2015年2月28日(土)
カフェ スイートブロッサム

 雲ひとつ無い爽やかな晴れ空、カレー&圧力鍋でロールキャベツの仕込み。先日フェイスブックの「お友達?」で見つけた知人を訪ねるべく、振り子号で北烏山まで8キロ・30分のドライブ。負傷した右手の親指も、アクセル操作には支障が無くなりました。往きは141号線(片側一車線)が大渋滞で、帰路は甲州街道までもが・・・大渋滞。

 道路の左右共にお寺が・・・これでもかと並ぶ、寺町通りに1本平行した閑静な住宅街に、目指す「スイート ブロッサム」がありました。フェイスブックの写真は・・・落ち葉に写る影だけなので、知人かどうか確信は持てませんでしたが、ガレージにはレンジローバー・イヴォーグが停めてあります。20歳代の前半、彼のパジェロ・ディーゼルターボと一緒にダットサントラック4WD・Wキャブ改で富士山の裾野で砂まみれになって遊んだものでした。

 お嬢さんに来店の趣旨を伝え、目指す知人と・・・無事再会。1階&テラスはお犬様もOK、2階には厨房があって食事・飲み物&スイーツ類が提供されます。白い壁をベースに、古材&古材風に塗装されたインテリアは彼の自作だそうで、私のレギュラー内職で行っている作業と同質のものでした。しばし昔話に花が咲き、アイスコーヒー&ブランマンジェご馳走様でした。晴れた週末に休みがあれば、馬頭琴を持って再訪します。
2015年2月27日(金)
ボーイングの総括

 穏やかな晴れ空、午後から冷たい風が吹き始めた。日本海側は、大荒れの模様。和泉多摩川整形外科で親指の診療、9時半の受付で1時間半待ちと言われて・・・一時帰宅。多少の浮腫みが残っているので湿布の継続、先端部分の痺れは神経の損傷で・・・切れていれば永遠にこの感覚のままだそうです。結局・・・終了したのは、12時半でした。

 ボーイングのイメージは、弓の軌道に1本の細い糸が張られていて、それを右手の薬指(弓の弦:つるを操作する指)で、微妙なテンションを掛け続けながら移動する動作です。実際の演奏では・・・速くなったり遅くなったりしますが、常に音量をコントロールしている意識が大切です。

 最初は意識して遅いスピードで練習し、動作が身に付いて無意識下でも出来るようになったら、スピードを速めて練習します。曲の練習時もそうですが、速くして曖昧になったら・・・スピードを遅くして確実な動作を行います。適当にやるのなら・・・時間の無駄です。出す音の起承転結を、確実にコントロールします。
2015年2月26日(木)
ボーイングのバリエーション

 朝から小雨が降り続き、ここ数日の暖かさが消えてしまった。被害を被ってひびが入ったらしい右手の親指、相変わらず使い物にならず、下げるとじんじんし始め、指先の感覚も鈍っている。軽いものなら箸で摘めるが、豆腐であっても切ることは儘ならず・・・スプーンが欠かせない。工作物が出来ないので、持て余した暇で・・・シマノのインナーダウンの手洗い開始。

 均一な音量でのボーイングが出来たと仮定して、ボーイングのバリエーション訓練に入ります。音量10で弾き始め、徐々に音量を下げて弓の先端に到達する段階では音量を1にします。薬指で常にコントロールしている意識が途切れ無ければ、比較的容易に出来るはずです。

 弓をスムーズに切り返し、弓の先端で音量10で弾き始め、徐々に音量を下げて弓の手元に到達する段階では音量1にします。弓の力学的構造から考えると・・・矛盾した動きで、最初の段階では薬指に強力な力を掛けてやる必要があり、終了時点では微妙なテンションで操作しなければ・・・音量1にはなりません。

 音量10〜1というパターンが出来るようになったら、音量1〜10という・・・逆のパターンを練習します。更にはバリエーションとして、音量10で始めて・・・弓の真ん中で1になるように徐々に音量を下げ、徐々に音量を上げて・・・弓の先端に達する段階で音量10になるパターンを練習します。この逆の、音量1〜10〜1というパターンも練習します。
2015年2月25日(水)
基本ボーイングのバリエーション

 穏やかな晴れ空、ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&2号と衣装を持って町田まで遠征。昨年から演奏を始めた2校のダブルヘッダー、間の移動時間が20分しかなく・・・関係者はどきどきされたことでしょう。最近の小学生は・・・あまり緊張感が無く、最初はざわつき気味でしたが・・・徐々に引き込まれたようで楽しい時間でした。

 音量5で20秒かけて弓の移動が出来るようになったと仮定して、次の訓練に入ります。均一な音量3や、均一な音量7で同様の動作を練習します。更に均一な音量で2や、均一な音量8と進み、均一な音量1や、均一な音量10でボーイングを行います。

 より小さな音量で均一な音を出し続けるためには、薬指で微妙なテンションを掛け続ける必要があります。より大きな音量で均一な音を出す続けるためには、大きな力を薬指に与えてやる必要がありますが、手首は勿論のこと・・・右手の柔軟性を保たねばなりません。どんな音を出す場合でも、常に薬指でコントロールしている意識が重要です。
2015年2月24日(火)
上達を妨げるもの

