2009年6月30日(火)
メンテナンスバッグが・・・見つかった!

 雨上がりの湿った曇り空、旧居の引き渡し作業。狛江まで移動、1時間に2本しかないバスの時間が上手く合って・・・「ユニディ」で買出し。台所の洗ったものを入れるシンク用のカゴ、風呂で使用する椅子、ガスレンジの汚れ防止用アルミを固定する磁石用の鉄の小片、ゴミ箱、ラック類の転倒防止用の棒、壊れたキッチンタイマーに代わって丸洗いの出来るもの等を購入。

 レジのおばちゃん達がバラバラに袋に入れた為、4袋に分散されて・・・このままでは持ち歩けない。嫌みのように切れない鋏と紐を借りて再梱包、無事一袋にまとまりました。車生活だったら・・・何でもないことですが、省エネ生活とは面倒なものです。

 ベッドの頭上の暑さ&雨対策用に効果のありそうな、ブラインドという考え方を発見!多少のサイズ調整のオーダーは出来るようなので、カタログを貰い・・・サイズの検討をしてみましょう。愛用しているメンテナンスバッグ、とても重宝していますが・・・東急ハンズやホームセンターで探しても久しく見つからず。機会あるごとに探していたのですが、本日無事発見!

 帰宅してセッティング各種、スチールラックの転倒防止ツールが・・・少々不安。買った記憶の無い、880円也のシンク下のカビ止め剤を発見。しばらくの間レジに商品をカートごと預けていたので、客のいたずらか?店の売上アップ策か・・・。電車&バス代を合計すると660円、拘束時間を考慮すると・・・何もしない方が得か。開梱した段ボールを緊縛して資源ゴミ化、1階まで2往復。「エドヤ」で買出しをして帰宅、明日の冷蔵庫の通過ルートを整備。
2009年6月29日(月)
お騒がせの元凶、耐火金庫が運び出された・・・

 晴れたり曇ったり、陽射しが強く・・・蒸し暑い日本の夏。市の清掃担当に、置場の無い電子レンジ台の有料ゴミ追加の連絡。旧居に移動して金庫の運び出し作業の立会い、手慣れた作業で・・・数分で終了。当初の約束通りの便での料金を支払ったが、茨城まで約100キロ移動するよりも、登戸まで約1キロ移動するほうが高い!という不可解な価格設定。実際のピアノ輸送の価格設定だと、有り得ないことだと・・・思う。

 旧居の掃除機作業後、馬頭琴10本&手製エレキギターの引っ越しの為、新居まで3往復。電子レンジ台を、旧居のゴミ置き場まで搬送。郵便局で住所変更の手続き後、100円ショップであれこれ物色。東急ハンズで見つからなかった、キッチン用の壁ツール&パーツを発見!クリップで下げるタイプのカーテン用パーツも発見!少々クリップの力は弱いが・・・無事設置完了。馬頭琴類も、無事スチールラックに収まりました。念の為に、転倒防止用のツールが欲しいなあ。

 爽やかな風が吹き抜けるベッドの頭上の南向きの窓、風が無く陽射しが強いと・・・暑い。目隠しの必要性は無いので、陽射しを遮って通風性の良いカーテンのような物が欲しい。明後日の冷蔵庫の搬入に向けて、設置スペースの確認。食器棚の幅がありすぎて、通常の設置場所には・・・置けない。20数年前にオーダーした余裕サイズのダイニングテーブル、90×150pと・・・長い。90×120pだと、通路幅が確保できるのだが・・・。カタログで冷蔵庫のサイズ確認をして、メジャーで計測しつつ・・・どうにか設置場所を確保。電話を置こうと思った場所が、通路幅確保の為に・・・無くなった。

 旧居に移動して可燃物のゴミ出し、明日の鍵の引き渡しには立ち会えないという・・・不動産会社の担当者の確認を受けて終了。新居に戻って迷惑メールの処理等、頭上の涼しい風に小雨が混じり始めた・・・。早急にベッド頭上の窓の、陽射し&雨対策をしなくては・・・。この機会に食器棚のガラス戸の清掃をと思い、外そうとしたのだが・・・外れない。あまり力を入れてガラスが割れても困るし、隙間から手を入れてみたものの・・・エッジで切れそうな気もする。何とかしなければ・・・。
2009年6月28日(日)
インターネットは復活したものの、光電話はお預け状態・・・

 ピアノ輸送会社の担当者と電話で、耐火金庫移動の打ち合わせあれこれ。蒸し暑い晴れ空、旧居に移動して迷惑メールの処理作業など。室内の掃除機作業、電話機類を外してメインPCのお引越し。谷田部電機で、延長コンセントの調達。

 電話工事、呆気ないほどの短時間で終了。手持ちの20数年前のホームテレフォン、高額な工事費と電源を落とした後の動作の不安定さを考慮すると・・・使用すべきではないそうだ。たらい回しにされなかったら、新規の電話を調達する予定だったのですが・・・。光電話の環境は整ったのですが、しばし・・・電話の無い生活。電話番号&Bフレッツがそのままという事もあって、インターネットこれまた呆気ないほど・・・普通につながりました。

 何時の間にやら、本降りの雨。延長コンセントの接続と、本棚と整理箪笥の位置の入れ替え作業。モンキーレンチが見つかったので、スチールラックの棚の高さ調整。延々と、本・CD&VTR類の箱出し作業。工具類をスチールラックに設置、箱の隅から捨てきれなかった黄緑色の布を発見。窓ガラスに合わせてみると、何と・・・ぴったり!さて・・・どうやってカーテンレールに取り付けるか?
2009年6月27日(土)
占いによると、魚座は最良の日だったのですが・・・

 クーラーボックスに入れた食材で、焼きそばを初調理。滅多に使わないキャンプ道具類を、高い場所に収納。キッチン回りは、壁掛け型のツールが無いと・・・処理できないし、洗ったものを置くツールも必要だ。買出しに備えて、サイズを計測。シャワーカーテンの無いユニットバスで、慎重に初シャワー。TV通販で時折見かける、滑らない低めの椅子が・・・欲しい。

 晴れたり曇ったり、湿った空気。旧居に移動して、迷惑メールの処理。宅急便会社に、耐火金庫の集荷依頼メール送信。セブンイレブンでクーラーボックス用の板氷を購入して一時帰宅後、壊れたTVを谷田部電機に持ち込んで、処理を依頼。

 渋谷に移動、不足物の買出し。東急ハンズで探索、シャワーカーテンは見つかった。風呂用の椅子は、高さがしっくりしないので・・・保留。シンクに渡すタイプの洗い物入れを見つけたが、サイズを確認していなかったので・・・保留。壁掛け型のキッチンツール掛けは・・・見つからず。

 旧居で宅急便会社の来訪を待ったが、開口一番・・・運べません。そんな筈ないでしょう?メールで詳細確認の返信を貰ったし、ホームページ上でも運べないなんて・・・書いてないのに。結局29日に、ピアノ輸送グループが登場することになった。段取りを踏んで、確認しながら作業を進めているのに、あっけらかんと担当者のミスで・・・と言われても。占いによると魚座は最良の日だそうだが・・・。

 旧居のキッチンの壁のツールを外し、新居に戻って清掃作業。エアコンを隠してしまっている本箱と、整理箪笥の位置を入れ替えないと・・・荷解きが進まない。コンセントの位置がすべて家具の裏側に隠れてしまう為、延長コンセントを調達しなければならない。スチールラックの棚の高さ調整をしなければならないのだが、モンキーレンチが見つからない・・・。
2009年6月26日(金)
20数年ぶりの引っ越し

 明け方目覚めて、冷蔵庫が空っぽだったことに気が付いた。セブンイレブンまで小用、タクシー乗務中の中川氏とご挨拶。ありゃあ・・・小雨がちらつき出した。梱包作業開始、区切りの良いところで・・・狛江に移動。不動産会社で、鍵の受け取り・書類作成&諸注意を聞く。帰宅して、梱包作業再開。どうにか終了して・・・ぼ〜っとしているところへ、引っ越し業者来訪。

 下見担当と作業担当が違う為、あれこれ食い違い・・・。ガス器具のテスト立ち会いの為に、一時新居に移動。2時間で運び出し終了、徒歩2分の新居で運び込み作業の立ち会い。大型家具類の配置を決めてから、箱物を入れ込みたいのだが・・・思うようにならず。ここにはこれを置く…と言ってあった場所に、箱の山が出来上がってしまう・・・。

 2時間ほどで作業終了、大型家具類の搬入が遅かったため・・・入れ替えなどの調整作業が出来ず。位置が決まらないので、箱の中の物も入れ込めず・・・。箱の森の中で、寝床を確保すべく・・・ベッドメイク。旧居に移動して、日記の更新作業&迷惑メールのチェック。動物園の熊よろしく・・・1日中うろうろしていただけなのだが、足の裏から膝・ふくらはぎに掛けて・・・強烈に痛い。「喜作」の店主と遭遇、どこで聞きつけたか?耐火金庫を引き取っても良いそうだ。

 トイレ&風呂用品の開梱、全自動洗濯機のセット。新居での初就寝、頭の上の窓から爽やかな風が吹き込む。時折り通過する、車の音が少々五月蠅い。今のところエアコンの必要は無いが、現状の家具の設定では・・・エアコンがリモコン操作できない。
2009年6月25日(木)
尻に火がついたものの、疲れてしまって・・・

 晴れたり曇ったり、湿気の多い・・・典型的な日本の夏。東中野で不動産関係の調印作業、1時間ほどで終了し・・・行政書士の書生さんと池袋に移動。20数年お付き合いした銀行と、1時間弱で関係の清算。住所と名前を書いて押印・・・という、単純な作業しか担当していないのだが・・・疲労困憊。

 帰宅して、尻に火が付いた梱包作業。引っ越し業者に任せては心配な・・・馬頭琴10本と自作のエレキギター1本、ディスクトップPC、カメラ類・VTRカメラ、掃除機&ゴミ袋、必要書類・・・等、結構な分量の荷物が残るようだ。冷蔵庫のスイッチを切って、洗濯機の給排水パイプを外す。もうひと頑張り・・・と思いながらも、何時の間にやら沈没。
2009年6月24日(水)
馬頭琴奏者の爪の手入れ

 夜半から降りだした雨が、通勤時間帯になって・・・本降り。午後になって・・・陽射しが回復。電話会社から連絡があるも、鰻を素手で掴むような・・・相変わらずのらりくらり。民間の会社なら問題点を洗い出して改善と謝罪・・・というのが基本なのだが、小さな不幸が積み重なって的な表現で・・・問題の根本を洗い出そうとしないのは、最近の冤罪事件と構造が似ていなくもない。

 梱包作業いよいよ佳境、合間に練習。金属ゴミを捨てがてら、渦中のセブンイレブンまで野暮用。「ヤヒロ」で買出しをして帰宅、練習再開。引出しに入った物を、そのまま梱包と言う荒行。仏壇&お供え物具の掃除、電子レンジ&炊飯器の掃除もしたい・・・。電子レンジの、チンしてお掃除するパックを発見したので・・・試してみる。簡単に油汚れが落ちて具合が良いが、もう少しサイズが大きいと・・・外回りも拭けてもっと良い!気を良くして、炊飯器の清掃に着手。

 苦髪楽爪といいますが、苦労して栄養状態が悪くなると、皮膚が痩せて・・・髪が伸びたように見える。爪は皮膚の変形したものだから、栄養状態が悪いと・・・伸びが止まる。髪に白髪は無いが・・・成長は遅く、爪は3日に1度は切らないと・・・伸びて馬頭琴を弾くのに障りがある。

 左手の薬指&小指は、指の肉の先端から1ミリぐらい爪が出るように伸ばします。人差し指&中指は、指板と接した時に当たらぬよう・・・短く切ります。右手の薬指の爪も、短く切っておかないと・・・弓の弦(つる)をコントロールする際に炎症を起こしてしまいます。
2009年6月23日(火)
冷蔵庫・・・
 
 マンションの電気関係の工事らしく、TVが見えず・・・音が五月蠅い。不動産会社の担当者来訪、やっとまともな打ち合わせが出来ました。電気・ガス・水道の連絡と、市役所へ粗大ゴミ回収の依頼。従兄の結婚式で貰った圧力鍋、パッキン不良で長らく仕舞ってあったが・・・パーツの発注。

 天気予報では30℃を超える真夏日、蒸し暑い空気と恨めしい陽射し。冷蔵庫の決着をつけるべく、渋谷まで遠征。冷蔵庫を買うのにプロバイダー契約をすると3万円引きという、訳は判るが判断に苦しむ条件に・・・挫折。無印良品の冷蔵庫を再度確認、少々野菜室が狭いが・・・ネットで注文すれば45,000円弱。

 マジックリン詰め替え用を購入して帰宅、ネットで無印良品の冷蔵庫の発注。う〜ん・・・最短お届けで1週間後の7月1日か。電話に続いて冷蔵庫まで、タイムラグが生じてしまった。電話は、未解決のままだし・・・。気を取り直して・・・練習。佳境に入った梱包作業、合間にマジックリンで炊飯器を置いていた棚の清掃作業。
2009年6月22日(月)
電話・・・

 電話会社に教わった番号に電話をすると、更に4,000円弱値引き出来るキャンペーンがあるが、東京東部の担当と言う事で・・・西部担当に転送された。ようやく繋がった電話で、昨夜から何度も繰り返した要件を伝える。在庫&キャンペーン価格に対応できるかご連絡します・・・と言われたが、2時間を経過しても連絡がない。散々待たされた挙句の回答は、キャンペーン適用外。怒りの矛先を何処に向けるか問いただすが、呆れた事に・・・タライ回しをする相談センターしか無いらしい。

 プロバイダーから問題がない事の確認と、基本料が半額以下になるお知らせ付きの丁寧なメール着信。早速ネットで申込み作業、お礼の返信をしたら・・・更に丁寧な確認のメール着信。世の中は、プラス・マイナスゼロに成るように出来ている?
 
 天気予報では曇りの予報だったが、いつの間にやら雨が本降り。電話会社の責任者が、的外れな言い訳を繰り返す。在庫の確認に1時間、担当者の食事休憩にかかってしまったので、返事に2時間を要したそうだ。今時・・・倉庫にでも、見に行ったのでしょうか?自分の持ち場内の事しか知らず、総体的な把握は・・・出来ていない。昔の漫才ではないけれど、全体を統括している・・・責任者出て来い!

 雨が止んだので、小幡医院で経過報告。若先生が3時間50分台のタイムで、東京マラソンを2度完走したことを知る。「エドヤ」での買出しを忘れて帰宅、湿った空気が松脂をベタつかせ・・・馬頭琴の音を曇らせる。ひたすら・・・食器棚&キッチン関係の梱包作業。
2009年6月21日(日)
電話の移転で・・・

 昨夜から、雨が降り続いている。一時悪化しかけた風邪の初期症状、喉の炎症も治まり気味で不用意にたら〜と出ていた鼻水も・・・止まった。痰も少なくなったが、眼の周りがぼあ〜っと充血して頭が重い。本・雑誌関連の梱包作業。電話会社から引っ越しに関する連絡、通話時間28分に及ぶが・・・細かい事が決まらない。不動産会社の担当者が来訪するも、進展どころか9日前の確認事項すら・・・修正されていない書類。前回確認した内容が、一方的に面倒な方向に変わったり、依頼した内容が手つかずだったり・・・。

 雨上がり「ヤヒロ」&「エドヤ」で買出し、店を出たら・・・小雨が降り出した。電話会社とのやりとり小一時間、新規電話購入に関してはインターネットのキャンペーンよりも更に安い企画が適用になるので、明日別の部署に電話をして確認することになった。工事日は最短で28日の午後、う〜ん・・・この間のメール確認等は徒歩3分程度の新旧住居を往復しなければならないようだ。プロバイダーに関しては別契約なのだが、電話番号もBフレッツも変わらないので、住所変更は別としてこのまま使えると思うのだが・・・判然とせず。「フレッツ光」から「光ネクスト」に変わったのが、主たる要因。

 気分転換に練習後、プロバイダーのホームページから住所変更の届け出。不明点を解決しようと思うのだが・・・答えが見つからず、質問事項をメール送信。前回のADSLから光ファイバーに変更するに当たっては、プロバイダーから嫌がらせのような対応を受けた。運営会社が大手電力会社に変わって、改善されたかなあ?

