2015年1月22日(木)
曲目の選び方−4

 終日雨という予報だったが、出動時&帰宅時は・・・降られず。日中は降ったり止んだりで、最高気温は5℃という予報でしたが・・・。室内で吐く息は白いものの、昨日よりはましでした。振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。各種塗装後、大物箱物の梱包作業。3時間の残業で・・・内職終了。

 どんな音楽のジャンルでも、古典や伝承曲・近代曲や現代曲があります。それらの年代を追って、曲順を決めることが多いです。過去の理想的な状況から民族が辿った、歴史や境遇を伝えることが出来るからです。馬頭琴が影響を受けた、他の音楽的手法等も曲の展開に表現されています。

 「トロイメライ」というシューマンの曲は、ジャミヤン先生がロシア留学時代に伝承曲以外で初めて演奏したクラシックの曲です。「宴の歌」はモンゴル国で初めて作られたオペラ「幸せへの道」の中の曲で、馬頭琴の為の最初の現代曲です。「ガダメーリン」という内モンゴルの曲は、迫害されるモンゴル族の中から立ち上がった英雄を歌い上げています。チ・ボラグ先生の作曲した「運命」は、翻弄される少数民族の文字通り・・・運命を象徴しています。
2015年1月21日(水)
曲目の選び方−3

 夕方から雨という予報を裏切って・・・朝から、ふらふらと小雪が舞っている。一時雨が降ったが、帰宅時には止んだ。最高気温は5℃台で、室内でも吐く息が白い。振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。昨日と同じ作業の繰り返し、乾燥するまでの待ち時間に新規作業あれこれ。2時間半の残業で・・・内職終了。

 馬頭琴の原点は歌の伴奏楽器で、歌と同じ旋律を・・・少しだけ遅れて弾きます。昨年「詩吟」の天才美少年の伴奏をしましたが、モンゴルのオルティンドとの共通点が多々ありました。す〜っと歌が入っていったり、こぶしを回したりシェイキングしたり・・・。モンゴル国の曲では高音から低音に、内モンゴルの曲では低音から高音にす〜っと入っていくパターンが多いようです。
 こぶしを回す表現を、馬頭琴では薬指や小指で打音を連打します。連打する打音とは別に、ちょんと入れる打音があります。長く伸ばした音の終了寸前に、ちょんと入れることで・・・切ない気分になります。同じ音が続く場合で・・・弓を切り替えたくない時、打音を用いることがあります。
 
 モンゴル国・内モンゴルそれぞれの、打音や入り方の特徴を活かした曲を選択します。
2015年1月20日(火)
曲目の選び方−2

 晴れてはいるが・・・連日の低温、午後になって結構強めの寒風が吹き始めた。振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。解体&梱包作業後、大量の細幅のフローリング材と格闘。古めかしく見せるためにエッジ&表面にキズを入れて、サンドペーパーでささくれを均して、水性塗料で着色。半分が終了し・・・明日の半分を開梱、1時間半の残業で・・・内職終了。

 馬頭琴の楽器的な特徴で考えると、単音で美しい音色を奏でる・開放弦と旋律の音を同時に弾いて響きを楽しむ・ハーモニクス音を加えて複雑化する・積極的にハーモニクス奏法で奏でる・・・ですか。「優駿」等では1回目を単音で弾き、繰り返しはハーモニクス音を加えて演奏します。「ドゥレイマ」は1回目を正調の単音で、2回目は転調して、3回目はハーモニクス奏法で演奏します。
2015年1月19日(月)
曲目の選び方−1

 晴れてはいるが・・・かなりの低温、午後からは気温が上がって過ごし易い。振り子号で千歳台までドライブ、内装材の塗装のレギュラー内職。梱包作業後、淡々と塗装作業。合間にトラックへの積み込み、時折り梱包作業。再び淡々と塗装作業、残業無しで内職終了。「サミット」で買出し、給油をして帰宅。傾くと警告ランプが時折り点燈し始めたので、エンジンオイル1リットルの補給。