 穏やかな晴れ空、何だが異常に暖かい。先日毛替えした弓の、テンションが上がりません。原因が想像出来たので、螺子を外してみたら・・・的中。馬頭琴の弓は強く薬指でテンションを掛けるので、かなり弦(つる)が伸びます。それを見越して・・・ぎりぎりの所で張ってあれば良いのですが、そうでないと螺子で調整できる範囲を越えてしまいます。毛箱から弦(つる)を抜いて、デンタルフロスを巻いて長さの調整をして・・・終了。

 馬頭琴に限らず、上達を妨げる大きな原因は・・・「思い込み」です。自身のささやかな経験から、「こうしなければ出来ない」という思い込みが、正しい方法の習得を妨げます。誤った方法で練習してしまった人よりも、初めて楽器を持った人の方が習得は簡単です。素直に指示どおりにやってみれば解かるであろう事を、過去の経験から「勝手な解釈」をしてしまうから・・・何時まで経っても理解できません。
 
 どうにか弾けている事に執着して・・・誤った方法を捨てられず、自分にとって都合の良い部分だけを取り入れようとしても・・・悪癖が積み重なるだけです。どんどん修正不可能な泥沼に嵌ってしまいます。過去をすべて捨てて、3ヶ月間正しいトレーニングをすれば・・・可能性は飛躍的に高まります。生涯の中で、たったの3ヶ月間なのですが・・・。
2015年2月23日(月)
基本のボーイング

 穏やかな晴れ空だったのだが、何時の間にやら小雨が振り出した。時間潰しに・・・フェイスブックの写真変更、横長のカバー写真と証明写真のようなプロフィール。モンゴル国と内モンゴルの馬頭琴、両方を出すために苦慮しております。先日お亡くなりになったバトチョローン氏との写真もアップ、私の演奏直後の撮影のようです。日が暮れて武蔵新城まで遠征、ささやかな58歳のお誕生会。
 
 右手の弓を持つ形と動かし方の基本が出来上がったと仮定して、ボーイングの基本形。弓の手元から先端まで、同じ音量の音を出す基礎練習。弓の手元に近い部分では、比較的何をしなくても・・・力を入れることが出来ます。弓が移動して弓先に移動するほど、何もしなければ・・・力は入らなくなり、音量は低下します。弓の移動に合わせて弓の弦(つる)を、薬指で徐々に強くテンションを掛けてやることで均等な音を出すことが出来ます。

 この操作は薬指の力だけで行い、右手の他の部分に力を入れてはいけません。何度かやってみると、普段使われていない小指から肘にかけての筋が疲労する筈です。この筋が多少痛むぐらいの負荷を掛けないとトレーニングの意味はありませんが、過度な負荷を掛けて炎症させてしまってもいけません。筋を強化するために、毎日トレーニングすることが重要です。

当初は音量5を均等に出すイメージで、薬指を使う感覚を理解してください。メトロノームを使用して、同じリズムでボーイングしてください。薬指が上手く使えるようになると、一弓で弾ける時間が長くなります。メトロノームを「63」に設定すると、間隔が1秒になります。最初は8秒程度から始めて、20秒ぐらいを無理なく一弓で弾けるようになることを目標とします。
2015年2月22日(日)
ダウンジャケットの手洗い

 陽射しが無く・・・薄暗く、時折り小雨が降っているらしい。呆け老人の蛮行でひびが入ったらしい右手の親指、朝晩貼り替えるシップがひんやりと心地よいので・・・まだ炎症は収まっていないようだ。診察初日は鎮痛剤を飲用したが、その後は無くても・・・どうにかやり過ごせる。手を下げるとじんじんするが、持ち上げている分には痛みは感じない。

 右手は使い物にはならないが、徐々に左利き生活も馴染んできました。工作物は全く出来ないが、時間を持て余しているので・・・ダウンジャケットの手洗いにチャレンジ。ユニクロの厚手のプレミアムダウン、クリーニング店での「水洗い」にしか対応していません。ネット検索すると、この方法では綺麗にはならないそうです。

 浴槽にお湯を張って、液体洗剤を入れて押し洗い。30分ほど放置して、汚れの落ち具合を点検。洗濯機で1分間脱水して、浴槽で押し洗いしながらすすぐこと2回。浴槽に張ったお湯に柔軟剤を溶いて漬け込み、洗濯機で脱水。乾燥機に放り込んで・・・天命を待つ。中身が偏ることも固まることも無く、無事洗濯完了。
2015年2月21日(土)
右手の薬指の位置と方向

 新型のチェロ用機械ペグ装着が完了した馬頭琴を持って、馬主と東上線「下赤塚」駅で待ち合わせ。そのままモンゴル人宅へ伺い、ちょいと遅めのツァガーンサル。ボーズ(羊肉の肉まん)&ホーショル(羊肉のピロシキ)が出来るまで、ミニコンサートを開催。私と同年代とお見受けした来日中の義父氏、モンゴルで流行した歌謡曲「恋心」を演奏に合わせて唄ってくださいました。