 VTR関連の梱包作業、小休止がてら・・・F1イギリスGPをTV観戦。ポイント圏内の5位スタートだった中島選手、今回はタイヤの選択ミス?で・・・脱落。彼に幸せが訪れる日は・・・等と考えながら、お酒&食器関連の梱包作業に突入。
2009年6月20日(土)
闇雲に捜し歩くよりも、ネット検索の方が・・・

 晴れたり曇ったり、少々強めの風が・・・肌寒い。「ヘルレン河の情景」を聴きながら、喜多見まで移動。「サミット」で買出し後、世田谷通り沿いのリサイクルショップ探訪。想定通り?小型の冷蔵庫しか見つからず、シャワーカーテンも・・・無い。怪しくなりかけた雲行き、100円ショップ2店とバラエティショップ・パナソニックの店舗・ドラッグストアを捜索するが・・・成果無し。

 「エドヤ」に立ち寄るも・・・ラクベジ欠品、帰宅して「ヘルレン河の情景」の練習。ピアノ伴奏の入っていない、他の演奏者を聴いてみたい。ネットでシャワーカーテンの検索、600〜6,000円弱の商品が多数ヒットする。闇雲に歩いて探すよりも、ネットショップの方が・・・確実に見つかる。サイズも各種あるようなので、引っ越し後に計測してからの発注としよう。

 インターネットで、電話関係の引っ越しの申込み。使用中の電話も、ここに引っ越した時のものなので・・・20年選手。前回ノイズが出た時に、もうパーツがありません・・・と宣告されたもの。この機会に、新調するか・・・。押入れの布団やCD・本・雑誌・楽譜等、大汗をかきながら・・・使っていないものの梱包作業を始める。
2009年6月19日(金)
冷蔵庫の実況見分
 
 金庫メーカーからメール返信、重量は100キロだそうだが、引き取り等には応じられないという・・・予想した結果。宅急便会社に100キロの耐火金庫を送ると幾らぐらいかかるか、配送に関する問い合わせメール送信。昨日からの冷蔵庫探し、無印良品に条件に合いそうな商品を発見。

 薄っすらと空を覆う雲の隙間から、弱々しい陽射しが覗く。渋谷まで移動したら、井の頭線からの獣道のプライムのパチンコ店が閉店で・・・通れない。「プライム」はバブル時期に誕生したコンセプトビルで、当時は高級ベトナムレストラン等が入っていました。その後ラーメン横丁のようなものが出来たりしましたが、今度は何が入るのだろうか?

 「ヤマダ電気」・「サクラヤ」&「無印良品」で、冷蔵庫の実況見分。170リッタークラスは料理をしない若者向け?冷凍庫のスペースが大きく・・・野菜室の容量が小さい。2ドアタイプも・・・同様の設定のようで、私には使い勝手が悪そうだ。価格帯は3万円以下と4〜8万円、この後いきなり・・・12万円以上に跳ね上がる。独り暮らしをしている料理好きな人々は、どんな冷蔵庫を使っているのだろう?サンヨーの3ドア・255リッターと、無印良品の3ドア・246リッターが候補に残る。

 帰宅して迷惑メールのチェック、宅急便会社からお返事メール着信。2,500円程度で、茨城県まで送れるそうで・・・安い!ネットで冷蔵庫の検索あれこれ、無印良品は価格の見直しに加えて・・・ネット購入で約5,000円の値引き。サンヨーは今春の新商品で、店頭価格よりもネット上の方が・・・高い。アウトレット物を探すが・・・見当たらず、中国・韓国製は・・・安いがパーツの質が悪いし。
2009年6月18日(木)
風邪が・・・徐々に悪化

 風邪の症状が・・・多少悪化、鼻水と全身の倦怠感が加わった。PCの画面を見ていると、何時の間にやら・・・意識が遠のく。雑誌の記事を読んでいたはずなのに、数分間に渡って時間が・・・硬直している。初期の状態から直したいのだが、毎回・・・悪化の一途を辿る。何か?特効薬は無いものか。時折りぼ〜っとしながら練習、全身に・・・嫌な汗をかく。

 引っ越し業者から、梱包材一式が届いた。捨てなければならないプラスチック製衣装ケースの解体を試みるが、大型出刃包丁から鋸までを駆使しても・・・難作業。1個300円の処理料を払ったほうが、どうやら平穏無事に済みそうだ。30,000円の処理費用がかかる耐火金庫、メーカーのサイトが見つかったので、重量の確認やら引き取ってもらえるか・・・メール連絡。

 冷蔵庫の検討を始めるも、なかなか条件に合うサイズが見つからない。サイズで言うと大きくは4種類、130リッター以下・170リッター前後・230リッター・それ以上・・・に分かれている。感覚的には200リッターぐらいが欲しいのだが、規格サイズには・・・存在しない。大型冷蔵庫では省エネ型高機能商品が存在するが、230リッター以下には・・・ほとんど存在しない事も見えてきた。
2009年6月17日(水)
鼠による地雷探知

 晴れたり曇ったり、Tシャツだけでは少々肌寒い風。喉のいがらっぽさ&右足の毛穴の化膿が改善せず、小幡医院の若先生を訪問。右足の化膿部分を切開し膿を出し、風邪をひかずに留めたいので、抗生物質の処方してもらって・・・終了。郵便局で振り込み作業、全行程が終了したところで・・・「窓口へ行け」というATMの指示。本人確認が無いと・・・10万円以上の振り込みが出来ないのだそうだ。最初に表示されれば、無駄な作業をしなくて済んだのに・・・。

 帰宅して、昨日の残業あれこれ。気分転換に練習後、「エドヤ」まで買い出し。帰宅して雑用をしながら、サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選・対オーストラリア戦をTV観戦。前半は両チームともに決め手に欠く展開だったが、今回の予選無失点のオーストラリアからセットプレーで1点を先取。後半は中盤が組み立てられず疲れて足が止まる・・・という、前回同様のパターンに嵌り・・・2失点。

 本戦出場決定済みの日本としては、今回の試合結果は・・・どうでも良かったはずだ。ならば1点を取り返す為の試合が、何故出来ないのだろう?同点の段階で動くべき監督が、1点を追う展開になっても・・・不動。点を取る為の、努力をしていない。中村・遠藤選手が復帰すると、中盤の問題は一時的には解決するが・・・根本は変わらない。ワールドカップ・ベスト4を狙う・・・というお題目が、マスコミの連呼する「絶対負けられない試合・・・」同様虚ろに響く。

 鼠に地雷探知の訓練をしている西洋人が、タンザニアにいる。アフリカの鼠は6年ぐらい生きて頭も良く、火薬の匂いを嗅ぎ分けて餌を貰えることを学習する。わずかな餌を与えるだけで、優秀な地雷探知機となり、体重の軽さから事故もない。医者が見落とした肺炎等も、鼠は臭いで嗅ぎ分けることが出来るそうだ。動物の潜在能力の素晴らしさと、発想の転換による斬新なアイデアに・・・脱帽。
2009年6月16日(火)
免疫力が低下・・・

 メールでの価格提示の無かった大手引っ越し業者が8時に来訪、最安値を付けた業者の3.5倍の価格を提示して・・・帰っていった。最高値を付けた業者と比較しても2倍!最初に大枠の提示があれば、お互い無駄な時間を費やさずに済んだものを・・・。ネットでの一括比較見積もり、メールでのやり取りはしませんという・・・不思議な業者もいらっしゃいます。

 正午過ぎに最安値を付けた業者来訪、細かい打ち合わせ後に再見積もり。う〜ん、金庫の処分費用が・・・3万円!管理人室で、引っ越し日のスケジュール確認。ネット検索で金庫の処分先を探し、電話で確認作業。市の清掃課の紹介先にも当たってみるが、どこに頼んでも・・・限りなく3万円に近い。傷一つない耐火金庫なのだが、いざ処分となると・・・ただの重量物。

 気分転換に曲の練習後、「ヤヒロ」まで買い出し。店を出たら小雨が降り出し・・・次第に本降り、夕方から集中豪雨に雷鳴が加わった。昨年夏の南国のスコールのような、ゲリラ豪雨を思い出した。香港では海の水分が蒸発して、まるで龍が空へ舞い上がるような光景を見せる。夕方になって気温が下がり、飽和水蒸気量が減ると・・・一気にスコールとなって落ちてくる。

 音階を中心とした練習。右のお尻と太ももの境目の毛穴に雑菌が入ったらしく、化膿して腫れ上がっている。少々痰が出て喉も不穏な気配、滅多にひかない風邪の初期症状である。どうやら体の免疫力が、低下傾向にあるようだ。モンゴル人だったら、ウォッカを飲めば大丈夫・・・というところだが。とりあえずドルマイシンの塗布と、うがいをすることぐらいしか・・・頭に浮かばない。
2009年6月15日(月)
ウガンダの「さつまいも」
 
 引っ越し業者と、メールでのやりとりあれこれ。空を覆う雲の隙間から、時折り薄い陽射しが覗く。Tシャツ1枚では肌寒い風、上着を羽織ると・・・蒸し暑い梅雨空。祖師谷大蔵で銀行関係の野暮用、和泉多摩川近辺で不便な事は・・・都市銀行系がほとんど不在なこと。

 帰宅して引っ越し業者と業務連絡、気分転換に練習。何時の間にやら降り出した小雨の中、有料大型ゴミの処理に・・・ゴミ置き場まで4往復。小休止中に・・・土砂降り、雑用あれこれで時間潰し。夜更けになって雨が止んだところで、有料大型ゴミ処理を再開。

 馬頭琴教室の生徒の赴任先ウガンダでは、さつまいもが主食のようだ。甘くないさつまいもで、ビタミンAが少ないらしい。栄養価の高い甘いさつまいもは、口には合わず・・・主食には成り得ないらしい。現地の研究者が日本の研究者に知恵を求め、日本の研究者が長年研究を続けたペルーから、日本産の栄養価の高い甘くない「さつまひかり」が送られた。番組はここで終わってしまったが、ウガンダの研究者が2種類のさつまいもを巧く交配して、ウガンダの食糧事情が改善されることを祈りたい。
2009年6月14日(日)
2代目タイガーマスク、リングに散る・・・

 プロレスラーの三沢光晴選手が、試合中に心肺停止状態になり・・・死亡した。以前このマンションに住んでいたことがあり、商店街のスーパーで親子で買い物をする姿をよく目撃した。今よりもかなり痩せており、それほど大きくないなあ・・・というのが印象でした。タイガーマスク時代は、空中殺法で楽しませてくれました。合掌。多摩川で事故でもあったらしく、湿った曇り空を・・・1時間近くヘリコプターが飛んでいる。マンション上空をかなりの低空で旋回されると、五月蠅いし・・・怖い。

 狛江の不動産会社で説明&手続きあれこれ、市役所の自動販売機?で住民票の調達をして・・・一件落着。怪しい曇り空だが、すぐには雨が降りそうにもない。肌寒い風の中を散策しつつ・・・和泉多摩川へ向かっていると、不思議な車を発見。シボレー3100のエンブレムの付いた、ファニーカーのようなステーションワゴン。イメージはフォードのトラック、パンプキンのような丸型。あちらこちら傷だらけでしたが、それなりに良い感じでした。

 帰宅して雑用あれこれ、気分転換に練習。引っ越しサイトから一括見積もりをしたのだが、とりあえず電話で・・・という業者が多い。最安値を提示した業者は、下見をしたいそうだ。処分して欲しい物をリストアップしておいたのだが、どの業者からも・・・未返答。とりあえず安い方から3業者に、処分品の見積もり依頼をメール返信。
2009年6月13日(土)
日本の雨期の到来

 東京の梅雨入り宣言の初日の午前中に律儀な雨が降っただけで、湿ってはいるが・・・晴れた日が続いている。湿度50〜60%、日本の雨季の始まりである。日本の気候を弦楽器的にみると、雨季と乾季に分けられます。これから秋の長雨までが雨季、その後の冬から来年の梅雨入り前までが乾季。

 バイオリンなどの弦楽器奏者は湿度に合わせ、松脂の固さを変えるそうです。弓の毛替えの時期も、伸びやすい雨季と縮みやすい乾季の・・・それぞれの始まりに行う事で、トラブルを最小限にすることが出来ます。バイオリンなどは定期的に工房に入院させて、コンディションの調整をします。

 馬頭琴の故郷モンゴルは、−30℃〜30℃と気温の変動は大きいですが、湿度的には年間を通して20〜30%と安定しています。モンゴルの草原生まれの楽器だからと言って頑強な訳ではなく、モンゴルの気候はヨーロッパに似て、日本の過激な気候よりも弦楽器に適しているからです。

 先日オーストラリアで半年を過ごした、生徒の馬頭琴をチェックしました。車中に1日放置した・・・結果は、ネックが曲がり、その歪みの力でボディの上下の板が剥がれていました。車の中というのは、温度的にも湿度的にも急激に変化し、直射日光が当たった部分とそうでない部分の温度の歪みは相当なものです。楽器の接着に使われている膠は、高音で剥がれる性質を持っています。車の中に放置するというのは言語道断、それでなくともオーストラリアの気候は内陸と海沿いではまったく違っているそうです。

 日本の室内で保管しているからと言って、安心できるわけでもありません。冷暖房機の風や直射日光が、直接馬頭琴に当たってはいませんか?雨の日に持ち歩いて、湿ったソフトケースに入れっぱなしにしてはいませんか?ケースに入れたまま押入れに放置しているだけでも、カビが生えてしまいます。馬頭琴に限らず楽器は、急激な変化を嫌います。多くの弦楽器奏者が飛行機の手荷物に楽器を預けることを嫌うのは、地上の気温から1時間足らずの間に・・・−30℃まで急冷されてしまうからです。
2009年6月12日(金)
馬頭琴の先生の選び方
 
 子泣き爺に張り付かれたような、首から肩にかけての筋肉の硬直。右ふくらはぎの火照り&左膝の鈍痛、太平洋岸に出来あがった前線に・・・素直に反応する我が肉体。不動産会社との連絡やら打ち合わせで、何とも落ち着きの無い1日。あちらこちらの痛みを紛らわすべく、調べ物や練習をするのだが・・・何とも集中力が持続しない。キラキラとした陽射しが窓から差し込むが、郵便物を取りに行く気力も出ない。

 気分転換に・・・久々の馬頭琴関係のネットサーフィン、友人が馬頭琴教室を始めた事を知る。モンゴル人と日本人から馬頭琴を学ぶ場合、決定的な違いがあります。モンゴル人のほとんどは12〜3歳で馬頭琴を弾き始めるので、若い柔軟な肉体と脳が反応して・・・いつの間にか演奏できるようになります。対して日本人の場合は成人以降に馬頭琴を始めることがほとんどで、習得にはかなりの苦労をしています。

 この違いは、そのまま教え方に現れます。モンゴル人の先生に理論的に事を尋ねても、答えを得ることは難しい。技術的な事を目の前で見せてはもらえても、どうしたらそれが身に付くか?を聞いても・・・返答に窮します。対して日本人の先生の場合は、自身の体験から・・・何をすれば身に付くかを知っています。様々な条件のある日本での生活の中で、どうしたら馬頭琴を合理的に学べるかの・・・答えを体験しています。

 初心者の場合には、基本をしっかりと身につけた・・・日本人の先生から学ぶのがベストだと思います。より高いレベルでの演奏をしたいと思うのなら、演奏技術の優れたモンゴル人の先生を選ぶと良いでしょう。何よりも基本が大切で、最初に誤って身に付けてしまうと・・・修正する為にかなりの回り道をすることになります。馬頭琴が上手くなる=良い先生と巡り合う、この1点に尽きると思います。

 教える技術とは直接的には無関係ですが、楽器の調整技術や修理・補修の知識があるか・・・というのも、避けては通れないことです。日本で扱われている馬頭琴のほとんどが調整されておらず、楽器の持っている力を発揮してはいません。魂柱は日本仕様に替えなければ・・・ほぼ倒れるし、弓の毛や弦は定期的に張り替えねばなりません。こういった知識や技術・打開策を持った先生は、日本人・モンゴル人に限らず・・・皆無に近いです。本来なら別の業種?なのですが、日本には信頼して任せられる馬頭琴工房が無いからです。
2009年6月11日(木)
馬頭琴のトレーニングイメージ
 
 左手の小指強化練習の成果が出て、左手の指全体が強張っている。トレーニングは、適度な負荷をかけなければ・・・効果が出ない。さらさら〜っと、1・2度曲を弾いても・・・練習にはなりません。トレーニングのイメージは、陸上競技のインターバルの練習方法。負荷をかけた練習 → 軽い練習・・・を繰り返します。馬頭琴が弾けるようになるという事は、フルマラソンを走り切るようなものです。何年後に目標を達成するか、どのくらいのタイムで走り切るかは・・・各自の自由ですが、その為には日々のトレーニングが不可欠です。

 梅雨入り報道を聞いたか?律儀な雨が地べたを濡らしている。昨日の駄目試合を受けて、無責任なマスコミが・・・カズをコーチにという馬鹿げた報道。天候の加減か?右上腕に鈍痛があるので、小指強化用の音階練習を軽く・・・。湿った空気が気分を停滞させるが、CDの模範演奏の聴き込みを行っているうちに・・・多少は改善。

