2016年6月30日(木)
「ユニディ」まで、買い出しに行くも・・・

 湿った曇り空、徐々に雲が薄くなって・・・蒸し暑い。右側の首から背中がどんよりと重く、右手が痺れている。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。狛江の「ユニディ」まで、馬頭琴修理用の素材&道具類の探索。自宅から狛江駅まで1.1キロ、狛江駅からユニディまで1.8キロ。電車・バス&徒歩で30分、ユニディから和泉多摩川までが2.3キロ・徒歩で30分。

 まずは懐の深いクランプの探索、手持ちのものは100ミリで、150ミリ程度のものが欲しいのだが。1種類見つかりはしたが、厚さの対応が75ミリ。馬頭琴のボディの厚さは、モンゴル国製で100ミリ、内モンゴル製で70ミリ前後。これを購入してもバスバーの貼り付け以外には使用法が無いし、専用だったら30ミリ程度の厚みで十分なので・・・却下。

 鉄製で結構な重さがあり、自重で直立しません。ギターのサウンドホールから差し込んでブリッジを固定するための専用タイプだと、先端部以外にも水平を保つための螺子が付いています。鉄製で600円ぐらいから、軽量なアルミ製だと3,000円オーバー。知恵を絞りましょう。

 バスバーの接着部分の、表板の裏側自体の木の繊維が剥離した部分の補修材。接着面の幅を広げたバスバーを新作する方法も考えたが、強度的には問題が残りそうだ。一度補強用の板材を貼ったうえで、その上にバスバーを貼る方法を選択した。適した小さめの板材は2〜3ミリ程度の厚みだが、2ミリと5ミリだけでアガチスと檜材のみ。檜材の2ミリ厚を選択。

 パッチの製作等で楽をするために、5×10ミリの檜材、補強用の板材&バスバーを接着する時にクランプを掛けられるようにするための5×30ミリのアガチスの板材、台付用の紙やすり♯320を購入。膠剥離用に使えるナイフが無いか?左官コーナーを探索したが・・・成果なし。今回使用した真鍮製の木ねじが強度不足のために、ステンレス製を探索したが見つからず・・・帰宅。
2016年6月29日(水)
膠とタイトボンド、接着剤の使い分け

 未明から降り出した雨が止んで、曇り空から時折り陽射しが覗く。風はあるのだが、蒸し暑さ全開。低気圧のためか、右の首から背中&右手の痺れは絶不調。午前中は恒例の、整形外科でリハビリ。診察室は、満員御礼状態。

 ボディの裏側のお掃除、垂れたりはみ出しているニス&類を紙やすり&カッターナイフ等で、膠のはみ出しをお湯&筆で除去する。表板の裏側も同様に、お掃除する。F字上の修理跡が剥がれた部分を、タイトボンドで接着しクランプで固定する。あまりに雑なバスバーの表面も、台付紙やすりで研磨。バスバーの剥がれた部分の端、表板に3センチ弱の亀裂が2本入っています。さあ・・・どうしましょうか。

 これから使用する、接着剤についての思考あれこれ。タイトボンドは優れた接着剤ですが、簡単には剥す事が出来ません。ある程度の粘度があって、ヒビの隙間に流し込むのも得意ではありません。今後剥がす必要のない部分には、原則としてタイトボンドを使用します。

 膠は温度と湿度を加えると、剥すことが出来る優秀な接着剤です。粘度を調整することで、固着力も調整可能です。西洋の弦楽器では、剥すことの少ない裏板は強固に、剥す可能性の高い表板は軽めに接着しています。粒上の膠を一晩水に漬け、湯煎して溶かして使用します。

 冷めてしまうと接着力が無くなってしまうので、素早い作業が要求されます。また一度溶かしてしまうと、再使用は出来ません。素人には、ハードルの高い接着剤です。バイオリン工房などでは、膠で接着する作業をまとめて行うようです。タイトボンドには「膠仕様」のものもラインナップされていて、剥すことは出来無いというのが通説でしたが、最近のものは熱したナイフで剥離できるようです。
2016年6月28日(火)
やはり表板の・・・強度不足
 
 夜半から降り出した雨も、午前中には傘を開くか迷う程度。昨夜は約1ヵ月ぶりに友人たちと話が出来て、心は晴れ晴れとしているが・・・。低気圧の影響が大きく、背中が突っ張り腰痛も発生中。昨夜ママさん&利き酒師に、首から背中にかけてマッサージをしていただいた。左側と比較して、右側が硬く盛り上がっているそうだ。マッサージで柔らかくして血行を良くする方法を、考えた方が良いかもしれません。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。小雨にも関わらず、診察室は満員御礼状態。

 バスバーを、お湯・筆&ナイフで剥す。かなり強固に接着されていて、なかなかナイフが入らないと思ったら・・・。剥離した部分は膠の剥がれではなく、表板の繊維が剥離しています。表板の強度が不足していて、負荷に耐えられず木の繊維が裂けてしまった。2000年前後に製作された、大音量を出すために行われた浅知恵です。

 表板の上部の、剥がれてしまったひび割れ修理跡の観察。縁の部分が脱落して再接着してあり、これがズレてしまっているために、ヒビ割れた部分がぴたりと合っていないことが判明。お湯&筆で、割れた断面の膠の除去作業。こちらは正確に貼り直し、新しいパッチで補強すれば大丈夫でしょう。

 問題はバスバーの位置の、表板の繊維が裂けてしまった部分の対処法。このままバスバーを接着しても、また同様のトラブルに見舞われるのは必須。幅の広めのバスバーを新作しても、不安は解消されないだろうなあ。裂けてしまった部分を全体に覆う、板を貼るのが一番なのでしょう。手持ちのクランプでは幅が足りず、何らかの治具を作るか、幅の広いクランプを購入するか・・・。
2016年6月27日(月)
はて?面妖な、修理状態を観察して・・・妄想