 右手の平を空手で瓦を割るように構えると、手首は横方向に最大限に動きますが・・・それでは弓を保持できません。手の平を空に向けると・・・ジャミヤン先生の「グリーンブック」に掲載されている形になりますが、手首の稼動範囲は最小限になります。これらの中間の角度にすると、手首も適度に動かせるし薬指の力も充分に掛けられる形になります。

 薬指の位置は、とても重要です。毛箱から・・・ある程度の距離をとらないと、弓の弦(つる)に充分なテンションを掛けることが出来ません。およそ3センチを目安に、持ち方を調整してください。指先の方向も大切で、弓の弦(つる)と直角になってしまうと・・・テンションが掛けられません。
2015年2月20日(金)
弓を動かす時の腕と手首の動き

 芋虫のように腫れた右手の親指、痛みで動かすのも困難な状態。和泉多摩川整形外科が早めに診察していると聞いていたので、7時半に家を出たら先客4人で・・・すでに診察が始まっていた。45分ほど待って、レントゲン撮影。折れてはいないが、縦方向にひびらしい怪しい部分がある。晴れと痛みが無くなるまでに2週間は覚悟・・・との診断、シップ&テーピングされて鎮痛剤を処方される。9時に出勤してきた看護師さんに呼ばれ、会計等を済ませて帰宅。

 ずきずきと疼く親指に陰鬱な気分だが、穏やかな晴れ空である。内職依頼会社の社長に状況報告、取り敢えず・・・2・3日は休ませてください。右手の親指なので・・・ほとんど、右利きの身では何も出来ません。ドアノブは回せないし、財布から小銭をつまみ出すにも難儀する体たらく。鎮痛剤が効いてくるまで・・・死人状態。文芸春秋の「芥川賞受賞作」特集を読み始めたが、ページが上手く捲れず・・・ストレスが溜まる一方。不自由な体で、接着が完了した馬頭琴のセットアップ。
 
 弓を弦に宛がって、右肘から動き始める。右手の手首に無駄な力が入っていなければ、弦との摩擦抵抗で指先はそのままの位置に一瞬留まり、手首の外側が先行します。この状態で弓の切り返しのポイントまで上昇したら、肘を下降させます。右手首に無駄な力が入っていなければ、指先は弦との摩擦抵抗でそのままの高い位置に一瞬留まり、手首の内側が先行します。弓を力いっぱい握ってしまうと、切り返しのスピードは落ちるし、滑らかに音も繋がりません。
2015年2月19日(木)
今日は・・・モンゴルのお正月

 穏やかな晴れ空、気温がぐんぐん上昇して13℃。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。呆け老人が私の右手の親指の上に板材を落とし、しばし冷水で冷やしたが・・・。当然親指が使えず、他の指に力を入れても猛烈な痛み。関節は動くので・・・骨折はしていないようだが、仕事にならないので・・・残業を放棄して帰宅。フェルビナク液&冷却を試みるが・・・感覚が鈍い。

 今日は・・・モンゴルの元旦、旧正月である。ツァガーンサル(ツァガーン:白い・サル:月)で、モンゴルでは大量の白い食べ物:ボーズ(羊肉の餡の肉まん)を作って客人をもてなす。当然・・・大量のアルヒ(モンゴルウォッカ)も飲用するので、街中に酔っ払いが出現します。日本在住のモンゴル人は、今週末辺りにボーズパーティをするらしい。
2015年2月18日(水)
弓を動かすイメージ

 小雨の中を渋谷まで遠征、小雪がちらついたようだ。新型チェロ用機械ペグの装着依頼、バヤルサイハン工房の2006年製。ほとんど仕舞ったままのようで、傷ひとつ無い新品状態の馬頭琴。移転した「駒形どぜう」で丸鍋をご馳走になり、しばし昔話。帰宅して作業開始、外弦側の糸巻き穴は調整のみで装着OK。内弦側の糸巻き穴を黒檀の丸棒で埋める。ボール盤での音の出る作業を日暮れまでに終了し、その後は組み付け作業。

 だらんと下げた右手の肘から先を、肘を基点として地面と水平な位置まで持ち上げます。肩の関節を基点として、肘が水平になるまで横に上げていきます。真下を向いている手の平を、肘を基点として時計回りに45度回転させます。手の平はボーイングする時の、弓の方向を向いているはずです。

 手の平で空気を押し出すイメージで、肩の関節を基点としてゆっくりと肘を下げていきます。そのままでは手の平は弓の動きの方向から外れてしまいますから、手首の内側を先行させて・・・弓の動きの方向に常に手の平を合わせます。脇腹に肘が付いたら、再び肩の関節を基点としてゆっくりと・・・肘を上げていきます。この時手先の力が抜けていれば、手首の外側が先行しているはずです。
2015年2月17日(火)
弓の正しい持ち方

 出勤直前に東北で地震発生、津波の予報が出たが・・・数十センチ程度だったようだ。小雪混じりの小雨の中を、振り子号で千歳台までドライブ。レギュラーの内装材の塗装内職、大量の素材と、塗装が完了して出荷待ちの荷物と、乾燥中の素材が絡み合って・・・迷路状態の作業場。3時間の残業で・・・内職終了。「サミット」で買出しをして、小雨の中を帰宅。
 