 雨があがって、時折陽射しが覗く。ペットボトルをゴミ置き場に出しがてら、「エドヤ」で買出し。とりあえず来週使用する有料ゴミのチケット、ベッド1,500円・ソファ1,000円・サイドテーブル500円分を購入。散歩でも始めたい晴れ空だが、左膝の具合が捗捗しくなく・・・帰宅して練習少々。

 右ふくらはぎを庇う為に、高校時代からの持病の左膝の具合が・・・絶不調。足の親指の付け根のタコ、右にはほとんど無く・・・左は硬く盛り上がっている。見た目は多少のぎくしゃくで歩いてはいるが、歩行の蹴りは・・・ほとんどを左足に依存している。右ふくらはぎが何時改善するかは判らぬが、それまで頑張ってくれ・・・左膝。

 WHOが新型インフルエンザの警戒レベルを、最高のフェイズ6=パンデミック(世界的第流行)段階まで上げた。沈静化傾向&軽症の日本では想像し難いことだが、冬を迎える南半球=オーストラリア辺りでの増加が判断材料らしい。感染力はとても強いが、通常のインフルエンザよりも症状が軽い・・・という特徴が、判断を難しくさせている。このところ北海道や東京での発病者が確認されたが、海外渡航歴がない等・・・感染経路が曖昧になってきている。
2009年6月10日(水)
ロングトーンのビブラート練習は・・・

 昨日・・・九州から東海までが一気に梅雨入りしたが、東京も便乗しても不思議の無い・・・連日の曇り空。自力で運べる不用品を選んで、市役所に粗大ゴミの回収申し込み。不要な食器類やら箱物などを不燃物に分類、気分転換に新しい音階練習の模索。買い物がてらペットボトルを捨てようと外に出て、ペットボトルを忘れて・・・取りに戻る。湿った強烈な風、「セイジョー」&「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。出掛けに炊飯器のスイッチを・・・入れ忘れた。気を取り直して音階練習、指使いが決まり始めてきたが・・・ちょっと油断すると長年練習してきた通常パターンに戻ってしまう。ロングトーンのビブラートの練習は、小指強化の可能性が大きい。

 サッカー・ワールドカップ4連続出場に大いに貢献した岡崎選手、ヘディングの強さには秘密があった。高校時代の恩師からボレーキックを禁止され、キーパーの代わりにゴール前に立ち、PKをヘディングでクリヤ―する練習を重ねたのだという。先天的な野生も味方したのだろうが、躊躇なく相手の足もとにダイビング出来るセンスは、このようにして磨かれた。遠藤選手も相手に悟られない事を考え尽くして、ころころシュートを編み出した。何事によらず、効率的・効果的な・・・方法がある。

 雑用をしながら、サッカー・ワールドカップ・アジア最終予選・対カタール戦をTV観戦。前試合の退場措置で、岡田監督は特別室からベンチに指示を出している。開始早々・・・岡崎選手の並走がオゥンゴールを誘い1点を先取するも、その後中盤が組み立てられず・・・ディフェンスラインもボロボロ。後半早々PKを献上して・・・1:1。闇雲にボールを蹴り合うだけの目を覆いたくなるような見所の無い試合、一瞬にして・・・以前の駄目チームに逆戻りしてしまった。4度目のワールドカップ出場決定の報告会も盛り上がらず、東京・横浜も・・・梅雨入りした。
2009年6月9日(火)
普通の音階練習では、小指の強化は図れない・・・

 嫌な寝汗でぐっしょり濡れて・・・目が覚めた。右足の火照りは納まったが、痺れと言うか・・・血の通っていない感触が動きを妨げている。昨日に続き・・・怪しい曇り空、銀行業務の為に外出。出そうと思ったハガキを忘れ、マンションまで取りに戻る。老化・・・なのか?財布や携帯電話など、忘れて外出することが増えた。モバイルスイカやパスモで交通機関を利用するので、財布が必要になる時まで気付かぬことも・・・。

 帰宅して、左手の小指強化の為の練習の模索。通常の音階練習の場合、外弦の開放弦からの1オクターブの音階で小指を使用するのは3回。内1回は弦に軽く触れるだけのハーモニクス音なので、小指の力は無用。2〜3オクターブではハーモニクス音のみを担当するので、普通の音階練習を繰り返しても・・・効果は出ない事に気付いた。少々変則的な、ハーモニクス音を小指で押さえない音階練習を開始。

 1拍=63=1秒に設定したメトロノームに合わせて、いつもの4・2・1・1/2・1/4拍+4拍ビブラート×3オクターブの音階練習。かなりの効果がありそうな事は、実証できました。次の課題は、正しい音程確保の為の指使いの確立・・・。

 最近滅多に使う事の無くなった・・・郵便局改めパ・ル・ルの口座、地方出張の多かった会社員時代に作ったものだ。今では都市銀行と地方銀行のATMが相互乗り入れし、コンビニのATMでおおよそのキャッシュカードが使えるようになった。以前はそうなっておらず、長期の地方出張で預金が下ろせず・・・結構苦労しました。同じような経験をしていた広告代理店の知人の勧めで、全国何処にでもある郵便局の口座を開設。

 2週間単位で頻繁に出張していた香港にも銀行口座を持っていますが、十数年・・・ほったらかし。治安が良いとはいえ・・・大金を持ち歩くには心配な香港、ATMは24時間営業。当時はホテルの住所で、簡単に口座開設が出来ました。ネット銀行はPCから入出金の操作・確認が出来たり、ロト6や馬券等も買えるようで・・・とても便利ですが、自宅の至近にあるセブンイレブンで使えるネット銀行はイーバンクのみ。コンビニのATM、ネットバンクの相互乗り入れと、記帳出来るようになれば・・・と思う。
2009年6月8日(月)
盲目のピアニストの、楽曲の覚え方

 車の屋根に雨が降った痕跡、今にも泣き出しそうな曇り空。慌ただしく市役所へ向かうが、明日からの切り替えなので・・・平成20年度の証明は出せないと言う。関連の部署に掛け合うが・・・予想通りどうにもならず、マンションまで平成20年度分の控えを取りに戻るはめに・・・。狛江までとんぼ返り、不動産会社に書類を提出して・・・疲労困憊。

 帰宅して部屋の移動を決意、箪笥2竿&鏡台を処分すれば終了・・・という部屋に、PC類の移転作業。配線関係を始末して、TVの向きを変えて・・・とりあえずは終了。市役所に依頼する処分品のチェック、依頼してから回収まで1週間、1日7個までしか受け付けしない、ベッドの枠とマットは別カウント、大物は1人では移動困難・・・等をコントロールしなければならない。旧自室のベッド・サイドテーブル・茶箪笥が最重要課題、これらを運び出さないと・・・先には進みそうもない。

 気分転換に練習後、室内の「整理作業再会。鏡台の椅子の中から、不燃物&可燃物発見。旧自室の可燃物の収集、日付変更線間際に・・・ゴミ出し作業。右ふくらはぎの火照り、消炎剤を塗っても・・・収まらない。そのうちに剥がれてしまうなあ・・・と思いながら、消炎パッチを貼って見る。

 バン・クライバーン国際ピアノコンクールで、日本人ピアニストが初優勝した。全盲というハンデを乗り越えた、20歳の青年の快挙。ポジションの移動などは訓練次第で克服できるようだが、楽曲をどうやって覚えるのかに・・・興味が湧いた。点字の楽譜は存在するそうだが、これで読み取るのは・・・時間の掛る難作業だそうだ。録音されたメディアを利用し、繰り返し聴きながら・・・覚えるという。私も行っているこの方法の利点は、楽譜に記載された情報だけでは再現し難い、ニュアンスや感情的な表現が・・・掴みやすい。故人でも世界最高峰の演奏であろうが、音源さえ確保できれば・・・可能である。ただし、楽器の基本がマスターできた後なら・・・という条件はありますが。
2009年6月7日(日)
スクランブルのかかった、BS放送のシュールな映像

 朝からネットでの調べ物あれこれ、なかなか正解に行きつかず・・・疲れ果てて外に出る。少々蒸し暑い晴れ空、多摩川周辺を目的も無く・・・ぼ〜っと歩く。犬でも歩けば何かに当たるというが、顔見知りの犬猫の1匹にすら・・・出会わない。「エドヤ」で買出しをして帰宅、演奏会も終わって・・・いつものパターンに戻って馬頭琴の練習。もう少し、左手の小指を強くしたい。 

 ネットでの調べ物を再開するも・・・成果無し。何時の間にやら、F1トルコGPが始まっていた。予戦2番手のジェンソン・バトン選手、スタート直後に首位を奪還・・・そのまま3連勝。ロス・ブラウン率いるプライベートチーム:ブラウンGP絶好調!ブラウンマジックと言うのは容易いが、長年の悪夢から目覚められずに撤退したホンダとの違いは・・・何だったのだろう。ポイント圏内を走行していた中島選手、今回はタイヤ交換のミスに泣く。

 考え事をしながら、次第に終わっていく番組サーフィンをしているうちに・・・面白いものを見つけた。スクランブルのかかった、BS5の映像である。西陣織のように処理された映像が変化する様は、何とも言えず・・・美しい。原色に近い色彩が鋭くぶつかり合って動いていく映像に、しばし・・・見とれてしまった。音声の出ないシュールな映像に、どんな音楽が合うのだろうか?・・・いつの間にか考えが移ってしまった。
2009年6月6日(土)
久々の演奏会

 傘が無いと少々鬱陶しい・・という程度の雨降り、2号とウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装バッグを持って、上福岡に向けて出発。小田急・南武線・武蔵野・東武東上線と・・・乗り継いで、約2時間の行程。南武線の混雑と東武東上線の遅延があったものの、約束の時間よりも・・・かなりの早着。駅周辺の施設は10時オープン、どうにか「ドトールコーヒー」を見つけて時間調整。

 ふじみ野市の公共施設での演奏会、ほとんどが大人の方だったので・・・話の内容はいつもより微妙な話を加える。終演後も色々と聞かれたり、写真撮影にお応えしたり・・・。ヴィオラ奏者からの専門的な質問を頂いて、楽しいひと時でした。本日帰国するアムラー師匠からの演奏中の電話着信、気が付いたのは・・・師匠が大空へ飛び立った後でした。

 担当者の名刺に、エレキギターのシルエットが印刷されていました。私がエレキギターを弾き始めた中学時代、エレキギター=不良のシンボル。隔世の感があります。当時のロックスターは反体制のシンボル的な存在で、ドラックやアルコールに溺れたり・・・長髪のヒッピーだったり。ジミー・ヘンドリックスあたりが真骨頂、寺内武氏はそのイメージを打破する為に・・・今でも学校コンサートを続けています。

 中学時代は長髪解禁運動、高校時代は制服自由化運動、大学時代は学生の自治権の確立運動・・・と、様々な圧力からの脱却を目指しました。今の若者は・・・ほどほどに自由になって、反発する為の動機もエネルギーも不在のようだ。開発途上国の若者のエネルギーの根源は貧困、物質文明に対するあこがれ。物欲が欠乏してくると・・・表に現れるエネルギーは衰退し始めるが、精神的欲求とその為の見え難いエネルギーが高まってきます。

 雨も上がり、帰宅して湿ったソフトケースから楽器を出して・・・ケースの乾燥。小休止後、狛江の不動産会社で手続きあれこれ。昔とは違って・・・何種類か書類を集めねばならないのだが、役所の窓口が開く月曜日まで動きようがない。「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。PCで調べ物あれこれ、気づいたらサッカー・ワールドカップ・アジア最終予選の前半が終了・・・。

 対ウズベキスタン戦の前半は1:0で先行するも、後半は一方的に押しまくられる展開。線審のジャッジ・・・腑に落ちないケースが多く、終了間際になって日本選手の退場。更に・・・主審の誤審としか思えない判断で、岡田監督も退場。相手チームのシュートの不正確さに助けられて、4度目のワールドカップ出場を・・・主催国に次ぐ2番手で決めた。後半のスタミナ不足で中盤が組み立てられない・・・など課題には事欠かないが、1チャンスをものに出来る良いチームに仕上がってきた。
2009年6月5日(金)
注文の多いプリンター

 俳優のデヴィッド・キャラダイン氏72歳が、ロケ先のタイのホテルで自殺したらしい。少林寺で修行しアメリカ西部を旅するTVドラマ、「燃えよ!カンフー」が好きだった。コオロギと呼ばれた少林寺での修業時代の盲目の導師とのやりとり、逃亡したアメリカ西部で好むと好まざるとにかかわらず身にふりかかる災難。タイトルのような派手な冒険活劇ではなく、物語は静かに淡々と進行する。全編を貫く仏教思想が、米国でも高評価だったようだ。合掌。

 不動産関係者来訪、今後の打ち合わせあれこれ。何度も言うように、不可欠な条件を時間軸で消化しています。処理するには順番があって、そう簡単に逆には・・・出来ないのです。慎重な仕事の進め方は良いけれど、シュミレーションだけを繰り返しても・・・先には進めません。出せない答えを求められても、ささくれだった神経を逆撫でするだけです。

 そぼ降る雨の中、不動産会社2社と現地で待ち合わせて・・・物件探訪。角部屋で静かな環境のお洒落なインテリアでしたが、食器をどこに置いたらよいのだろう?今時の若者は結構、家でお弁当などを作るのではないだろうか?続いて古い3階だが、収納が多く便利そうな物件。明後日には見学希望者が予定されているそうで、返事のタイムリミットは明日か・・・う〜ん。

 帰宅して明日の演奏会のリハーサル後、馬頭琴2本の点検作業&衣装類の準備。CDの販売がOKなので、ジャックウルフスキンの中型バッグに梱包。久々の演奏なので、忘れ物の無いように・・・入念にチェック作業。

 以前撮って頂いた写真データをPCにインストール、バトエルデネ師匠に依頼された写真のプリントに着手。黒インクカートリッジの交換、続いてマゼンタの交換要求も・・・のんだ。更にイエローも交換せよと、プリンターが要求する。テスト印刷は好調だったのだが、用紙サイズをL版に指定したら・・・トラブル発生。A4サイズの用紙切れ・・・を連発、プロパティの中にも用紙指定の項目を発見して・・・ようやく目的達成。
2009年6月4日(木)
天安門事件から20年

 天安門事件から20年が経過したが、情報統制は崩れず・・・未だ全容を知る中国人民は少ない。大手の検索エンジンが中国進出に当たって、中国政府に不利益な検索は行わないという密約を結んだ事がばれて・・・世界各国から非難を浴びた。天安門広場での追悼はおろか・・・立ち入り禁止、外国メディアの報道も検閲され・・・NHKニュースの画面が突然消えた。

 数年前に内モンゴルで演奏会を行った直後に、小泉元首相が靖国参拝をした。TVで放送予定だった演奏会はおろか、日本に関わる情報の放映は・・・すべて禁止された。当時の指導者ウーアルカイシ氏はウイグル族出身、亡命先の台湾料理が美味しいのか?肉のだぶついた無残な醜態を現わした。マカオ経由で中国に入国するつもりだったらしいが、入国を拒否され・・・台湾に送り返されるという。戦車の前に立ちはだかった若者は、どこでどうしているだろうか?

