2009年2月28日(土)
和竿の老舗「銀座藤作」の閉店セール

 進まなくなった部屋の片づけ作業の打開のために、使用していない洋服・CD・工具等の梱包作業。気分転換に外へ出たが、冷え込みは一段落したものの、午後には晴れるという予報を裏切って・・・空は鉛色のまま。「デニーズ」でCD鑑賞、3曲を覚えるべく1曲づつ収録された3枚のCDを持ち歩いていたのだが、合奏2曲がモンゴル国立馬頭琴交響楽団の「3つの馬頭の馬頭琴のジャケット」に収録されていたことが判明。

 平日居住率の少ないリゾートマンションだと、音を出すことに神経を使わずにすむ。本格的という訳でもないが部屋でCD・MDの聴けるオーディオ装置を検討すべく、このところ資料になるものを探していたのだが、グッズ系の雑誌は携帯型端末+αの特集ばかり。商店街の「リロ書房」で、月刊「ステレオ・3月号・生活空間にオーディオを」特集号を発見。リビング・寝室・机上等でのオーディオの展開例が記述され、価格も含め・・・参考になる。老夫婦の営む小さな書店「リロ書房」だが、結構マニアックな品揃えで重宝する。「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。

 和竿の老舗「銀座東作」から、閉店セールのお知らせ到着。平成10年から鯊竿・カワハギ竿を愛用させて頂いたが、竹竿の感度と魚に対する当たりの柔らかさは驚異的!細い竹の内側をくり抜いて道糸を通した鯊竿は、毎回1束(100匹)以上の釣果を約束してくれた。セミ鯨の髭を削り出した穂先のカワハギ竿は、30cmオーバーの大物を釣り上げた。釣りシーズンが終了して傷んだ竿のメンテナンスを何度もお願いしたが、気難しくもなく横柄でもない気さくな店主であった。日本の伝承すべき芸が、一つ消えようとしている。
2009年2月27日(金)
札幌より寒い東京に、本格的な降雪
 
 冷たい雨、2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装を持って、新百合ヶ丘駅へ向かう。馴染みの小学校へ、タクシーで無事到着。音楽室で45分の演奏&お話、時間切れになってしまって・・・休み時間に質疑応答。馬頭琴を始めてみたいというバイオリン経験者の女児童が現れたが、小学校2年生には・・・無理な相談です。窓の外を見ると、雪が降り出している。

 今年初の本格的な降雪に浮かれて?駅に向かって歩き出したのだが・・・。生来の方向音痴、携帯のナビゲーションでどうにか方向修正。ブルグッド師匠と出会ったかつての馬頭琴教室の開催場所、懐かしい幼稚園横を通過して・・・駅へ到着。階段を下りれば数軒のカフェがあるのだが、大荷物+濡れた階段を敬遠して・・・小田急線に乗る。

 和泉多摩川駅の「モスバーガー」で小休止、帰宅して濡れた馬頭琴の始末。内モンゴル製の厚手のソフトケースに入れてあるので、馬頭琴が直接雨に濡れることはないが、このまま放置しては濡れぞうきんで包んで置くようなもの。ケースから出して確認すると、ボディが薄っすら汗をかいている。乾いた布でボディを拭いて、倒れないように放置。薄いケースで雨が浸み込んでしまった場合でも、ドライヤーなどでの急激な乾燥を行ってはいけません。板が反り返って、接着部分の剥がれに繋がります。

 雪は小雨に変わったが・・・気温上がらず、東京と札幌の気温が雪の降りだした午前10時半頃に逆転したそうだ。気分転換に「喜作」まで散歩、最近見かける女給さんは青森県八戸の出身、カウンターの野球チームのおじさんも八戸市鮫の出身だそうだ。多目的ホールの設計&運営で、足掛け2年・合計すると半年以上泊まった懐かしい街です。皆さんお元気でしょうか?生ビール+久々の酔鯨2杯、未だ小雨が続いている。
2009年2月26日(木)
老人タクシードライバーの暴走・・・

 空一面を覆った雲、湿った冷たい風。2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装に、展示用?のゴタル&衣装を追加して、各駅停車で鶴川まで下る。和光大学モンゴル語講座で通い慣れた鶴川駅を出て、タクシー乗り場へ向かう。トランクは開けたがタクシーから出ない老運転手に嫌な予感が・・・的中、行き先の小学校名を告げたが到着した先は・・・同名の中学校。

 間違いを責めているのでは無く、問題はその後の対処方法である。闇雲に周辺を走り回り、時間の経過と料金が上がるだけで・・・目的地に着くための根拠がまったく無い。再三確認してくれ・・・と伝えると、渋々会社に連絡して最初の到着地点の手前ということが判明した。道路右側の校門に横付け、対向車の迷惑などお構いなし・・・。老人ドライバーの高速道路逆走で再三大事故が起こっているが、間違いを起こした際に安全な対処が出来ないことに原因がある。私は老人ドライバーの判断力が・・・怖い。

