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ちょっとだけ福岡国際マラソンを斬る!

【福岡国際マラソン出馬表】

※勉強不足のため、間違い等あるかもしれませんが大目に見てくださいね。
2000福岡国際マラソン(12/3・平和台陸上競技場発着)

世界最高:ハリド・ハヌーシ 
2’05”42(99シカゴ)
日本最高:犬伏孝行     
2’06”57(99ベルリン)
大会記録:ジョサイア・チュグワネ
2’07”28(97年)
本紙 BIB 選手名 所属 自己ベスト 直近の成績(判る範囲) 寸評
ゲザハン・アベラ(22) エチオピア 2’07”54 00・10・1シドニー五輪
@ 2’10”11
00・4・17ボストン
A 2’09”47
99・12・5福岡
@ 2’07”54
ロナウド・ダコスタ(30) ブラジル 2’06”05 00・5・21プラハ
P 2’19”29
99・10・24シカゴ
途中棄権
ゲルト・タイス(29) 南アフリカ 2’06”33 00・10・22シカゴ
途中棄権
00・4・16ロンドン
K 2’11”32
99・8・28世界選手権
N 2’17”13
フレッド・キプロプ(26) ケニア 2’06”47 00・10・22シカゴ
D 2’08”23
00・3・19ソウル
C 2’12”45
李 鳳柱(30) 韓国 2’07”20 00・10・1シドニー五輪
24 2’17”57
00・2・12東京
A 2’07”20
× アブデラ・ベハル(37) フランス 2’09”13 00・10・1シドニー五輪
途中棄権
00・4・9パリ
B 2’09”13
エデル・フィアリョ(27) ブラジル 2’09”36 00・10・1シドニー五輪
途中棄権
99・10・24シカゴ
E 2’09”36
パベル・コキン(26) ロシア 2’10”29 00・10・1シドニー五輪
26 2’18”02
00・4・30クリーブランド
@ 2’10”29
サイモン・チェモイウォ(32) ケニア 2’10”35 00・5・21プラハ
@ 2’10”35
99・10・24シカゴ
途中棄権
10 マホセンケ・フィカ(28) 南アフリカ 2’10”39 00・4・17ボストン
M 2’16”27
00・2・12東京
途中棄権
99・8・28世界選手権
P 2’17”47
欠場 21 森下由輝(29) 旭化成 2’09”36 99・12・5福岡
D 2’09”36
99・2・7別大
A 2’10”13
× 22 五十嵐範暁(28) 中国電力 2’09”38 98・12・6福岡
C 2’09”38
23 藤田敦史(24) 富士通 2’10”07 99・8・28世界選手権
E 2’15”50
99・3・7びわ湖
A 2’10”07
欠場 24 砂田貴裕(27) 積水化学 2’10”08
25 国近友昭(25) エスビー食品 2’10”10 99・12・5福岡
E 2’10”10
98・2・8東京
E 2’11”28
26 徳永大輔(35) 鐘紡 2’10”56 00・3・5びわ湖
K 2’13”36
99・12・19防府
D 2’13”55
99・9・26ベルリン
H 2’13”09
27 小林誠治(23) 三菱重工長崎 2’12”07 00・2・6別大
F 2’14”58
99・9・26ベルリン
N 2’15”46
99・2・28延岡
@ 2’12”07
28 千葉信彦(29) 雪印 2’12”14 00・3・5びわ湖
I 2’13”24
99・12・5福岡
J 2’12”14
99・3・7びわ湖
E 2’14”09
29 堀尾典臣(28) 積水化学 2’12”21 99・2・14東京
G 2’12”37
97・12・7福岡
O 2’16”29
97・4・20ロッテルダム
Q 2’17”32
30 児玉秀樹(29) 中国電力 2’12”34 99・12・19防府
B 2’12”34
99・2・7別大
32 2’23”18
98・3・1びわ湖
O 2’15”25
31 小栗康良(25) 富士通 2’13”44 00・4・9長野
K 2’21”16
00・2・6別大
途中棄権
99・2・7彩の国さいたま
@ 2’13”44
32 菅野邦彰(25) 富士通 2’13”53 00・4・9長野
57 2’43”32
99・2・7別大
H 2’13”53
33 綱崎真二(27) 九電工 2’14”25 00・8・27北海道
B 2’18”02
00・2・6別大
E 2’14”25
99・2・7別大
O 2’16”01
34 間野敏男(28) 八番麺屋 2’14”27 00・3・5びわ湖
90 2’27”40
99・12・5福岡
S 2’14”27
99・2・14東京
K 2’17”53

