2009年10月31日(土)
万年ブルペン投手の心持ち

 雲は多めだが穏やかな天気で・・・湿度45%。首を中心に右側の筋肉が・・・がちがち、枕の具合が悪いのか?丸洗い可能という無印良品の枕を使用しているのだが、フィット感は以前使用していたテンピュールとは雲泥の差。千年灸を13連発、だいぶ楽にはなったが・・・数か所に火ぶくれを確認。瞬間的な痛みや熱さには比較的強いが、延々と続くマラソンのような状態は・・・苦手。

 合コン不成立の電話着信、土俵に上がれない状態が続いている。登板の機会が無いのなら、競技種目を変える・・・というのが良作なのだが、さて?何の種目に変えたら良いのか・・・皆目見当がつかない。気分転換に「エドヤ」まで買出し、相変わらず売り場を腐敗臭が占領している。筋肉疲労の改善のため、本日も左手指の器具トレーニング。
2009年10月30日(金)
玉露を摺りながら・・・

 汗ばむくらいに暖かく、湿度45%強。散歩がてら狛江まで買出し、「三和」で食品を、ドラッグストアで千年灸を購入。帰宅して悲鳴を上げている右の足・腕・首に、千年灸を13連発。随分と痛みは緩和されたが、残り香が結構・・・強烈。鳩山首相が反捕鯨国のオランダ首相との会談で、鯨肉は嫌いだと発言したらしい。煙草の増税問題に、私は煙草を吸わないとも・・・発言。個人の好き嫌いで、物事を判断されても・・・。

 新型インフルエンザのワクチンの接種回数を、予定通りの2回にするか1回にするかで・・・揉めている。私の順番は何時になるのやら、行政任せにもしていられない。手軽な免疫力アップ策として、緑茶の摂取が推奨されている。飲むだけでは十分ではなく、お茶の葉そのものを食べたほうが良いという。出がらしの茶葉をお浸しにしたり、シラスと炒ってふりかけにするようだ。頂き物の福寿園の玉露を前に、摂取方法を考察。

 飲み物としての出番は少なそうだし、必然的に出がらしの茶葉も・・・入手難。そのまま摘まんでみると、悪くは無いが・・・ビールが欲しくなる。当たり鉢で粉末にし、野菜ジュースに混ぜることにした。すりこぎを回しながら、小さい頃に摺った味噌の事を思い出した。当時は当然の事だったが、いくつかの家事を受け持っていた。雨戸の開け閉めに風呂の焚き付け、練炭の火起こしもした。本家のお婆ちゃん手作りの味噌を貰い、すり鉢で当たるのだが・・・あまり楽しい作業ではなかった。手を抜いて雑に行うと、あちらこちらに味噌が飛び散り・・・始末が悪い。
2009年10月29日(木)
東芝のモバイル燃料電池が市販化された

 午前中は晴れていたが、午後から低気圧の接近に伴って・・・曇りだした。湿度50%強、低気圧が私の筋肉に与える影響は結構大きく、右上半身の筋肉が軋んで悲鳴を上げる。本日も・・・左手指のトレーニングに留める。

 モバイル燃料電池が、東芝から「ディナリオ」の名称で市販された。280グラムほどの本体にエタノール(アルコール)を注入することで発電し、PCは無理だが・・・携帯電話やMP3の充電が可能らしい。価格は29,800円、電気社会を担う要となる電池の世界は・・・日進月歩。

 最期の「すかいらーく」が、営業を終了した。多摩センターの「すかいらーく ガーデンズ」で、数年前に月3回ほどの演奏でお世話になりました。世田谷通り沿いの24時間営業の「デニーズ」も、先日閉店した。セルフ型の低価格帯の店舗しか、生き残れないのだろうか?「サイゼリア」は低価格で好調だが、徹底したセントラルキッチン方式で・・・店舗には包丁が無いそうだ。この手の高級店?で生き延びているのは、「ロイヤルホスト」だけになってしまった。
2009年10月28日(水)
季節性インフルエンザのワクチンも不足

 暖かい陽射しが差し込むが、少々強めの風で湿度40%強。「薬のセイジョー」まで買出し、マスクが大量に入荷していた。新型インフルエンザは猛威を増して感染者は増加の一途を辿っているが、小田急線の車内や商店街では気配すら感じられない・・・。型が違うと効果の無いインフルエンザワクチンだが、季節性インフルエンザのワクチンも不足し始めた模様。度重なる訴訟に嫌気がさした国が予防接種の義務付けを辞め、大手の製薬会社がワクチン製造から撤退した。現在ワクチンを製造しているのは小さな4社ほどで、季節性インフルエンザの生産ラインを新型に入れ替えて対応している。訴訟の覚えはないが・・・身から出た錆びなのだろうな。

 八丈島沖で消息を絶った漁船の乗組員3名が、遭難4日目に転覆した船内で発見され生還した。操舵していた船長は救命ボートで絶命、船外に脱出した4名は行方不明。水温は25℃とかなり温かいが、強風で低体温症に陥ったのではなかろうか。沼津や下田から、金洲や銭洲に向かう釣り船に何度か乗船した。全速力で5・6時間はかかる大陸棚で魚の宝庫だが、小舟を櫓で漕いだ時代には・・・命と引き換えの金銭の洲。

 到着までは船室で寝て待つのだが、両肩をぶつけ合って雑魚寝するぐらいの・・・4畳半から6畳ぐらいのスペースしかない。漁船とて、似たり寄ったりだろう。おそらく真っ暗な船内で救助を待ちながら、酸素の無くなる恐怖と戦う心境は・・・閉所恐怖症の私には耐えられそうにもない。気を取り直して、左手指の強化トレーニング。
2009年10月27日(火)
湿度60%強→30%強

 台風20号が八丈島沖を時速90キロで駆け抜け、朝から暖かな陽射しが射し込み・・・湿度30%強。この湿度差が、馬頭琴のコンディションを悪化させる元凶のひとつです。内職関連の電話連絡、千客万来・門前払い・履歴書送付・面接の日時の連絡待ち等・・・で合コン成立1件。履歴書3通の作成と、先日会ったS氏の依頼のCDの梱包作業。コンビニでCDの発送&履歴書の投函後、成城警察まで野暮用。

