2017年1月31日(火)
腰が・・・痛い

 窓辺には暖かな陽射しが降り注ぐが、下界は強烈な寒風で最高気温は10℃。11時に家を出て風防号で、郵便局・コンビニを経由して整形外科までドライブ。駐輪場は60%、待合室は40%の込み具合。新聞の1面を読み終える前にリハビリに呼ばれ、ほどなく注射に呼ばれ、12時10分に終了。狛江駅前のATM、本屋に立ち寄って帰宅。

 整形外科を出る時に、腰の左側に違和感が発生。2・3カ月に1度くらいの頻度で、歩くのも辛くなるような状態に陥る。昨年4月の交通事故で、痛打した辺りである。治まらないようであれば、木曜日に整形外科で首&肩の分の注射を打っていただこうか。(80−120)(91・825・35326)
2017年1月30日(月)
モンゴル国の馬頭琴の糸巻きを、ギア化するための木片パーツ

 窓辺には暖かな陽射し、下界は多少の風が吹いているが、最高気温はぐんぐん上昇して、昨日よりも6℃も高い18℃越え。積層&接着を終えた、モンゴル国の馬頭琴の糸巻きのギア化用の木片をラフに整形し、ギアのシャフトを固定する穴を、ボール盤で開けること5個。製作済みの1個を加えて、3セット分が出来上がった。(80−125)
2017年1月29日(日)
弦の交換

 窓辺には暖かな陽射しが射し込んでいるし、下界も風が無く暖かい。内モンゴルの馬頭琴仲間の依頼で、弦の交換をすべく、メンテナンスバッグを持って新宿まで遠征。内モンゴル・チャリス氏の工房製の馬頭琴で、裏板に2004年11月のチ・ボラグ先生のサインが書かれています。彼の工房製の馬頭琴の表板は、松系の板になってしまっていますから、桐系の表板の楽器は貴重です。日本国内では、3本ほど見ています。

 桐系の表板の塗装が厚めらしく、塗装の割れが目立っていますね。テイルピースがとても細く出来ていて、ここまで質量の小さいものは、大変珍しいです。糸巻きの取っ手は、黒檀を旋盤で円柱に削った、彼の工房独特のデザイン。何事もなく、30分で作業終了。(79−126)
2017年1月28日(土)
メンテナンスバッグ

 明日は新宿で馬頭琴仲間と落ち合って、弦の交換をすることになっている。初めての馬頭琴の場合は、トラブルの可能性があるので、通常のメンテナンスバッグに、いくつか工具を追加する場合がありますが、今回の楽器は以前にも弦を交換したことがあり、その際にトラブルの可能性は消去してあるので、それらの心配はありません。

 テイルピースの穴が小さいというのが、けっこう多いトラブルで、その場合にはテーパーの掛かったドリル刃で、穴の拡張をせねばなりません。弦の当たる部分の面取りが不十分、というかされておらず、弦が切れる原因となる楽器も多いです。内モンゴルの馬頭琴では、真鍮製の糸巻きの穴の面取りがされておらず、そのままでは突然弦がズバッと切れる場合があります。(75−119)
2017年1月27日(金)
最高気温が16℃を突破したが、強烈な南の風で・・・

 午前中は曇っていたが、午後から陽が出て最高気温は16℃越え。強烈な南の風が窓を叩いて、気温ほどは暖かさを感じない。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場・駐車場共に100%、新聞を読み終えたところでリハビリに呼ばれ、次の新聞を読み終えたところで注射で・・・12時25分に終了。(75−130)(85・819・35320)
2017年1月26日(木)
目的が無く・・・だらだらと

 暖かな陽射しが窓辺に射し込み、最高気温は9℃。下界はけっこうな、寒風が吹いている。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場・待合室共に100%、注射は諦めてリハビリのみ。新聞1.5紙を読んだところでSさんに呼ばれ、11時10分に終了。

 順延になった小学校から、2月上旬の演奏日の提示。指慣らしと、その後の演目の検討会。モンゴル国の馬頭琴の糸巻きをギア化するための、ギアを固定する木片パーツを、手持ちの板類を貼り合わせて切削する。(77−128)(76・812・35313)
2017年1月25日(水)
風防号に、風力発電構想