 蒸し暑い晴れ空、太陽を拝めるのも今日限りで、この後は梅雨空が続くらしい。2日連続の好天のためか?右手の痺れは相変わらずだが、比較的体調が良い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。休み明けの混雑を警戒してか?診察室もリハビリ室も比較的空いている。

 和泉多摩川駅で人身事故が発生、駅周辺がざわついている。駅前のタクシー乗り場は、普段でも絶望的に車が不在。電話をしても車が無く、予約もできない。成城学園前から向ケ丘遊園までが止まっているので、呼んでも来ないであろう。登戸駅まで歩いて南武線を経由するしか、脱出方法は無さそうだ。

 昨日表板を剥した、馬頭琴の検証作業。2000年製のバイガルジャブ工房製、何故こいつが手元にあるのか?記憶がありません。たぶん修理依頼され、修理完了の連絡をしたが、引き取られなかった・・・のでしょう。預かった段階で、代替えの楽器をお貸しするので。

 開けてびっくり玉手箱、初期の作りとしては普通ですが、何しろ修理が信じがたいほど雑。膠のはみ出しは拭き取っていないし、パッチの形状も貼り付け位置も出鱈目。これらの修理は表板を剥さねば不可能で、接着面にも剥離した痕跡が残っています。日本人で表板を剥せるレベルは、西洋弦楽器のリペア経験者。技術面でも美意識としても、このような雑な修理を行う事は有り得ません。

 よほどの名器でもなければ、表板を交換するのが通常の対応です。あくまで推定ですが、モンゴルで表板を割る事故に遭遇した。モンゴルの馬頭琴工房で、練習台として新米が作業した。取り敢えず、弾けるレベルには回復した。

 それでは何故?この楽器が日本に到達したのか?これも憶測ですが・・・飼い主の愛着が薄れ、「取り敢えず馬頭琴が欲しい」という日本人にプレゼントした。飼い主が放棄して工房に返品し、新たな馬頭琴を購入した。表から見ても修理箇所はすぐに判るレベルなので、安い値札を付けて店頭に出したら、「安さにつられた」日本人観光客が購入した。妄想は・・・尽きません。

 日が暮れて、武蔵新城まで遠征。季節料理「おばら」で、鮎の塩焼き・生桜海老のかき揚げを肴に、半量の冷酒各種を頂く。7月3日に2つのお誘い。川崎の焼酎の、利き酒会。元住吉で国際交流イベントに、馬頭琴が登場するというので検索。関西出身で内モンゴルで馬頭琴を学び、現在横浜在住の田岡君のようだ。アダチ君と、交通事故で壊されたスマホの購入候補談義。
2016年6月26日(日)
結局・・・表板を剥離

 雲の多い晴れ空、風が無く・・・蒸し暑さ全開。「題名のない音楽会」で、リズミカルなマンボ・チャチャチャ等の「昭和歌謡」特集をテレビ鑑賞。先週から引き続き登場している、エリック・ミヤシロ氏の豊満な肉体に・・・不快指数がアップ。「ヤヒロ」まで買い出し、近隣の整骨院は「あゆみ」だけかなあ?

 昨日接着しておいた模型用パレットナイフを、台付やすりでひたすら削って、元の柄との段差を無くす作業。持った時の感触を確かめつつ、太さ調整をして・・・パレットナイフの柄の延長加工は終了。さっそくボディの穴を覗き込みつつ、タイトボンドが塗れるかどうかの検証作業。う〜ん・・・駄目そうだ。

 出来るだけ表板の剥離は避けたいので、あれこれ方法を模索する。注射器のようなもので、ボンドを注入するのは?粘度が高いボンドを通過させられるような、太く長く曲げられるような注射針はあるのだろうか?国産エレキベース用のペグを購入しているパーツショップで、タイトボンド用の注射器を発見したが・・・長さが足りません。テーパーの付いた銅製のパイプでもあれば、ノズルの延長は出来そうですが・・・。

 残された道は、表板の剥離です。使用する道具は、お湯と保温器&筆と、カワハギ釣りの餌の浅蜊を剥くための貝用ナイフ2本。ボディ下端の目立たない部分から、お湯を筆で流し込み、温めたナイフを差し込んで、ゆっくりと接着面にそって動かします。無理はせず、冷めたらナイフを交換し、隙間にお湯を筆で流し込みつつ、慎重に作業します。 

 根気・体力共にむち打ち症で長くは持たず、休み休み・・・1時間の作業で表板が剥がれました。心配していたひび割れの補修部分、F字穴の下部は無事でしたが、上部は剥離してしまいました。まあこの程度なら、接着し直せば大丈夫です。ああ・・・疲れた。
2016年6月25日(土)
バスバーの剥がれの修理方法の考察

 未明から小雨が降ったが、本格的な雨という予報は外れた。午前中は曇り時々霧雨、午後からは一時薄日が差して鬱陶しい蒸し暑さ。ず〜っと南の風が、ばたばたと窓を鳴らしている。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。診察室もリハビリ室も、満員御礼状態。

 想定外の、異音の出てしまった患者の診療。ネックを抜いてボディ上端の穴からライトを差し込んで、下端の穴から覗いて確認するも・・・異常無し。下端側のバスバーが剥がれていると、クランプの掛けようがないので表板剥離は免れません。上側の穴から覗いて異音のする位置を押すと、見事に上端側からバスバー全体の半分が剥離していました。

 表板に発見したひびの位置からの、剥離でした。完璧を目指すなら表板を、剥離しての作業となりますが・・・。バイオリンの表板のひびの修理の際に使用する、特殊形状のクランプセットが手元にあります。F字穴から差し込んで、表板の裏側のパッチを固定するためのツール。F字穴からひびまでの距離を考えて、4種類の長さのクランプを仮止めしたら・・・上手く処理できそうです。