 演奏する曲目を選ぶ時の、基本的な考え方を少々。モンゴルの音楽の特徴である、オルティンド(長い歌=小節で区切れない、日本の追分のような曲)とボギンドー(一般的な小節で区切れる曲)。短い古典の曲だと、どちらかのパターンに分かれます。ある程度長い曲の場合は・・・古典・新作を問わず、オルティンドの口上で始まってボギンドーでテーマ・・・というパターンが多いです。長めの複合曲と、日本の追分等と似たオルティンドの短い曲を選択します。
2015年1月18日(日)
最近の塾

 日の出と共に家を出て、橋の真ん中で澄み切った空気に映える富士山に見とれる。まるで手を伸ばせば届くような、大きくくっきりとした綿帽子。登戸から電車を乗り継ぎ、戸越銀座で塾の引越しの臨時内職。1時間少々で搬出作業終了、戸越銀座名物?のおでん入りコロッケをご馳走になる。アウトドア好きの友人の運転で松戸まで移動、昼食を済ませて搬入&組み立て作業。2時間半の早上がりで内職終了、田端までドライブして・・・帰宅。

 父親が教師だった為か?家が貧乏だったせいか、はたまた一般化していない世代の生まれ?塾に通った記憶が無い。東京を経験したくて・・・高校時代にお茶の水辺りの予備校で夏期講習を受けたのと、半年ほど水戸市内の中央美術研究所に通ったのと、月1回上京して半年多摩美の先生にデッサンを見てもらった・・・か。

 普通の学校の教室のように、先生が黒板の前にいて、生徒は先生に向いて座っているイメージがあったのですが・・・違っていました。3人掛けの壁に向いた机の左右はパーテーションで仕切られ、それぞれに1台づつPCが置かれています。照明が明るい個室ではなく3人掛けの、ネットカフェのような印象でした。
2015年1月17日(土)
爪の欠ける季節

 清清しい晴れ空、午後からは強烈な北風。振り子号で千歳台までドライブ、久々の内装材の塗装のレギュラー内職。いきなり重量物の積み込み作業という、鈍った体にパンチ炸裂。相方が定時で帰宅し、3時間の残業で・・・内職終了。「サミット」で買出しをして帰宅。

 馬頭琴奏者は、左手の小指と薬指の爪を伸ばしています。雨季にはトラブルが発生しないのだが、冬場になると乾燥に老化が加わって脆くなっているのでしょう。本日あっけなく・・・小指の爪が欠けました。ギタリスト用の付け爪で対応しますが、付けたり外したりが・・・少々面倒です。過去にネイルケア用のクリームやマニキュアを試して見ましたが、効果は有りませんでした。サプリメントや爪に直接塗るタイプを試してみるか?ネイルサロンで相談するか・・・。
2015年1月16日(金)
多摩川と隅田川

 日の出と共に家を出て、振り子号で王子まで26キロ・1時間15分のドライブ。大きなマンションの戸別排水管の、清掃補助の臨時内職。午前中は極めて順調、早上がりかと思われた後半1軒目でトラブル発生。洗面所のうねったパイプが詰まっていて、復旧作業に1時間半。10分のサービス残業で内職終了、環7の前方がゲリラ豪雨発生時のような異様な色。またしても・・・グーグルナビがご乱心。

 隅田川の水面を眺めながら・・・昼食、ちょいと先には荒川も見えます。新宿美術学院に通う為に18歳で上京、もう少し下流に住んだ事があります。当時は水面が泡立ち、物凄い悪臭が漂っていました。随分きれいになって異臭もしませんが、コンクリートで固めた護岸は・・・好きにはなれません。

 閉所恐怖症の為か?空まで抜けた空間が好きで、現在も住まいも多摩川まで100メートルぐらい。100メートルほど下流は、「岸辺のアルバム」の現場。登戸側は大きな石を入れて・・・ビオトープ化、狛江側も最近は川底にコンクリートブロックを敷き詰めていたりもします。馬頭琴を始めた頃の練習場は、河岸の大き目の2本の木の下。大雨が降って増水し、2本とも根こそぎ・・・流されてしまいました。
2015年1月15日(木)
過渡期の機械ペグが・・・空回り

