1. 日本科学協会40万円(1993年度): この助成金は、若い人のみ対象で非常に使いやすいのが特徴。申請も、お金の管理も大学を通す必要がない。 また、この当時は比較的当たりやすかった。書籍と計算機関連使った。 2. 日本科学協会63万円(1997年度): このときは人気が出だして大分当たり難くなっていたようだ。使いやすい研究費だと思うが、 今後、組織に属さない研究者も応募できるように拡張してもらいたい旨のことを、アンケートなどをとおしてコメントした。 3. 文部省科学研究費「複雑液体」(代表 合田正毅)公募研究協力者 40万円 (1997年度) : 主に、計算機関係と旅費に使った。協力者なので、申請などの手間がなく助かった。 関連の研究発表会にいくつか出席した。 4. 新潟工学振興会100万(1998年度): 海外留学のための募集に学科から応募してもらったもの。公務員の留学(海外滞在)の規定ではこの額では少なすぎるため、形式的には自分で自分に100万円の委任経理金を寄付して 約1年間の海外滞在をした。実際には、現地の生活費や税金も払うため、給料も使った。しかし、この間も血税から給料が出ていることに対し、納税者に感謝する。一方、文部省の在外研究員制度というのは、現地生活費や渡航費もかなり多めに出るため、完全に給料の2重取りであると、同じ国立大学の教員で同じ国にいる人と比較して感じた。給料はまるまる貯金できるので、1年海外に滞在して帰るだけで、1000万円くらい貯金が増えるとの事。類似のことが国内留学制度に対してもいえるが、多くの研究者は自分のもらう分が多ければそれでよく、制度に対する問題は感じないようである。 5. 新潟大学プロジェクト推進経費「複雑系のダイナミックスにおける認知的想発性」(代表 大西耕二)分担、約40万円(2000年度):学長裁量経費ができて第一回の学内公募に大西氏に協力して得たもの。此れをきっかけに、医学・農学はもとより、生成文法などの分野の研究者とも交流が持てたことは良かった。関連して、リレー式の教養科目の講義をボランティアで2年間続けた。 6. 産学官連携研究プロジェクト共同研究(物質工学工業技術研究所、 分子シミュレーションによる結晶構造)分担、15万円(2000年度):計算機使用などに関して、形式的に立ち上げたもの。当時の国立大学や国の研究所の手続きあり方に関し不合理さを感じた。(契約書に形式的に必要な機関長の印として、工学部の学部長にしたら、相手方の事務屋さんから「うちは研究所長の印にしたから、おたくは学長にしろ」などといわれ多少モメタ。もちろん、従わなかった。) 7. 文部省科学研究費 特定領域研究 「高速拡散過程とトンネルイオン化過程の非線形ダイナミクス」(A03班分担者)、約40万 (2002年度):申請などの手間がなく班員としてもらった。計算機などの購入に使った。2005年度までの研究で、その後も共同研究のための旅費・滞在費などを年に20万円位をもらっている。納税者に感謝する。 8. 日本科学協会、海外発表旅費15万円(2002年度): 日本科学協会の研究助成を依然得たものが海外でその成果を発表するために旅費を補助するというもの。米国Sandiegoでの国際会議で口頭発表した。 |