 麗らかな散歩日和と・・・浮かれ出たが、千歳船橋周辺は強めの風。成城警察でずるずると先延ばしにしていた運転免許証の住所変更を済ませ、「ヤヒロ」で買出しを済ませて帰宅。合コン予定の相手から電話、明日の合コンキャンセルの連絡。仕事内容がきつく30・40歳台の採用者がすぐに辞めてしまうのでと、他人の濡れ衣のような理由で・・・説得される。昨年までの内職と同業なので業務内容は理解出来ているのだが、要するに・・・52歳は採用したくないらしい。冷たい世間の風に冷やされた右上半身を労わって、本日も左手指のトレーニングのみ。

 自衛艦が関門海峡の一番狭い辺りで、韓国籍のコンテナ船と衝突炎上のニュース報道。双方見張りの怠惰が原因だろうが、わざわざ狙って突っ込んで来たとは思えない民間船を・・・何故に自衛艦が避けられないのだろう?いかなる秀逸な道具であっても・・・扱い方次第、米国に守ってもらう以外・・・日本を守る手立ては無いらしい。
2009年10月26日(月)
コンクリートから人へ

 降り続く雨の中、内職関連の電話を試みるも・・・千客万来。冬のように冷え切った空気、富士山も6合目あたりまで雪が降り積もった。小降りになった雨の中、内職の種本の収集作業。湿度60%強、右上半身の不調は和らぎつつあるが、大事をとって本日も左手指のトレーニングに留める。

 鳩山首相の所信表明演説、旅行先は決まったが・・・交通手段や乗り物は一向に見えない。鳩山首相も同じ番組をご覧になったか?社員の大半を障害者が占める会社の話。チョーク工場で働き始めた障害女性2名の姿を見て、工場を健常者用から障害者向けに改良を続けた社長と同僚の物語。システムに人間が合わせるので無く、システムを人間に合わせるという・・・「コンクリートから人へ」を象徴する事例。障害者採用第1号の女性は健在で、現在も就業していました。
2009年10月25日(日)
21世紀型思考ロジック

 昨日から降り続いた雨は午後で止んだが、気温が上がらず湿度50%強。気圧の加減か・・・右上半身の筋肉の状態が最悪で、ゆっくりと首を回すとバリバリと悲鳴を上げる。勿論チャレンジしたことはないが、100sのバーベルを1,000回持ち上げたような疲労が、右肩甲骨の内側に溜まっている。出来るだけ温かくして、血流を良くすべく・・・左手で柔らかくマッサージを繰り返す。ペンキの乾きつつあるぼんやりとした臭いを嗅ぎつつ階段を下りて、週明け恒例の内職の種本の収集。帰宅して左手指のトレーニングをしながら、内職本を読破するが・・・。

 自動車の未来に関する番組を鑑賞、「グーグル」がインターネット網を利用して大胆な計画を目論んでいるらしい。かつて街のあちこちで見かけたボックス型のATMが淘汰され、そのほとんどがコンビニの店内に収まった。コンビニ本部との一括交渉で、好立地・高集客の端末設置拠点が容易に手に入るからだ。コンビニという名のネットワーク拠点は、その後も様々な実験を試みている。

 インターネット網をこれに当て嵌めてみると、全世界レベルの端末設置拠点が入手できることに他ならない。自動車に限らず、21世紀のエネルギーの主人公は新たな発電方法による電気だろう。「グーグル」はインターネットで、電気をコントロールしようと考えている。家庭における電気の消費量や発電量を把握し、その後どのようなビジネスチャンスが生まれるのか?20世紀型思考回路の私の想像力では答えは出ないが、過去の経験では見い出せない・・・21世紀型思考ロジックが着実に歩みを速めている。

 加藤和彦氏の追悼番組をBGVに、内職のネット検索。穏やかな氏のステージ上の姿が、憂鬱な気分を持ち込む。「青春リアル」の題材は・・・臓器移植問題、客観的に眺めると面白い番組だが・・・自己投影してしまうと少々辛い。追い打ちをかけるように、雨が降り始めた。馬頭琴の音源以外なるべく聴かないようにしているのだが、気分転換にエリック・クラプトンのベストアルバムを聴き始める。ちょっとブルーなブリティッシュロックが好きで、趣向は70年代に停滞したまま・・・。
2009年10月24日(土)
塗装に適した湿度

 湿った曇り空で湿度50%強、窓からは肌寒い風が、玄関のドアの隙間からは塗料の溶剤の臭いが忍び込む。消防関連の点検ということで、2階へ通じるベランダの脱出口のチェックが行われた。随分と金属枠の腐食が進んでいて、梯子に体重を掛けるには・・・不安。まあ脱出口さえあれば、1階ぐらい飛び降りても・・・何とかなるだろう。ザイルが1本あれば、お守り程度にはなりそうだ。予報よりも早く、午後から雨が降り出した。

 玄関方向が賑やかなので偵察に出ると、隣室のドアを塗っていた業者が電話でぼやいている。雨で塗った塗料が乾かず、マスキングが取れない・・・らしい。馬頭琴の塗装に限らず、塗装と湿度にはシビアな関係がある。湿度が高いと・・・塗料の乾きが遅くなるだけではなく、塗料に湿気が混じってしまい・・・白濁してしまう場合もある。塗料がはみ出ないようにマスキングを行った場合、生乾きの段階で剥がさねばならない。乾いてしまうと、マスキングテープと一緒に塗料が剥がれてしまうからだ。

 塗装に湿度は大敵で、湿度の低い日に行うのが鉄則。同じ湿度なら、気温が高い方が・・・乾くのが早い。薄目に何度か塗り重ねるのも必須で、手を抜いて一度に厚塗りすると、表側は乾いたように見えても・・・内側の塗料は何時まで経っても乾きません。製作直後の馬頭琴を弾くと、塗料の臭いがします。この臭いが無くなってからが、その馬頭琴の本当の音だと言えます。
2009年10月23日(金)
馬頭琴を使わない練習方法