 初めての小学校+近隣の小さな小学校が合流、300名強の子供たちが本日の聴衆。45分の演奏とお話+活発な質疑応答、体育館が寒く・・・私には良い気温でしたが、子供達には少々辛かったかもしれない。問題の無いタクシーで鶴川まで移動、後席のシートベルト着用義務化に対応できていない装備の問題に気がついた。シート座面がカバーで覆われ、シートベルトの受け口を探すのが・・・とても難しい。おまけにぐにゃぐにゃのパーツで、片手で差し込むのは不可能。走行中にベルトが締まってきて・・・とても不快、運転手はクリップで締まらないよう対処している。装着率アップのためには、是非とも改善して欲しい。

 新宿から自宅までの電車では無いのだが、上りの電車の急行待ちの時間の長さには嫌気がさしてしまう。すっかり体が冷え切ってしまった。一時帰宅して楽器&荷物を置いて、商店街で雑用&「スクエア」の生姜焼きで遅い昼食。低気温の為の体力消耗か?小休止中に・・・失神。復活して、標準演奏用のダンロップ製のバッグに衣装を詰め直す。可燃物のごみ出し後、天気予報のネット検索。う〜ん、厳しい冷え込みで終日雨。時間帯によっては、小雪がちらつきそうだ・・・。
2009年2月25日(水)
米国在住の知人からメール着信

 予報より早く降り始めた雨を、フジのお天気お嬢さんの愛ちゃんが告げる。冷たい雨の中、2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装を持って新宿へ向かう。各駅停車はそれほど混雑していないが、雨の為か遅延中。駅の階段等での無神経な歩行者に冷や汗をかきながら・・・も、無事到着。

 馴染みの小学校で、45分の演奏&お話と30分弱の活発な質疑応答。最大の難問は、「モンゴル人の子供と日本人の大人が喧嘩したら、どっちが強い?」という奇想天外なものでした。子供たちと教室で給食、本日のメニューはご飯・けんちん汁・煮魚・フルーツ・牛乳。たぶんカジキの味噌煮ですが、骨が1本もありませんでした?!雨は上がったが気温は上がらず、貸し切り同様の小田急線の各駅停車で帰宅。

 小休止のつもりが・・・長い失神、おまけに飲みなれない牛乳がお腹にきて・・・。人間の体とは良く出来ていて、色々な消化酵素を持っているのですが、入ってこない栄養素に対する酵素は眠ってしまいます。摂取し始めて数日が経過すると、眠っていた酵素が活動を始めます。この期間に消化できないものを、下痢という方法で排泄します。

 アメリカ人と結婚してワシントンD..C.で暮らす友人からメール着信、7月に一家で里帰りをするそうで・・・再会が楽しみです。私の唯一の米国本土上陸体験は、彼女の結婚式でした。パパブッシュとクリントンの大統領選の年で、誰もがブッシュの圧勝と思っていましたね。結果はクリントン大統領誕生、アメリカから送ったブッシュ夫妻の絵ハガキは貴重品となりました。

 明日演奏予定の小学校からのオーダーは「子供のおもちゃが見たい」でしたが、私は民俗学専攻ではなく馬頭琴奏者。おもちゃの持ち合わせは無く、ジャック・ウルフスキンの中型キャスターバッグに演奏用のゴタル(ブーツ)と衣装1点を追加。明日の天気予報の確認、夕方までは降雨確率20%なので・・・心配はなさそうだ。
2009年2月24日(火)
リサイクルの道は険しい・・・

 相変わらずの不安定な天気、冷たい雨が降っている。捨てるには心が痛む母親の衣類の処分を依頼に、駅前のリサイクルショップへ向かうが・・・。新しいデザインの物の買い取りは行うが、その他は無料でも引き取りはしないそうだ。諦めて「モスバーガー」で気分転換、「エドヤ」で買出しをして帰宅。洋服箪笥の中の整理、ハンガーを不燃物・可燃物・金属ゴミに分けて、衣類を紐で束ねる。

 明日からの演奏3連戦に備えて練習、長年の経験で小学2年生の集中力は45分の授業時間で限界なのだが・・・。学校の先生方は、「2時間お願いします」と要望したりする。通常の曲に加えて、追加曲を用意する。毛替えした弓は弦をしっかり捉え絶好調だが、湿った空気が音の響きを殺したまま。乗りの良い演奏ができる環境は、弾いている当人に良い音が響くことです。音が聞こえ難いと、ついつい力が入ってしまい・・・荒い演奏になってしまいます。

 バトエルデネ師匠から電話、ウランバヤル工房製の馬頭琴のハードケースが予定通り成田に届いたそうだ。明日成田に出向いて通関後、直送してくれるそうなので・・・数日後には手元に届く予定。楽しみです。

 親の仕送りが減って、大学生の食費に影響が出ているそうだ。1か月の食費24,430円は、私の大学時代の1977年と同水準?!私の大学は、食費の中のアルコール係数が異常に高いという伝統でした。アメリカも日本も株安が止まらないのだが、国会は景気浮上策とは無縁の不毛な論議を続く。薬のネット販売禁止論なども、「全国民が薬を手に入れられるようにしたい」と目標は高く掲げるのだが・・・肝心の手法が一向に見えない。
2009年2月23日(月)
52回目の誕生日