 本日も最低気温がマイナス2℃で、最高気温は8℃。風防号でキャンプ旅に出る場合、カーナビに使うスマホ・デジカメ・ネットアクセス用のタブレットの充電が不可欠となる。屋根の上に太陽光パネルを常設する方法も検討したが、常にキャンプをするわけでもなく、余剰な電気の処理を考えねばならない。

 時速40〜50キロ程度で走行するので、風力発電という選択肢はあり得るのか?調べてみた。自転車を対象とした、ハンドルに取り付けるタイプが過去にあったようだ。ヨットやクルーザー用という本格的なものも見つかったが、デリケートな風を拾うタイプらしく、走行するには耐えられないようだ。

 「ゴールゼロ」の携帯型が一番向いているようなのだが、輸入元のモンベルでは「完売」やら「再入荷未定」の文字が並んでいて・・・困ったものだ。(78−128)
2017年1月24日(火)
演奏予定が・・・順延

 相変わらず窓辺には暖かな陽射しが射し込むが、今朝の最低気温はマイナス2℃で空気が冷え切っている。横浜の小学校の演奏の予定だったが、インフルエンザで休む生徒が多く・・・順延。十数年演奏を続けているが、初めての経験。私立の小学校は、広域から子供たちが通学しているので、これまでにも「降雪の具合如何では」という、当日朝の判断待ちという状況は何度かあったのだが、永く続けていると・・・色々あります。(76−126)
2017年1月23日(月)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装20日目

 窓辺に射し込む陽射しは暖かいが、下界はけっこうな風が吹いていて、最高気温は8℃と昨日より5℃も低い。電力会社の、4年に1度の漏電検査。ブレーカーの蓋を開けて、検査機器でケーブルを挟んで・・・異常なし。自宅駐輪場からの行きも帰りも、住人&訪問者が飛び出してくるというアクシデント発生。

 11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場は80%、待合室は60%からどんどん減っている。新聞を1紙半読んだところでリハビリに呼ばれ、新聞の残りを読み終えスポーツ新聞を開いたところで注射。出てきたら、以前伴奏でお世話になったピアニストと遭遇。職業業とでもいうべき、右肩の痛みで1年ほどトリガーポイント・ブロック注射を打っているらしい。

 帰宅して、糸巻きの取っ手の鼈甲風塗装20日目。取っ手を組み付けて、がたつきなどの最終調整。これが上手くいかず、あれこれ試してはみたが・・・駄目。しばし放置していたら、明日の演奏予定の学校から業務連絡。インフルエンザで学級閉鎖寸前のため、順延してほしいという。運が良いのや悪いのやら。運よくPCが立ち上がって、馬頭琴日記の更新作業。(82−129)(70・806・35307)
2017年1月22日(日)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装19日目

 暖かな陽射しが窓辺に射し込み、風も無く・・・最高気温は13℃。明日から冷え込みが復活し、明後日は最高気温が6℃らしい。糸巻きの取っ手の鼈甲風塗装19日目。車の塗装の補修用の研磨剤コンパウンドは、「細目」・「極細」・「超極細」の3種類がセットになって売られている。2セット持っているのだが、圧倒的に使用量の多い「細目」が欠品。

 1,000番の耐水ペーパーで、全体を丁寧に研ぎあげる。ウェスに「極細」のコンパウンドを付けてひたすら磨き、1時間ほど放置。これを繰り返すこと4回。更に「超極細」に替えて、同様の作業を同じく4回。今まで取り付けてあった取っ手を外し、新しい取っ手のフィッティング。金具が1つ大きすぎたので、新たに1つを切断してサイズ調整。(79ー116)
2017年1月21日(土)
ダルハンチン氏と再会

 穏やかな陽射しが窓辺に射し込んで、最高気温は11℃を越えた。むち打ち症+風邪の後遺症+昨日の注射痕の痛みで、あまり体調はよろしくない。糸巻きの取っ手の鼈甲風塗装18日目、白蝶貝の象嵌部分のみの塗装3〜5回目。

