5号





原産国:内モンゴル  製作者:布和

製作年:2003年初期    入手年:2003年6月

チ・ボラグ先生がコンサート用に持参された楽器を譲って頂きました。
受け取った当初は、まだニスの匂いがプンプンしていました。

      

改造点

もう少し低音の響きと全体の音量の豊かさが欲しいので、フランス製ビオラ駒に変更(2004年9月)
弦高を上げる為に、上下駒共に高さ調整(2005年4月)

ボラグ先生用に楽器を製作すると、こんなにも美しい楽器が出来るのかと、驚嘆してしまいます。
特に裏板の木目・ネックの木目が綺麗です。

      

馬頭の下のカーブが、通常の内モンゴルの馬頭琴とは違っています。
おそらくモンゴル国の馬頭琴を参考にしたのでしょう。

弦の取り回しが大変スムーズで、結果チューニングの反応がダイレクトになり、使いやすいです。
今後内モンゴルで馬頭琴を作る機会があったら、このネックをオーダーしようと思います。

      

音は高めです。2年後くらいが楽しみな馬頭琴です。