 朝から冷たい雨が降り続き、最高気温は昨日を5℃も下回っている。こんな日はごろごろ・・・と思っていたが、SOSメール着信。先日プレゼントした「トラベラー」の機械ペグが、「すっぽ抜け」たという。弦が糸巻きのシャフトから抜けることは考えられず・・・百聞は一見にしかず、万一のレンタル用に6号を持って護国寺まで遠征。

 6号&この「トラベラー」に取り付けた機械ペグは、ウランバートルで馬頭琴に取り付けて良かった・・・という話を聞いて、テスト購入したものです。性能的には満足のいくものでしたが、馬頭琴での使用には問題がありました。シャフトの外側と内側が・・・独立して回転するので、太い馬頭琴の弦を通せる穴が確保できません。つまみの部分にギアが内蔵されているので、馬頭琴の取っ手を組み付けることが出来ません。

 高額なので・・・捨ててしまう勇気も無く、愛器6号&友人の「トラベラー」に限って取り付けました。友人は加齢によって手首の軟骨が消滅したそうで、力が入れられないので・・・通常の糸巻きでは調弦不可能状態。少しでも馬頭琴人生を永らえる為に、お試しください・・・とプレゼントしたものです。傷ついた手首でも扱えるので、また馬頭琴を弾く気になったという・・・救世主。

 次回使用予定の機械式ペグは、この欠点が解消され・・・現在使用している糸巻きの取っ手を組み付け可能です。本来なら今回のようなトラブルが発生しないように接着固定してしまうのですが、このような経緯で・・・交換可能なように未接着。ギアが破損しないように注意して、シャフトを叩き込んで・・・5分で作業終了。
2015年1月14日(水)
ゴムの取り付け部が踝に当たる・・・チョモランマのタイツ

 日の出と共に家を出て、振り子号で11キロ・40分のドライブ。低い陽射しの直撃で・・・LEDの信号が判別不能状態、インナーバイザー付きのヘルメットが無いと・・・危険です。田園調布の端で通行人を眺める臨時内職、前回は穴に入る担当者を眺めました。

 午前中は建物の隙間からの木洩れ陽で暖を取れたが、午後からは曇り始めて最高気温12℃の恩恵は感じられず・・・そよ風が恨めしい。「チョモランマ」の上下で、防寒対策は・・・ばっちり。タイツのずり上がり防止用のゴムベルトの縫い付け部分が踝に当たって・・・気になるので、何か・・・対策を考えましょう。河畔で多摩川とゴルフ練習風景を見ながら昼食、定時で内職終了。
2015年1月13日(火)
グーグルナビが・・・またまたご乱心

 振り子号で東上し東日暮里fまで、28キロ・1時間20分のドライブ。強めの陽射しが目に眩しいが、ハンドルカバーの防寒性は大幅にアップ。2階建てのシェアハウスの荷物の運び出しの臨時内職、6畳に2段ベッドが2つ入った部屋が4つの・・・たこ部屋状態である。住人は中国籍らしく・・・大量のゴミの中に、本国から送られてきたダンボールや日本語を学んだ大量の紙が混ざっている。

 2時間の早上がりで内職終了、フェイクファーを内蔵したハンドルカバーの効果は絶大で、素手でも・・・暑いぐらい。246号で帰宅するつもりだったが、グーグルナビが・・・甲州街道に誘い込む。新宿の手前から渋滞し、直進&左方向が目的地にも関わらず・・・右に行けと指示する。無視を繰り返すが、執拗にUターンを要求する始末。昨年末も世田谷通りでご乱心だったが、知らない場所へのナビゲートに不安を感じてしまう。甲州街道で給油して帰宅。
2015年1月12日(月)
振り子号の出動準備