 新宿駅から小便横丁を通過して、歌舞伎町を通り過ぎる。「ハイジア」が大久保病院になって、倒産したはずの「SRC」が営業している?東宝ゴジラビルにアパホテル等、ところどころ怪しげではあるが、以前と比較すると相当すっきりした街に変貌してしまった。

 名古屋在住のホーミーチー・ダルハンチン氏と、新宿のモンゴル料理「新・オッと屋」で合流し、羊を食べる会のイベントに参加。店に飾ってあった内モンゴル製の馬頭琴をお借りして、「オルティンド」・「ボギンド」「オルティンド+ボギンド」と3曲を披露して、ダルハンチン氏へバトンタッチ。(79−118)
2017年1月20日(金)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装17日目

 新たにスマホに導入したソフトでは、対岸の川崎エリアでは雪が降っているし、狛江も雨が降っているのだが、外気温3℃の冷たい曇り空。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場は50%で待合室は9人。新聞を読む間もなくリハビリ、新聞を読み終えたところで注射。いつもの首と、肩の下側に接種位置を変更し・・・35分で終了。

 喉のいがらっぽさは残っているが、風邪は順調に回復傾向。糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装17日目。白蝶貝の象嵌部分のみの塗装1回目、風邪気味のために止むなく入れている暖房の真下で塗料の乾燥が早く、同塗装の2回目。(81−117)(63・799・35300)
2017年1月19日(木)
感染源は・・・たぶん
  
 窓辺には暖かな陽射しが射し込むが、下界はけっこうな寒風が吹いている。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場は150%、待合室は110%、休み明けで明日の天気予報が雪のためだろうか?新聞2紙を読み終えてリハビリに呼ばれ、終了したのは12時35分。

 整形外科の待合室を眺めると、5人に1人ほどの割合で咳をしているが、マスクなどは使用していない。多分ここが、今回の感染源であろう。自己防衛のために、マスクをしましょうか。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装16日目。白蝶貝を象嵌した部分を「透」で、他の部分を「本透明」で塗装。ピンポイントで、白蝶貝だけを研磨できる方法があると良いのだが。(83−119)(57・793・35294)
2017年1月18日(水)
ただの風邪か?

 全体的に昨日よりは、好転している。血圧が、異常なほど・・・低い。(76−108)
2017年1月17日(火)
 インフルエンザか、それとも保険会社の対応で・・・熱が

 保険会社からの連絡によると、救急搬送された病院の機器の故障が治るのが3月中旬頃だという。昨年11月15日に送付した「後遺障害認定診断書」の判定は、4カ月の放置が決定。判断に1カ月弱かかるらしいので、事故を被ってから1年で決着がつかないようだ。

 喉がいがらっぽく、咳をすると後頭部が痛い。背中には強烈な悪寒、足先が氷のように冷たく、腰が怠い。たぶん熱があるのだろうが、こんなひどい状態はそうそう記憶にない。東北の震災以降、エアコンの使用を控えてきたのだが、震災以降の初暖房。背中側の首の下と、両足首の前側に、使い捨てカイロを貼る。OS−1で補水し、葛根湯を飲み、ひたすら・・・寝る。(78−123)
2017年1月16日(月)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装15日目

 右手が痺れて、まったく感覚の無い状態での・・・最悪の目覚め。窓辺に射し込む陽射しは暖かいが、最低気温はマイナス2℃で、最高気温は9℃。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場は80%、待合室は30%。新聞の一面を読み終える間もなく、首&肩の注射が終了。新聞1.5紙を読んだところで、リハビリ開始。待合室は私を入れて4人、12時25分に終了。

 糸巻きのギア化の依頼者と待ち合せて、入院患者の退院の儀式。大変喜んでいただけて、もう1本お持ちの馬頭琴も、小学校での過酷な労働の終わる3月ごろに、手術したいそうです。