【リーフの予想】

(2000.12.3 10:00AM確定)

【総評:波瀾少なし、注目は日本人首位争いか】

☆アベラの「諸コンディションよければ6分台」コメントからも、今回も優勝タイムが2時間7分台になるものと予測され、そうすると順当に実力上位の海外勢が上位を占めるということになってしまうんではないでしょうか。

☆対する日本勢ですが、森下由輝選手(旭化成)の欠場もあって結構苦戦しそうです。頑張れ藤田あっくん。


【外国招待選手を斬る】
☆まずは五輪王者、
ゲザハン・アベラ(エチオピア)ですが、シドニーから間がないとはいえ、本人コメントでは「休みなしで2ヶ月練習を積んできた」ということで、先日のJチェプの例にある様にベストに近いコンディションを作ってきているでしょう。そうなると

☆対抗には
ゲルト・タイス(南ア)を推しましたが、これはシカゴを走りきっていないということでダメージはないだろうということと、2週前の15kロードでまずまずのタイムを出してきているということで、うまく調整が出来ているとみました。昨年の東京の再演があるかも。

☆単穴はやはり恐い恐い
李鳳柱(韓国)。シドニーの大敗はあまり考慮に入れない方がいいんじゃないでしょうか。日本勢にとってはなんとしても越えないといけない壁でしょうね。

ベハルは年ですし、急遽呼ばれた五輪も棄権と見た目ぱっとしませんが、今年のパリで3位ですし、9月のハーフで61分台を出しているということで侮れないと思います。注意はしておくべき。キプロプも恐いけど、今年のソウルの成績を見てもここは顔見世的要素が強いかなと見て無印にしました。

【国内招待選手を斬る】
☆まずは日本期待の
藤田敦史選手(富士通)ですが、今回は故障もなくうまく練習を積めた様子で、本人は「2時間8分台で優勝を狙う」といっておりますが、8分台では優勝はどうかなあ、という感じかします。チャレンジあるのみ。

☆そして手術を乗り越えて復活の
五十嵐範暁選手(中国電力)ですが、こちらも2年前の福岡よりも断然いい状態で持ってきているという厩舎コメントもこれあり、8分台も出るとか。藤田あっくんとの日本人トップ=世界選手権代表争いは熾烈を極めそうです。

☆後は、エスビーに移籍して初のマラソンとなる
国近友昭選手ですが、本人及び瀬古監督の能力が問われそうな一戦となるので、是非とも自己ベストで上位争いに食いこまないと、ちょっと風当たりが強くなるかもしれません。小林誠治選手(三菱重工長崎)あたりの若手がぱっとサブテンしたりするような明るい話題が欲しいですね。

【レース展開を斬る】
☆一般選手の中に、ラビット要員アルマンド・キンターニャ(メキシコ)がいるし、オーストラリアのカブートとかいう兄ちゃんもペースを作ってくれるでしょうから、いかにリズムよく25kあたりまで余裕を持っていけるかでしょう。だからといって、6分台ペースで引っ張られた時についていかないチキンな奴には用なし。五輪メダリストが胸を貸してくれるんだから、正面からぶつかって収穫を得て欲しいです。特にアテネのエースとしての期待高まる藤田あっくんとしては、4年後の対戦も当然予想されるアベラに「こいつは侮れない」と思わせないといかんです。

【過去のレース模様】

(1999年)

 

(1998年)

 

(1997年)

 

(1996年)