 陽射しは強めだが、時折り寒風が・・・暖かさを吹き飛ばす。改造完了した「トラベラー」を持って、新宿西口交番を訪ねる。待ち合わせの場所なのだが、方向音痴の私を考慮してか・・・尋ねれば誰でも判る場所の選択。モリンホール倶楽部の創設者と合流して、引き篭もり状態の私には新鮮な・・・あれこれ情報交換。

 昨日製作したフェイクファーの内張りを付けたOSS製のハンドルカバーを、振り子号に取り付けて・・・按配の確認。暖かさは格段に増した感がありますが、通常使用している手袋では・・・操作性が少々もたつき気味。もう少し薄手の手袋が、欲しいところです。2週間近く冬眠したままの振り子号のエンジン、眺めのセル始動3回で・・・ようやくお目覚め。

 「トラベラー」の改造のお礼に頂いた、さぬきうどんで遅めの昼食。推奨は18分ですが、茹で加減を確かめて15分・・・ご馳走様でした。サッカー・男子・アジアカップ・対パレスチナ戦をテレビ観戦、風下不利を克服しての3:0という好調な前半だったが・・・。風上有利・相手選手の退場という数的有利にもかかわらず、お家芸のルーズなボールは・・・味方にもゴールマウスにも届かない。ワールドカップの屈辱から、何も変わっていない4:0の喜べない勝利。
2015年1月11日(日)
トラベラーの改造完了

 お預かりしたトラベラー、昨日のうちに糸巻き用の穴を開け直して黒檀の丸棒で埋めておきました。ガイド穴をボール盤で開けて、チェロ用のペグリーマーで慎重に削っていく。弦を通す穴の位置と手で握り込んだ時のバランスを、機械式ペグを差し込んで調整。突き出した糸巻きの先端部を切断し、擬似スピンドルサンダーで半球状に削って・・・改造完了。

 ついでに弦を交換しようと、思った親切が・・・不幸を呼んだ。テイルピースの穴が小さすぎて、弦が通りません。どうやって?弦を張ったのでしょうか。3ミリ径のドリルで穴を拡大したが・・・駄目で、4ミリ径の穴を開けて・・・どうにか開通。外弦(太い弦)を機械ペグの穴に通すところでまたもや苦戦、内モンゴルの馬頭琴工房で見た秘伝の業でどうにか終了。

 昨夜「ニューイヤー・ロックフェスティバル」をBGVに、振り子号のOSS製のハンドルカバーの内側に取り付けるフェイクファーの毛の方向を模索した。立体裁断にすると・・・縫い目が多くなるので、2つ折りにして丸い部分を縫い縮めてみました。老眼でのお裁縫は、針の穴通しは言うに及ばず・・・いらいらする作業。右側が上手くできたところで、忍耐力の限界。小休止後、左手の製作。
2015年1月10日(土)
停止中のヤフオクの商品が・・・無事到着

 雲ひとつ無い晴れ空、モリンホール倶楽部の創設者所有のウランバヤル氏の工房製の「トラベラー」を預かって帰宅。郵便ポストいっぱいの、先日ヤフオクで落札したフェイクファーを発見。「明日発送します」と連絡があって、その後「停止中」になってしまい・・・呆然としてしまった案件。とりあえず・・・詐欺疑惑は解消。

 預かった馬頭琴は、従来の糸巻きが付いた標準馬頭仕様。コンパクトなのでお供に便利な馬頭琴ですが、チューニングの面倒さがウィークポイント。ちなみに「トラベラー」には、ギター型の平たい馬頭の機械ペグ仕様(愛器8号)もあります。より馬頭琴らしさを求めて、私の愛器6号にドイツ製のチェロ用機械ペグを組み込みました。

 この機械ペグの性能は抜群ですが、つまみの中にギアが組み込まれていて、馬頭琴らしい取っ手が組み付けられません。センターを避けて弦を通す穴をシャフトに開けねばならず、少々問題があります。アメリカ製のチェロ用機械ペグを発見したので、ドイツ製の機械ペグの使用は・・・この楽器で終了です。
2015年1月9日(金)
アミメニシキヘビの馬頭琴