 帰宅して、糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装15日目。白蝶貝で桜を象った象嵌を裏表に施してあるのだが、ここで段取りの悪さが露呈した。木地に埋めた段階で、ある程度削って高さの調整をしておくべきでした。板やすりで高さ調整を行ったところ、下地に塗った「朱赤」が貝の周囲に浮かび上がってきます。この「朱赤」だけが異質で、「透」を塗って落ち着かせても、研ぎだす段階で露出しそうです。(79−129)(51・787・35288)
2017年1月15日(日)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装14日目

 雲の隙間から、弱々しい陽射しが時々顔をだしている。午後になって少しだけ、窓辺に陽射しが届くようになった。最高気温は7℃、最低気温は今季最低のマイナス2℃。運よくPCが立ち上がって、馬頭琴日記の更新作業。糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装14日目。軽く耐水ペーパーをあてたが、何となく・・・べたついている。湿度は50〜60%なのだが、数時間・・・放置する。べたつきが無くなったのを確認して、薄めに溶いた「本透明」を全体に均一に塗ること4回目。(79−122)
2017年1月14日(土)
バイガルジャブ工房製の馬頭琴の、糸巻きのギア化−4

 空を覆った薄鉛色の雲の隙間から、時折り弱々しい陽射しが覗くが、最高気温は6℃と・・・寒い。都心や平塚辺りでは、小雪がちらついた模様。馬頭横の切断部分の補修用に、極小の筆を探しに30メートル先の100円ショップを訪問。お目当ては見つからなかったが、割りばしの先端を削ればよいことに気づいた。ナイロン・真鍮・ステンレス3本組の、なんちゃってブラシを購入して帰宅。

 入院患者の治療、最終段階。表板の凹みの原因のバスバーを圧着したクランプを外し、接着具合の観察。現状ではOKだが、弦を張って負荷をかけ、時間が経過しないと・・・何とも言えません。はみ出した膠を、柄を伸ばしたプラモデル用のパレットナイフ&真鍮ブラシで清掃。馬頭横の切断部分の、狼の口の縁取りに、カシューの「こげ茶」を削った割りばしで置いていくようにして修正。

 乾燥するまで、しばし放置。馬頭の養生を外し、アルコールで作業中についた埃等を除去。ネックをボディに差し込み、弦を張る。同じ工房製だと、共通の型紙のようなものを使用するのが普通なのだが、入院患者は私の手持ちの楽器とは、色々と違っている。ネックの差し込み口の大きさやら、馬頭裏の糸倉の形状・サイズなど。

 馬頭裏の糸倉の天地が短く、上下端ともに切り立っています。よってギアを固定した木片と、下端の隙間に余裕が無く、弦交換の際には手古摺るでしょう。傾斜を付けるように大きく抉るか、弦を通す穴を開け直すのがベストですが・・・。馬主は同じ沿線にお住まいなので、よしとしましょう。

 ネックをボディに差し込み、弦を張って伸ばすを・・・繰り返す。弦の伸びが落ち着いたところで、上下駒の微調整。内弦を一度緩め、弛んだ弦を切りながら・・・太さを調整。手術前は両弦ともに、D=レの位置でヴォルフ音が発生していたのだが、うまくバランスが変わって、消滅した模様。これにて、終了。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装13日目。軽く耐水ペーパーをあてて、「本透明」を全体に均一に塗ること3回目。(79−127)
2017年1月13日(金)
バイガルジャブ工房製の馬頭琴の、糸巻きのギア化−3

 窓辺に暖かな陽射しが射し込んで、最高気温は12℃だが・・・空気は冷たい。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場は90%、待合室は50%の混み具合。新聞を読み終える直前で注射の番が来て、リハビリを済ませたのが12時20分。

 入院患者の治療開始、ギアを固定する木片パーツの面取り等の化粧を済ませ、フランクリン社・タイトボンドで接着。昨日切り取った、馬頭横のパーツも同様に接着する。「あさりゼロ」の鋸ではあるが、それでも若干の隙間が出来る。ピラニア鋸の場合だと、薄い木片を挿入する隙間だが、今回はパテ埋めで対応できる。

 しかもパテ埋めする面は、狼の灰色の塗装部分が90%。模型のタミヤ製の、パテでもって1回目の作業。ギアのつまみを外して、切削加工。オリジナルの取っ手の軸の部分を切り取り、ボール盤でギアを差し込む穴を開け、木工用板やすりで整形作業。ギアとオリジナル取っ手の、接合作業が完了。