 模型工作用のパレットナイフで、フランクリン社タイトボンドを剥離した場所に塗ることができれば、表板剥離の大手術は回避できそうです。パレットナイフを表板の上に置いて検討、ナイフの柄を5センチ程度継ぎ足してやればどうにかなるかも。取り敢えず、ナイフの延長作業。

 オリジナルの糸巻きの切断した部分を使用して、手持ちの3ミリ径の丸棒を差し込めるよう、双方に3ミリ径の穴を開ける。タイトボンドを塗って差し込み、そのまま乾燥するまで・・・放置。
2016年6月24日(金)
米粉の麺

 風も無く湿った曇り空、少々肌寒さを感じる。午後から南の風が吹き始めて、おやつ時から小雨が降ったり止んだり。むち打ち症は、全体的に絶不調。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。リハビリ室は待ち時間ゼロだが、診察室は満員御礼状態。

 英国のEU離脱に関する国民投票、4%弱の僅差で離脱という結果が出た。往来が自由になったことで、ヨーロッパの貧困国からの流入が大幅増で、難民の流入が追い打ちをかけ、すべてのインフラがパンクしているそうだ。税金を払わなくても医療費の負担はなく、救急病院が4時間待ちとの話も聞こえてきた。もともと住んでいた住民からすれば、たまったものではなかろう。投票結果を受けて、株価は15,000円を割って、100円前後の円高。

 半年ほどグルテンフリーに近づけた生活をしている中で、米粉の麺をテスト購入した。半透明のような白色で、通常のパスタぐらいの太さ。10分程度茹でるか、30分ほど水に漬けて置き、炒めるか5分程度茹でます。触感はもちもちしていて、冷麺のような感触。少々太めだが、冷やし中華としては悪くない。パスタにすると、触感は別の食べ物ではあるが、代用品には成り得る。
2016年6月23日(木)
アクシデント発生、異様な・・・ビビリ音

 夜半から降り出した雨は正午過ぎにはあがり、おやつ時には薄日が差し始めた。右側の首から背中にかけての突っ張りと、右手の痺れが酷い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。診察室は相変わらずの満員御礼状態だが、リハビリ室は閑散状態。

 モンゴル国製の下駒のストックの中から、弦高の同じものに交換し調弦を始めたところでアクシデント発生。弦を弾いて確認しつつ音程を上げていくのだが、ビビリ音がする。表板を指で押さえると、ビビリ音が無くなる。表板の剥がれ・表板のひび割れ・バスバーの剥がれ等が、原因ではないかと思われる。

 表板と側板の接着部分を全周囲にわたって、押さえてみるが・・・改善しません。表板を押さえると、ビビリ音が止まる。後者2つが原因の、可能性が高まる。この楽器は前保有者が乱暴な扱いをしたため、表板に大きなひびが入っていて、ひびの入った部分への膠の注入と、裏側からパッチを貼り付ける修理を依頼した経緯があります。

 修理箇所を確認しましたが異常は発見できず、更に全体を押しながら確認作業を進めます。テイルピースの上側の真ん中右寄りに、新たなひびを発見。ひびの長さが短く、これだけなら膠を流し込んで修復可能ですが・・・。全体を眺めると向かって右側のF字穴の、真ん中側がわずかに窪んでいます。バスバーが剥がれた可能性が浮上、ひびの部分を強めに押さえると、ガタっという異音が発生。

 モンゴル国の馬頭琴では、バスバーの剥がれというのは結構多いトラブルです。接着剤として使用している膠の質の問題で、経年劣化で剥がれてしまいます。また音量を大きくするために過剰に表板を薄く加工、細めのバスバーが負荷に耐え切れず剥がれるというケースもあります。バスバーの剥がれであれば、表板を剥離してバスバーを接着して、表板を再接着するという大手術となってしまいます。

 ネックを抜いて、この穴から中を覗く必要がありますが、むち打ち症の不満足な体では・・・限界。
2016年6月22日(水)
下駒の、基本的な調整

 夜半から降り出した小雨は正午にはあがったが、肌寒い曇り空。右手の痺れが、最悪の状態。午前中は恒例の、整形外科でリハビリ。待合室で倒れた方がいて、救急車が来訪中。リハビリ室は、閑散としている。「ヤヒロ」で地場のトマトを見つけ、卵とトマトの炒め物を作る。

 オリジナルの下駒は、材質が柔らかく厚みが弱冠不足していて、弦の圧力に負けて曲がり始めています。弓によって弦が振動し、その振動を表板から魂柱を介して裏板まで、足の直下のバスバーから表板に伝えるのが、下駒の役割です。モンゴル国の馬頭琴では、柔らかめの材質の下駒のほうが一般的には相性が良いのですが、柔らか過ぎれば弦の振動を吸収してしまいます。

 強度が不足していて、曲がっていないかを確認します。曲がっている場合、いずれ折れるか、調弦の際に倒れて表板を割る原因となります。表板と足の接地を、テイルピース側と馬頭側の両方から確認します。ぴたりと接地していない場合は、あれこれ調整をしますが、とても厄介な作業です。

 弦高の調整は、弦を載せている溝を棒やすりで削ります。足の接地面を削るのは至難の業で、お勧めしません。低すぎる場合は、新しい下駒に変更します。相性の良い下駒であれば、楓板や黒檀板を足に接着して加工します。内モンゴルの馬頭琴であれは表板がフラットなので、作業は比較的容易です。

 横から見て下駒が、どのように立っているかを確認します。正しい立ち方は二等辺三角形型ではなく、テイルピース側が垂直で、馬頭側のみが傾斜しています。馬頭琴の場合ほとんど意識されていませんが、西洋弦楽器では常識で、おそらく調弦の際に馬頭側に弦が引っ張られて倒れるのを阻止しているだと思います。

 内モンゴルの馬頭琴だと、ビオラ用の下駒を流用します。モンゴル国系は、それぞれの工房で買い集めておいたストックから選択します。下駒の自作は、素材の入手が困難です。楓系をモンゴル国用に作るとなると、チェロ用の下駒からの加工となりますが、良い結果を得られたことがありません。