 晴れたり曇ったり、湿度45%弱。隣室からは板金のような金属音、隣家では杭打ち作業でも始まったのか・・・時折りマンションの躯体が揺れる。低気圧の接近が近いのか?右側の首から上腕の調子がすこぶる・・・悪い。体は柔らかい方で、普段なら楽に背中で両手が握手できるのだが・・・右手を下側から回すと痛みで右上腕の筋肉が引き攣る。馬頭琴の練習を始めるとダメージが拡大しそうなので、器具を使った左手指のトレーニングに留める。

 バトエルデネ師匠に誕生日祝いとして頂いた、「GRIP MASTER」という指のトレーニング器具がある。4つのボタンにバネが付いていて、人差し指から小指までを其々押すことで指の筋力アップになる・・・というものだ。握力鍛練用の器具の指用で、おそらく・・・ピアノ用のトレーニング器具ではあるまいか?ピアノの指用のトレーニング器具には色々あって、指輪のような錘も試したことがある。付けたままでは馬頭琴の演奏は不可能だが、付けたままでピアノは演奏出来そうだった。

 毎年講義を行っている自由が丘の短大から、講義以来の手紙到着。小学生相手のお話とは違い、専門的な話が出来るので・・・楽しい。ネットで内職の申し込み作業後、「ヤヒロ」で買出し。「エドヤ」前で新たな内職本を発掘したが、どうやら・・・お水関係のようだ。
2009年10月22日(木)
羽田空港の夜間渋滞

 隣室は停戦協定が結ばれたようだが、隣家では散発的に・・・ゲリラが暗躍している。在庫切れの履歴書の補充に、商店街の文房具屋まで散歩。ありゃまあ・・・履歴書が一新されていて、前回使用していたフォーマットの物が・・・無い。似たような物を探すが、これまた新タイプばかり・・・。諦めて新型を購入し、帰宅して段数調整をしながら・・・履歴書の記入。郵便局まで散策、履歴書を投函して帰宅後基礎練習。ぼんやりとした曇り空で、肌寒く・・・湿度45%。

 10年ぐらい前まで、羽田空港沖の夜釣りの穴子によく出掛けた。頃合いがあり、穴子にまったく食い気が無いことも・・・度々。ぼんやりと空を眺めていると、羽田空港への着陸を待つ航空機の識別灯が目に入る。風向きによって進入路が決まっているので、規則正しく列を成している。およそ2分30秒間隔で、着陸していた。1機トラブルを起こして滑走路が封鎖されたら、空中で待機中の飛行機はどうするのだろうと・・・ぼんやり考えた。

 騒音の問題で飛行可能な時間が限られている為に、このような状況が生まれていたのだろう。滑走路が増え発着する航空機の便数が増えれば、騒音問題も増大する。ハブ空港化、滑走路が増えればという・・・単純な問題ではない。
2009年10月21日(水)
ノイズキャンセル型イヤホン

 穏やかな陽射しを遮るように、隣室で銃撃戦が始まった。時折り、迫撃砲の着弾音が・・・混じり始める。拙攻に出てドアの隙間から敵の様子を伺うと、ブロックをハンマーで破壊しているようだ。コンビニでの支払い関連を口実に家出、隣家はミサイルが着弾したようで・・・木端微塵。近々、家が建つのだろう。以前CM音楽や椎名林檎さんのプロデュースで知られる斎藤ねこ氏が、隣接した土地の建築の騒音を嘆いていましたが・・・同感。

 ある程度までなら、ノイズキャンセル型イヤホンは効果を発揮する。周囲のノイズを結構減衰させるので、単純に五月蠅い時に使用しても雑音を緩和させる。地下鉄の車内などはノイズの反響はかなりなもので、音楽を聴いていても・・・音が聴き取り難い。聴き取れるまで音量を上げると、多分・・・音漏れ公害を発生させるだろう。こういった時に、ノイズキャンセル型イヤホンは便利だ。かなり快適に音が聴こえるようになるのでなるので、音量を下げることが出来る。

 耳も老化をするようで、たむろす若者対策に高周波音を流す試みが行われている。PCのサイトで試してみたが、私の耳も確かに老化しており・・・高周波の音域は聴こえない。多分・・・集中して聴き取る能力も、低下しているのだろう。こういった状況も補助してくれているであろうノイズキャンセル型イヤホンの唯一の欠点?は、音に集中出来るあまり・・・頻繁に駅を乗り過ごすことぐらい。まあ・・・本を読んでいてもよくある出来事なので、個人の資質の問題も影響しているかもしれない。
2009年10月20日(火)
脳のアンチエイジング

 暖かな晴れ空で、久々に朝から外気温が20℃を超えた。相変わらず風が不安定で、ブラインドを躍らせる。湿度40%弱、少しチューニングの上がったウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改で、基礎練習。薄っすら・・・全身が汗ばむ。溜まった内職の種本を資源ごみ化すべく、緊縛して・・・ゴミ置き場へ。

 茂木氏と住吉さんの番組で、脳のアンチエイジングの秘策を鑑賞。どうでもよい曲を歌っても脳に変化は無いが、好きな歌だと脳は血流量が増え本気モードに入るという・・・簡易実験を見た。秘策の1つ目が・・・少し難しい事を考えたり・学んだりすると、脳が喜んで活性化するそうだ。これは・・・日々やっているような気がする。3つ目の・・・外見を気にするというのも、それなりに気を使っている方だろう。問題は・・・2つ目で、おしゃべりをする事なのだそうだ。

 簡易実験で明らかになったことは、一人で一方的に話しても・・・脳は喜ばず活性化しない。聞き役が登場すると、多少血流量が増加するが・・・活性化には程遠い。聞き役が話し相手になり・・・言葉のキャッチボールが始まると、脳がやっと本気モードに入って・・・活発に活動を始める。この点では、明らかに・・・不合格、数日間誰とも話さないことも多々ある。本屋の婆ちゃんや商店会長と挨拶程度は交わすが、脳が喜ぶほどの内容ではない。野良猫の表情を読み取ったりはするが、それで・・・どの程度脳が活性化するだろうか?
2009年10月19日(月)
渋谷の様変わり
 