 20年ぐらい前のマカオはポルトガルの影響を受けた美しい街で、カジノが併設されたホテルが林立していた。引き潮になると中国大陸から歩いて渡ることが可能で、随分と密入国者が多かった。マカオ政府が密入国者にペナルティなしに市民権を与えると発表したら、公式な人口の数十倍の人間が現れたという。香港からは24時間ジェットホイルが運航、香港の労働者は給料を貰うと・・・すってんてんになるまで博打三昧。落語の世界の話だと思っていた、付け馬を初めて見た。賭博場で金を貸し、負けが込むと自宅まで付いてきて集金する・・・やつだ。

 薄っすらと空を覆う雲の隙間から、力の無い陽射しが時折り覗く。不動産会社の担当者と現地待ち合わせして、近隣の物件探索。条件改定でかなりのお得感のあった物件です・・・が、安いには安いなりの理由がありました。部屋と部屋のつながりの悪い、昔ながらの日本家屋的な間取り。ど〜んとした1ルームの方が、私には使いやすいのですが・・・。

 帰宅して6日の演奏会の練習、迷いに迷った・・・プログラムの順番も決まってひと安心。北海道・網走では高級魚のキンキに、ウスターや中濃ソースをかけて食べるそうだ。スタジオのゲストや関西の大御所神田川氏が試食して大絶賛だったが、並みの割烹屋の親爺だったら・・・激怒しそうだ。私は納豆の故郷水戸で育ったが、北海道と青森の納豆の食べ方には・・・面喰らった。尋ねた半数以上の人が、納豆に砂糖を入れるのだ。砂糖を入れることで、旨みの素となる粘りが出やすくなる。子供が食べやすくなる工夫なのかもしれないが・・・。
2009年6月3日(水)
身軽になる開放感と、裸になる恐怖
 
 先日エコ生活を36年間続ける、イギリスの老女のドキュメンタリーを見た。火を使わぬように食事はドライフルーツとナッツ類、電気冷蔵庫は通電させずストック棚へと変身。お湯を沸かす為に、最低限の電気ポットの使用。36年間で交通機関を利用したのは・・・わずかに2回、自分の体調不良と母親の霊柩車に乗った時だけだそうだ。どこへ行くにも、ランニングしながら移動する。私の煩悩からすると・・・耐えられそうもない。

 晴れたり曇ったり・・・強めの風。池袋まで移動して、銀行で手続きあれこれ。20数年背負ってきた重い鎧か拘束衣のようなものを、もう少しで脱ぐことができる。身軽になれるという喜びと、徐々に裸になっていく・・・という不安の入り乱れた不可思議な気分。ヤマダ電機でプリンターのインクを購入し、ジャンツァンノロヴ氏のCDを聴きながら帰路へ。この2枚目のCDも・・・徐々に不調になり始めた。

 帰宅して、6日の演奏会の練習。じわ〜っと汗をかきながら、本番を想定しての通しリハーサル。アムラー師匠から馬頭琴を習い始めた最初の夏、師匠が首の回りの異常を訴えた。ぶつぶつが出来て、痒いという。悪い病気か?と、真顔で心配している。「あせも」・・・だった。湿度と気温の高い日本の夏を初めて過ごしたモンゴル人への洗礼であったが、師匠は二度と夏に日本には来ない・・・と吐き捨てた。モンゴルの草原の夏は、日陰で昼寝をしていると・・・少々肌寒いくらい。カナダ・バンクーバーの夏と、印象が似ている事を思い出した。

 小笠原ウクレレ倶楽部へCDの原盤?の返却と、店主への野暮用処理の為に「喜作」まで散歩。店内混雑の為、生ビール+酔鯨2杯。時節柄?お客の引きが早いようだ。帰宅して・・・程なく沈没。明け方目覚めて迷惑メールの処理、倍音発声で独自の世界を構築している徳久ウィリアム君からPCがGENOウイルスに感染したとの報告メール着信。ウイルス対策ソフトのインストール&定期更新、ウイルスの定期検出で・・・ほとんど防げるはずです。
2009年6月2日(火)
松脂にの使い方
 
 シボレーアストロを5台乗り継いだGMが・・・破綻した。最初の1台は並行輸入したもので、あれこれ手を尽くしたが・・・リアドアからの雨漏りが直らなかった。これで人生最後の車・・・と購入した5台目は欠陥車で、ステアリングの振動が止まらなかった。弁護士に相談したが販売したヤナセには責任は問えず、製造した米国GM本社と裁判をする必要があると言われて・・・諦めた。新車価格400万円が、半年後のトヨタ・日産の価格査定では160〜170万円。下取り条件の良いヤナセで、次の車を購入せざるを得なかった。

 ブラック・ビューティの嫁ぎ先が決まった。生徒の依頼で昨年5月、ウランバートルで購入してきた馬頭琴。帰国したら・・・生徒が離婚、その後連絡も途絶えてしまいました。1年間手元にあったので、魂柱の変更・糸巻きを国産のギアに交換・下駒の調整・・・等、嫁入り修行の準備は万全。弦を交換してポジションマークを打って・・・最終点検、製作者のウランバヤル氏の英文のプロフィールをコピーし始めたら・・・インク切れ。

 新しい飼い主来訪、弓の松脂の付け方に関する質問。左手の平に載せた松脂の上から、通常の形で持った弓の弦(つる)を10センチぐらいづつ数度往復させます。先端まで済んだら、全体を均すイメージで数回往復させます。松脂を付ける頻度は、練習時間によって違います。私の場合で、2〜3時間の練習で1回塗ります。

 松脂が足りないと、滑って弦の捉まりが悪くなります。松脂が多すぎると、じゃりじゃりとしたノイズを発生させます。慣れてくると、松脂が足りない手ごたえや、弓の弦(つる)に均一に塗れていない感触が判ってきますが・・・数年はかかるでしょう。弦を交換した時だけ弦の弓が当たる部分に直接松脂を塗りますが、弦に直接塗るのはこの時だけです。ここに毎回塗りたくって、じゃりじゃりノイズを発生させている方を多く見かけます。

 モンゴル製の馬頭琴に付いている松脂のほとんどは中国製で、品質が悪く弦の捉まりは最悪。1,000〜3,000円ぐらいの、ヨーロッパ製や国産品を使ってください。私がほぼ毎日使っても、3年以上使用できます。3,000円の高級品を使っても、1年当たりにすると・・・1,000円です。モンゴル国の馬頭琴には柔らかめのチェロ用、内モンゴルの馬頭琴には硬めのバイオリン・ビオラ用を使用します。

 不動産関係の連絡業務あれこれを済ませ、晴れてはいるが強い風の中を狛江まで移動。狛江市役所で、財布の中で粉々に割れてしまった市民カードの再発行手続き&印鑑証明の入手。狛江駅周辺の不動産業者巡り、こんなものかと思っていたネット検索結果とは違った・・・ユニークな物件を発見。ネット社会、すべての情報を漏らさず見るのは・・・不可能。本になっているデータには信憑性を感じるが、ネット情報には・・・かなりの不安もつきまとう。和泉多摩川駅周辺の物件の周囲の状況を観察後、帰宅して練習。
2009年6月1日(月)
弦高の調整方法

 本日の患者を駅でピックアップ、馬頭琴の点検を始める。2007年にウランバートルの旧国立デパートで購入したという、2006年製のバイガルジャブ工房製の馬頭琴。裏板がベニヤ製ですが、表板のつくりは・・・しっかりしています。試奏すると、音が響かない。弦の絡みをとって再試奏するが、高音弦の響きが悪い。弦が死んでいるのと高音弦が太め、2弦とも弾力がなく・・・異様に硬い。魂柱の位置を確認するが、通常の位置に立っていました。

 非調整式のモンゴル国製の弓、湿度50%の本日は・・・適正状態。モンゴル国製の弓の大半は、弓のような形をしているだけで弓自体の運動能力には期待がもてません。軽さに任せて鷲掴みにして使用する方がほとんど、スムーズなボーイングに必要な滑らかな手首の切り返しが身に付きません。調整式の弓の扱い方についてレクチャー、丁度良い張り具合が判るには・・・最低でも2〜3年は必要です。パンパンに張りすぎて、弦の上を滑っている惨状を・・・よく目にします。

 弦高をどの程度にしたらよいのか・・・というのは、奏者の手の大きさと技量に合わせて変化します。バツサイハン氏の馬頭琴を試奏したことがありますが、ハーモニクスの位置で弦に指が届かず・・・笑われました。2号の下駒を3回、上駒が1回。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改の下駒が1回、上駒は最近高めに調整しました。上駒の高さは、小指を潜らす場合の妨げにならず、ビブラートを掛けやすい高さ・・・というのが目安。下駒はハーモニクス奏法の際に、弦に十分に指が届く高さ・・・です。ネックの形状と手の大きさで違ってくるので、一概に指板から何センチ・・・という単純なものではありません。指の先端が指板に触れる高さ・・・という話も出ましたが、すべての部分で触れるように調整することは出来なくはありませんが・・・演奏上では非現実的な話。何処までが触れて何処からは触れなくて良いか、根拠が見出せません。

 弦高を下げる為に自分で作業したという駒の確認、下駒が馬頭方向に斜めになっていて・・・行き倒れ寸前。駒上の弦を載せる溝の深さが左右バラバラで、内弦が2ミリほど低くなっています。当然・・・意図は無く、工作精度の低さが原因。垂直に立つように+2弦の高さが水平になるように、下駒の足を削る。下駒の足はボディの膨らみに合わせて削ってあることが多いので、弦高を下げる場合には駒上の溝の深さで調整し、腕に自信のある方以外は触らぬ方が無難です。

 上駒の上下も削ったそうで、微妙なアールの付いた指板に対して平らに削ってしまった上駒の下端は密着度が悪く、ノイズが少々発生しています。上駒の下端部も触らぬ方が無難で、こういう場合は指板の上駒の当たる位置を平らに削ってしまうのが手っ取り早い。指板の微妙なアールに合わせて上駒下端を削るのは、超精密な作業になってしまいます。

 魂柱の位置をテスト、下駒の真下に魂柱を立てた場合が好結果だが、弓を扱う力が弱いと逆効果になるので・・・今回は見送り。上駒の位置がかなり低めにセットされている為に、音量が減少しています。通常の位置に戻して、ポジションマークの打ち直し。

 モンゴル・日本に限らず、売られている馬頭琴が100%の能力を発揮するように調整されているケースは・・・まず皆無。調整をすることで、ほぼ100%の能力を発揮できるようにはなりますが、100%発揮した実力が合格点に達するかと言えば・・・疑問。私がモンゴルで馬頭琴工房を訪ねても、買っても良い馬頭琴に出会う確率は・・・10本中2本程度。ほとんどの方がモンゴルの湿度の低さに騙されて、日本に連れ帰ると駄物に変身します。モンゴルやインターネットで購入したという3/4サイズの馬頭琴の悲劇も、何度も目撃しましたし・・・。

 素性の良くない馬頭琴を調整しても・・・時間の無駄で、良い楽器を選ぶ目を持った人間から買う以外、良い楽器を手に入れる方法は無いでしょう。私の1号は、アマルトゥヴシン先生にオーダーして頂きました。2号は、チ・ボラグ先生に選んでいただきました。一般価格よりは割高ですが、初めから良い楽器を入手したおかげで、楽器を見る目が出来上がりました。中にはモンゴル人のプロの馬頭琴奏者が日本で売る為に運んできた馬頭琴を、プロの馬頭琴奏者の楽器を譲って頂いたと勘違いした・・・笑えない話もあります。

 現在のモンゴル国のチューニングの標準は「F・B♭」で、これを基本に作曲もされているし、楽譜類も整備されています。今日の患者の持ち主は、先生の指示で「E♭・A♭」でレッスンを受けているそうだ。馬の尻尾のしかなかった時代には弦の強度の問題で、「E・A」や「D・G」というチューニングがありました。指の力の無い日本人女性向けの提案なのだろうが、せめて「E・A」辺りにしておかないと・・・頭が混乱してしまう。他の楽器と合奏でも試みたら、途方に暮れてしまうなあ。転調した楽譜を使用しているのだろうか?とか、左手指の力が付かないだろうな・・・とか、余計な御世話が頭の中をぐるぐると回り出してしまう。
2009年5月31日(日)
アムラー師匠と・・・

 馬頭琴奏者殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降ればよい・・・で本日も雨降り。軽く音階練習後、下北沢で野暮用。北沢タウンホールからバスに乗ったら、三軒茶屋が歩行者天国の為・・・代沢十字路までしか到達できない。世田谷ボランティアセンターまで、25分のお遍路さん気分。お遍路さん、雨に日はどうするのだろうか?

 到着早々、弓に関する質問。続いて弦高に関する質問、試奏用の馬頭琴をお借りして説明を始めたが・・・内弦の音が響かない。案の定・・・弦が絡んでいたので、ボールペンで修復作業。内弦の糸巻きが滑ってチューニングが上がらないので、糸巻きの調整作業。天馬の会の演奏を聴きながら、ボーズ&スーテイ茶で一服。スライドによるモンゴルの現状を見ていたら、馴染みの狛江市の小学校の先生と再会。

 久々にアムラー師匠の演奏を見る。左手のぺにゃぺにゃ小指による装飾音健在!「子駱駝の物語」参考になりました。終演後アムラー師匠と歓談、一緒に馬頭琴を始めた「ラピッシュ」の故上田現君の奥様とお子さんが来場していたそうです。降り続く雨にアムラー師匠もダウン寸前、馬頭琴の音も冴えないし衣装の汗も乾かないし・・・。師匠に私のCD「草原の軌跡」をプレゼント、3年前のCDですから・・・もう少し上手くなっています。来年の春、モンゴルで会いましょう。

 雨上がり?三軒茶屋までお遍路して、バスで成城学園前まで移動。帰宅してアムラー師匠の演奏を思い出しながら練習、ぺにゃぺにゃ小指・・・やはり上手くいかない。二十歳を過ぎて独学で馬頭琴を覚えたアムラー師匠42歳、学校で学んだ若手馬頭琴奏者には無い・・・味がありました。浪曲の節回しのような間合い、私のオルティンドがモンゴル人に自然に響くようになるのは・・・いつの日だろうか。

 キリンカップ・サッカー・対ベルギー戦の後半をTV鑑賞、若手選手らが絶好調で・・・4:0で3連覇した。早めに交代選手6人を使い切る、岡田監督の采配も良かった。終盤の大久保選手負傷退場で、10人で守り抜くテストもできた。振り返ると・・・ベルギー・チリ共に、出来が悪かった。攻撃に精彩がなく・・・見どころ皆無、ディフェンスも人数はいるが・・・ダブって機能していなかった。ワールドカップ最終予選の為の調整試合としての役割は果たしたが、冷静に課題を見極めてほしい。
2009年5月30日(土)
ホーミー・ホーメイ・フーミー・フーメイ・・・

 毎回お馴染みの・・・すれ違い後、救援物資が到着。昨日会った近所の電気屋の若旦那に、ついでの時に家電処分の見積もり&全自動洗濯機を見て欲しい・・・と伝えた。雨で暇なのか・・・本日の来訪、全自動洗濯機は排水弁周りに詰まったゴミの掃除で完治。重量物を動かして下側から内部を手探りしてのゴミの除去、不発弾に怯える恐怖は無くなったが・・・7,000円の対価は微妙。家電品類の処分、リサイクル料金以外に別途運び出す料金が必要との事。引っ越し業者に依頼した方が、安い・・・との見解。

 雨の切れ間?向ヶ丘遊園の不動産会社で契約作業。先方の友人が1〜2月にモンゴルで、ホーミーのドキュメント映画を撮ったそうだ。ホーミー・ホーメイ・フーミー・フーメイ・・・等、呼び方を決めるだけでも・・・難解な作業だろう。和泉多摩川周辺の物件探索、昨日見つけた物件が・・・無くなっていた。見る人は見ているのだなあ・・・と流暢な事を言ってる状態では無くなったので、真剣に避難場所を探さねば・・・。

 「エドヤ」で買出し後、帰宅して6月の演奏会用の練習開始。雨が降り続いている為か?練習過多の為か、右肩甲骨の内側に疲労が溜まり・・・筋肉が硬直気味。20分インターバルの練習パターンに戻して・・・養生。
 
 一歩づつでも前に出れば先に進めるはずだと思っているのだが、どうにも・・・はずみ車の中のハツカネズミになってしまったらしい。回しても回しても新たな景色は見えてこず、ただただ・・・疲弊していく。大嫌いな鬱蒼とした森に迷い込んでしまい、出口の目途もつかぬままに・・・心臓が止まるまで闇雲に彷徨している気分。
2009年5月29日(金)
飢餓状態、どんぶり飯とケーキのどちらを選択するか?