 難航していた黒檀製のテイルピース製作が、昨日の秘密兵器投入で大幅にスピードアップした。上下端に弦&テイルピースロープを通す穴あけ、平和は永くは続かないもので・・・4箇所とも気に入った位置にあきませんでした。よって秘密兵器を駆使して、黒檀の端材で4ミリ径の丸棒を作って穴埋め作業・・・。

 モリンホール倶楽部の創設者に誘われ、両国まで遠征。江戸東京博物館ホールで開催される、「モンゴル音楽祭2015」を見る。年々スケールダウンしておりますが、久々にバトエルデネ師匠の演奏を堪能。エルデンツェツェグさんのオルティンドも、なかなか秀逸でした。

 バト師匠の使用した馬頭琴の飼い主は明石在住で、ウランバヤル氏の工房で製作された蛇皮の馬頭琴。「アナちゃん」という愛称が付いていますが、南米のアナコンダではなく、中国南方で養殖されているアミメニシキヘビだと思われます。ワシントン条約に抵触するもので、成田税関でチェックされると、没収か皮を剥がすかの選択を迫られます。

 万馬馬頭琴アンサンブルの楽団長と合流し、バト師匠・カメラマンの丸さん夫妻・アナちゃんの飼い主と「さくら水産」で新年会。丸さん宅に移動して・・・二次会。
2015年1月8日(木)
擬似スピンドルサンダーで・・・作業効率大幅アップ!
  
 暖かな陽射しが窓辺に差し込み、体力・気力共に上昇中。北海道では、ホワイトアウト現象で事故が多発している模様。裏側のラフ加工が終了した製作中の黒檀のテイルピース、先日オーダーしたスピンドルサンダー用の先端アタッチメントの到着待ち状態。昨夜「出荷しました」というメールが届いたが、「飛脚」の荷物検索では・・・受付日が1月6日。それ以降の情報は皆無、誰が出鱈目なのでしょう?

 唐突に「配達中」と表示され、飛脚が「先端アタッチメント」を持って登場。早速ボール盤に取り付け・・・試運転のつもりだったが、あまりに好調で・・・フィニッシュまで一気に作業。本物のスピンドルサンダーなら、大幅に可能性が拡大するでしょうが・・・馬頭琴関連で使用するのはテイルピースと糸巻きの取っ手ぐらいですからねえ。台付きやスリで、微妙な曲面を手研磨。再びボール盤の登場で、裏側に弦とテイルピースロープの末端を収める穴あけ。

 先日ヤフオクで落札した、OSSのネオプレーン製のハンドルカバーの内側に取り付けるための「フェイクファー」。「定形外の郵便で昨日発送します」という連絡だったのだが、「発送しました」という連絡が来ない。チェックすると・・・「停止中」となっていて、すべての出品物が消えている。過去1000件の評価は・・・100%「優・良」、正月早々・・・狐か狸にでも化かされたか?
2015年1月7日(水)
3Dプリンター

 昨日の暖かさは何処へ行ったやら、午前中の気温は5℃に届かず。製作中のテイルピースの軽量化のために裏側を平のみで削り始めたが、表側のエッジを削り落としたために・・・不安定。厚めの板材を見つけ、かまぼこ板を切って固定用の材料を調達。手持ちの木ねじが無く、数十メートル先の100円ショップで調達。50メートル先に金物屋があったのだが、昨年閉店しました。

 銃の密造?で昨年話題となった3Dプリンター、私の日常では使い道が思いつかないのだが・・・気になるテレビCFを見た。分冊形式で○○○を組み立てるシリーズのデアゴスティーニ社が、「3Dプリンター」を発刊するそうだ。何となく欲しい気もするが、合計55冊という大作を残さず入手して・・・しかも活用できるかと考えると、あまりに荒唐無稽かもしれません。
2015年1月6日(火)
自衛隊の・・・ソプラノ歌手