 
2016年6月21日(火)
テイルピースの加工

 明け方から降り始めた小雨も、昼過ぎには止んで陽が差し始めた。九州・西日本では豪雨に祟られているが、利根川水系の水不足には御湿り程度。首から肩・背中全体が重く、痺れた右手では枝豆の鞘の両端を鋏で切るにも、休み休みでないと出来ません。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。リハビリ室は閑散としているが、診察室は満員御礼状態。薬を処方していただいて帰宅。

 オリジナルのテイルピースの上下を切断して、お気に入りの「銀杏型」に台付紙やすりで整形する。普段は見えない場所なので、テイルピースの裏側の加工は雑な場合が多いです。これも厚みが不均等なので、少々の修正。下端の裏側を、ボディと干渉しないようにかまぼこ型に整形。上端の裏側の真ん中を少しだけ削る。本来なら塗装すべきなのですが、この馬頭琴は何をしたのかをプレゼンテーションしたい意図があるので、このままにしておきます。

 オリジナルのテイルピースロープは、弦を三つ編みしたものが使われていました。三つ編みの利点は、そうそう簡単には切れない事です。また使用済みの弦で、安価に製作できます。手持ち最後のチェロ用の新素材ロープがあったので、こちらを組み込みます。通常の体調なら弦の交換は、三つ編みから始めても30分程度ですが、むち打ち症の首をだましだまし・・・1時間で終了。
2016年6月20日(月)
テイルピースに関しての、基本的な調整

 雲の多い晴れ空、湿度も高く蒸し暑い。定休日で、リハビリはお休み。全体的に体調は小康状態だが、右手の痺れは相変わらず。午後から交通事故でヒビの入った歯に、2度目の金属装着。夜になって風も無く、本年初のアイスノン枕の投入。

 テイルピースに関する、基本的な調整。まずは横から眺めて、テイルピース&弦の結び瘤がボディに接していない事を確認します。接しているとノイズの原因となるので、接している場合は接触する部分(テイルピース下端の下側)のテイルピースを削る、弦の結び瘤を収納する穴を拡大します。

 内モンゴルの馬頭琴では、バイオリン等と同様のテイルピースロープが使われています。ロープに螺子溝が切ってあり、金属パーツで固定する仕様。見た目は良いのですが、両方の材質に問題があって・・・すっぽ抜けます。金属パーツをラジオペンチなどでしっかりと潰し、瞬間接着剤で補強します。チェロ用の新素材ロープに交換すれば、不安は100%解消されます。

 モンゴル国の馬頭琴では、釣り用のナイロン糸が使用されています。以前は動物の筋のようなものも、使用されていました。材質が劣化していたり、細過ぎる場合にはチェロ用の新素材ロープに交換します。テイルピース自体の交換等をする場合は、調整の最後の工程で行う作業です。

 テイルピースの調整は、チェロの文献などを読んだりはしていますが、これといった決め手が判りません。バイオリンの例では、黒檀製よりも柘植製の方が高額だったりします。重いほうが良いという説と、弦の振動の最終を担う位置にあり、振動を殺さぬために軽いほうが良いという説もあります。馬頭琴の場合、高額品には黒檀が使われています。

 取り敢えず、ボディ下端と下駒の長さの半分以下のサイズのテイルピースを、ボディ下端側から半分以下の位置に収まるように調整します。手持ちのいくつかのテイルピースを組んで、試奏を繰り返しますが、かなり面倒な作業ですので・・・研究不熱心になってしまいます。

 内モンゴル製のテイルピースはほとんど、このサイズに収まっています。モンゴル国製の場合はテイルピースの長さが、ボディ下端から下駒の長さの2/3ぐらいのものが多いのです。裏側の弦の結び瘤およびテイルピースロープの結び目を収める穴の位置を見ながら、テイルピースの上下を切断して整形します。黒檀や木地を生かせる素材であれば研磨だけですが、柔らかい材質の木だと塗装の工程が加わります。

 自作する場合には、黒檀等の板で100%新作するか、ビオラ用のテイルピースを流用します。自作する場合には、弦を通す穴を開けるのが至難の業です。これらの苦難を乗り越えて製作しても、この作業に見合った対価を頂けるとも思えませんし・・・。ビオラの下駒側の弦を通す穴の部分を切り取って、弦を通す穴を開け固定するスリットを棒やすりで削り出します。

 弦を通す穴・テイルピースロープを通す穴の、サイズのチェックも不可欠です。テイルピースロープはそうそう交換するものではありませんが、弦は3ヶ月〜半年程度で交換するので、この穴が不完全だと交換時のストレスになります。穴が大きすぎるという事はありませんが、かなり穴が狭い場合があります。

 編み込みをしていない弦を秘術で通せば、何とか通るという例がモンゴル国の馬頭琴に見られます。未熟な職人が、その場に有ったいい加減なドリルで穴を開けたのでしょう。このままでは便利な編み込み済みの弦は通りませんから、ドリルで拡大します。
2016年6月19日(日)
ネックとボディの接合部の修正

 空を覆った薄鉛色の雲の隙間から、時折り陽射しが覗く。かなり強めの南の風が吹き込んで、昨日よりはしのぎ易い。寝ている時の姿勢が悪かったのか、首を回すとバキバキと音がする。右手の痺れが相変わらず継続中で、気持ちが悪い事この上ない。何だか日中を、寝て暮らした。夕暮れ時に、野暮用。

 ギア化の終了したバイガルジャブ工房製の、馬頭琴の調整作業を開始する。まずはボディとネックの、接合部の調整から。ボディ上端の表板の縁と、ネックに貼られた指板が干渉しています。干渉部分は少し掘り込まれてはいますが、接触の回避には至っておりません。ネックとボディの接合部がぴたりと設置しておらず隙間が空いていて、指板の先端とネックの接合部後端の2ヵ所しかボディに接していません。ステンレス用板やすりで、ボディ側の干渉部分を削ってぴたりと合わせます。

 次にネックの差し込み状況の確認、ここに隙間=がたつきがあると、ノイズの原因となります。ボディの上端&下端の穴と、差し込まれたネックの太さを確認します。隙間があった場合、修正はかなり面倒です。ネックが左右に傾いていなければ、ネック側の左右に黒檀板を貼り付けます。1ミリの隙間であれば、0.5ミリ厚の板を左右に貼らないと、ネックが左右どちらかに傾いてしまいます。 

 ネックが左右に傾いている場合には状況に応じて、ボディの上端もしくは下端の穴を整形して、ネックに薄板を貼って調整します。幸いにもこの楽器には問題が無く、安堵しました。
2016年6月18日(土)
馬頭琴のチューニングとは?

