8号

原産国:モンゴル国    製作者:オノンバヤル(アルゴサン工房)

製作年:2003年後期(試作品)  入手年:2003年12月(モニター)

2003年夏に、ウランバートルのオノンバヤル工房を訪ねた際に、
お土産として「国産エレキベースの糸巻き」を持参しました。

アマルトゥヴシン先生が来日時に、内モンゴル製の糸巻きを組み込んだ馬頭琴を使用しており、
感想を聞いたところ、「重い:真ちゅう製」・「壊れる:精度の課題」を指摘されました。

そこで「軽い:アルミニウム製」・「高精度:日本製」を持ち込んだわけです。
驚くほど軽く・高精度でチューニングできます。

    

改造点

上駒を黒檀製に変更(2004.3)

      

この糸巻きを、オノンバヤル・レギュラーモデルに使用した試作品1台が、
モンゴル国・大阪でモニターされています。

基になった楽器は「バックパッカー」、アメリカ製のニスが塗られています。

おそらく「音量の確保」の為でしょう、テイルピースに大幅な改良が見られます。

    

横向きの馬頭のデザイン、厚みが無く持ち運びには便利です。
このところ、何処に行くにも持ち歩く、お気に入りです。

通常の弓のかけ方が出来ないので、糸巻きにゴムひもを付けて吊り下げます。

横向きは「病気の馬みたい・・・」という指摘もありますけど・・・