 2回目のパテ埋め作業後、ボディの凹みの原因となっている、バスバー上側の剥がれの修理を始める。お湯と筆、熱した模型用パレットナイフで、現状の剥がれた膠の除去を試みるが・・・苦戦。本来なら、表板を?がしての作業です。表板のヒビの修理等に使用する足の長いクランプをセットし、9割がた締めこむ。

 水に漬けておいた膠を、湯煎して溶かし、粘度の調整をして、卓上鍋用の保温機の上に載せる。筆で膠の濃さを確認し、剥がれた部分に流し込むように浸み込ませる。仮止めしておいたクランプを、素早く締めこむ。あとは明日の朝クランプを外してみないと、接着の結果は・・・判りません。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装12日目。軽く耐水ペーパーをあてて、「本透明」を全体に均一に塗ること2回目。そのまま入院患者の馬頭横の、切開部分の補修開始。カシューの「白」・「黒」・「こげ茶」を混ぜて調色し、色味の薄い部分から塗り始め、徐々に濃い目にしてぼかしつつ重ねていく。(82−127)(45・781・35282)
2017年1月12日(木)
バイガルジャブ工房製の馬頭琴の、糸巻きのギア化−2

 右手が痺れて、まったく感覚の無い状態での・・・最悪の目覚め。こんな日は眼がしょぼしょぼしたりと、終日体調が悪いのだ。昨日戻し始めた膠が、水分を吸い切ってしまっているので、水分の補給。陽射しは暖かく外気温は12℃だが、下界は寒風が吹いている。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場・待合室共に90%、新聞を読み終える寸前にリハビリ、11時20分に終了。成城の「クロガネヤ」まで、寄り道ドライブ。

 主たる目的は、入院患者の馬頭の下側の灰色の狼の、切断する部分の補修用のカシュー「白」のチューブを購入。1本だけ残っていた「白」が入手出来て、ラッキーでした。ごく少量しか使わないのですが、缶入りを購入しても使い切れず・・・品質保持が。

 台付きやすりの交換用の、♯240&320のバラを購入。この2点は、「ユニディ」では見つかりません。ついでにメンテナンスバッグ常備の携帯鋸の、折れてしまった替え刃を購入。その横で、気になる鋸を発見。鋸で切断する場合、ナイフ類と違って、刃の厚み+アルファーが削られてしまいます。この削り取られる部分を「あさり」と言うのですが、この鋸の刃は「あさりゼロ」。

 今までは刃の薄い「ピラニア鋸」を使用していましたが、謳い文句に騙されて色々切って切れ味が落ち、交換用の刃を探したら廃番でした。「現品限り」の特価なので、次回はおそらく入手困難だろうな。使い勝手が良かったら、「替え刃」を追加購入しましょう。

 入院患者の治療を始める前に、膠に水分の補給。糸巻きの取っ手の先端を球状に整形して、「フランクリン社・タイトボンド」を塗って馬頭にセットし、糸倉の壁と面一にして、「あさりゼロ」で切断。かなり良い感じで、2つ目も接着&切断完了。鋸本体はボルト止の頑強な作りなので、「替え刃」の追加購入決定だな。

 出来るだけ彫刻に影響の無い方向を検討して、馬頭横側の切断。ギアの取っ手が差し込めるようになったので、現物合わせで具合の観察。良い感じで進行しているが、この辺りで集中力&体調の限界。糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装11日目。軽く耐水ペーパーをあてて、「本透明」を全体に均一に塗ること1回目。(79−129)(39・775・35276)
2017年1月11日(水)
バイガルジャブ工房製の馬頭琴の、糸巻きのギア化−1

 窓辺に射し込む陽射しは暖かいが、最高気温は9℃。日本海側は、寒波が襲来する模様。気分転換に、糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装10日目。軽く耐水ペーパーをあてて、「透」を全体に均一に塗ること3回目。PCの起源が良く、馬頭琴日記がアップ・・・出来た。