 風も雲も無い真夏の晴れ空、正午の段階で最高気温が30℃を越えて上昇中。午後から南の風が吹き始めたが、熱風寸前で・・・蒸し暑さ全開。右手の痺れが・・・酷い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。日・月と連休のためらしく、診察室もリハビリ室も満員御礼状態。

 工業製品的に生産された楽器であっても、そのままでは100%の能力を発揮してはいません。楽器本来の能力を発揮するように調整したうえで、更に演奏者の固有の調整が不可欠です。馬頭琴に関しては、組み上がった状態自体が、かなり大雑把です。

 修理を依頼された馬頭琴に関して、依頼(だいたい糸巻きの交換が多い)事項以外に、基本的な調整を行います。結果として私の調整した楽器は、楽器の現状での最大限の能力を発揮するようになります。更にその楽器と相性の良いパーツに交換していくことで、楽器が本来持っている能力を発揮するようになります。

 基本的な調整とは、本来あるべき場所にパーツをセットする、密着すべき場所をきちんと密着させる、といった事です。これを怠ると、能力を発揮しないばかりか、ノイズの原因等を誘発します。弦を張ること一つでも、1本の糸が絡んでいると、本来の音量の半分にも・・・達しません。
2016年6月17日(金)
モンゴル国の馬頭琴の、糸巻きのギア化が・・・完成

 梅雨の合間の晴れ空、気温がぐんぐん上昇して、首輪で脳が茹りそうだ。腰痛は改善したが、右肩の突っ張り&右手の痺れが酷い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。

 万力に昨日製作した治具をセットして、ボール盤でオリジナルの糸巻きの取っ手の切断面に穴を開ける。エレキベースのペグのプラスチック製の摘みを、金属専用鋸で切断し、ステンレス用板やすりで整形する。微調整をしながら、きっちりと収まるように整形を繰り返す。以外なほど呆気なく、モンゴル国の通常の糸巻きをギア化するプロジェクトが・・・完成した。

 一番信頼している国産エレキベース用のペグが動作的には最良で、内モンゴル製の馬頭琴は迷わずこれに交換します。構造上モンゴル国の馬頭琴には簡単には組み付けられず、国産・ドイツ製&アメリカ製のチェロ用のギアペグを試してみましたが、最適なものがありませんでした。もうひとつ試してみたいのが、正しい位置に楽に構えるためのボディカットです。
2016年6月16日(木)
気を取り直して、ギア化の作業を続行

 薄鉛色の雲が空を覆い、湿った南の風が強め。朝から小雨が降ったり止んだり、おやつ時から本格的に降り始めたが・・・小雨のまま。沖縄が平年より、7日早い梅雨明け。首から背中にかけての突っ張り感と腰痛と右手の痺れが、天候のためなのか最悪。午前中は恒例の、整形外科でリハビリ。

 取り敢えずボディにネックを差し込んで、弦を張って現状までの確認作業。ネック上端から裏側に差し込まれた弦と、弦を巻き付けるポストとの角度に問題はなさそうである。馬頭上側(低音弦)の弦と、下側のギア固定用のパーツとの干渉も最小限で・・・問題ないレベル。休み休みだが、次の作業に進むことにする。

 オリジナルの糸巻きの取っ手の加工、まずは馬頭に差し込まれる部分を取っ手の根元から切断。切断面を滑らかにして、ボール盤でギアのシャフトを差し込む穴開け作業。ここで取っ手を垂直に固定する治具のアイデアを思いつき、30分の板材加工+3時間の接着タイム。ギアの摘みを切断してあったパーツで、1つめの取っ手の取り付け終了。ここで・・・首の限界。
2016年6月15日(水)
モンゴル国の馬頭琴の糸巻きのギア化、取り付けは成功したが・・・

 小雨が降ったり止んだりの、典型的な梅雨空。部屋の中は蒸し暑いが、外は肌寒い。首から背中にかけての突っ張り感と腰痛が、天気のためか・・・辛い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。保険会社に、薬代の領収書・振り子号の購入の際の見積書&作業内容・振り子号の事故後の処理費用の領収書のコピーを送付。

 半額になっていた鶏のささみで昨日仕込んだ手作り鶏ハム、砂糖&塩を擦り込み、大きめなので2・3本をまとめてラップで巻いて、半日ほど冷蔵庫で寝かせる。お湯が沸騰したら、弱火にして20分ボイル。冷めるまでそのままにして、冷蔵庫で2時間ほど寝かせて・・・終了。軽めの塩加減が少々物足りなく、切る際にばらけ加減。ささみで造る場合は、開いて重ねるべき・・・でした。
 
 ギアを固定する木材パーツの整形、見た目も含め弦と接触する部分&他を丸く切削加工。切断面のざらつきを軽く研磨して、弦の取り回しを考慮しつつ・・・位置決め。以前購入しておいたタッピングビスで、ギア&木材パーツを固定。ここまで体調&気力の限界を何度か迎え、小休止を入れてどうにか完了。