 多くの方が、右手で弓をがっちりと握り締めています。これでは弓の切り返しの際にタイムラグが出来て、滑らかに音が繋がりません。また弓の切り返しと同時に開放弦に移行した場合、音量のコントロールが出来ず大きな音が出てしまい・・・ぎくしゃくとした音の羅列になってしまいます。

 弓は親指と人差し指で出来たV字型の部分に載せるだけ、人差し指と中指は毛箱の上側に軽く載せるだけ、力を加えるのは薬指(一緒に添えた小指も)だけです。重要なのは手首の脱力で、脱力することで瞬間的に弓の切り返しが可能です。力でコントロールしても、脱力以上のスピードは出ません。

 ボールを投げる時の事を、イメージしてください。腕を振ってボールを投げますが、最後にボールを押し出すのは・・・ぴゅんとした手首の動きです。手首に力が入っていては、ボールは飛んで行きません。
2015年2月16日(月)
倍音が出てしまう・・・もうひとつの理由

 穏やかな晴れ空、気温がぐんぐん上昇して12℃!妖しくかすれた雲は・・・地震雲らしい。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。作業場が異常なほどの混雑、人と物が溢れていて・・・移動も儘ならない。何んとも段取りの悪い作業が続き・・・疲労困憊、2時間の残業で・・・途中退席。

 馬頭琴はとても、倍音の出やすい楽器です。コントロールして倍音を駆使すると、肉声に近いメロディを奏でることが可能です。問題なのは、予定外の倍音が出てしまう事です。昨日書いたように、左手の指の力が抜けてしまうと・・・予定外の倍音が出てしまいます。もうひとつ、倍音が出てしまう原因があります。

 弓の上側から毛箱を右手の親指・人差し指・中指でつまみ、ボーイングをしてみてください。弓の手元(毛箱側)から弾き始めると、最初はどうにか圧力が掛かって弦を擦ることができます。弓の真ん中辺りから圧力が不足し、音量も下がり倍音が発生します。弓の弦(つる)に適切なテンションが掛かっていないと、倍音が出てしまうのです。

 弓を持つ右手の薬指で弓の弦(つる)に適度なテンションを掛け続ければ、この倍音は消すことが可能ですし、テンションの調整で自在に倍音を発生させることが出来ます。多くの方がテンションを掛けておらず、弓の真ん中辺りからテンション不足となって・・・音量が不足し倍音が出始めて、弓の移動スピードを早めて対処してしまいます。結果として、弓の長さが足りなくなります。
2015年2月15日(日)
左手の力を最大限に引き出す形

 穏やかな晴れだったが、正午前から強烈な風。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。中庭に出て塗装を始めたが、陽射しは心地よいが・・・風が吹くと辛い。大量の棒細工のラッカー塗装後、との粉の塗布&拭き取り作業。2時間の残業で・・・内職終了。

 馬頭琴の弦に接する左手指は、人間が普通の生活では使用しない、開く方向への力を要求します。人間の反射神経は・・・力んだりすると、握る方向に反応してしまいます。神経系統を繋ぎ変えるぐらいの、トレーニングが不可欠です。この力が弱いと、予期せぬ倍音に悩まされます。といって左手を硬く強張らせてしまえば、ぎくしゃくして音楽が成立しません。手全体は柔軟なままに、第二関節から先だけで必要な力を出すことが重要です。

 この動きを助けるのが、左手の形です。手を体の横にだらんと下げた時、手は自然に卵を握ったような形に丸まっています。このまま肘を曲げて左肩の前に手を移動させると、ネックに接する正しい左手の形になります。この丸まった形はとても強く、余計な動作をしていないので・・・すぐに演奏に必要な動作に移れます。この形の左手の指を、右手で引っ張ったり押したりしてみてください。
2015年2月14日(土)
弓と弦が接する位置で音量が変わる

 晴れてはいるが、気温が上がらない。午後からは、強烈な北風が吹き始めた。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。解体&梱包作業後、塗装&電動サンダーで剥離作業。大量の水性ウレタン塗装後、駄目押しの大判パネルの塗装。3時間の残業で・・・内職終了。

 弓と弦が接する位置によって、効率的に出せる音量が変わります。下駒に近い位置になるほど・・・音量は大きくなりますが、より強い弓の力が必要となります。ボディ上端に近づくにつれて、音量は小さくなり音は柔らかくなります。弓と弦が接する位置を見ただけで、どの程度の演奏者であるか判断出来ます。

 ボディの上端と下駒の真ん中、下駒から5センチ上を目安にしてください。この位置が、効率的に音量が出せる場所です。ほとんどの初心者が、ボディの上端の辺りを弾いています。これが1〜10の音量の、3〜6しか使えない原因のひとつです。この位置の修正は、右手でしても無意味です。