 暖かな晴れ空だが、風が乱れ気味でブラインドを揺らす。湿度45%弱。隣室の銃撃戦は一時停戦のようだが、道路の向かい側で解体工事が始まったらしく・・・足場パイプの奏でるかん高い音と重機のエンジンの重低音が交錯する。珍しく窓下で、原付バイク・軽自動車が・・御用。渋谷アップリンクで上映中の、「ウイグルの少年」を見ようかとも思ったのだが・・・辞めた。母親を人質に取られ自爆テロを行う少年の物語のようで、今の気分には・・・。

 サディスティック・ミカ・バンドのベストアルバムを聴きながら、蛮勇を奮い立たせつつ渋谷へ向かう。ハチ公前で無事S氏と合流、文化村近くの貴重な喫茶店「セピアの庭で」で情報交換会。丸山町と百軒店の境目を移動、「マップ」跡のバーへ向うも・・・別の店が出現。「焼きとん家」に進路を変更するも・・・カレー屋に変貌、「野川」も無いし・・・「道頓堀劇場」も消滅。道玄坂を下って、ガード下の最近TV番組で取り上げられる「鳥重」は・・・お休み。

 「鳥福」を見つけて・・・安堵、60歳を過ぎた店主も加わって・・・馬頭琴談議に花が咲く。冷えた小ぶりの金属製のグラスのプレミアムビールで、美味しい焼き鳥を堪能。この半年顔を出さなかった為に無くなった訳でもなかろうが、「焼きとん家」の消息が気掛かり。十数年前にも、同じことがあったなあ・・・。あの時も、随分と後ろめたさを感じて・・・後悔した。
2009年10月18日(日)
新型インフルエンザのワクチン接種

 ぼんやりとした穏やかな陽射し、湿度45%弱。内職本の収集がてら、「ヤヒロ」まで買出し。圧力鍋でご飯が炊けることを思い出して、パンフレットでお勉強。圧力鍋の特性で、少々色が黄ばむらしい。さっそく実践、3合の米と3合弱の水を加熱7分+放置15分。お焦げが出来たのは思わぬ収穫だったが、妙にもちもちしていて、しかも鍋肌周辺と真ん中付近の米の具合がばらばら・・・。う〜ん、玄米だったらご利益もありそうだが、今まで通り炊飯器で炊いた方が良さそうだ。

 新型インフルエンザのワクチン接種が、始まるそうだ。医療機関関係者から実施、妊婦・罹病者・幼児と続き・・・一般者への実施は未定。当初は2回の接種が必要とされたが、200人への実験の結果では・・・1回で十分な免疫が出来るので、1回の接種で済むとなればスケジュールは早まるという。ワクチン接種に対して重度の弊害が出る確率は200人に2人、一般のインフルエンザのワクチン接種と同率。例年1〜3月になると、病気の温床である小学校からの演奏依頼がある。さて・・・どうしたものか?
2009年10月17日(土)
加藤和彦氏の訃報

 晴れたり曇ったりの不安定な天気で・・・湿度50%強。内職本会社を経由して、履歴書送付依頼メール着信。履歴書を書いて郵送しようと思ったら、我慢の限界のような小雨が降り出した。べた付く松脂に不快感を感じながら、基礎練習。

 加藤和彦氏が軽井沢のホテルで、首吊り自殺したという報道。62歳だから・・・更年期障害、鬱病が原因か?「音楽でやることがなくなった」と、友人に手紙を送っていたそうだ。彼を生で観たのは、高校時代だった。水戸で行われたキャロルのフランス凱旋コンサートの前座が、サディスティック・ミカ・バンドだった。近所では売っていなかったバギーパンツを自作し、革ジャンにリーゼントの聴衆に混じってリズミカルな音の洪水を堪能した。

 青森県・八戸でプロデュースした多目的ホールの、パーティを企画して頂いた。人を楽しませることに長けた方で、自らセレクトしたレコードでDJをしたり、気軽に写真撮影に応じてくれる等、来場者を歓待してくれた。一方では神経質なところもあって、地方の仕事でも滅多に泊らないという。興行主のアクセサリーのように、連れ回されるのが嫌なのだ。当方は合格点が頂けたようで、次回は是非泊まりたいと仰って頂けた。

 家族には恵まれたとはいえず、最初の奥様のヴォーカリストのミカさんは、友人のプロデューサー:クリス・トーマス氏のもとへ走った。彼と一番相性が良いと思っていた作詞家の安井かずみさんは、肺癌で55歳で亡くなった。現在の奥様のオペラ歌手中丸三千繪さんは、海外公演中だった。傍にいてくれる、感性の合う女性が・・・不在だった。サディスティック・ミカ・バンドも大好きだが、バンド活動とは対極のようなソロアルバムの中の「これから先のことは」という歌が好きです。
2009年10月16日(金)
ハイブリッドの盲点

 窓から暖かな陽射しが差し込む、穏やかな日常だったのだが・・・何やら周辺が騒がしい。唐突に隣室で銃撃戦の様相。9月末に引っ越したらしい、隣室のリフォーム作業が始まった。事前の予告もスケジュールの公開も無く、この騒動は何時まで続くのだろう?堪りかねて、隣室訪問。バスルームのタイルと削岩機で格闘中のジェイソンと話す・・・が、不在の親方で無いとスケジュールは判らないそうだ・・・。

 ノイズキャンセル型イヤフォンで急場を凌ぐが、騒音だけでなく振動もかなりのもので・・・プチ家出。昨夜には無かったポストの張り紙、2週間ご迷惑をお掛けします・・・とだけある。時間潰しに車雑誌のページを捲っていたら、気になる記事を発見した。2004年式のエスティマ・ハイブリッドのコンバーター付きインバーター交換で、40万円強の修理費用がかかったそうだ。走行15万キロ、どうやらこの辺りがインバーターの寿命らしい。

 一般ユーザーの走距離では、普通車とハイブリッド車の価格差は埋まらない。それでもエコ宣言よろしく、当初から年配者が支持してきた。ここに至って、プリウスもインサイトも絶好調である。走行距離15万キロを超える車も、ここ数年で増えてくるだろう。その時に通常の維持費に加えて、40万円強を支払う事は考え難く・・・使い捨てられるのではなかろうか?充電スタンドや水素スタンドの普及待ちだが、ハイブリッド車は燃料電池車や電気自動車普及までの一時凌ぎでしかない。はたして・・・これで良いのか?