 いくつかの課題が、露呈してしまいました。まずはピラニア鋸で切り取った部分、かなり薄めの刃ですが・・・隙間が空きます。本格的に対処するには、0.5ミリ厚ぐらいの薄い板を貼って塗装が必要です。次はタッピングビスで、美観を考慮した真鍮製でしたが、8本中2本が捩じ切れました。美観よりも強度を優先して、パーツの選び直しが必要です。
2016年6月14日(火)
事故の被害者は、損をするだけのようだ

 薄鉛色の雲の隙間から、時折り陽射しが覗く。風も無く蒸し暑い終日で、首輪が蒸れて不快指数全開。コインランドリーに洗濯物を放り込み、保険会社から直接支払いが出来ないという薬局で支払いを済ませる。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。本日は、腰痛が酷い。

 保険会社からの連絡で、車両(11万円)+ミニカー関連費用(1.5万円)+装備品(3.3万円)=15.8千円が提示された。これではベースにする程度の良い車両が、購入できるかどうか?という金額。ミニカー改造&登録費用で5.25万円がかかっているのだが、それがどうしたら1.5万円に減額されるのだろう?車両(11万円)+ミニカー関連費用(5.25万円)+装備品(3.3万円)=19.55万円が最低線、これでも事故前の状況には回復しません。

 気分転換に、モンゴル国の馬頭琴のギア化プロジェクトを進める。馬頭横を切開して、取っ手部分のシャフトが通るように切断する。その他の部分に傷を付けたくないので、テーピング用の絆創膏で当たりそうな部分を保護する。ネックの指板部分を、タオルで保護して万力に固定。ピラニア鋸でゆっくり挽いて、最後のところが欠けたりしないように注意する。左右2カ所、計4本を挽いて・・・気力&体力の限界。
2016年6月13日(月)
スペアミントに・・・虫が

 本降りの雨の中、午前中は恒例の整形外科でのリハビリ。たいした雨ではないが肌寒く、風が強くけっこう濡れてしまう。診察室は満員御礼、リハビリ室は待たずに施術完了。

 午後から歯医者で、交通事故でヒビの入った歯の型取りの2回目。一度金属を装着したのだが、内部の処理が不十分で炎症を起こしたので・・・やり直し。

 ネットで購入したスペアミント2株、何故か?1株だけ虫が食ったと思われる葉の数が増えている。穴だらけになった葉を1枚づつ観察すると、5ミリ程度の尺取虫状の虫を発見。栽培元から長旅を経て、我が家に到達したのであろう。1枚の葉だけを食べるのなら共存も許せるのだが、食い散らかされてしまうので強制退去願うしか・・・ありません。
2016年6月12日(日)
モンゴル国の馬頭琴の糸巻きのギア化に着手した

 薄鉛色の雲が空を覆い、ぼんやりとした陽射しが時折り覗く。予報より遅めの、夜半過ぎから雨が降り出した。「題名のない音楽会」、指揮者山田和樹氏の指導で合唱団がどのように変化するのかをテレビ鑑賞。歌う気分を「どのようにわかりやすく伝えるか」が、肝のようです。

 昨夜寝酒に飲んだウォッカの炭酸割り2杯が効いたのか?明け方まで目覚めずぐっすりと眠れた。眠れたためなのか?首・背中・腰の具合も良好である。昼食後に30分ほどの多摩川散策、強めの川風が心地よい。昨日手直しした新生姜の甘酢漬けの味見、ちょうど良い加減に仕上がりました。

 リハビリを兼ねて、モンゴル国の馬頭琴の糸巻きのギア化プロジェクトに着手。シャフトを通す穴を開けて、おおよその馬頭裏の内幅に切ってあった木片を加工する。木片を万力に固定して、ステンレス用板やすりで削る。シャフト穴の左右の厚みがそれぞれ約1ミリのところまで削り、あとは馬頭裏の穴の左右の壁を板やすりで切削。きっちり入るところまで加工したところで、痺れている右手の限界がきて・・・終了。
2016年6月11日(土)
自分の感覚のほうが・・・ネット情報よりも正しい

 真夏の陽射しに、強めの南の風が心地よい。寝方が悪かったのか、首・背中・腰共に・・・最悪の朝。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。土曜日は11時で受け付け終了なのだが、9時半ごろのリハビリ室は開店休業状態で、待たずにリハビリ終了。

 昨日漬けた新生姜の味見、色は美しい薄桃色に変化した・・・が。やはり酸味が強すぎ、生の生姜の辛さも強すぎる。スライスされた生姜を絞って調味液から引き揚げ、お湯で1分間ボイル。調味液に砂糖を足して、ちょっと濃い目の味加減に調整。水気を絞った生姜を、再び再配合した調味液に漬け直した。
2016年6月10日(金)
新生姜の甘酢漬け

 夏雲がぽかぽかと浮かぶ青空、強い陽射しに強めの熱風。最高気温がぐんぐん上がって、29℃を記録。首輪が蒸し暑くて、不快このうえない。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。

 昨日仕入れた新生姜を処理して、甘酢漬けの仕込み。「ヤヒロ」には甘酢漬けの調味液が売っていましたが、出来るだけ添加物を少なくしたいので・・・自作。100円ショップで購入したスライサー、切れず・分厚く・切断面がザラザラという三重苦。包丁で切ればよかったと、スタートで後悔。

 ネット検索のレシピの分量で調合した調味液、酢の強烈な酸味と足りない甘味。生のまま塩をして・10秒〜1分茹でる、の取り敢えず生を選択。しんなりした生姜のスライスを絞り、調味液に漬け込んだが・・・絶対量が足りません。調味液を再配合して、およそレシピの倍量になった。
2016年6月9日(木)
軽い運動とストレッチの許可が・・・出たが

 夜半から降り始めた雨、午前中は霧雨が降ったり止んだりだったが・・・。午後から大荒れという予報を裏切って、おやつ時には陽射しが覗いた。どうやら日付変更線に向けて、雷雨が発生するらしい。この予報も外れて、穏やかな・・・深夜。