 昨日からの雨が降り続いて、憂鬱な気分に追い打ちをかける。昨日・・・好転はしなかったが、事態は進展した。それに従って次の行動を選択しなければならないのだが、ここまで到達するのに・・・疲れ切ってしまった。肉体は行動すべくもがき喘いでいるが、精神は離れたところで他人事のようにそれを傍観している。離れた肉体と精神を繋がるのが、唯一馬頭琴を弾いている時。この時だけが生きていて、後は廃人のような時間の垂れ流し・・・。

 馬頭琴の世界に逃避後、止まぬ雨の中を一時避難場所を探索すべく・・・近所の不動産屋回り。近所に手頃な2物件を発見、金額は同じだが・・・駅傍の物件のほうが広く上下左右の音の制約も少なそうだ。台車で運ぶか?トラックを使うか・・・迷う近距離、トラックを停める場所&時間帯には注意が必要。帰宅して練習再開、久々にメトロノームを使っての音階練習。湿気の為に、高音が美しく・・・響かない。

 デビュー間もない加藤和彦氏の発言に、「耐えがたい空腹時に、唯一どんぶり飯とケーキのどちらかが選択できるとしたら・・・迷わずケーキを選択する」といった趣旨のコメントがあった事を思い出した。普通の人なら当然どんぶり飯を選択するだろうし、理性的に人体の維持を考えればどんぶり飯になるだろう。ケーキは別腹・・・というお嬢さん方は、緊迫した状態でどちらを選択するだろうか?ケーキを選択するのは少数派だろうが、私もその1人である。会社員時代の訓練で理性的に考える事は出来はするが、私の行動を司っているのは・・・感性。おそらく・・・そうでない人達には、理解できない事かもしれない。
2009年5月28日(木)
魂柱立ての使い方について
 
 魂柱立てについて、質問メール着信。馬頭琴の魂柱を立てるには、バイオリン・ビオラ用を流用します。最初からS字に曲がったもの、真っ直ぐな状態のものなどがあります。真っ直ぐなものは、適当にS字型に曲げて使います。花型をした先端の魂柱を押す部分と、後端の魂柱を刺す部分以外の金属部分が、保護されているかを確認します。金属部分が剥き出しだと、F字穴の周囲を削ってしまうことがあるので、テープを巻いて保護します。ビニールテープだと後でべたつくので、私はテーピング用のテープを使用しています。

 使い方の注意としては、表板に荷重をかけない事が肝心です。手首を馬頭琴のエッジに掛けて、表板に荷重がかからないように注意します。魂柱の位置の微調整をする時は、F字穴の周囲に魂柱立てを触れさせてはいけません。F字穴の周囲をテコの支点のように使うと、簡単に割れたりヒビが入ってしまいます。魂柱に接した魂柱立ての先端が、出来るだけ裏表板と平行になるように曲げて調整します。魂柱の押したい部分が変われば、毎回先端の角度調整を繰り返します。以上の点に細心の注意を払い、じわ〜っと力を入れて魂柱の位置を動かします。

 魂柱ハンマーというものを、見せて頂いたことがあります。F字穴から入る大きさの先端が付いた、極小の金槌のようなものです。このハンマーで魂柱を叩いて位置を調整するものですが、ハンマーを制作するのに適した素材が見つからないのと、複雑な穴の内モンゴルの馬頭琴には使えないだろうと思い・・・保留中。

 モンゴル国の馬頭琴製作者の中には、手術用のカンシを使っている例もあります。日本で探してみましたが、なかなか適したサイズのものが見つかりません。先端の曲がった釣り用の鈎を外すペンチを流用して、厚みをグラインダーで薄くした試作品を作ってみました。試してみましたが、やはり内モンゴルの馬頭琴では使用不可。モンゴル国の馬頭琴でも、慣れの問題もあるのでしょうが・・・上手くいきませんでした。

 2ミリぐらいの太さの金属棒の先端を尖らせて魂柱を刺し、F字穴から入れて魂柱の上端を立てたい位置に置きます。金属棒を左手に持ち替えて位置をキープ、右手で魂柱立てを持って魂柱の下端を軽く押します。魂柱が裏表板に挟まれて、斜めの状態で自立するようにします。左手の金属棒を魂柱から抜き、前述の注意点に留意しながら、右手で魂柱立てを操作して・・・魂柱が真っ直ぐ立つよう調整します。

 魂柱が真っ直ぐ立っているかを確認するのは、結構難しいものです。夜間の単一な照明よりも、昼間の太陽光の中で確認した方が、判断しやすいです。魂柱を立てること、慣れればそれほど大変な作業ではありませんが・・・慣れが必要です。長さの判断を間違えると、今回のように馬頭琴を壊す原因にもなります。自信の無い方は近所のバイオリンショップと懇意になって、お願いするほうが・・・賢明です。

 何時の間にやら雨降り、右足の肉離れの古傷が時折りぴくぴくと痙攣する。来訪した不動産業者と打ち合わせ後、6月の演奏会用の練習。本格的な雨の中「エドヤ」まで買い出し、帰宅して練習再開。湿った空気に、馬頭琴の音が・・・重い。先日反りの調整をしたフェルナンブコ製の弓、少しだが・・・曲がりが出始めた。現状では調整の必要は無いが、要注意で・・・経過観察が必要。
2009年5月27日(水)
長すぎる魂柱が裏板を剥がした・・・珍しい症例

 湿った曇り空、駅で患者をピックアップ。昨年5月にウランバートルで購入した馬頭琴、早速全体の確認。裏板の上下の真ん中の部分が、盛り上がって剥がれている。ネックを抜こうとしたが、かなり窮屈。ネックを抜いて中を確認、底面に貼りついた紛失したはずの魂柱を無事?発見。

 ボディとネックの接合部は・・・手抜きで緩い事が多く、ノイズの原因になる場合があります。ここが窮屈なのは・・・丁寧な作りであることの証明ではありますが、周囲の板が割れたりしないように・・・板やすりで調整。ペインティングナイフを裏板の隙間に差し込んで、剥がれた部分の範囲を特定。フランクリン社タイトボンドで接着し、クランプを掛けて固定。はみ出した接着剤を掃除して、固まるまで・・・放置。

 長年のお付き合い・・・信頼もしているので、ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改、ブラックビューティ、ジャミヤンモデル、バヤルサイハン・スペシャル、2号を試奏していただく。左手指の弱さ&右手首の固さを修正しないと、次の段階に進むことは・・・難しいですね。接着剤が乾くまで、「モスバーガー」でコーヒーを御馳走になりながら・・・四方山話。帰宅して作業再開、クランプを外して接着状態の確認&お掃除。

 弦を取り付けて、魂柱の長さの検証。確かに・・・長い!魂柱が圧力のかかっていない裏板を押して剥離させた、極めて珍しい症例。組立てた時の木材の乾燥状態が悪く、長めの魂柱が入れてあったのでしょうか?日本に持ち込んで魂柱が長すぎるというのは、初めての経験です。魂柱ストックから適当な長さのものを探し出してテスト装着、具合をチェックして・・・オリジナルより1.5ミリ程度短いものを新作。試奏テスト後に本人確認をしてもらい、4時間の作業で無事完治。

 内弦の発音が、少々悪いかもしれません。通常なら外弦(太い弦)で顕著なヴォルフ音が、これまた珍しく・・・内弦だけに発生しています。モンゴル国の馬頭琴の場合、下駒の位置は通常ならF字穴の切り欠きの真ん中に合わせます。この馬頭琴の場合は、この位置よりも上にセットされています。単に内弦が太すぎるような気もしますが、総合的なセッティングの問題なのか?ネックの抜き差し直後の馬頭琴では・・・判断できません。しばらく弾き込んで各部が馴染んだ後で、改善しないようなら・・・調整しましょう。

 キリンカップ・サッカー・A代表・対チリ戦をTV鑑賞。スイッチの入らない?チリを相手に、前半2点・後半2点を取って・・・楽勝。あと3点ぐらいは獲れたはずの試合展開だったが、ゴール枠に飛ばないシュートは・・・得点のチャンスを生まない。獲れるチャンスに獲れないチームは、過去辛酸を舐めてきた。珍しく岡田監督が若手の起用や、負傷した選手等の早めの交代を見せた。若手の頑張りが光った部分もあったが、迷路からの脱出口が見えるまでには・・・至らない。

 深夜になって、珍しい蕎麦打ちを見た。会津の・・・文字通りの蕎麦を打つ作業。蕎麦粉100%の硬めのものを、手で叩き伸し棒で叩き、伸し棒に巻き込んで・・・台に打ちつけて伸ばす。非常に腰の強い蕎麦が、出来あがるようだ。蕎麦を打つポイントの1つが、水と相性の悪い蕎麦粉を如何に馴染ませるか。その為に東池袋「生粉打ち亭」の池田氏は、溝を彫り込んだ栃の木の鉢を用いる。打ちつけるのも・・・妙案かもしれない。
2009年5月26日(火)
マスク入手困難は・・・商機か?

 不動産会社と打ち合わせあれこれ、将棋や囲碁の世界のように・・・少々先の読み過ぎ。手前の瓦礫を1つづつ取り除けば、そのうち肝心なところに到達します。先の先まで心配・・・しても、時間が過ぎゆくだけです。午後になって訪問者3組、別に何をするわけでもないのだが・・・疲れた。

 このところすれ違ってばかりいたバトエルデネ師匠から電話着信、来月早々「第2回国際馬頭琴フェスティバル」の打ち合わせの為に帰国するそうだ。コンクール参加者?の、提出用の写真2枚&プロフィールを用意して欲しいとの事。

 6月の演奏会用の練習、以前は右上腕の炎症を騙し騙し・・・20分程度の練習を何度か繰り返していたが、このところ本番用に1時間続けての練習をしている。右上腕の悪化を懸念したが、弓の扱い方の変化の為か?疲労の蓄積は・・・最小限に留まっている。力まかせでは無く、弓の運動能力に任せることで、従来の音量も維持できて鋭さが増して・・・体に優しい。

 雑誌ゴミを出しがてら「エドヤ」で買出し、空気が生暖かい。北朝鮮が更に2発、短距離ミサイルを発射した。国連の招集に抗議しての、行動だろうか?隣国の引き起こした騒動のおかげで、政府の新インフルエンザ対策の不備を騒ぎ出したマスコミの声が・・・掻き消された。マスク入手難のこの時期に、買い占めて高額で販売している輩がいるそうだ。マスクを入手できなかった生徒の為に、先生方がペーパータオルでマスクを自作している。
2009年5月25日(月)
最期に食べたい物は?

 北朝鮮が、核実験を敢行したらしい。ここまでカードを切ってしまうと、残された絵札は・・・核搭載ミサイルぐらいか?国連決議を否定した中国とロシア、この暴走をどう感じているのだろう。特に中国、面子を2回も潰されては・・・。夕方になって、ミサイル2発を発射したという追加報道。防衛省の探査能力、遅い国家安全保障会議の招集など、麻生政権に対する信頼も・・・揺らぐばかり。

 練習を始めると、じっとりと汗をかく季節の到来。馬頭琴の演奏は、傍で見るよりも・・・力と体力を使います。日が陰って少々肌寒い風、セブンイレブンで雑用。帰宅して、練習再開。迷惑メールのチェック、6月の演奏会用のプログラム案を添付したメール着信。プログラムのOKに加えて、当日使用するイスと、出来れば話をする為のマイクを用意して頂きたいと・・・返信。

 最期に食べたい物は何か?というTV番組、ゲストの食べたい物に対し・・・視聴者からの投票。餃子・マグロのカルパッチョ・牛レバーステーキ・サムゲタンの中から選ばれた、ダントツの1位は・・・餃子でした。さて自分は・・・と考えると、以前なら鰻か刺身・寿司でした。

 会社員時代には結構海外出張なども多く、出発前に必ず食べるものが決まっていた。2007年春に幕引きを手伝った、下北沢「佳月」の刺身。銀座「九兵衛」と同じ仕入先の魚が食べられる、ローリングストーンズ御用達の店。ここで刺身を堪能して、思い残すこと無く海外に出向くのが定法。海外でも好奇心で日本食を食べることはあっても、魚が恋しくなることはありませんでした。

 この店も無くなってしまったし、さて?何が食べたいだろうと考えると・・・浮かんでこない。これが食べたい・・・というよりも、誰と食べたいかのほうが重要になってきたような気がします。馬頭琴仲間と他愛もない話をしながら、一杯飲めれば・・・最高の最期の晩餐。窓から海でも眺められれば、何よりの御馳走です。枯れてきたかなあ・・・。

 馬頭琴仲間から、SOSメール着信。昨年ウランバートルで入手した馬頭琴の、裏板の上下が剥がれているらしい。魂柱を外したまま長期間放置してしまい、よくあるパターンの・・・魂柱紛失。トラブルが発生した時は、何もせず・・・すぐに専門家に相談することがベストです。モンゴルから日本に馬頭琴を持ち込むと、十中八九・・・魂柱が倒れます。日本の湿気でボディが膨らみ、結果として魂柱の長さが足りなくなります。魂柱の加減で裏板が剥がれるとは、極めて稀なパターンです。真相は・・・明後日に判明します。
2009年5月24日(日)
島への上陸体験は・・・少ない

 昨日は再生不能だったVTRデッキ、何故か?・・・本日は回復。何れにせよ不発弾が、またひとつ増えた。ブルグッド師匠から電話着信、王子・北トピアで行われるチャリティコンサートは今のところ予定通りだそうだ。NHKで放送されたアニメーション「十二国記」の音楽の作曲者の梁邦彦氏も出演するので再会が楽しみなのだが、このところ先のスケジュールが定まらず・・・。

 全自動洗濯機のスイッチを入れ練習を開始するも、洗濯機のご機嫌は・・・本日も斜め。湿った雲の多い空、「ヤヒロ」&「エドヤ」で買出し。帰宅して、演奏会用の練習を開始。外で妙な音がするなあ・・・と思ったら、いつの間にか雷&豪雨。

 先日は相模湾の初島、本日は伊豆七島巡りの旅をTV鑑賞した。島に上陸した体験は、あまり多くはありません。母親の故郷の広島・宮島、真冬のダイビングで訪れた三宅島、素潜りをしに通った葉山・菜島、仕事で随分と通った沖縄本島に香港島、パリのセーヌ川の中州のサンルイ島・シテ島、キングサーモンを釣りがてら台湾人の友人を訪ねたカナダ・バンクーバー島、大きな魚が釣りたくて行ったサイパン島、芸能山城組の取材で訪れたインドネシア・バリ島・・・ぐらい。ウミネコの産卵場所八戸の蕪島は・・・島ではないか。

 東京湾や相模湾・太平洋で釣りをしていたから、島の傍にはよく行きました。鰹を狙って大島周辺、アカイカを釣りに新島周辺、海が荒れて金洲・銭洲にいけない時には神子元島の風裏、サイパンのテニアン島・・・。初めて訪れた三宅島へ向かう飛行機では、木偶人形のような神様を抱いた巫女さんの格好をした老婆が同乗。数日後の帰りのフェリーで再会?した時には、正直・・・肝を冷やしました。前日帰った友人たちは大荒れの海だったそうですが、その日はコールタールでも流したような漆黒の静かな海でした。

 気象学的には島の中心の高い部分に雨雲が発生することが多く、もともと火山活動によって隆起して出来た経緯があります。ハワイ諸島は毎年数cm単位で日本に近づいているそうだし、三宅島の噴火による被害は・・・記憶に新しい。天候が荒れれば物資の搬入は困難で、いざ怪我でもすれば・・・医療機関も限られてしまいます。島民全体が運命共同体というのも、精神的な重圧があります。島に上陸するよりも、海から眺める島が・・・好きです。
2009年5月23日(土)
「キット」という弦楽器

 「キット」という、弓で弾く弦楽器がある。大阪音楽大学の音楽博物館の、サントリーから寄贈された弦楽器コレクションの中にある。17〜18世紀頃、ドイツ・イタリア・フランス辺りで作られた弦楽器。弦は4本で、ボディ形状は・・・細長いタイプとバイオリンタイプがあるようだ。異様なのはネックの長さで、ほぼボディ長と同じくらいある。全長は40〜50センチぐらいなので、バイオリンと同じように弾けるのだろうが、正確な事は判らない。

 西に向かった弦楽器の中では、かなり異端なプロポーションである。ボディ長が20センチ程度では、ソロ楽器としての未来は・・・無かったのではないか?ある程度ボディの大きさがなければ、音量が確保できない。現代のバイオリンの形状に淘汰されたと考えるのが・・・正論だろう。

 ゲルの中で演奏するには問題の無かった革張りの馬頭琴も、より大きい場所や他の楽器との合奏・照明などの影響に対応するために、表に板が貼られるようになった。最初に板が貼られたのは1950年代で、ロシアに留学していたジャミヤン先生の馬頭琴だそうだ。この楽器はジャミヤン先生から、内モンゴルのチ・ボラグ先生に託されている。時代の要求で、楽器は様々に変化する。

 「喜作」で野暮用、以前頂いた小笠原ウクレレ倶楽部のCDが原盤だったそうで、一時帰宅して捜索するも段ボール箱に梱包済みで・・・見つからない。生ビール+酔鯨+久保田千寿、小雨が降り出した中を帰宅。私のモンゴル語の師バー・ボルドー先生が主催する内モンゴルからの招聘公演が、新インフルエンザの影響で延期になったという連絡メール。関東地区に感染し始めた新インフルエンザが、身近なところでも影響し始めた。
2009年5月22日(金)
馬頭琴と他の弦楽器の、プロポーション比較

 昨夜頂いた「今日中に食べて・・・」というフライドポテトで朝食、おそらく・・・3食すべてになりそうな量である。晴れたり曇ったり・・・落ち着かない空、台風並みの強風。野暮用で九段下まで向かうが、案の定・・・新宿での乗換えと九段下の出口で迷う。昨日不調だったブルグッドバートル氏のCDを、騙しながら聴く。何故か?このモンゴル国立馬頭琴交響楽団のCD、他に2枚もあるのだ。

 帰宅して練習後、不動産関係者と打ち合わせ。曲順を考えながら、演奏会の練習。日本の歌を1曲入れたいのだが、モンゴル国・内モンゴル2本の馬頭琴と両国の今昔の流れの中に入れるのは・・・至難の業。アンコール曲にしようか?とも思うのだが、アンコールが無かったらどうしよう・・・と考え始めると、蚤の心臓が震える。