 糸巻きをギア化するために、昨日入院したバイガルジャブ工房の2013年製の馬頭琴。馬頭の下に灰色の狼、F字穴の周囲に龍が縁どられた、初めて見る楽器。向かって右側のバスバーの位置の、表板が凹んでいるのは、エグシグレンの特徴とでもいうべき欠陥。試奏してみたところ、Dの位置で内・外両弦ともに、強烈なウルフ音が発生しています。

 採寸を始める。馬頭裏の糸倉の幅が約16ミリ、ギアを固定する木片の幅が17ミリなので、糸倉の幅を17ミリに拡大しなければなりません。取り敢えず梱包材で、傷がつかぬように馬頭の養生をします。板やすりをあてて、地道な作業かな。カービング用の小型ドリルでもあれば、もう少し簡単になるかもしれません。思いついて、ボール盤に円筒形のやすりを取り付けて、なんちゃってスピンドルサンダーをテスト。ラフな削りは、上手く終了。板やすりで、地道な作業。

 国産エレキベース用のギアは、左用と右用があり、馬頭琴に流用する場合は、通常1対で使用します。今回の患者は、片側を2個使用するパターン。手持ちのギアは1対しかなく、調達は月曜日の発注で約2週間。3週間は待てないので、ウランバヤル・トラベラー・メタルペグ仕様・ひげスペシャルの、ギアを外して対応することに。ギアを固定する木片のサイズを、現物合わせで調整する。

 依頼はされていないが、ボディの凹みの観察。やはりバスバーが、剥がれていました。表板を剥さずに出来る、修理方法の考察。表板修理用のクランプは掛けられそうなので、問題は接着剤。9割がたクランプを締めこんだ状態で、隙間に上手く流し込むには、膠しかないという結論に達して、膠の粉を水でふやかす。(84−129)
2017年1月10日(火)
モンゴル国の馬頭琴の、糸巻きの調整

 風も無く強めの陽射しで、外気温は12℃と暖かい。11時半に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。連休明けの混雑で、駐輪場・待合室共に95%ぐらいの充足率。リハビリの後の注射は待たされたが、それでも12時20分に終了。
 
 先週、弦交換をした方から、再調整の依頼。モンゴル国の通常の糸巻きは、軸に巻き付ける弦の分量で、戻らぬように調整します。冬場は乾燥して木が締まるので空転しやすく、湿度が高いと木が膨らんで回り難くなります。季節ごとの調整が、不可欠です。

 弦を交換した場合、弦の伸びが止まるまで、巻き続ける必要があります。軸に巻かれた弦の量も増え続けるので、巻き直しをしてやる必要があります。再調整をして、依頼者に回せるかどうか試していただいたのですが・・・駄目でした。力の強いモンゴル人であれば、問題なく回せるのですが。昨年の成果である、国産のエレキベース用のギアを組み付ける事になりました。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装9日目。「透」を全体に均一に塗ること、2回目。(83−129)(27・763・35264)
2017年1月9日(月)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−7

 右手が痺れて、まったく感覚の無い状態での・・・最悪の目覚め。朝方には止んだと思われた雨が、再び10時頃に降り出し、昼過ぎには止んだ。陽射しが覗いて、最高気温は10℃あるのだが、暖房を入れない我が家では、手足&背中が終日肌寒かった。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装8日目。塗装面の艶と保護、深みを出すために、「透(すき)」の塗装。合成漆「カシュー」の透明には、「本透明」と「透」の2種類があります。「透」は薄く色が付いた、べっこう飴のような感じで、普通の木地に塗り重ねると、しっとりとした趣があります。全体の色合いが落ち着くまで、「透」を何度か塗り重ね、その後深みを増すために、「本透明」を塗り重ねる予定です。(75−129)
2017年1月8日(日)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−7