 「ヤヒロ」で買出し、どうやら・・・6時を過ぎて本日の戒厳令は解除。帰宅して基礎練習後、山形の友人とメールのやり取り少々。平穏を取り戻した室内、TV画面からは10弦ギターの名手ナルシソ・イエペス氏の音色が漏れ、湿度40%の肌寒い風が窓から忍び込む。
2009年10月15日(木)
トム・ウェイツの歌声

 暖かな陽射しが窓辺から差し込み、湿度40%強。白樺湖畔や八甲田山では、紅葉が見ごろを迎えたそうだ。PCの無線キーボード&マウスの電池が消耗したので・・・充電作業、頻繁に使う電池類は廃棄物の観点から・・・出来るだけエネループの充電池を使っている。今持っている充電池でも500回の充電に耐えられる設計で、新型だと1,000回は大丈夫らしい。PCの無線キーボード&マウスで2ヶ月に1回程度、500回を使いきるには・・・83年。手持ちのエネループ、寿命を全うしそうにも・・・無い。気を取り直して。基礎練習。

 TV番組のエンディングロール?で、久しぶりにトム・ウェイツの歌声を聴いた。新宿での予備校生時代に、同級生の畑山君に教えられたアーティスト。酒と煙草で焼けついたような喉から、しゃがれてはいるが強い意志を込めた言葉を吐き出していた。煙草の紫煙が目に沁みるような地下の煉瓦造り、朽ちかけたバーで酔い潰れてカウンターにへばり付いた姿を・・・思い描いた。数年前に来日したが、イメージを反故にする大きなホールだったので・・・辞めた。
2009年10月14日(水)
ビデオデッキが他界

 朝のうちは陽射しがあったものの、曇り始めて・・・午後から雨降り。天気予報のにわか雨と言うには・・・一時本降り、基礎練習を始めるが、湿気で松脂のべたつきが気になって・・・。夕方から雨一時休止。爆撃でも始まったか?と錯覚するような雷鳴が、午後9時頃から多摩川対岸に轟いた。再び雨が降り始めて・・・湿度50%強。

 録画内容が不明のVTRテープを発見、中味の確認を始めたら・・・ビデオデッキが突然のご臨終。手持ちのVTRテープは、演奏会等を撮影したものを頂いたものが大半で、見られなくとも大勢に影響は無いのだが・・・。一応ネット検索、6〜8,000円程度のビデオデッキが見つかるが・・・画質の評価は最悪。VHS+DVDで12,000円程度の商品が主流だが、これまた・・・似たり寄ったり。う〜ん、どうしたものか?

 山形で知り合った友人から、金曜日にメールが届いていた。2度返信したのだが、どうやら・・・出戻った様子。予備にと書き込まれた別のアドレスへ再送したら、返事が返ってきた。幅広くアーティストのマネージメントを始めるので、一度会って話したい・・・という内容。馬頭琴という楽器、日本では民族楽器の域を出ていない。演奏依頼の多くが、モンゴル関連のボランティア団体や「スーホの白い馬」の授業の一環。音楽ジャンルの1つとして、認知されてはいない。モンゴル好きという枠の外で、音楽としての馬頭琴ファンと出会う確率が上がるのなら、喜んで協力したいと思う。
2009年10月13日(火)
馬頭琴の入手方法

 窓から陽射しが差し込んで暖かく、湿度40%弱。湘南方面から、出張馬頭琴教室の打診メール着信。とりあえず判断するための、基本的な情報を送るようメール返信。修理完了した中華鍋のテスト、鍋肌から煙があがるまで炙り、油を入れて回し・・・全体に馴染ませる。スピードスケートの選手のように、放り込んだ野菜が滑らかに周回する。う〜ん、苦労の甲斐があったと・・・充足感!

 前述の出張教室希望者、内モンゴルに留学経験があり・・・馬頭琴をオーダー済みだそうだ。これから馬頭琴を始めるという方に、楽器を用意するのは・・・悩みの種。長く続ける方に良い楽器を用意することは吝かではないが、良い楽器が押し入れの肥やしになってしまっては・・・楽器が悲運。90年代中盤に来日した良い馬頭琴の大半が、この憂き目に遭っています。馬頭琴教室を始めて何年かはレンタル馬頭琴を用意し、しばらくレッスンを続け・・・購入する場合にはレンタル代金を差し引くというサービスをしていた。教室に来なくなって、レンタル代を払わず、楽器を返却しないという不届きものが出たために・・・辞めた。

 馬頭琴は手作りの楽器だが、楽器としての工作レベル的にみると・・・決して誉められたものではない。品質にばらつきがあり、音のレベル・使用する木の素材・装飾の丁寧さ・価格に・・・相関関係が無い。実際・・・25万円の馬頭琴よりも、3,000円の馬頭琴の方が良い音がする体験をしています。ギターなら・・・取りあえずヤマハの○○○円ぐらいの楽器を買いなさいとアドバイスできるが、馬頭琴には当てはまらない。製作者に直接オーダーすれは・・・仕上げや装飾の丁寧な馬頭琴は入手できるが、音のレベルまでは・・・保証されない。

 モンゴルの低湿度な環境では良く響く馬頭琴も、日本に持ち帰ると駄馬に変身する。日本で扱われている馬頭琴のほとんどは未調整で、馬頭琴に習熟した販売者にお会いしたことも無い。ミニ馬頭琴や3/4サイズの馬頭琴が届いたネット購入者の悲劇も、目の当たりにしている。来日した馬頭琴奏者が運んできた楽器を、馬頭琴奏者から譲っていただいた・・・と善意に解釈する方もいる。

 上記の方法で良い馬頭琴を入手する可能性は、ジャンボ宝くじで末等を当てるくらいの確率です。モンゴルの馬頭琴工房を訪ねても、購入意欲が湧くのは10本中・・・1本か2本。馬頭琴を4〜5年学んで、初めて・・・楽器の善し悪しを判断が出来るようになります。どのように調整したいか、意思が生まれます。それまでは・・・馬頭琴に習熟し、かつ誠実な仲介者を探すべきです。