 バイオリンの製作過程を追ったTV番組鑑賞、千住真理子さんのストラディバリウスと普通のバイオリンの音比べ付き。彼女の愛器の、何とまあ!高低音のバランスのとれた豊かな音色。自分で弾いてはいるが、楽器そのものが鳴っているイメージなのだそうだ。黄金律によって定められたバイオリンのプロポーションを眺めているうちに、改めて馬頭琴との違いについて・・・考えてしまった。

 弦楽器発祥の地は、トルコ辺りだと言われている。ここから東西に伝わり、その土地で入手可能な材料と民族が持つリズム感によって、様々な形に変化したという。西に伝わったか東に伝わったか・・・で、決定的な違いがある。ボディの大きさと竿の長さのバランスだ。西に伝わった弦楽器の代表はバイオリンやギターなど、東に伝わった楽器は馬頭琴や三味線など。アングロサクソンとアジアの、民族の違いから生じた現象なのか?月琴や琵琶のような、例外もありますが。

 竿の短い弦楽器は、多弦化している。弦の本数を多くすることで、音域を広げている。弓を使用した楽器の弦は4本程度だが、指で弾く事でギターは6本(稀に10本)の弦を持っている。手首の回転のみで2オクターブ、その後下に移動することで更に2オクターブの音域を確保しています。

 馬頭琴の場合は2本の弦で、上下に長い距離の移動を要求されはするが、3オクターブ程度は確保できている。三味線や三線は、その名の通り3弦。少弦楽器?の特徴は、弓・撥・爪(木でできた指をすっぽり覆う大型のもの)で弦を擦ったり弾いたり。多弦化したら、これらの物では対応出来ないだろう。3弦の馬頭琴も存在するが、音域を広げるという意図ではなく、隣接する弦との響きを活かす方向のような気がする。

 プロポーション的に例外の月琴や琵琶、特に琵琶の場合は日本と中国では大きな違いがある。中国では指でつま弾き、日本では伝統の撥を用いる。どちらも標準は4弦だが、3弦・5弦といったバリエーションも存在する。当初は4〜5フレット程度だったらしいが、清朝時代に30フレット辺りまで増えたそうだ。それによって構え方も変化して、当初は真横にして構え、現在は垂直に近い構え方になっている。

 地下鉄を何処から入れたかを考えると寝られなくなる・・・という漫才があったが、これらの事を考え出すと・・・やはり眠れなくなりそうである。西に向かったバイオリン属にも異端があるが、それは・・・明日。
2009年5月20日(水)
アムラー師匠と再会

 内モンゴルへ留学したいと言っていた馬頭琴教室の生徒からメール着信、無事に内蒙古大学に留学出来たそうだ。前回は北京で魂柱が倒れて騒動になったが、今回は馬頭琴も無事との事。乾燥した内モンゴルに、日本から持ち込んだ馬頭琴で注意することは・・・魂柱。この馬頭琴は、日本で購入した時に魂柱がありませんでした。私が日本サイズの魂柱を、新作しました。内モンゴルに持ち込むと・・・ボディが乾燥して縮み、結果として魂柱が長くなります。長すぎると表板を変形させる原因となるので、注意を払ってください。

 燻っていた案件、解決したわけでは無いが・・・結果がでた。蛇の生殺し状態からは脱却できそうで、それはそれで進展である。今後の為に、いくつかの連絡業務。ブルグッドバートル氏のイメージで、「心のゴビ」の練習。休憩後、演奏会用の練習。

 アムラー師匠への手土産に、ストックしてあったレミーマルタンを選択。湿った曇り空、池袋へ向かう。ブルグッドバートル氏のCDを聴き始めたのだが、どうやらこのCDも・・・ご臨終。東武百貨店前で待ち合わせ、10名ほどの旧天馬の会のメンバー他と合流。本日の会場は丸井裏の2階、「ボルグ:モンゴル語で泉」という内モンゴル料理屋。私が馬頭琴を始めるきっかけとなったアムラー師匠、髪を切って髭を剃ってしまって・・・別人!馬頭琴を始めた頃の思い出話に花が咲き、生ビール3杯+馬乳酒。嬉しい再会でした。

 小田急線の各駅停車に乗ったのだが、隣人がマスクもせず口も覆わず・・・嫌な咳をしている。嫌味を込めて、持っていたマスクを着用。帰宅して念の為に、入念な手洗い&うがい励行。久々の飲酒&都心に出た疲れで、ほどなく・・・失神。
2009年5月20日(水)
ブルグッドバートル氏の演奏
 
 マンション前で工事再開、戦場のような音が鳴り響く。モンゴル国立馬頭琴交響楽団のCDを聴いて、気を紛らわす。「心のゴビ」の艶っぽいメロディラインと軽やかな跳ね弓に、聴き惚れてしまいました。1998年の録音、コンサートマスターはブルグッドバートル氏。彼とは2007年にウランバートルでシャクダルジャヴ氏を一緒に訪ねたり、昨年の国際馬頭琴フェスティバルでも再会しました。何とかなりそうなまま・・・停滞中の私の跳ね弓の、突破口になりそうな気がして・・・練習開始。

 生暖かい空気、群馬では33℃を記録したそうだ。「エドヤ」まで買い出し、帰宅して練習再開。東京で初の新型インフルエンザに感染した、八王子在住で川崎市の高校に通っている女子高生の報道。この渦中にニューヨークの模擬国連に出掛けて・・・昨日帰国して発症、同行者も川崎で発症したようだ。大阪では休校中の高校生がアメリカ村やカラオケ店に出掛け、ヒンシュクをかっている。ルールを設けモラルを求めても、軽はずみな人間の行動によって・・・簡単に崩壊する。

 最近ティッシュボックスの中身を掻き出す猫のCFが、オンエアーされている。見ているうちに、このマンションに住み始めた頃飼っていた子猫を思い出した。父親がアビシニアン、母親はシンガプーラという少々足の短いシンガポール産。加藤和彦氏率いる「サディスティック ミカ バンド」に、「シンガプーラ」という曲があったなあ。手の平にすっぽり収まってしまうほどの大きさで貰った為、潰しては・・・と胸の上に載せて寝ていました。成長してからも、私の胸の上で寝ること、脇の下にすっぽり仰向けに収まるのが・・・お気に入りでした。

 ある日帰宅して、CFよろしく散乱したティッシュに愕然。極上の日本酒を包んでいた和紙も、餌食と化して・・・。出窓から空に向かって、歯をかちかち噛み鳴らしています。どうやら上空高く飛ぶ、鳩に反応したようです。河原を疾走し始め、ピョンピョンとジャンプし始めました。頭上を飛んでいる雀を、本気で捕まえるつもりだったようです。何時も飽きない猫の生態でしたが、環境の変化に馴染めなかったらしく・・・友人に託しました。20数年経ったので・・・寿命を全うしたなあ。
2009年5月19日(火)
旅の相棒だった目覚まし時計が・・・

 暖かいのか・寒いのか・・・判断不能の曇り空、野暮用で霞が関まで移動。先日発見したプレブフー氏のCD、2回目の視聴で・・・ご臨終。一緒に馬頭琴を始めた仲間から、アムラー師匠を囲む会のご案内。21日の6:50pm、了解しました。小田急線・千代田線・霞が関・・・と、マスク着用者の姿は皆無に近い。新型インフルエンザの影、都内では感じられない。野暮用を済ませ、「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。

 迷惑メールのチェック、6月の演奏会のチラシの原稿着信。早速チェックして、修正依頼のメール返信。6月の演奏会用の練習後、雑用あれこれ。時間の経過が遅い・・・と思ったら、目覚まし時計が止まっている。電池交換をして間もないなあ・・・と思いながら、念の為に電池交換。しばし経過観察、遅れたり止まったり・・・と動作が不安定。会社員時代に20年近く、北海道から香港までの出張に同行してくれた相棒ですが、引退の時を迎えたようです。

 さしあたって目覚ましが必要な場合は、パラグライダーやアウトドア時の天候予測用の腕時計カシオ・プロトレックか、携帯電話のアラームを使えばよいが、寝室の時計はこれだけだったので・・・。携帯用で・デザインが良くて・丈夫で・出来れば充電池で・・・と必要条件を考え出すと、新規導入機種を探し出すのに苦労します。ネット通販のデータには、電池情報が書かれていることは・・・滅多にありません。
 
 深夜の通販番組で時々紹介される、「スリープトラッカー」という目覚ましが少々気になります。腕時計のような形状で、本人の睡眠パターンを読み込み、最適なパターンの時に起こしてくれる。番組を見ている限りでは、とてもすっきりした寝起きのようです。時計代わりにはなりませんが、怖いもの見たさ・・・ですな。
2009年5月18日(月)
昨日は何時間生きていましたか

 神戸・大阪の新型ウイルス感染者が、100人を超えた。年配者には発症せず、学生の間に広がっている。念の為に強力花粉症用の、不織布の立体型マスクを探し出す。花粉症でもないし風邪をひく事もほとんど無いので、どうして買ったのだろう?東京は風が止んで穏やかな晴れ、沖縄と奄美は・・・梅雨に入ったらしい。先日からトラブル続きの演奏会用資料メール、送れなかったり・開けなかったり・・・が解決した。内モンゴルの馬頭琴の練習、あれこれ試みるが・・・あの音が出ない。

 病は気から・・・かもしれないが、珍しく立ちくらみがする。南国の夕凪のような温い空気が体を包み込み、陽射しがちりちりと肌を焼く。管理人室で総会資料関係の調達を依頼するも・・・在庫無し。銀行で入金の確認作業後、ファミリーマートで雑用。可燃物のゴミを出しがてら、管理人室へ書類のお届け。モンゴル国の馬頭琴で、演奏会用の練習。

 1980年代のパルコのCFで、「昨日は何時間生きていましたか」というコピーがある。日本ロック界の鬼才内田裕也氏が、スーツ姿でニューヨークのハドソン川を泳いでいる映像だ。裕也さんはこの撮影の為に、ハワイでリハーサルを重ねたらしい。暴れん坊の裕也さんと付き人の安岡力也氏に負けず劣らず、喧嘩っ早いスタッフが集結した。プロデューサー:マザース郡家氏、カメラマン:加納典明氏、ムービー:佐藤輝氏、コピーライター:中畑貴志氏、マンハッタンのとあるビルのてっぺんから落ちると丁度15秒・・・というアイデアが出た時には、さすがの裕也さんもビビったらしい。

 昨日は何時間生きていましたか?と問われると、馬頭琴に関わっている時間以外はほとんど廃人のような自分に気付く。医学的には生存しているが、そういった方が近くにおられる方には失礼なのだが・・・脳死状態のような日常である。足掻いてはみるのだが、底なし沼にでも嵌ったような気分。すべてを投げ出して、逃避したくなるような憂鬱な日々が続いている。
2009年5月17日(日)
馬頭琴の弓の今昔

 先日から1枚のモンゴルのCDを探しているのだが・・・見つからない。その代りに未だ聴いていないCDと、コピーされた正体不明のCDが数枚出てきた。未開封の上品な馬頭琴の頭部分が表紙のCD、「イケルの故郷」の作曲者:プレブフー氏とお弟子さんのCDでした。早速聴いてみると、洗練された現代の若い馬頭琴奏者には無い、荒々しさや馬頭琴の素朴さが・・・素直に伝わってきます。何かを得ると、その代償として・・・何かを失ってしまう。馬頭琴の未来を担う若い奏者は未来を目指すが、私にとっては・・・どちらも大切な馬頭琴の表現手法だ。

 正体不明の白いCDの中にチ・ボラグ先生のソロ演奏を見つけたので、久しぶりに「ガダメーリン」を聴いてみた。おそらくは・・・弓の切り返し時の強いアクセントで発生するのだと思われるのだが、予定外の不思議な音が時折り入る。指に接触している弦が、強い弓に押されて・・・一時的に指を離れ、再び戻って来る時に発生するのだろう。そのノイズ?が、何とも言えない味を醸し出している。さっそく試してみたのだが・・・。

 ビニール傘だったら・・・即時に分解しそうな強風、「エドヤ」まで買い出し。帰宅して・・・不動産会社の担当者を待ちながら、演奏会用の練習。打ち合わせ終了後、練習再開。あれこれ考えているうちに・・・いつものように寝そびれて、バイオリンの演奏を長時間に渡ってTV鑑賞。

 バイオリンの弓は、垂直方向に対して30〜45°の角度で弦と接している。時折り大きい音を出す為に、体を前屈みにしてバイオリンの頭を下げる。腕の重さを利用してはいるのだろうが、それほど重さの掛る角度ではない。弓の持ち方にしても、「摘む」という表現が・・・的確だろう。対して馬頭琴は、右手を逆手にして弦に対して引き付けやすくしている。馬頭琴と同じ弓の持ち方の弦楽器の演奏を見たのは、ヴィオラ・ダ・ガンバだけである。

 ジャミヤン先生のグリーンブックには、5本の指で弓の弦(つる)を鷲掴みにした挿絵が載っている。現在は西洋弦楽器を参考にした、運動能力の高い弓が使われている。それ以前の円弧を描いた二胡で使用されているような弓では、弓自体の能力は期待できなかったに違いない。その為に逆手で鷲掴みにして、腕の力で目一杯引き付けたのではなかろうか?この持ち方では手首の可動方向とは直角になり、かなり動きが制限される。現在の持ち方だと、可動方向に対して45°ぐらい。それでも随分と滑らかに、弓の切り返しが可能になった。煩悩は・・・際限なく続く。
2009年5月16日(土)
渡航歴の無い関西の複数の高校生が、新型ウイルスに感染

 痛くも痒くも無いのだが、手の薄皮がポロポロと剥けてきた。海老や蟹には触れていないので、思い当たる原因は・・・無い。甲殻アレルギーだと判ったのは、海老の殻を剥いたり釣りの寄せ餌のオキアミに触れると、赤く腫れ上がって・・・1週間もすると手の皮が脱皮したからだ。それで・・・オキアミやアミを使う釣りを止めた。

 会社員時代、左手の指に力が入らなくなったことがある。物が持てず、ドアのノブが回せなかった。一番困ったのはウイスキーのボトルを開ける時で、左脇の下にボトルを挟み込んで・・・零さぬよう注意して開けた。ストレスが解消したら、いつの間にか・・・元に戻った。自覚の無いストレスが、想像もしない場所に現れることがあるようだ。

 電気掃除機を使い始めたら・・・紙パックが満杯、交換用のストックが見つからず・・・パックからゴミを掻き出し再使用。臨時ニュースが、海外渡航歴の無い神戸の高校生の新型インフルエンザ感染を報道。感染の広がりが無く症状も軽い・・・と、国際空港での隔離期間が緩くなった矢先の出来事。早期に感染ルートが解明されないと、苛めや差別・中傷や非難といった・・・パニックが起こる。夜になって、大阪の高校でも集団発生。新型ウイルスは、日本の高校生がお好きらしい?