 雨なので待ち人が少ないだろうと7時に訪問した整形外科、想定外の混雑ぶりに・・・9時過ぎに再訪問。リハビリを済ませてから診察を受けて、10時過ぎに帰宅。スムーズに診察が終わっても、リハビリの開始時間は9時からなので、どのみち2回訪問しなければなりません。

 重篤な右側の首から背中にかけての突っ張りは、自費で施術してもらった整体で随分と緩和した。それでも首の回転時の違和感と肩甲骨の内側の突っ張り、右手全体の痺れは相変わらず。リハビリ担当者からも、左側と比較して右側の筋肉の硬さを指摘される。

 担当医から、軽い運動&ストレッチの許可が出た。軽い運動とは・・・ラジオ体操とか散歩程度で、筋力を強化する方向ではなく、あくまでも筋力の退化を多少なりとも遅らせる程度。ストレッチにしても、可動域を向上させるものではなく、動かさないことで生じる可動域の縮小を遅らせる・・・程度である。
2016年6月8日(水)
昨日のキリンカップ・サッカー決勝

 朝のうちは陽射しが覗いていたが、徐々に雲が増えて・・・曇り空。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。先着が1人で、待たずに施術終了。保険会社から依頼された、振り子号のミニカー改造・他の費用の見積書を郵便ポストに投函。これだけで、10万円弱の費用がかかっています。

 昨夜見たキリンカップ・サッカー決勝、対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は2:1で敗北した。力の均衡した良い試合ではあったが、日本に分のあったシュートチャンスを活かせませんでした。勢いのある若手だけでは崩せず、怪我で出場しなかった香川選手のポジション・動きを誰もホロー出来なかった。中盤&トップのコンビネーション練習が、さしあたっての解決策か?
2016年6月7日(火)
鶏ハム・・・大成功!

 曇り空から、霧雨が降ったり止んだり。風が無く、外は肌寒いが、家の中は蒸し暑い。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。フェイスブックで知り合った方から、音源提出の依頼を受けてCDの送付。黒猫メールが無くなってしまったので、CD2枚をクッション材入りの封筒に入れて、郵便局から250円で発送。

 ハム・ソーセージやベーコンの添加物が嫌で、鶏ハムなるものを自作してみた。出来るだけ健康そうに育った鶏肉が、消費期限間際で半額になった皮無し胸肉を使用。厚い部分を包丁で開いて、厚さをなるべく均等にする。両面に大匙1杯づつのサトウキビ糖を擦り込み、続いて内モンゴルの岩塩を大匙一杯づつ両面に擦り込む。ビニール袋に入れて、冷蔵庫で一晩寝かせる。

 両面の砂糖&塩を洗い流し、塩抜きをするためにボールの水に漬け1時間半ほど数回水を代える。水気を拭き取り、ラップで巻いて両端を輪ゴムで縛る。沸騰した鍋に入れて、再沸騰後1分ほどそのまま。火を消して蓋をして、数時間そのままにしておく。取り出して、スライスして食べる。

 塩抜きの工程が重要で、これが足りないと塩気が強くなり過ぎます。巻くときに黒胡椒やゆず胡椒などを塗る、というバリエーションもあるようです。蒸したらどうか?とも考えましたが、蒸す時間が難しそうです。最大直径7センチ程度の円錐形になりましたが、上記の方法で中まで火が通っています。
2016年6月6日(月)
持て余した時間と、体力と気力のバランス

 空を覆った薄鉛色の雲の隙間から強い陽射しが射し込んで、風も無く蒸し暑い梅雨空。定休日のために、午前中のリハビリはお休み。歯科医院で、やり直しの歯に詰めた薬品を交換。問題がなければ、次回型を取り次の回に装着して終了予定・・・だが。

 トラベラーが完了したので、次の作業の検討会。内モンゴル製の馬頭琴の糸巻きの作製、馬頭の裏蓋に直接組み込むという新しい方法にチャレンジしたい。取っ手材は塗装も仕上げも済んでいるが、裏蓋を新作するので・・・肉体的負担はかなり重度。

 モンゴル国製の馬頭琴の、通常の糸巻きをエレキベースのギアに交換する究極のプロジェクト。組み込むためのギアを固定する木材パーツの加工は、ほとんど完了している。それらを固定するための、パーツ類も入手済み。微調整をしながら、具合を確認しながらの組み立て作業。一番の難関は・・・ギアを組み込むために、馬頭横の糸巻きを差し込む穴まで切開しなければなりません。
2016年6月5日(日)
下駒の選択

 夜半から降り出した雨で、肌寒い朝を迎えた。関東も梅雨入りとなったが、午後には陽射しが顔を出した。「題名のない音楽会」で久石譲氏が語る、音楽の歴史を作ってきた象徴的な6人の作曲家の後編をテレビ鑑賞。

 モンゴル国の馬頭琴では、柔らかい材質の下駒と相性が良いのが通例。一方内モンゴルの馬頭琴は、硬めの材質の下駒と相性が良い。柔らかい材質の下駒には選択肢はほとんど無いが、硬めの下駒であれば・・・ビオラ用の下駒の流用が可能となる。トラベラーはモンゴル国生まれだが、昨日のテストではオリジナルよりも硬めの下駒との相性が良い。

 ストックしてあるビオラ用の未加工の下駒を引っ張り出しで、セットしては試奏を繰り返す。フランス製のビオラの下駒には、無印(スタンダード)・ラックス・デラックスの3種類がある。無印とデラックスでは、3倍ぐらい価格も違う。高価であれば必ずしも良い音がする訳でもなく、楽器との相性によって決まる。

 この「デラックス」は10年くらい前に絶版となったが、その頃に買い集めておいた物である。単に下駒を相性の良い1枚と交換するだけではあるが、あちらこちらで買い集めストックしておいた物があって初めて成立するチューニングである。「デラックス」は最近、再生産されたようだ。