 原子力発電所自体の廃棄に苦慮する、世界各国の実情を見る。昭和40年代に建設された原発は、解体・廃棄することを念頭に設計されてはいなかった。現場でも事故を恐れるあまり、過剰な施工が成されたようだ。今でも炉心周辺に人間は近付けず、膨大な時間と費用を費やして、解体用ロボットの開発に各国が苦心している。廃棄される原発の放射性廃棄物を収納できるスペース、どの国も確保できていない。大気汚染の観点から原発推進を主張する輩がいるが、これまでのツケが・・・払えていない。
2009年10月12日(月)
中華鍋の修理

 所々に雲の浮かぶ晴れ、湿度45%弱に上昇。今朝の最低気温は放射冷却の為に、北海道だけでなく本州でも氷点下を記録したそうだ。やっと到来した秋が、足早に去ってしまいそうだ。狛江で野暮用後、本屋探訪。「小田急OX」で買出しを済ませ、内職本の収集をして帰宅。基礎練習を始めるが、右手首と薬指からつながる筋に違和感・痛みがある。予想以上に、跳ね弓のダメージが蓄積している。

 基礎練習だけで切り上げ、小休止。TVのニュース報道では見かけなかったが、インターネットのニュースで北朝鮮が短距離ミサイル5発を発射したことを知る。演習海域を予告してはいたが、中国が下手に出たことに気を良くして?の大盤振る舞い。悪性癌細胞は、取り除く以外・・・完治の可能性は無いようだ。この国やパキスタンから核を取り上げない限り、核の廃絶など・・・あり得ない。

 放置していた、中華鍋の修理再開。内側の黒い部分を全部布やすりで削りとり、耐水ペーパー・クレンザー&極細金属繊維たわしで均す。水洗いした後、空焼き作業に突入。ガスの炎で鍋全体が青く変色するまで、満遍なく炙り続ける。自然に冷えるまで・・・小休止、冷えたところで作業再開。鍋を熱し・・・薄っすら煙が上がり始めたところで、お玉一杯分程度の食用油を投入。屑野菜を入れて黒くなるまで炒める・・・というのが常道だが、生憎と我が家では野菜屑がほとんど出ない。熱くなりすぎないように時々鍋を火から外し、赤ワインよろしく油を回す作業を繰り返す。見違えるほど美しくなった中華鍋、具合のチェックは・・・明日のお楽しみ。
2009年10月11日(日)
日本の夏は、鉄の酸化の温床

 清々しい秋晴れで湿度35%、1日中晴れたのは・・・半月ぶりだそうだ。朝の最低気温は、今秋最低の17℃台を記録した。神輿の太鼓が、冴えた空気に木霊する。週明け恒例、内職本の収集作業。帰宅して、基礎練習。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改の、本体のネックと貼り付けた黒檀板の隙間に塗り込んだパテが・・・痩せてきた。ところどころ・・・微妙な段差や気泡跡が、手の平に違和感を与えている。とりあえず、耐水ペーパーで均す。

 古い自動車雑誌を読み返していたら、鉄の酸化に関する記述を見つけた。湿度60%・気温20℃以上で、鉄の酸化は活発になるそうだ。日本の夏は、鉄の酸化の温床。日に何度も雨の降るロンドンだが、気温が高くないので・・・影響は少ないらしい。確かにロンドンの雨は、石の床材からじわ〜っと冷気が染み込む。馬頭琴の木材も、高温多湿だと・・・活発に?膨張する。

 2020年のオリンピックに、広島・長崎の被爆都市チームがエントリーする事を決めた。1都市での開催という原則、2都市間の距離が遠い、核兵器廃絶という国際政治を持ち込みたくない、予算確保、2連敗中のJOCが三度エントリーするか等・・・実現は厳しそうだが、核保有国の参加を拒否するオリンピックの開催というスローガンを掲げれば、実現の可否は別として・・・良いキャンペーンだと思う。
2009年10月10日(土)
言うだけで叶う?ワールドカップでベスト4

 女心と秋の空?晴れたり曇ったりで・・・湿度40%、最高気温が20℃まで上がらず・・・11月の様相。右肘外側の腱の痛みは消失、右上腕の炎症と肩甲骨内側の疲労は残っているが・・・基礎練習再開、右の手首がぎこちない。

 サッカーA代表・対スコットランド戦をTV観戦、前半は・・・今時の中学生でもやらないボールに群がる蟻んこ状態。後半は足が止まってしまい、ワールドカップでベスト4を狙うチームとは・・・信じられない。イタリアリーグで修行中の森本選手の初投入で、オウンゴール他で2:0の辛勝。抜群のボールキープ力を魅せた森本選手だが、周囲の選手がついてこれず・・・蛇の生殺し状態。かつてパパン選手とコンビを組んで活躍した名パッサー:マッサーロ選手がJリーグでプレイしたが、パスを出すべきフォワード不在で・・・短期で帰国した。岡田監督、宣言だけでなく・・・事実を見せてくれ!
2009年10月9日(金)
湿度30%の注意点

 少々怪しげな秋晴れ、台風で空気が一気に入れ替わって・・・ようやく秋の気配。湿度が久々に30%、この湿度差がモンゴルにはない日本の特徴で、的確な調整が成されていない馬頭琴では・・・魂柱が倒れる主因となります。ボディは湿度が高くなると湿気を吸って膨脹しますが、魂柱はほとんど伸びません。乾季から雨季・雨季から乾季への変わり目、長雨の後などは、要注意です。

 オバマ米大統領がノーベル平和賞を受賞したが、核廃絶宣言をしただけで実績は伴わず・・・少々合点がいかない。石原都知事の「政治的な・・・」という発言にも、賛同できる。これなら鳩山首相の25%削減宣言だって、ガソリンの値下げ・高速道路の無料化・・・と逆行していても、何らかの賞を受ける権利を有するだろう。オバマ大統領、名誉と引き換えに・・・苦渋の政権判断を迫られることになった。