 午前・午後と、若夫婦2組が訪問。大量の馬頭琴&衣装を見て、「モンゴルがお好きなんですね」という感想を漏らした。全自動洗濯機、本日もご機嫌斜め。空を覆った雲、ぼんやりと太陽の輪郭が透ける。商店街まで買い出し、帰宅して練習。夜になってリフォーム業者が、採寸&見積もりの為に来訪。邪魔になっては・・・と練習再開、「何処の国の楽器ですか?」と・・・皆さん馬頭琴に興味津津。
2009年5月15日(金)
修理確認のメール到着

 昨日送れなかった演奏会用の資料添付メール、重いデータの写真1枚づつ3通は・・・戻ってこなかったようだ。送れていない資料&写真を5通に分けて、気を取り直して送信。消防設備の点検作業、9時半に無事終了。部屋の整理作業開始、集中力が欠如しかけた頃、メールのチェック。届きはしたが・・・開けないファイルがあるらしい。メールのタイトル一覧と内容、開けなかったファイルを再々々添付してメール返信。

 迷ったら・・・捨てると、心を鬼にして掃除再開。そのうち使うだろう・・・という、袋類と梱包材の多さに・・・我ながら呆れる。処分しきれなかった釣り関係の本が、段ボール1箱分出てきた。何時かは南国の海でルアーで大物を・・・と集めたものだが、50歳を過ぎて1日中大物用のロッド&重いメタルジグを振り回す体力は・・・既に無い。鯊と穴子釣りに没頭していた頃、必要に迫られて釣り竿を作った。その時に参考にしたロッドメイキングの本も、西洋・和竿と色々出てきたが・・・。残す本&雑誌は、音楽関係・車・料理・旅・・・ぐらいにしよう。

 再々々添付メール、届いたのかどうか?返信が無い。気分転換に演奏会用の練習、更にシューマンの曲の練習。修理完了した馬頭琴を受取、確認しました・・・というメール着信。日本製のエレキベース用ペグを流用すると、とても軽く滑らかに回り、ギアの摩耗の可能性がほとんど無い、理想的な糸巻きが作れます。弦を巻き取るシャフトと取っ手のシャフトの位置がオリジナルとは異なり、裏蓋を作り直すなど・・・大がかりな改造が必要になります。2000年代に入ってからの馬頭琴ならこちらをお薦めしますが、今回のように90年代の馬頭琴であれば・・・オリジナリティを優先します。
2009年5月14日(木)
演奏会用資料を添付したメールが・・・送れない

 修理完了した馬頭琴のチェック、問題は無いので・・・そのまま梱包作業開始。ハードケースで丁寧に梱包されていたので、送られてきた状態に復元して・・・あっさり終了。何故か?お掃除モードに突入。金庫横の棚からマンション購入時の書類1袋を発掘、売買契約書&領収書関連を無事発見!大事なものだからと何処かへ置いて、後で何処に置いたかなあ・・・というのが最近多いなあ。

 来日中のアマルトゥヴシン先生から電話着信、6月初旬の帰国までに1度お会いしたいですね。お掃除で発掘した不要な馬頭琴用ソフトケースの処理をバトエルデネ師匠と相談、10年前の普通のソフトケースですが・・・賢治の学校で役立ちそうです。

 マンション前で、下水工事再開。雲ひとつない晴れ空、かなり強めの風。馬頭琴の発送作業を済ませ、帰宅して整理作業再開。全自動洗濯機のご機嫌は本日も斜め、誤魔化しながら・・・どうにか洗濯完了。携帯電話もご機嫌斜め、充電池を交換してから半年ぐらいなのだが、電池切れでデータが消失するぞと・・・脅し文句を連発している。長めの時間充電したら、ご機嫌は治ったようだ。

 風が時折りごうごうと、音を立てている。6月の演奏会用に写真をセレクト、プロフィール・曲目&解説を添付してメールしたのだが・・・戻ってきてしまった。確認すると写真6枚のうちの3枚のデータがかなり重い。今のPCにはフォトショップをインストールしていないし、インストール済みソフトでは対応できない・・・。4度に分けて再送信するも・・・送れない。う〜ん、気分転換に、可燃物&ビンのゴミ出し作業。
2009年5月13日(水)
糸巻きの交換作業

 馬頭琴教室に関する問い合わせメール着信、単発のレッスンは受け付けています。馬頭琴関係者からイワノフ・アマルトヴシン先生が来日しているとの情報、私が馬頭琴を始めるきっかけとなった・・・最初の先生です。晴れたり曇ったり、陽射しは・・・夏の気配。シューマンのピアノ曲の演奏を聴きながら、町田まで遠征。帰宅して、馬頭琴の受け取り。

 馬頭琴の掃除をしがてら、全体のチェック。段さんの工房製の馬頭琴、短めのネックを長くする為に・・・真中に継ぎ木がしてあります。馬頭やその下の化け物の形状から見て、90年代中期ぐらいの楽器でしょう。空気が漏れてはいませんが、裏板の真ん中と下部の接着部分に、塗装の剥がれと若干の隙間があります。ボディのネックの接合部に、若干のガタつきがあります。糸巻きの穴を隠すパーツが1つ、欠品しています。肝心の糸巻きは、やはり真鍮製ギアの摩耗で遊びが出ています。馬頭に組み込む為に、ギアボックスの一部が削ってあります。

 裏板の接合部の隙間の部分は、フランクリン社タイトボンドを指で擦り込んでは余分なボンド拭き取って・・・を、何度か繰り返して修理完了。ボディとネックの隙間には、ネックに黒壇板を貼って微調整をして・・・完了。さて糸巻きですが、1.取っ手付きの新品に替える、2.オリジナルの取っ手部分を抜いて新品のギアに組み込む・・・と、2種類の考え方があります。できるだけオリジナルのままにしたいので、少々面倒ですが・・・2を選択。

 電動グラインダーでギアの突起部分を、現物合わせで当たらなくなるまで削ります。音も嫌いだし、革手袋をしての作業ですが怪我をする危険も付きまとうし、何より削りすぎて中身が出てきてしまったら・・・と思うと、いつもながら嫌な作業です。オリジナルの糸巻きの取っ手を留めているピンを、力任せに打ち抜きますが・・・1本がどうしても抜けない。諦めてストックパーツから雰囲気の似た古い紅木製の取っ手を選び、新しいギアに差し込んでピンを打ち込んで空回りするのを防ぎます。

 シャフトと取っ手に隙間があってガタついているので、隙間にアロンアルファを流し込みます。完全に接着したい時にはエポキシ系の接着剤を使いますが、再度分解する可能性がある場所には、アロンアルファーを使います。アロンアルファーは衝撃に弱いので、金属と木部の接着の場合にはショックを与えることで剥離可能。忘れてはいけないのが、糸巻きのシャフトの弦を通す穴の面取り作業。これを怠ると、穴を開けたままのエッジは刃物同様なので、調弦中いきなり弦が切れる原因になります。

 馬頭裏の穴を、現物合わせで切削。無事ギアボックスが穴に納まり、裏蓋が閉まることを確認して・・・螺子で止める。新しい糸巻きに合わせて、糸巻きの穴を隠すパーツを加工して接着。全体の経年変化とのバランスを考え、欠品パーツは作ることを断念。弦を張って試奏。なかなか柔らかい良い音がしますが、慣れない内・外弦逆の左利き用なので・・・。明日まで様子を見て、ノイズ等のトラブルが出なければ・・・発送となります。

 気分転換に「エドヤ」で買出し、帰宅したら糸巻き2組が到着。さっそく確認すると、う〜ん1年待たされて・・・無慈悲な事に取っ手が無いギアのみのセット。ストックパーツから取っ手を調達するか、新たに作らねばなりません。修理完了・糸巻き到着等のメール連絡後、気を取り直して練習。ピアノ演奏を聴き込んだおかげで、随分とイメージが出来上がってきました。
2009年5月12日(火)
内モンゴルの馬頭琴の糸巻きトラブル

 名古屋方面の方から、馬頭琴の糸巻きのトラブルに関するメール着信。文面から推定するに、90年代の内モンゴル製の馬頭琴のようだ。調弦しようとしても、戻ってしまうらしい。内モンゴル製の馬頭琴の糸巻きには、真鍮素材のギアが使われています。このギアが摩耗すると、空回りして・・・調弦不可能になります。使用頻度によりますが、私の場合は2年ぐらいで症状が現れます。対処方法は、交換しかありません。1つに症状が出た場合、もう1つも同時に交換した方が良いです。そう遠くない将来、爆発する可能性のある不発弾を抱えているようなものです。

 このギアは3種類ぐらいあって、微妙に違っています。組み込む際に、工房によってはグラインダーで削ってあったりします。随分前に知人を介して内モンゴルから取り寄せたことがありましたが、写真資料などを添付したにも関わらず・・・まったく違ったサイズの糸巻きが届いて、困ったことがあります。

 使われているギアの種類が特定できて、交換の知識や経験のある方であれば、パーツのみをお送りすることも可能ですが・・・。内モンゴルの馬頭琴はパーツを組み込んだ後に、塗装してあります。パーツに合わせて塗装を切り離し、馬頭裏の蓋を外し、糸巻きのシャフトを通す穴の目隠し部分のパーツを外すことは、かなり面倒な作業です。何度かメールのやり取りをしているうちに、ボラグ先生の関係で以前お会いしたことのあるサウスポーの馬頭琴奏者であることが判明。お久しぶりです。

 低気圧接近中で、右ふくらはぎの状態が・・・良くない。PCトラブルで消失した曲目の解説を、あちらこちらのCDのライナーノート等を頼りにPC清書。気分転換に、シューマンの曲の練習。マンション前では相変わらずの下水工事、舗装を切り裂く電動鋸の音が・・・断続的に響いている。G.W明けの混雑が予想されるリハビリに出かける気にもなれず、多摩川を散策。空一面を覆った雲、生暖かい湿った空気が充満している。多摩川の工事が一段落、平日にも関わらず野球やらBBQ客で賑わっている。

 帰宅して、6月の演奏会用の練習。浮気をして、「モンゴルの男」改め「民族舞踊の調べ」のハイポジションのハーモニクスの練習。徐々に音楽になってきたが、気を抜くと・・・鶏を絞め殺すような悲鳴に変わってしまう。糸巻き修理の馬頭琴を発送したそうで、明日には届くかな?1年前に糸巻き2組を交換をした馬頭琴関係者からメール着信、内モンゴルで入手した糸巻きを送ったそうだ。文面から察するに、組になっているかが・・・不明らしい。
2009年5月11日(月)
悩ましく・・・不快な1日

 G.Wが終わって・・・マンション前の下水工事が再開、朝から市街戦の機関銃のような音が始まった。不動産会社の依頼で、マンションを買った時の領収書を探し始めたが・・・見つからない。どんな支払いの仕方をしたのか?20数年前の記憶が・・・まったく無い。

 シューマンの曲の練習開始。フラット2つに部分的に1つ追加、できるだけ音程の安定する指使いを選択する。ポジション移動の指使いで・・・悩み始めた。アクロバットな指使いは求められないが、外弦のまま大きくポジション移動をすべきか、外弦から内弦に移動したほうが良いか・・・。さらっと弾くか、グァ〜っと盛り上げるかでも・・・指使いは変わる。弾きこむに従って安定するまで、しばらく・・・悩みましょう。

 夕暮れになって隣室から引っ越しでも始めたような音、時折り電気ドリルの音が加わって・・・。TV番組は、やっと党首の座を退いた小沢会見一色。未だ未練が残るらしく、党首は退くが・・・国会議員は辞めないそうだ。全自動洗濯のご機嫌も・・・悪く、エラーコードを点滅中。「すすぎ」から再始動をお願いするも、何時の間にやら・・・沈黙。「脱水」からの再々始動で・・・どうやら完走。

 可燃物ゴミを出しがてら、「ファミリーマート」で雑用。ここのレジのおばちゃん達には毎回不快にさせられるが、本日も例外ではなく・・・。こんな日は出来るだけ人との接触を避け、引き籠るのが・・・得策。コーヒータイムを諦めて、頭の高さすれすれに飛び交う燕の群れを避けながら・・・帰宅。弱音器を付けて練習再開、この音は・・・隣家にはどのように聴こえているのだろうか?
2009年5月10日(日)
モンゴルのおふくろの味は・・・ホルホグ?

 隣家からは時折りピアノの音が聞こえる程度で、久々に平穏無事な生活が戻ってきたようだ。プロフィールの編集作業再開、昨夜は記録用の長めのプロフィール作成で・・・挫折。本日はパンフレットやリーフレット用の簡略バージョンの作成。ツール類の表示が2003の時とは何故か?違っていて、作業用のボタンを探す度に・・・大騒動になる。短いバージョン作成で疲労困憊、気がついたら・・・失神。

 昼寝から目覚めて・・・練習開始、シューマンの曲を弾きはじめる。特別難しい点は無いが、音符の長さには要注意。淡々と弾いてしまってはつまらないのだが、本来がピアノ用の曲なので・・・掴みかねている。弦楽器で弾いている音源を、聴いてみたいものだ。

 世界各国のおふくろの味を探訪するTV番組、モンゴル・チンギスハーン村という観光施設で紹介されたのは「ホルホグ」。アルミの密閉できる缶に、羊の肉の塊と焼いた石を入れて蒸し焼きにする料理。肉だけのものを何度か食べた事があるが、今回は野菜たっぷりのゴージャス?仕様でした。塩茹での羊肉が日本の米の飯に相当するモンゴル、ホルホグはそれほどポピュラーな調理方法では無い。モンゴルの知人に会ったら、モンゴルの「おふくろの味」について尋ねてみよう。バヤンウルギー県のカザフ族の、鷹狩りが紹介された。北海道に拠点を移した、「しゃがあ」の西村君の得意エリアですな。

 50歳になった岡田奈々さんが登場、顎の下に弛みも無く・・・何とまあ!美しい事。懐かしのヒット曲などで往年の歌手を見かける事があるが、大部分は見る影も無く弛んで声の出なくなった・・・醜態を晒している。ブルースシンガーの近藤房の介氏は自転車でのトレーニングを欠かさないが、3キロ体重が増えると声が出なくなる・・・と言う。時間とお金を掛けているのだろうが、本人の維持しようとする意志の強さも・・・相当なものであろう。 
2009年5月9日(土)
モンゴルの男=民族舞踊の調べ

 早朝5時ごろから、隣家で騒音が発生している。重量のある家具でも動かしているのか?あちらこちらに当たったような音で・・・目が覚めた。何とも迷惑な・・・隣人の行動力。すっかり寝そびれてしまい、そのまま不動産関係者と打ち合わせあれこれ。

 先日探していた、ウランバートルで発行された楽譜集を発見。シューマンのCDも・・・発見。キングのワールド・ミュージック・ライブラリー「モンゴルの器楽」の馬頭琴奏者が、2007年にお宅を訪ねたシャクダルジャヴ氏であることが判明。時折り隣家から響く・・・歯医者のような音、おそらく壁に穴でも開けているのだろう・・・。CD&楽譜集を持って、眩しい陽射しの中を逃避行。トイレ待ちのBBQ客で賑わうセブンイレブンで雑用、トイレが壊れて使用禁止のファミリーマートで雑用。

 「デニーズ」でCDの鑑賞&楽譜集のチェック、目指すシューマンの楽譜を発見したが・・・CDとは調が違っている。ライナーノートによると、シャクダルジャヴ氏26歳の演奏らしい。聴き慣れた「モンゴルの男」の表題が「民族舞踊の調べ」で、「民族舞踊ビエルゲーの要素をとり入れた独創曲」となっている。

 「ヤヒロ」で買出しをして帰宅、相変わらず隣家から歯医者のような音が・・・断続的に響いて・・・まいったなあ。気を取り直して、シャクダルジャヴ氏の演奏を手本に、「モンゴルの男」改め「民族舞踊の調べ」を練習。通常のハーモニクスよりも上のポジションで、ハーモニクスを弾いているような気がするのだが・・・。ハイポジションでのハーモニクス奏法、なかなか至難の業。

 ホームページからプロフィールをコピー、ワードで編集を始めたのだが・・・。ワード2007の使い勝手が、2003と違う為か?NECのPCの仕様によるものか判断できないが、何ともスムーズに進まず・・・イライラする。カメラマンの丸さんから頂いた写真CDををPCに読み込ませるのだが、これまたかなり勝手が違って・・・戸惑う。これまでノートPCばかりを使っていたので、NECのディスクトップの方に原因がありそうだ。
2009年5月8日(金)
タミフルの原料は、香辛料の八角

 強烈な音で・・・目が覚めた。爆撃でも始まったか、小田急線が脱線転覆でもしたような・・・轟音。外へ出てみたが平和な日本、当然そのような事態は起こっていない。犯人は・・・雷、かつて経験した事が無い、窓を震わすような・・・猛烈な雷鳴。今日も雨のようだ。昨日の北海道は、真夏日を記録したそうだ。1週間前は、大雪だった・・・と記憶している。

 好調だったポルシェに、陰りが見え始めた?アウディ・VWと、経営統合で凌ぐらしい。ポルシェ・アウディ・VW・ブガッティ・ランボルギーニ・・・と、名だたるブランドが集合することになった。フェラーリやアルファロメオを傘下に持つイタリア・フィアットグループと、双璧を成すことだろう。レクサス・ブランドの入門用・・・といっても価格は500万円前後だが、オープンカーを発表したトヨタが、売上高日本一の座を三菱商事に明け渡した。自動車産業、最低必需品マーケットか超高級マーケットしか生き残れないのか?

 予想に反して薄日が射してきたので、ファミリーマートで雑用。6月演奏予定の主催者から、パンフレットに掲載する写真と曲目の依頼メール着信。重なったPCトラブルで、データはすべて消失してしまった。すべて・・・最初から作らねばならない。曲目を決定すべく、練習開始。おおよそ10曲を選曲、悩むのは・・・日本の曲。子供が多いか・大人だけか・・・で、選択肢が違ってくる。

 提出用の原稿を書き始めたら、隣家から歯医者の歯を削るような音・・・。ドリルで壁に穴を開けているらしい。騒音を理由に一時休止、練習再開で・・・やり過ごす。TV報道によると、インフルエンザの特効薬タミフルの原料は八角だそうだ。豚の角煮には必需品の、量が多いと強烈な香りが始末に負えない香辛料である。エキスを抽出しなければ、そのまま食べても効果は無いそうだが、中国人民がデマに惑わされて買い漁り・・・品薄状態が発生。
2009年5月7日(木)
馬頭琴の不思議
 
 G.Wの無いニューヨークで株価が連日の上昇、兜町もG.W明けの大躍進!均せば・・・ニューヨーク並みの上がり幅。嬉しそうにインタビューに答える老人達を見ていると、全国のかなりの数の・・・株に残りの人生を託した年寄りが同じ境遇なのだろう。改めて麻生政権の、責任の重さを感じずにはいられない。小笠原に近づきつつある台風1号の影響か?本日も・・・天気が悪い。小雨が降ったり止んだりする中、銀行関係の雑用で外出。

 「モスバーガー」で小休止後、帰宅して練習開始。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改から、異音?が発生する。接着部分の不具合という馬頭琴に関するトラブルでは無く、弾いている音とは別の音がする。弾いている音は出ているのだが、それとは別の低めの音がする。必ず出るわけでは無く、あれこれ試してはみたが・・・原因が特定できない。

 草原の風に馬頭琴をかざすと、風が弦を振動させるのか?ボディを振動させるのか・・・何とも言えない音がする。風に共鳴するような、ぼ〜っとした音だ。草原で弾いていると、放牧された家畜たちが寄って来る。重度の障害者施設で演奏すると、ほとんど身動きもできない患者さんたちが歌い出す。まだまだ私の知らない馬頭琴の秘密が、隠されているようだ。
2009年5月6日(水)
こんな天気にBBQ?