 右手で修正しても演奏中に、右手の動きは合理的に動く位置に戻ってしまいます。馬頭琴を構える位置を、上げて修正してください。高い音を出す場合には、下駒から1センチぐらいの場所を弾きます。この位置で弾くことで、美しい高音が出せます。正しい位置で馬頭琴を構えれば、高音も出しやすくなります。
2015年2月13日(金)
音量のコントロール

 爽やかな晴れ空だったが、午後から強烈な寒風が吹き始めた。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。昨日塗装した材料を電動サンダーで微妙に塗装面を削り、水性ウレタンの刷毛塗装。工場見学者があって、衆人環視の元でしばし熟練塗装工を装う。2時間半の残業で・・・内職終了。

 馬頭琴仲間から弓の毛替えについて質問され、作業してもらえる先を先日紹介した。本日作業しましたというメール着信、驚いたことに・・・依頼者と施工者が高校の同級生だったそうな。

 音の羅列を音楽にするために、馬頭琴に関しては「音量のコントロール」が重要だと考えます。感情豊かに・・・というのは、音の大小の幅を的確に表現することだと思います。1〜10のボリュームがあるとして、圧倒的多数の初心者が使用する領域は、3〜6ぐらいです。これが2〜7になっただけでも、印象は変わります。

 歌と言うのは人間の声で演じますから、呼吸によって支配されます。息が充分にあれば大きい声が出せ、息が少なくなれば徐々に小さくなります。馬頭琴の弓=ボーイングは、メロディ=声を再現するためのものです。息を大きく吸ってから、息を吐きながらボーイングをしてください。息が無くなると同時に弓の先端まで到達したら、再び息を大きく吸って息を吐きながら弓を返してください。吐く息の量と同じ音量を意識して、弓を動かしてください。
2015年2月12日(木)
日本とモンゴルの馬頭琴周辺の環境の違い

 穏やかな晴れ空、気温がぐんぐん上昇して最高気温が12℃!振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。昨日塗ったビニール系塗料のムラ&垂れが約半数、午前中を補修で費やす。あれこれ少量物の塗装、2時間の残業で内職終了、「サミット」で買出しをして帰宅。

 日本国内だけでなく内モンゴルやモンゴル国でも、様々な師匠から馬頭琴の指導を受けました。馬頭琴の指導を受けた何人かの日本人の他の楽器のプロの演奏家の方から話を伺うと・・・「荒い」という評価でした。日本とモンゴルでは、こんな違いが有るのだと思います。モンゴルでは周囲にレッスン仲間も沢山いるし、上手な先輩も沢山います。レッスンだけでは足りない部分を、日常生活の中で補うことが可能です。

 日本ではレッスンだけが頼りで、ほとんどは音楽的な訓練をしたことの無い生徒ばかりです。モンゴルではプロの演奏家が、プロの演奏家を目指す人材を指導しています。これがモンゴルの、馬頭琴指導の根源です。正式な音楽の指導を受けたのは・・・小学生時代のピアノだけですが、それでも・・・やはり荒っぽいと思えました。「名選手、名監督にあらず・・・」で、このやり方では音楽素人の日本人の育成は不可能です。

 音楽的素養と訓練の仕方を熟知した者のみが、日本では馬頭琴を習得するに至ります。私が所属していた馬頭琴教室では、先生の指導の間の週に集まって・・・自主練習をしていました。その努力が「万馬馬頭琴アンサンブル」を生み出す礎となり、内モンゴル・フフホトの文化庁ホールで演奏会を開催するに至りました。
2015年2月11日(水)
夢が実現する確率

 朝は寒かったが、徐々に気温が上がって暖かい。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。トラックを待たせての梱包作業でスタートし、比較的少量の素材の加工&塗装に終始。残業無しで・・・内職終了。「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。

 たぶん・・・フェイスブックの中で読んだのだと思うが、夢が実現する確率に関してこんな記述がありました。すぐさま実行に移した場合の実現の確立は39%・・・だったかな。経済的に安定してからとか時間の余裕が出来てから・・・等とスタートが遅れた場合は、実現の可能性は1%に満たないそうです。

 馬頭琴の習得も、同じことです。多くの方が「すごろく」のように、スタートしては振り出しに戻る・・・を繰り返しています。何時まで経っても、積み重なっていきません。あなたの考えているペースでは・・・実現しないから、客観的に見た指導者が最適な方法をプランニングします。良い指導者は・・・必要条件、あなたの努力次第で成果に繋がります。どんなに良いコーチも、あなたが走らねば・・・無力です。
2015年2月10日(火)
演奏の成功率と・・・覚悟

 今朝の東京はマイナス2度、午後は暖かいというのだが・・・寒い。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装内職。大量の梱包作業後、これまた大量の塗装作業。油性の塗料ばかりで、外気温が低いために粘度が高く・・・体力を消耗。梱包直前に大量の塗装ムラが発覚、2時間半の残業で内職終了。「サミット」&「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。

 「家では上手く弾けたのに・・・」という場合、成功率は何%ですか?10回に1回の成功なら10%、5回に1回なら・・・20%。この程度の成功率で、緊張する場に出たら・・・おそらく成功率は0%です。練習で「たまたま上手くいった」では、本番での成功は望めません。私が舞台に立つ場合、どんな状況であっても80%の力を発揮する事を目標にしています。