 キャロル以降の活動には否定的だが、見るものも無く・・・矢沢永吉氏の映像をTV鑑賞。胸にコルセットを巻いての、リハーサル風景だった。ある日目覚めたら・・・突然胸が痛み、診察を受けたら・・・疲労骨折。思い当たる原因は無いそうで、おそらくは・・・還暦の老化した肉体がオーバーワークに悲鳴を上げたのだろう。意識は若く保てるが、肉体は確実に衰えていく。
2009年10月8日(木)
立って演奏する馬頭琴の課題

 未明から・・・集中豪雨、8時頃になって雨に代わって・・・暴風。周辺から不穏な音が頻発、あまりの酷さに屋外に出て確認作業。窓下のコインパーキングの排気ガス除け?のポリカーボネイト板が、千切れて地べたを這いずっていた。風も収まり始めて・・・やっと安眠と思ったら、救急車の音で起こされた。昼を過ぎて台風一過の青空、湿度40%弱。

 夕暮れ時になって、「薬のセイジョー」まで買出し。月がおぼろに霞んでいて・・・明日の天気は?タミフル耐性のウイルスが、発見された模様。新型インフルエンザの特徴は・・・強い感染力と比較的軽い症状で、初期のタミフル投与が効果的と・・・WHOに所属する日本人スタッフが語っていた。新興国で感染者や死者が多いのは・・・初期対応の遅れらしいが、タミフルが効かないとなると。

 馬頭琴を立って弾く場合、問題点がいくつかある。ボディが小型で軽く、馬頭部分が大きく重たいので、ギターのようにストラップで吊っても・・・バランスが悪い。弓を逆手に持つ為に、馬頭琴と腹部の間に距離をとらないと・・・弾き難い。弓の圧力が強いので、しっかりとボディを固定しなければならない・・・等々。内モンゴルの立ち演奏キットを試させてもらったが、丈夫な革のベルトに大きな木のブロックを介して固定していた。

 両足で挟むために、今のボディサイズが選択されたのかもしれない。挟む必要がなくなれば、もっと大きく重いボディになりバランスが良くなるかもしれない。弓の逆手の為に距離を取らねばならないなら、チェロのように順手にすれば・・・距離は不要になる。順手になると弓の圧力は弱まるので、もっと簡便な固定で済むかもしれない。条件を入れ替えると・・・21世紀の馬頭琴が誕生するかもしれないし、弓の持ち方が変わると・・・弓のテクニックも変化するだろう。
2009年10月7日(水)
立って演奏する馬頭琴

 小雨が降りやまず・・・湿度60%強、伊勢湾台風並みの18号が着々と近づきつつある。この1週間に渡って降り続いた雨に加えて、強烈な豪雨が襲ったらと思うと・・・心穏やかならず。沖縄周辺では60メートル近い風速の風に、甚大な被害が出た模様。誕生したばかりの鳩山政権を、円高・株安・自然災害と・・・予定外の案件が試練を課す。

 日暮れ時になって隣接の川崎地域に大雨注意報が発令されたが、この辺りは・・・嵐の前の静けさ。ペットボトルを出しがてら、「エドヤ」まで買出し。日付変更線間際になって、雨が強まってきた。関東直撃は免れたようだが、東海から日本海に抜けるようである。直撃を食らった地域の方の話では、まるで竜巻に飲み込まれた心持ちだったそうだ。3時を過ぎたころ、山鳴りのような音は・・・雷鳴か?

 映像サイトで、立って馬頭琴を演奏する集団を見た。内モンゴルの映像で、若い男女による「ガダメイリン」の演奏だ。2008年にウランバートルで見た「立って演奏する馬頭琴」は、女性のみの一種の群舞のようなものだったが、今回の映像は・・・オペラのような設えでした。5年もすると馬頭琴は、立って演奏する楽器になるかもしれない。そうなる・・・と、スタイルの良さやボーイングの華麗さを要求される?馬頭琴の新旧世代の境目が、座って演奏するか立って演奏するかになる日も・・・近い?
2009年10月6日(火)
朝青龍のガッツポーズ

 飽きもせず・・・小雨が降り続いて気温が上がらず、湿度65%弱。窓から忍び込む風が肌寒く、フリースのジャケットを羽織って衣替え。内職関連の電話連絡をするも・・・玉砕、台風の接近も加わって意気上がらず。右上腕の炎症と右肘の外側上の筋の痛みは治まりつつあるが、大事をとって・・・本日も休業。気分転換に、「ヤヒロ」まで買出し。

 モンゴル語の師匠バー・ボルドー先生が数日前のメーリングリストに、「朝青龍のガッツポーズの何が悪い」という趣旨の投稿をしていた。ガッツポーズもそうだが、もっと気になることがある。肩を怒らして歩く姿がまるで大猿のようで、品性のかけらも感じられないことだ。以前は屈託のない童子のような笑顔だったが、最近は薄ら笑いを浮かべる下種の顔層になり果てている。

 一方の白鳳は・・・日本人好みのアルカイックスマイル、所作・動作にも美しさが漂い始めた。政治家の歪んだ顔を見るにつけ、顔に普段の行いと品格が現れていると思う。精神の豊かさは・・・所作・動作に、積み重ねた修練が滲み出る。強さは誇示せずとも、自ずと現れ伝わるものである。勝敗に一喜一憂するほど、体も精神も・・・限界に近づいているのかもしれない。
2009年10月5日(月)
ぺティナイフと34年間・・・

 台湾に停滞中の台風の影響で、いつの間にやら冷たい雨が降り始めた。もう1つ強烈な台風が接近しており、気象衛星の写真でも・・・ぽっかりと目を開けている。週明け恒例の、内職関連の電話を試みるも・・・先客万来。気温が上がらず・・・湿度65%、内職の種本収集に向かう。帰宅して種本の吟味、年末の短期物件が増え始めた・・・。

 気分転換に包丁研ぎ。ぺティナイフは、東京で1人暮らしを始めた時に母親が用意したものだ。18歳の時からだから・・・34年間、料理の相方を勤めてくれている。たぶん緩やかなカーブを描いていたであろう刃は、研ぎに研がれて・・・ちびって真っすぐになってしまった。大出刃・中出刃・小出刃・柳刃・牛刀とこのぺティナイフを使い分けているが、ステンレス製でも・・・研げばある程度の切れ味は維持し、鯊の3枚おろし等では・・・重宝する。
2009年10月4日(日)
久しぶりの演奏