 予報どおり夜半から南の風が窓を叩き始め、徐々に強まって・・・ごうごうと音を立て始めた。湿った曇り空、午前9時には・・・気温が10℃を突破。昼過ぎから雨が降り始めて、時折り横殴りの大雨。夕暮れ時には止んで・・・気温は急降下したが、16℃に届く・・・4月の陽気。平のみによるテイルピースのラフ整形作業の続き、「石橋を叩いてパラグライダーで飛ぶ」を身上とする我が身には・・・とても辛いコツコツ地道な作業。

 知り合いの再婚相手が海上自衛隊の音楽隊の所属だったので、演奏会を聴きに行ったことがあります。エンディングは「軍艦マーチ」で、OBやら聴衆か歓喜しておりました。楽隊だけかと思っていたのですが、歌手も所属していたのですね。2人の若いソプラノ歌手が、海上自衛隊のソプラノ歌手に対抗して、陸上自衛隊に入隊したというミニドキュメント。何でかなあ?

 昨年購入した振り子号用の冬支度として取り付けた、OSSのネオプレーン製のハンドルカバー。そのままでは防寒性が劣るので、裏側にエアーキャップ(プチプチ)を貼り込んだ。結果は上々だったが、両面テープの接着力では手の出し入れ口の保全が心もとない。布を縫製する方向で・・・ネット検索。ヤフオクで手頃なフェイクファーが見つかり、無事落札。
2015年1月5日(月)
テイルピースの製作は今年も・・・受難

 穏やかな陽射しが、窓辺に差し込んでいる。明日は南の風が吹き込んで、暖かい雨という予報。北海道がすっぽりと、低気圧で覆われている。「楽天アメリカ ダイレクト」という、アメリカから直輸入するサイトが見つかった。やたらとデータが重く・・・何故か?電動工具のページに「コールマン」のテントが掲載されているという奇抜さ。「回転する工具」というので開いたら、インパクトドライバーのバッテリーが・・・延々と掲載されている。数ページを見たところで・・・堪忍袋の緒が切れた。

 馬頭琴和風化計画で2個失敗している黒檀製テイルピースの製作、外形を「ゼットソー」で切り出したところで・・・アクシデント。黒檀板の黒い木粉に、何故か?白っぽい木粉が混じっている。この黒檀板、全部が黒いわけではなく・・・片側に白っぽい部分がある。この部分から2センチ程度、離して裁断したのだが・・・。断面を見ると、白っぽい部分が鋭利に入り込んで・・・溝が出来ている。表側にすれば、曲面を作るために切削する部分になるであろうと判断して回避。

 両端の真ん中に2箇所、「ピラニア鋸」で割れ止めの切込みを入れる。平のみでコツコツと、凹型の曲面の切削作業。ラフ加工が済んで眺めていたら・・・アクシデント第2弾、角に虫食い穴が開いている。木綿針を差し込んで、穴の方向と深さの確認。上端側なので凸型に成形する際に、ぎりぎり切断出来るだろうと判断したが今年も・・・前途多難である。
2015年1月4日(日)
馬頭琴の弓は・・・呼吸です

 ぼんやりとした陽射し、昨日よりは多少暖かい・・・。フェイスブックのプロフィールに、写真をアップしたのだが・・・四苦八苦。同じカットのように見えますが、モンゴル国と内モンゴルの馬頭琴を弾いています。馬頭琴和風化計画に肖った訳ではありませんが、紋付袴姿で演奏しています。

 少々前のフェイスブックの知人の馬頭琴演奏の動画、一生懸命弾いているのだが・・・何とも忙しない。弓のストロークの回数が・・・多いからである。右手の薬指が弓の弦(つる)に適切なテンションを与えておらず、すぐに音が弱々しくなってしまう。この状態で強い音を望むと、弓のスピードが早くなり・・・弓の長さが足りなくなります。頻繁な弓の切り返しで、はっきりとした音を補おうとしてしまいます。結果として・・・張った音が続き、自然さを失います。