 右手が痺れて、まったく感覚の無い状態での・・・最悪の目覚め。5分ほどで感覚は戻ったが、いつものじわ〜っとした全体の痺れからは、解放されない。薄鉛色の雲が覆った空から、いつの間にやら降り出した雨の気配を感じつつ、終日廃人状態。最高気温は5℃で、最低気温は早朝の1℃。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装7日目。滑らかな塗装面を生み出すべく、今後の作業を楽にするために、テストで耐水ペーパーで研ぎだしてみたら、「黄色」の思い切ったモダンなパターンが出現してしまった。面白いとは思うのだが、今回の鼈甲風なナチュラルな感じとは、方向が変わってしまうので、「黒」で黄色のパターンを暈かす補修。(80−126)
2017年1月7日(土)
仕事始めの・・・ようなもの

 昨夜は外気温1℃で、暖房を入れない我が家は・・・かなりの冷え込み。相変わらず窓辺は暖かいが、下界は冷たい風が吹いている。11時に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場%待合室共に9割、新聞を読み終えたところでリハビリに呼ばれ、11時40分に終了。駐輪場も待合室も、3割程度に激減していた。

 モンゴル国の馬頭琴の弦を交換して欲しいという方と待ち合せたら、この業界はたいへん狭く、旧知の方でした。バトオチル氏が帰国後、バイオリンの音楽教室で続けているそうだ。東京のモンゴル人の先生は、絶滅危惧種となってしまっているので、大半の方が諦めてしまったのだろうな。 

 バイガルジャブ親方の工房製の、馬頭の下に灰色の狼が彫られた、珍しい馬頭琴。バスバー側の表板が凹んでしまっているのは、表板が厚めなので、膠が剥がれてしまったのだろうと推定。糸巻きの回し具合の調整方法をお教えしたが、難しいだろうな。弦が伸びるまで、馬頭琴界の情報交換あれこれで、楽しい新年会&仕事始めのようなもの・・・でした。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装6日目。「黒」を溶剤で薄目に溶いて、昨日の「黄色」が強くなった部分を補修。溶剤が多いので垂れてくるので、4回に分けての作業。これで着色は終了して、上塗りの仕上げに入りたいの・・・だが。(78−121)(20・756・35257)
2017年1月6日(金)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−5

 窓辺に射し込む暖かな陽射しに欺かれたが、下界は強烈な寒風で・・・最高気温は8℃。11時に家を出て、風防号で整形外科までドライブ。駐輪場&待合室共に80%、新聞を読む間もなく・・・11時20分にリハビリ終了。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装5日目。濃い目の色を重ねていたので、明るい部分の鮮烈さが消えてしまっているので、「黄色」をアクセント的にぴゅんぴゅんという感じでのせて、周囲を溶剤で暈かす作業。この後は、「黒」もしくは「黒+こげ茶」を塗って仕上げに入ろうと思うのだが、辞め時が曖昧になりつつ・・・不安。(81−120)(15・751・35252)
2017年1月5日(木)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−4

 相変わらず陽射しは暖かいのだが、下界には強烈な寒風が吹いていて、最高気温は10℃。10時15分に家を出て、整形外科まで風防号でドライブ。駐輪場は150%、待合室はどうにか座れた。新聞を3ページ読んだところで、リハビリは終了。一般紙&スポーツ新聞を読み終えて、持参の文庫本をかなり読んで・・・注射。11時40分に終了。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装4日目。中間色が増えて印象がボケてきたので、「こげ茶」の原色を点在させ、周囲を溶剤でぼかす。本物の鼈甲を眺めると、中間色はほとんど無くて、こげ茶と辛子色の2色・・・なのだ。運よくPCが立ち上がったので、馬頭琴日記のアップデート。(78−121)(8・744・35245)
2017年1月4日(水)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−3

 窓辺に射し込む暖かな陽射しに騙されたが、最高気温は14℃だが下界の風は冷たい。30分ほど、多摩川周辺を散策。世の中は仕事始めなのだが、1本目が強烈に効いた、首と肩の右側に打っているトリガーポイント・ブロック注射。その後は効果を感じなかったのだが、最終接種日から1週間を過ぎて、明らかに首と背中の突っ張り感が・・・酷くなっている。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装3日目。自然光で見た場合、まだまだ暗い部分の面積が足りない。多めの「こげ茶」に少量の「黄色」を混ぜたものを、広めの面積に点在させて、周辺のみを溶剤でぼかしてみる。当初の鮮烈なイメージが、薄れつつあるなあ。(85−123)
2017年1月3日(火)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−2