 朝から強烈な陽射しで湿度45%、シャワーを浴びて・・・指慣らし。楽器スタンドの配送がてら家から数十メートル先の、「狛江楽市・和泉多摩川版」ステージの下見。一時帰宅、衣装に着替えてウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&2号を持って・・・再び会場へ。狛江高校のアカペラグループの熱演後、30分の演奏。直射日光から逃げようのないステージの位置で、汗まみれになって・・・奮闘。ウェスタンバンドのメンバーから、馬頭琴に関する質問あれこれ。

 帰宅して内職のネット検索をしながら、F1日本GPをTV鑑賞。トヨタの横やりで富士スピードウェイで2回開催されたが、トヨタの撤退で・・・3年ぶりに鈴鹿に戻ってきた。F1から撤退したホンダの直系とも言えるブラウンGPも冴えず、トヨタの史上最高2位というおまけが付いて、ホンダ関係者には何とも皮肉な結果だった。

 右上腕の炎症に加えて、右肘の外側上の筋が・・・痛み出した。通常の基礎練習では無かったことだが、内モンゴルスタイルの跳ね弓の1週間の練習の成果?のようだ。練習を重ねてもう少し効率よく動かせればダメージを軽減できるかもしれないが、痛めてしまった52歳の筋肉では・・・辛い。この2か所の筋肉&筋はあらゆる動作に影響を与えるので、中華鍋の清掃&包丁研ぎも・・・力が入れられない。しばらくは筋肉を宥め賺して、回復を待たねばならない。
2009年10月3日(土)
仲秋の名月

 天気の回復が早く・・・朝陽が眩しかったが、間もなく晴れたり曇ったり。不穏な風が吹いて、湿度60%弱。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&2号を持って外に出たら、商店街は明日の準備の真っ最中。レッスン会場で、明日のリハーサル。このところの練習で、右上腕が炎症を起こしかけている。さらっと終了して、チ・ボラグ先生のCDを聴き込む。

 一時帰宅して、「ヤヒロ」で買出し。帰宅して頭上の窓から、流れる雲の隙間から顔を覗かせる仲秋の名月鑑賞。ばらばらになっていた楽器スタンド・衣装・マルガイ(帽子)・ゴタル(ブーツ)に集合をかけ、馬頭琴の弦の捻じれを取り除いて・・・明日の準備終了。

 今は亡き「佳月」の中華鍋を愛用しているが、こびり付いた積年の垢が・・・煙の原因となる。何度か空焼きを試みるが、いまひとつ成果が表れない。根本から完治させるべく、全面清掃することにする。中目の布やすりでひたすら内側の黒くなった部分を、鉄の地肌が出るまで削るのだが・・・結構な苦行。推定半分・・・というところで、本日は・・・挫折。
2009年10月2日(金)
弓の毛に、松脂を塗りこむ

 小雨が降り続いて・・・湿度60%強、気温上がらず肌寒い。本番のある日曜だけ晴れるという天気予報、私は晴れ男です。昨日洗った弓に、松脂を塗りこむ。新しい弓の毛や洗った弓の毛は、松脂をはじきます。通常の弓を持つ形で、力を入れて丁寧に斑なく松脂を擦り込みます。新しい松脂の使い始めも、中々・・・松脂が付着しません。この場合には、松脂の表面を紙やすりで荒らしてやります。

 基礎練習開始、通常の音を出すには・・・改善が見られましたが、鋭い弓の切り返しでは・・・弦が捕まえきれません。いよいよ・・・弓の毛替えにチャレンジか?内モンゴル・フフホトのチャルソ氏の工房で何度も見ているし、毛替え用の馬の尻尾も調達済み・・・。弓の毛替え後は、すっぽ抜けたり毛が抜けたりと・・・思わぬトラブルが発生することもあり、馴染ませ確認する時間が必要です。

 日付変更線を過ぎて2016年のオリンピック開催地が、予想していたブラジル・リオデジャネイロに決まった。オリンピックの役割は、未だ・・・新興国の国威高揚にあるようだ。20世紀型のイベント開催手法だが、4年に1回の開催では変容する時間に追いつけないし、21世紀に到達した国家もわずか・・・。東京で21世紀型のオリンピックを開催し、省エネ型のモデルパターンが世界に拡大することを願ったが・・・叶わなかった。
2009年10月1日(木)
弓の毛を洗う

 天気が一時的に回復して・・・湿度50%。宣伝カーが走り回って、日曜日の狛江楽市の和泉多摩川商店街版のお知らせを連呼している。レッスン会場で日曜日のリハーサル、日本の曲を入れるかどうか迷っていたが・・・入れない事に決定。30分の持ち時間で6曲、曲の解説程度で・・・モンゴルや馬頭琴の話はせずに、一気に突っ走ることにする。

 弓の選択に・・・迷いが出ている。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャルには、フェルナンブコ材の2号弓を使用する。2号には・・・2号の正妻弓にするか、ひげスペシャルの正妻弓を使うか・・・思案どころ。重量の違いで・・・一長一短、今後はひげスペシャルの正妻弓を選択するが、今回の本番には・・・2号の正妻弓の方が慣れている分だけ扱いやすい。

 帰宅して、ひげスペシャルの2号弓の洗濯。弓の引っ掛かりが悪くなる原因は、単に松脂が足りない、松脂の質が悪い、使用過多で弓の毛の表面のキューティクルが摩耗、埃などが弓の毛の松脂に付着した場合・・・等。摩耗でそろそろ毛替えの時期なのだが、取り敢えず・・・埃を洗う事にする。今回の演奏が済んだら、自前で毛替えをしてみようか・・・。

 弓の毛の洗い方は、内モンゴル・フフホトでの馬頭琴合宿時に、新疆ウイグル自治区出身のスーホ先生が洗っているのを見て覚えました。弓の調整螺子を抜いて毛箱を外し、弓の毛全体を水で濡らします。普通の浴用石鹸を掌で泡立て、親指と人差し指で揉むようにして洗います。十分に濯ぎタオル等で水分を拭き取り、放置して乾燥させます。乾いたら弓の毛の捻じれに注意して毛箱をセットし、調整螺子で止めます。