気にチャンスは高橋尚子様にやってまいりました。

☆しかし某紙での占いの人は高橋尚子様が期待を裏切ると正月早々縁起でもない占いをしてけつかりまして、こちとらしんどいのに立腹させんなって感じです。ぜえぜえ。