 低気圧の影響か?右ふくらはぎの筋肉が委縮気味。バブル崩壊後の外資系ファンドによる企業買収を扱ったドラマ、「ハゲタカ」の何度目かの再放送を見る。続いて、リーマン・ブラザース証券の破綻劇「最後の50時間」。現在の全世界を巻き込んだ、不況の根源は・・・米国ファンド。米国3位の自動車会社、クライスラーを倒産に追い込んだのも・・・米国ファンドの意地汚さ。

 練習を始めるも、湿った音が意欲を削ぐ。午前中止んでいた雨、天気予報に反して午後になって本降り。雨の中を「モスバーガー」まで散歩、想像力に欠けるずぶ濡れのBBQ客の多いこと・・・。多摩川で頻繁にBBQをしていた頃は、八戸や焼津から帆立・ほっき・ほや・海胆・鰹等を調達していました。天気予報を見ながらの発注、滅多にありませんでしたが・・・何度か雨に祟られました。

 運動会用のテントを借りたり、小田急線の鉄橋の下、貸しボートの簡易小屋を借りたり・・・。近所のスナックをお借りした時は、排煙が上手くいかず・・・火災報知機が作動して大慌て。東京湾で釣った鯊で刺身&天ぷら、千葉・勝浦で早朝買ってきた活き伊勢海老、渋谷で焼きトンを調達したり、5キロぐらいの豚のあばらを丸ごとローストしたり・・・。多摩川でBBQをする物好きは、20年前には・・・皆無。徐々にBBQ客が増えてきて、マナーも最低になって・・・嫌気がさして。

 帰宅して洗濯機のチェック、エラーコードを表示してストライキ中。勝手な解釈でのオルティンドの練習、徐々に様になってはきましたが・・・。オルティンド、唄のCDはそれなりにありますが、馬頭琴のソロとなると・・・ほとんど皆無。唄のCDで勉強する以外、手段は無いものか・・・。ダルハンチン氏から無事メール着信、弱音器の情報を返信。

 ここが良いな…と思っていた熱海の賃貸物件が、ひょんな事で見つかった。16〜17万円の家賃の物件はあったのだが、何と・・・11万円!共益費に修繕積立金で4万円、不動産税にリゾート税を加えると・・・。賃貸物件も、有りかも知れない。マンションを買わなければ、少々車に贅沢も出来るし・・・と、すぐに妄想が湧き上がってくる。働き者の蟻ではなく、どうにも・・・キリギリスの性分らしい。
2009年5月5日(火)
オルティンドの楽譜発見!

 ハワリンバヤルで再会したダルハンチン氏へ、馬頭琴用の弱音器の情報伝達手段の考察。相次ぐPCトラブルで、メールアドレスは・・・消失。彼が時折り見てくれているという掲示板への書き込みをしようとして、新たな書き込みを発見。最近は掲示板のセキュリティが強固になり、頻繁にチェックしなくても・・・不届き者の無関係な書き込みは絶滅。チェックを疎かにして、失礼いたしました。

 昨日のバトエルデネ師匠のアドバイスを思い出して、ジャミヤンコンクールの自由曲候補の楽譜集を探し始めたのだが・・・見つからない。諦めて、以前ウランバートルで購入した楽譜集を持って、本格的な雨の中「スクエア」まで散歩。タイトルと作曲者の名前が読める程度のモンゴル語、楽譜の音符を・・・辿っていく。真ん中辺りで、オルティンドの楽譜群を発見!しばらくの間・・・楽しめそうだ。この楽譜の演奏CDでもあると、ニュアンスが判って有り難いのですが・・・。

帰宅して練習開始、しばし見つけたオルティンドの練習。過去に受けた指導と聴いてきた音源により、多分こうだろうと判る部分もあるが、怪しげな部分も・・・多々ある。正解の小冊子を失くしてしまった問題集のようなもので、少々・・・欲求不満に陥る。機会を作って、模範演奏の録音がしたいものだ。

 通行料1,000円ぽっきりで大渋滞が発生している高速道路、例年に無くピークの時間が早いそうだ。運転に慣れないドライバー+夜中から走る強行スケジュール+慣れない無謀な長距離ドライブ+長時間に渡る渋滞+サービスエリアも大混雑=追突事故多発・・・という構造。少し考えれば・・・判りそうなものだが。せめてナンバー末尾の偶数・奇数で振り分ければ、ここまで野放図な渋滞には成らなかっただろう。土日に休める者だけ、車を持った者限定の優遇措置、私のような自由業者には・・・恩恵が無い。まして土日に遠距離の仕事が入ったら・・・と思うと、ぞっとしてしまう。
2009年5月4日(月)
ハワリンバヤル2009は、不況で?大盛況!

 雲の隙間から時折り覗く青空、穏やかな散歩日和。光が丘まで遠征、新宿駅で苦手な「大江戸線」の乗り換えで案の定・・・迷って西新宿の駅に到達。余分な乗換えをして、どうにか光が丘に到達。こちらは真夏の陽射し!強めの風が・・・心地よい。会場に着いて・・・驚いた!かつて見たことの無い人の群れ、ステージ前も模擬店前の通路も、歩くのも嫌になるくらいの・・・人の出。

 帰りたくなった心を、ステージで始まった演奏でどうにか納める。バトオチル氏とバトエルデネ師匠の馬頭琴2本に、私のCDで琴を弾いてもらったミャガマルスレンさん+二胡+リンベという・・・珍しいアンサンブル。トップクラスの馬頭琴奏者が2人並んで同じ曲を弾くという、比較するには絶好のロケーション。指使いや弓の違いがよく判り、良い勉強の機会でした。出来れば両名の、ソロ演奏が聴きたかった。バトオチル氏の弓、湾曲していますね。

 ステージ裏で関西のホーミーチー:ダルハンチン君と再会、バトオチル氏・バトエルデネ師匠・ミャガマルスレンさんとご挨拶。バトオチル氏の馬頭琴教室「テンゲル・ホール」の生徒さん+バトエルデネ師匠の馬頭琴教室「モリンホール倶楽部」の生徒さんの、合同リハーサルを見学。ジャンツァンノロブ氏の王子・司会を担当している石河氏にもご挨拶。

 オルティンドの三枝彩子さん、しばらく低迷していましたが・・・無事復活。ビオラとの共演を初めて見ましたが、違和感は・・・払拭できませんでした。オルティンドの伴奏が出来る、馬頭琴奏者となると・・・。日本人ではほぼ皆無、かといってモンゴル人のトップクラスの馬頭琴奏者では・・・敷居が高いか。合同チームによる珍しい「モンゴルの男」の合同演奏、この曲の肝心なところは・・・一弓で2回「グィン・グィン」とアクセントを入れるところにあります。

 バトオチル氏から、ボーズ&チャンスンマハ(塩茹での羊肉)を御馳走になる。人出の少ない所を探していたら、40万円の装飾用馬頭琴2本を発見。馬頭琴には日本の縁起物の熊手と同じ、災いを避ける効果があるそうです。草原のゲルの中の高い場所に吊るして、悪いものから家族を守ります。ここまで派手な装飾がしてあると、演奏用の馬頭琴と間違えることは無いでしょう。以前はこのような馬頭琴を持ち込む方が多く、唖然とさせられました。それにしても、40万円は・・・高すぎだあ。

 バトエルデネ師匠と生ビールで乾杯後、「ドトールカフェ」で情報交換。「タトラガ」についての確認、やはり西モンゴルの独特な舞踊などの伝承曲。少しですが、東側にもあるそうです。モンゴルでは珍しい女性馬頭琴奏者オヤンガさんが、モンゴル国立馬頭琴交響楽団のピックアップメンバーで、イタリアへ長期演奏旅行に出かけるそうです。11月の馬頭琴四重奏+チェロの公演スケジュールを確認、嬉しいことにメンバーから私へのオファーが出ているそうです。演奏者としてではなく、運転手&楽器のメンテナンス担当ですが・・・。
2009年5月3日(日)
死刑囚の獄中記がブログで公開

 死刑囚のブログが、話題になっているそうだ。獄中記を綴った死刑囚の手紙を、出版関係の代理人がブログに転記し公開している。死刑囚が改心して清らかな心で死に向かうのは、本位ではないそうだ。極悪人のまま死刑執行される事が、被害者の家族の心を癒すと・・・考えているらしい。「改心しないなら、絶食して死ね」等、辛辣な反応が書き込まれている。「特別な日に鰻が供された」と書けば、「俺よりも旨いものを食いやがって」と・・・派遣切り経験者に叩かれる。

 いずれは本にまとめて、出版するらしい。客観的な視点を持った、代理人の資質が問われるだろう。何らかの意思を持ってコントロールすれば、情報操作は・・・容易だ。勾留中の容疑者の情報を安易にマスコミが流出させる現在、慎重に考えなければならない事態だろう。真実を訴えるにしても情報操作するにしても、素人の裁判員の動揺が・・・目に見えるようだ。

 箱詰めした段ボールの中から、RCサクセションのCDを探す。2枚組と「COVERS」・「HIS」が見つかった。光が丘公園で今日・明日開催される、ハワリンバヤルに行かねばと思いつつ・・・思い腰があがらない。穏やかな晴れ空、「デニーズ」でCDの視聴。鳥肌が立つほど・・・かっこいいなあ!意味深な歌詞も、とても吟味されているし。美術を学び始めた頃から、平面の限界を感じていた。立体にすることで、表現の幅や説得力が増幅することに気が付いた。それで・・・デザインを選んだ。馬頭琴を弾くようになって、ヴォーカリストに嫉妬するようになった。歌詞の持つ説得力には、どうにも・・・抗えない。

 帰宅して練習。馬頭琴教室の生徒が赴任した、ウガンダの動物記を見る。草原から民家近くに生息する、縞マングースの群れ。乾季を避けて出産する為に、母親は出産直後に再び妊娠するので・・・子育てをしない。生まれた子は見ず知らずのオスに弟子入りをして、生き方を学ぶ。オスの数より子供の数が多く、あぶれた子供は死んでいく。怪我をした子供は捨てられ、あぶれた子供が新たな弟子となる。一見ユーモラスだが、真剣勝負の世界。
2009年5月2日(土)
ブログのテスト

 本格的な連休初日、朝4時半の段階で20〜40キロの高速道路渋滞が各地で始まっている。渋滞予測によると例年の・・・3倍、車の運転は好きだが渋滞は大嫌いなので・・・人の減った東京でのんびり過ごす方が賢明だろう。9時前から断続的に、ピアノのお稽古の音が聴こえる。ぽつんぽつんとした音が、ちょっと鳴っては止む・・・の繰り返し。騒音ではないのだが、これはこれで結構あれこれ考え込んでしまう材料となる。

 あまり必然性は無いのだが、ブログのテストを始めた。日記の中の私的な部分とは別に、馬頭琴に関する記述の検索の可能性を探るのが・・・目的である。とりあえず沖縄ブランドの無料ブログを試してみたのだが、慣れない事も手伝って・・・結構トラブルが発生する。アップしても・・・なかなか表示されなかったり、追加の記述が表示されなかったり・・・。う〜ん、正直な感想は・・・面倒だあ。

 練習少々。絶好のBBQ日和り、、多摩川BBQ客が・・・大量のゴミを持って帰還してくる。「スクエア」で小休止後、帰宅して練習再開。8時半を過ぎて・・・ピアノの散発な音が再発、稚拙な音の展開は・・・練習とも思えないし。

 アシュリーの追悼番組は見るに忍びなく、「ザ・クイズショウ」という日本TVの番組を見たのだが。どう理解したらよいのか・・・判らない。つまらないわけではないのだが、受信する周波数帯が違うというのか・・・。渡辺浩弐氏の小説「1999年のゲーム・キッズ」を題材にしたTV番組、椎名桔平&山本未来が主演した「ブラックアウト」を見た時以来の・・・不可解さである。こちらは呆気なく、現状認識のタイムラグで・・・解決したのだが。

 希代のバンドマン・反骨のロッカー、忌野清志郎氏が58歳で亡くなった。「ある日作成しよう:RCサクセション」は、強烈なインパクトだった。CD「COVERS」では、原発を歌った曲で製作会社と揉めた。放送禁止にされた歌に対する抗議を、FMの生放送で歌った。細野晴臣氏&坂本冬美さんとのユニット「HIS」時代に、CFの撮影でご一緒しました。主義主張を持ったアーティストが、また一人減った。ご冥福をお祈りいたします。
2009年5月1日(金)
「タトラガ」の秘密

 5月の幕開けは新インフルエンザに感染したかもしれない横浜の高校生のニュースで始まり、年金問題に追い討ちをかけた新ウイルス対策で疲労困憊した厚生大臣が・・・馬脚を現した。大臣が狼狽して、危機感を煽りたてて・・・どうする?ホットラインを持たぬのが本当だったら・・・横浜市の実態にも恐れ入ってしまう。加えて米国ビッグ3クライスラーの破綻、原因はハイエナのようなファンド系の意地汚さのようだ。フィアットとの提携で一時をしのいだところで、根本が変わらねば数ヵ月後には血税を投入するしか・・・打つ手はあるまい。

 昨日までの市街戦の銃撃のような音を響かせたマンション前の下水管工事が終わったら、今朝は爆撃機の急降下音が始まった。何処かの家で、壁にドリルで穴を開けているらしい・・・。キュイ〜ンやらキュ〜ンといった、何とも神経を逆撫でするようなノイズが・・・耳に障る。極く稀に電道グランダーや金槌を使う事があるので責められはしないが、このところ雑音に苛まれている。

 穏やかで雲ひとつない晴れ、半袖から出た腕に風が心地よい。CD数枚と雑誌と共に、「デニーズ」まで逃避行。2010年にウランバートルで開催される「第2回国際馬頭琴フェスティバル」と、併催される「ジャミヤン杯馬頭琴コンクール」まで・・・ジャスト1年。そろそろ・・・課題曲以外の2曲を選ばねばならず、気になっていたCDや聴いていないCDを聴きはじめる。同じ曲でも奏者が違うと解釈は無論のこと、奏法やディティールも異なっている。面白くもあり、どちらを選択するか?新たな悩みの源にも・・・。

 CDを聴きながら曲目解説を読んでいたら、ある疑問が・・・解決?した。昨年の「国際馬頭琴フェスティバル」のシンポジウムでパネラーを承ったが、原稿を集めた冊子の中に、どうしても解読できない文章があった。何度も「タトラガ」という言葉で結ばれるのだが、肝心の「タトラガ」が訳せず・・・結論が判らない。帰国後あれこれ尋ねてはみたのだが、今一つ・・・曖昧なままであった。

 2枚のCDの中に、「タトラガ」という言葉が出てきた。2曲とも「オイラート:西モンゴル」の同じ曲、バトエルデネ師匠のCDでは「タトラガ=伝承曲」と訳されていました。ヒントを繋ぎ合わせると、「西モンゴル独特のリズムを持った伝承曲」・・・かな?勝手に推論して・・・気分爽快。

 ぽかぽか陽気の中を帰宅したら、まだ爆撃機が・・・時折り飛んでいる。本物の爆撃の恐怖を味わう、かつてのイラクや現在のパレスチナを思うと・・・。我慢して・・・練習開始、CDで聴いたブルグッドバートル氏の軽快な弓を真似てはみるのだが・・・難しい。

 月初恒例ホームページの更新作業。名古屋の会社員の新インフルエンザ感染の疑いが晴れたら、横田基地の幼児に感染疑惑。メキシコ人旅行者が、香港でアジア初の発症。発症の疑いのあった高校へ、クレームの電話が集中したらしい。事実確認が優先されるべきで、「冷静な対応を」と呼び掛けても・・・愚か者は絶えない。