 練習が十分に出来なかったとか、リハーサルが不十分だったとか、演奏中に目の前で人が倒れたりしても、常に80%は能力を発揮出来るのが最低限のプロだと思っています。体操の内村選手やフィギュアスケートの羽生選手は、おそらく練習で100%近い成功率を誇り、本番では100〜120%の実力を発揮しています。本当に尊敬に値する、素晴らしい若者たちです。

 演技も演奏も・・・一期一会です。今私の演奏を聴いている方は、二度と馬頭琴の演奏を聴かないかもしれません。そういった方々に、人生1度だけの馬頭琴の音色を届けねばなりません。小学生相手だからと、甘えている方が多いのにも苦言を呈します。あなたに、その覚悟はありますか?ボランティアという言い訳に、甘えてはいませんか?あなたの先生は、あなたのその行為を認めていますか?
2015年2月9日(月)
「家では上手く弾けたのに・・・」という言い訳

 陽射しはあるのだが・・・強烈な寒風で、気温が上がらず・・・本当に寒い。振り子号で千歳台までドライブ、レギュラーの内装材の塗装の内職。大量の塗装済み材の梱包作業、取っ手の着いたサランラップ状の道具で両端を巻くのだが・・・綺麗になりかけた右手の甲が再び傷だらけ。2時間半の残業で・・・内職終了、「サミット」で買出しをして帰宅。

 指導をしていると頻繁に、「家では上手く弾けたのに・・・」という声を耳にします。家などリラックスできる空間で弾くのと、演奏会や師匠の前で弾くのは・・・確かに緊張の度合いが違います。緊張が悪いことかと言うと、そうではありません。リラックス=弛緩ということもあり、緊張=程よい集中力という場合もあります。

 かつての私は宣伝プランナーで、裏方の仕事なので人前に出ることはありませんでした。人前で演奏し始めた頃は、喉がからからになるほど緊張しました。演奏の依頼はすべて承諾して、1年間で100日人前で演奏をしました。これぐらい演奏すると、過度の緊張と言うのは無くなります。

 逆に演奏を始める際の、テンションを上げることの方が難問です。ウルフルズのトータス松本氏はデビュー初期の頃、舞台に出る直前にほっぺたを手でパンパン叩いていたそうです。私は舞台に出る直前にデールに着替え、デールの釦を留めながら徐々にテンションを高めてゆき、革のベルトをポンと叩き・・・スイッチを入れます。

 スイッチが入っていないと、演奏している自分とそれを傍観している・・・もう一人の自分が登場したりします。何だか判らないうちに出番が終わってしまった・・・というのも、緩んだままの精神状態が原因です。上手にスイッチを入れる方法を、集中力を高める方法を確立してください。
2015年2月8日(日)
信長直筆の手紙

 朝のうちは晴れていたが、徐々に曇り始めて・・・正午頃から小雨。モリンホールクラブの創設者に案内されて、細川家に伝わる織田信長の手紙を鑑賞。数名の代筆者がいて、流麗であったり力強かったり・・・。信長の直筆も展示され、なかなかに力のある達筆でした。

 野間記念館で、横山大観を中心とする「富士」の絵を鑑賞。色々な富士山が描かれていましたが、大胆に省略された大観の作品が一番だな。向かいの教会探訪、コンクリートの打ちっぱなしの重厚な空間。空から見ると、建物の構成が十字架になっているそうです。バスに乗って新宿経由で帰宅。

 左頬の擦過傷に貼った、バンドエイド「傷パワーパッド」を剥がしてみる。まったく傷は残っておらず、しっかりと薄いピンク色の新しい皮膚が出来上がっている。注視しなければ、擦り剥いた痕跡は確認できません。「傷パワーパッド」、不思議な治癒力の持ち主です。
2015年2月7日(土)
バトチョローン氏の訃報

 モンゴル国馬頭琴界の雄、バトチョローン氏が亡くなったとのお知らせメール着信。ノロブバンザトさんのオルティンドの馬頭琴伴奏で知られ、左手指の負傷後はモンゴル国立馬頭琴交響楽団の指導に尽力されました。オルティンドの打音の打ち方をご指導いただいた事があって、手首の回転ではなく指を大きく使って打つのがジャミヤン先生の技法だと、私の指をとってお教え頂きました。

 初めてお会いした2000年初期には・・・飲酒による肝機能障害らしい土のような顔色でしたが、その後は節制を心掛け回復されていました。数年前に来日された時に肺炎で緊急入院、韓国の病院で治療中と伺っていましたが、癌だったそうです。ご冥福をお祈りいたします。

 装着した新型ペグに弦を張って・・・具合の確認作業、既存の糸巻きよりは・・・やや軽めという程度の回転具合。季節による調整が不要で、回せなかったり空回りする事はないのですが。回転のスムーズさでは、ドイツ製のチェロ用機械ペグの方が秀でています。なかなか・・・バランスが取れないものです。