 むち打ち症の後遺症と思われる、右手の痺れで不快な目覚め。暖かな陽射しが、窓辺に射し込んでいる。餅を焼いて、雑煮を父親の神前に捧げる。散歩日和りかもしれないのだが、「下町ロケット」&「相棒」を見始めてしまい・・・未遂。日が暮れて、「ヤヒロ」まで買い出し。

 糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装2日目。カシューの「こげ茶」を不規則に点在させ、周辺を溶剤でぼかすのは、昨日の「黄色」と同じ。溶剤を多めに使用したところ、なかなか良い感じだったが、溶剤が揮発してしまうと・・・見た目は今一つ。まあ「本透明」か「透」で上塗りをすれば、艶が出てよい感じになりそうである。(83−126)
2017年1月2日(月)
糸巻きの取っ手の、鼈甲風塗装−1

 暖かな陽射しが窓辺に射し込み、昨日とは打って変わった穏やかな目覚め。餅を焼いて、雑煮を父親の神前に捧げる。自分用に2個、父親用に1個の餅を焼き、下げて計3個の餅を食べるのだが、もともと大酒は飲むが小食の私には、些か多いような気がする。

 垂れ流されるテレビにウンザリしていたら、「下町ロケット」が始まって・・・一息。まあ、韓国裏切りドラマを思わせるような展開には、辟易としてしまった・・・けれど。少々機を逸してしまったが、多摩川散歩。南西の空に美しい三日月と、その左下に星が輝いている。

 昨年ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改の糸巻きの取っ手が壊れたので、オリジナルの銀杏型の和風なものを制作した。プランが煮詰まらぬうちに作業を始めたために、白蝶貝の象嵌は良かったのだが、人工漆の塗装で再三やり直しをしてしまい、結果としてかなり攻撃的な黒&朱赤になってしまった。

 取り付けてみると、少々大き過ぎてバランスも悪い。製作途中で放棄していた、一回り小型の白蝶貝の象嵌を施し、朱赤の下塗りをした取っ手がある。この楽器の馬頭の下側には、機械ペグを隠すために、巣鴨の職人さんに鼈甲を貼っていただいた。よって、鼈甲風な塗装にチャレンジしてみることにした。鼈甲を貼るというのも、予算があれば試してみたいのだ・・・が。

 ベースの朱赤を研ぎだして、カシューの「黄色」をほとんど薄めずにちゃっちゃっと不規則に塗り、薄め液のみを含ませた別の筆で、塗った「黄色」を暈かす。一通りこの作業をし終えて、眺めてみて足りない部分や、流れてしまった部分を同様に加筆する。ずっと好天続いて湿度も低く、大半が溶剤の薄塗りなので、1日に2度の作業が可能だろう。(79−122)
2017年1月1日(日)
波乱万丈を予想させる、2017年の幕開け

 明け方4時半少し前に、多摩川対岸の川崎市からの、緊急大雨警報のメール着信音が・・・連続3回。当然雨など降っておらず、誤報であったが、うるう秒の調整によるトラブルではないらしく、腹立たしい目覚めでありました。ふてくされて・・・2度寝。

 青森産の鴨・新潟の餅・九州産のあご出汁という、日本縦断のような雑煮を父親の神前に捧げた。家の隣のお稲荷さんと、世田谷通り沿いのお稲荷さんに初詣。神社というのはピラミッド型の組織で、出雲大社や伊勢神宮にお参りするのは、いきなり社長に直訴するようなものである。願い事などは、家の傍のお稲荷さんから、伝達していただくのが正しいお作法らしい。

 ず〜っと寝たきりだったPCが立ち上がり、ネットやメールには接続できないが、幸運にも馬頭琴日記が更新できた。本日も骨付きの羊肉を蒸して、肉を削ぎ取って、それを肴にウォッカを飲み始めた。昨日の残骸の骨を煮込み始めたら、とても良い匂いがしている。そうだ!カレーを作ろうか。(83−118)(2・738・35239)