 1枚づつの無印・ラックス・デラックスのビオラ用と、3枚のデラックスのバイオリン用を取り付けて試奏を繰り返してみたが・・・。昨日選択した無印の下駒が、音質・音量共に一番好ましい結果となった。伸びた分の弦を張り直し、余った弦の端を処理して・・・トラベラーは終了。
2016年6月4日(土)
トラベラーの手直し&チューニング

 相変わらず南の風が強いが、真夏の陽射しには心地よい。九州・中国・四国が、昨年より2日遅れで梅雨入りした模様。夜のニュースでは、東海地方も入梅らしい。関東も、時間の問題のようだ。

 午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。整形外科で出されているシップ薬「モーラステープ」、紫外線にあたるとかなり酷いかぶれを引き起こすらしい。もともとかぶれ易い体質なので、最低限の使用しかしていなかったのが・・・幸い。使用をやめても数か月後でも、症状が出る場合があるそうだ。

 朝の元気の良いうちに、昨日制作したトラベラーの手直し作業。トラベラー・ひげオリジナルは、フラットな横向きの馬頭が付いています。細いボディと共に、馬頭もコンパクトなので文字通り旅向けです。左右非対称な馬頭ですが、左右の取っ手を同じ形状に整形したため、向かって左側の取っ手の突出が少なめで、調弦する時に長さが足りない感触があります。

 エレキベース用のペグの摘みを新たに制作し、突出部分を長めに整形。仮組して、左手に触れる際の違和感の無いことを確認。馬頭と取っ手の隙間から見える、白いプラスチックの切断面を黒に塗装。取っ手を差し込んで、弓を吊るためのゴム紐を取り付けて・・・午前中の作業は限界。

 昼食後、弦の交換作業。30分程度の三つ編み作業ではあるが、首も腰も出来上がった頃には・・・限界。おやつ時までつまらないテレビ番組の、サーフィンをしながら休憩。下駒の傾き&変形が気になり、手持ちの駒から数種類をピックアップ。モンゴル国生まれだが、内モンゴル系の下駒の方が相性が良い。取り敢えず、一番気に入った音の下駒に交換。ちなみに、重めの弓のほうが相性が良いようだ。
2016年6月3日(金)
ウルトラマン並みの持続力

 風は収まったかに見えたが、南の風が強くなり窓をガタガタと揺らしている。6月とは思えない、かなり肌寒い晴れ空。おやつ時からは、台風並みの風。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。取り敢えず保険会社に、収入証明書を送付。

 リハビリを兼ねて、トラベラーモデルの糸巻きの組み立て作業を始めるも、右側の首の痛みと右手の痺れで・・・5分も作業が続けられません。3・4分作業しては、5分ぐらい休むという惨状。これを3ラウンドほど繰り返し、その後は30分程度の休憩。ウルトラマン並みの・・・持続力。

 以前切っておいた国産エレキベースのペグの金属製の摘みが、規格変更になっていて取り付けられません。購入したペグのプラスチック製の摘みを万力に挟んで、金属用鋸で切削作業。以前塗装まで済ませておいた糸巻きの取っ手の穴に合わせて、切り出した摘みの外周をステンレス用板やすりで整形作業。

 塗装済みの取っ手を、1,200番の耐水ペーパー&液体コンパウンドで研磨作業。切削した摘みを出来上がった取っ手に差し込み、トラベラーの馬頭に六角レンチで固定し、位置がずれないように木ねじで固定。テイルピース&弦を取り付け、弦を巻き上げていく。弦の交換がしたいのだが、力・・・尽きた。

 キリンカップ・サッカー・対ブルガリア戦をテレビ観戦、結果としては合格点の7:2の勝利。後半の若手の起用で、功を焦ったためか少々雑な展開が見られ、2点を失ってしまったが・・・。香川選手の怪我による途中交代後、キーマン不在の不安は残るが、若手が経験を積めば・・・解決するだろう。良いチームである。
2016年6月2日(木)
フリーテルの最新モデル

 穏やかな晴れ空だが、南の風が強めで心地よい。午前中は恒例の、整形外科でリハビリ。最近テレビCMでもネット広告でも、フリーテルが露出度を高めている。最近流行の格安SIM会社だが、アンドロイド6.0という最新の端末も用意されている。SIMスロットも2サイズが用意されていて、交通事故でガラス面にひびが入った我がスマホでも差し替えが可能である。新宿の大型家電量販店にショップがあるので、もう少し体調が良くなったら・・・。

 保険会社から電話連絡、振り子号の補償は12.5万円+2万円程度の慰謝料の上積みでどうかという提案。これでは2代目振り子号の購入は到底無理なので却下。ミニカー登録費用と改造に要した費用を、損害品として提出する事になりました。

 薬局の費用が保険会社から支払いが出来ないというので、薬局で立て替え払いをしに出掛けたが・・・薬局には連絡が来ていないという。何だかなあ?5時を過ぎているので保険会社に確認が出来ず・・・保留。
2016年6月1日(水)
春から初夏の味を・・・堪能

 ぼんやりとした晴れ空、午後から徐々に曇り始めた。4月12日に振り子号で環8の高架を走行中に、前方不注意の乗用車に追突され、達磨落としのように道路に叩き付けられた。打撲自体は治癒したが、むち打ち症に悩まされ、ヒビの入ってしまった歯も治療中。絶望的だったむち打ち症の症状も、利き酒師に紹介された整体師のおかげで、だいぶ軽減した。午前中は恒例の、整形外科でのリハビリ。
 
 日が暮れて武蔵新城まで遠征、2か月以上ぶりの季節料理「おばら」訪問。取り敢えず利き酒師に、整体師ご紹介の御礼。事故後外食する気力も自炊する体力も無く、春から初夏の味をほとんど味わっていなかった。筍の煮物・筍とコハダの酢の物・そら豆・稚鮎の有馬煮・鰹と海鞘の刺身等を肴に、生ビール+冷酒半合×5種類。熊本応援の冷酒も1杯。