 小雨が振り出した中、お届けに護国寺に向かう。早速テストして頂き、オリジナルよりも格段に楽だとの感想を頂きましたが・・・。バトチョローン氏を偲んで、氏の演奏する音源を聴きながら献杯を重ねる。シャンパン・日本酒・金霧島・麦焼酎を堪能し・・・爆睡。
2015年2月6日(金)
新型ペグの施工−2

 本日未明の強烈な寒波、和泉多摩川周辺では小雨を降らしただけ・・・。少々北上するので大事をとって、1時間早く振り子号で出発。武蔵小金井まで15キロ・40分、何事も無いドライブで・・・1時間の早着。点検口に潜る人を眺める臨時内職、30分の早上がりで・・・内職終了。

 シャフトの螺子が切られている部分を馬頭に当てて、弦を挿入する穴の位置を確認する。既存の穴の拡張で対応可能なので、3ミリ径・4ミリ径のドリルで拡大。切削面は鋭利な刃物状になっているので、棒ヤスリ&紙ヤスリを使用して丸める。これを怠ると・・・演奏中に、突然この部分で弦が切れます。

 ボール盤に円形のヤスリを取り付け、新型ペグのつまみ部分を切削する。被せてあるつまみ部分を撤去して、シャフト側の直方体型を剥き出しにする。平ヤスリで整形し、ノギスでサイズの確認。既存の糸巻きの取っ手に、差し込むための穴を開ける。エポキシ系の接着剤で、新型ペグと既存の糸巻きの取っ手を合体させる。

 黒檀で埋めた糸巻きの穴を、チェロ用ペグリーマーで拡大する。14ミリ径まで開けたところから、現物合わせで慎重に作業を進める。テーピング用の細幅のテープでシャフトを養生し、スパナを使用して締め込み・・・螺子山3回転分ぐらいを残して終了。突き出た先端部分を切断、紙ヤスリで整形し革の裏側の部分で光沢が出るまで研磨。

 螺子山の方向の最終確認、新型ペグは左右で螺子山の方向が違います。弦のテンションにひっぱられっると、螺子が食い込むように選択します。シャフトの先端の断面に、「L」と「R」が刻印されています。馬頭琴に向かって、左側が「L」になります。

 取り付けマニュアルで推奨されている小西の「高性能コンクリート用」接着剤を、指で螺子穴に馴染ませながら全体に塗布。ある程度指でねじ込み、ほとんど螺子山が隠れるまで、スパナでねじ込む。養生のテープを剥がし、シンナーではみ出した接着剤を掃除して装着作業終了。
2015年2月5日(木)
「練習」とは・・・

 朝から小雨がちらつき、午前中には時々霙混じり・・・程度。午後には小雨が降ったり止んだり、午後3時頃から再び霙が混じったが・・・。天気予報が脅かすような惨事には至らなかったが、明日の未明に強烈な寒気が入り込むので・・・と天気予報はおっしゃっています。

 246号は降雪により麻痺の可能盛大との予報だったので、帰宅難民覚悟で電車で渋谷に向かう。青山学院大学の至近で、高圧洗浄車を眺める臨時内職。雪修行とはならなかったが、8時間の寒冷修行。普段使用している手袋に防水の厚手ビニール手袋を重ね、手の平と甲に1つづつミニカイロを入れたが・・・指先が痛い。妙案が浮上、水を高圧で送るためのエンジンの排気パイプ、火傷の可能性が高いので要注意なのだが・・・これで暖をとって何とか耐え忍ぶ。定時で・・・臨時内職終了。

 どんな「練習」をしていますか?と尋ねると、大体・・・ボーイングをして練習中の曲を最初から最後まで何回か通して弾きます・・・という返答が返ってきます。途中で引っかかる部分がありませんか?と尋ねると、毎回同じ箇所でとちります・・・という返事。これは「課題」を抽出する行為であって、「練習」ではありません。

 このとちる部分をスムーズに弾けるようにするのが、私の意図するところの「練習」です。前回記述したように、雰囲気だけで適当に流してはいけません。メトロノームを使用して・・・ゆっくりしたリズムで、とちる部分の1音1音を丁寧に正確に弾く練習を積み重ねます。慣れてきたら、少しづつテンポをアップしていきます。これを繰り返せば、指定したテンポで弾けるようになります。
2015年2月4日(水)
新型ペグの施工開始

 本日も書割のような青空、明日は大雪と言う予報だが・・・修行系内職の依頼メール着信。台風の時は滝修行のような土砂降りだったし、新宿駅近くなのだが・・・帰れるのだろうか?