 馬頭琴は歌の伴奏楽器として生まれ、歌と同じ旋律をちょっとだけ遅れてついていきます。馬頭琴の弓は人間の呼吸で、弓の切り返しは息継ぎです。息継ぎの頻繁な歌は、忙しないだけです。楽曲全体に、起承転結があります。短い小節の中にも、起承転結があります。ひとつの音の中にも、起承転結があるのです。息を吐き始めてから無くなるまで、すっと大きくなった音は、肺の中の空気が減ると共に・・・徐々に小さくなります。そうでないと・・・音楽ではなく、音の羅列になってしまいます。
2015年1月3日(土)
スピンドルサンダー

 柔らかい陽射しが窓辺に達しているが、室温が上がるほどのエネルギーが有りません。雑煮を作って神棚に上げ、変わらず・・・締りの無い正月3日目。日が暮れて・・・頂き物のギフトカードでピザのデリバリーを頼み、恵比寿ビール&デッドストックの94年物のシャルドネを開ける。

 昨年末に2個を失敗した馬頭琴和風化計画の、黒檀製テイルピースの製作。硬い黒檀の表面を効率的かつトラブル無く削るために、電動工具を模索中。テレビ通販で見たハンドツール、役立ちそうな気もするが・・・そうでもなさそうな。あれこれ迷走したら、こんなものが見つかりました。その名は・・・「スピンドルサンダー」。

 円柱にサンドペーパーを巻いたパーツを、回転させると言う電動工具。回転するだけでなく、上下動するので・・・切削面が美しく仕上がるらしい。バイオリン製作の本を出している佐々木氏も、治具作りに活用されています。輸入品で数社がヒットしましたが、4〜8万円と強烈に高価!直輸入で2万円ぐらい、ヤフオクで4万円弱で・・・出品がありません。

 解決策を模索したら、2つの候補が見つかりました。電動ドリルを逆さまに固定し、ドラム状のサンドペーパーを取り付ける案。手持ちのボール盤に、ドラム状の先端部を取り付ける案。どちらも上下動はしませんが、仕上げではないので・・・影響は無いでしょう。先端部を検索すると・・・2〜3,000円、この程度のリスクなら・・・貧困層でも実験可能な範囲です。
2015年1月2日(金)
100時間限定のサバイバル

 東京は本日もぼんやりとした晴れ、陽射しはあるのだが・・・気温は上がらない。雑煮を作って神棚に上げ、変わらず・・・締りの無い正月2日目。日が暮れてデッドストックの95年物のシャブリを開けたが、やはり・・・ウイスキーのような淡い琥珀色。カマスの干物を焼いて飲み始めたが、まあ・・・問題は無いでしょう。

 マイナス30℃のアラスカやボルネオ・砂漠で100時間を過ごすと言う、テレビのサバイバル番組。好んで行くとしたら・・・有り得ない、支給品は最低限の装備。100時間耐え抜くのなら、水と安全な寝床を確保して・・・何もしないのが最善。それでは番組が成立しないので、テレビらしい演出でした。現実で難しいのは・・・何時まで今の状況が続くかを判断することで、それによって基地の設営レベルが変わってきます。
2015年1月1日(木)
謹賀新年

 朝のうちはぼんやりと晴れていたが、徐々に曇りだして・・・ふわふわと白いものが降臨。雑煮を作って神棚に供え、宵越しのスパークリングワインを飲み始める。月初恒例、馬頭琴日記の更新作業。白つながりでデッドストック物の、ハーフサイズの1994年生のドイツワインを開ける。白と明記してあるのだが、ずぶずぶのコルクの隙間から流れ出たのは・・・妖しげな琥珀色の液体。

 テレビ神奈川で北野武監督の「アキレスと亀」を見始めたが、何とも陰鬱な気分になってしまい・・・視聴中断。昨年末から見始めた「ナッシュ・ブリッジス」、能天気なところが・・・気分転換には最適。テレビ神奈川の次のラインナップは・・・「シザーハンズ」、こちらも悲しい物語で・・・元旦に視聴する気にはなれません。