 渋谷の「東急ハンズ」で、穴埋め用の黒檀の丸棒&コンクリート用接着剤の購入。護国寺に移動してモリンホールクラブの創設者宅で、初めて馬頭琴を習った御学友3名で超ミニサイズの同窓会的な食事会。アハハさんの闘病記を聞きながら、彼女のエクシグレン工房(バイガルジャブ氏)の馬頭琴の弦交換&トルクの調整。創設者のエクシグレン工房製の、馬頭琴を預かって帰宅。振り子号の給油に登戸までドライブ、@119円のセルフ給油。

 糸巻きを抜いて穴のサイズの確認をするが、穴が大きすぎるため・・・ドリルで穴を開け黒檀丸棒で穴埋め作業。テーパー穴専用の穴埋め材も流通していますが、馬頭側面の大規模な再塗装が必要となり、どんな種類の塗料が(通常のバイオリン等ではニスなのですが)使われているやも知れず、色合わせ等&塗装の手間を考慮して、この方法で対応します。フランクリン社の「タイトボンド」で接着。

 新型のチェロ用機械ペグのつまみの部分をピラニア鋸で切断作業、2枚合わせかと思ったのですが・・・一体成形物でした。オリジナルの糸巻きの、糸倉部分と取っ手部分を切断する。糸巻きの径をノギスで測り、つまみ部分の切削部分を想定する。騒音を出せる時間ではなくなったので、ボール盤+円形ヤスリによる擬似スピンドルサンダー作業は・・・明日に持ち越し。
2015年2月3日(火)
新型のチェロ用の機械ペグを入手

 「傷パワーパッド」が染み出る体液を吸い込んで、ぶよぶよ・・・しています。隙間から滲み出る体液を、時々ティッシュで拭き取り作業。まあ・・・1週間の我慢ですね。本日も・・・澄み切った青空。

 愛器7号(ウランバヤル・ジャミヤンモデル・レプリカ)を持って、茅ヶ崎まで遠征。古楽器を扱う店主にピックアップして頂き、アメリカ製の機械ペグの吟味会。7号を見て頂き、あれこれ機械ペグを見せて頂き・・・チェロ用の15ミリ径の物に決定。取り付けには色々と難作業があるので、本来は確実な作業が出来る工房への販売のみですが、話をして当方の技術をご理解いただけたようで・・・無事入手。

 弦を通す穴がシャフトのセンターに開いていて、拡張すれば馬頭琴の弦でも使用が可能。つまみの部分を押し込むと回転が重くなり、引き抜き加減にすると軽めになります。つまみは単純に樹脂の塊なので、切削して装着する馬頭琴の取っ手と合体が可能。接合部に螺子が切ってあり、左右があるので要注意。弦のテンションがかかる方向に対して、螺子が締め込まれるようにセットします。螺子の部分を固定するので、小西ボンドのコンクリート用の接着剤が推奨だそうです。

 壁に飾ってあった、バイオリン用のバロック弓&ビオラ・ダ・ガンバの弓で馬頭琴を弾かせていただく。バロック弓はテンションの調整が出来ず、薬指でテンションをかけると毛が抜けてしまうので・・・。ビオラ・ダ・ガンバの弓は馬頭琴と同じような持ち方をするので、なかなか相性が良さそうでした。
2015年2月2日(月)
日本酒を堪能して・・・酔っ払った挙句に

 晴れてはいるが、強烈な寒風。振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。解体・梱包・開梱・塗装・解体・再塗装・梱包・・・の連続作業。駄目押しの砥の粉状の塗料の塗布&拭き取り作業、体力勝負の苦手な部類。作業の途中ではあったが、2時間の残業で早上がり。「サミット」で買出しをして帰宅。

 一時帰宅して、武蔵新城まで遠征。季節料理「おばら」へ、本年初のご挨拶。頂き物の河豚の卵巣の糠漬け・節分を意識して鰯の丸干し焼き・初物の白子ポン酢を肴に、生ビール+冷酒2杯+ぬる燗1号+利き酒師のお試し各種。ご機嫌で帰宅、自宅の至近で転んで・・・顔面からダイブ。そのまま爆睡してしまったが、目覚めてみたら・・・結構な名誉の負傷。バンドエイドの「傷パワーパッド」で、どうにか覆ってはみたが・・・。
2015年2月1日(日)
音の羅列を・・・音楽にすること

 夜明けと共に家を出て、多摩ニュータウンまで21キロ・50分のドライブ。雲ひとつ無い澄み切った青空、午後からは寒風が吹き荒んでいる。この辺りの先日の降雪は多かったようで、日陰には相当量の雪が残っています。マンションの排水管の清掃作業の臨時内職、早上がりか?と思われた最後のマンホールを開けた瞬間、眼を疑う光景が出現。木の根が入り込んで、縦穴の半分を埋めている。1時間の残業で・・・臨時内職終了。

 音楽には・・・感動する演奏と、そうでない演奏が存在します。淡々と楽譜に忠実に演奏しても、(実際には楽譜に忠実ではないのですが)、優等生的なだけで・・・味も素っ気も無いという演奏。ある段階まで私の演奏もそうであり、ブルグッド師匠からは「感情が足りない」「不倫でもいいから恋愛しなさい」等と言われました。

 出来るだけ正確に、一音一音を大切に弾く練習は・・・大切です。雰囲気だけで全体を流してしまうと、それはそれで・・・いい加減な音の羅列になってしまいます。合奏団等で演奏すると、5・6割ぐらいの力で演奏してしまいがちです。遅れたり速くなったりすること無く、演奏の流れを壊さず・・・という方向に終始します。それでは本当に良い合奏は生まれませんし、ソロで演奏する際の毒にはなりますが・・・薬にはなりません。