 夜半から降り続く冷たい雨、こんな日に自殺する人の気持ちが判るような・・・何とも憂鬱な気分で52歳の誕生日を迎えた。喜多見でリハビリ&診察、右ふくらはぎにレーザー・右上腕にキセノン照射。左膝・右上腕&首に注射1本づつ、低気圧の為か?膝と練習で疲労の溜まった右上腕の注射が・・・強烈に痛い。待合室は半分ぐらいの充足率、50分で終了。本屋&「サミット」で買出し、小雨になったのだが・・・和泉多摩川で再び本降り。

 「ヤヒロ」で買出し、新しく出来たNPO法人の経営するカレーショップのキーマカレーで昼食。味もよく彩りも綺麗で500円とリーズナブルではあったが、やたらと従業員が多く・・・落ち着かない。「エドヤ」で買出し後、「スクエア」で小休止。「おくりびと」がアカデミー賞外国語映画賞を、「つみきのいえ」が最優秀短編アニメ賞を受賞したとの報道。良い映画に良い評価ではあるのだが、如何せん・・・テーマが暗い。

 帰宅してコンクール曲の練習、湿った日の馬頭琴は音の響きが悪く・・・気分が高揚しない。CDにも収録した2曲を、譜面を見ながらの確認作業。弾きやすさを優先して、弓の切り返しがいい加減になっている部分が・・・多々見られる。良い機会なので、初心に帰ってきっちりやり直したいと思います。弱点も判っているし、CD録音時よりも表現に対する要求のレベルも上がっているし。じっくり・・・取り組む時間もあるし。

 水・木・金曜3日連続の演奏スケジュール、レンタカーを借りるか?駅からバスやタクシーを利用するか・・・の検討。登戸駅からレンタカー2社までは少々歩かねばならず、今週の雨予報を考慮すると・・・駅からのタクシー利用のほうが雨に濡れない。新宿は混雑の危険も少々あるが、各駅の電車での移動に決定。町田バスは条件の連絡メールが壊れたパソコン内に在る為、紹介者に確認メールを送付。バスが1時間に1本しかないので・・・。川崎は小田急の駅から近いことが判明、駅からタクシーを使うことにする。

 可燃物ゴミを捨てがてら、「喜作」まで深夜散歩。生ビール+酔鯨欠品の為久保田千寿2杯、最後まで幸の無い誕生日でした。
2009年2月22日(日)
毛替えした弓の点検&試奏

 午前中は晴れていたのだが、午後になって崩れだして・・・曇り空。母親が残した大量の写真アルバムの梱包作業、大中の段ボールを駆使して・・・4個に収納。ネットでヤマト便の集荷依頼、財布がすっからかんなので・・・銀行まで外出。「スクエア」で小休止、金・土曜は雨の予報だが「楽市」開催日の日曜には回復しそう。私は晴れ男なので・・・大丈夫でしょう。

 帰宅して毛替えした弓の試奏、小さな微妙な音まで弦がしっかりと捉まる。毛替え後の弓、いきなり強いテンションをかけず、ゆっくり慣らします。注意しないと、稀にトラブルを起こします。先端の楔で止めた部分からすっぽ抜けたり、毛がばらばらになって抜けてしまったり。できるだけ信頼のおける熟練した方に、お願いするのが肝心です。気持ち良くコンクール曲の練習に突入、宅急便の来訪に気がつかず・・・再度集荷の依頼。

 「餃子の王将」を取り上げたTV番組が、最近目に付く。関西発祥の餃子専門店で、東京進出当初は1人前の価格で2人前の餃子を出す店でした。長時間は座り難い固定椅子を設置して、客の滞在時間を短縮する・・・という驚異の回転率確保策。強引な手法は長くは続かず、一度は地獄を見たようです。最近の躍進は老人のための小サイズやオリジナルメニューなど、店舗ごとの個性を出したこと。飯屋は味と居心地の良さが大切で、奇策は長くは続かない。
2009年2月21日(土)
弓の毛替え完了

 穏やかな晴れ、2号を持って内モンゴルの個人レッスン。2階で大勢の子どもが走り回って・・・五月蠅い。「ガダメーリン」の転調部分からのレッスン希望でしたが、前半部の復習で・・・小指を滑らせて出すハーモニクス音が出ないことが判明。前回の生徒もそうでしたが、小指と弦の当たる角度が重要です。小指を45度ぐらい斜め下に向けて、くぃっと押し出してやるような感じなのですが・・・。高音部の不安定な音程は、音階練習を繰り返してください。ポジションごとの指の間隔を指に覚えこませないと、音程が安定しません。弓の位置が悪く、高音部がきれいに出ません。下駒のすぐ上を弓で弾かねば、かすれてノイズの多い弱い音しか出ません。

 2人目の内モンゴルの生徒、ずるずると馬頭琴が下がってしまって・・・弓の位置が上がってしまっています。結果として、きれいな高音が出ません。馬頭琴の位置は、とても重要です。続いて打音のチェック、薬指の成功率は5割、小指はほとんど成功せず・・・。指に力が入り、手の甲に力が入ってしまっては、必要なスピードが出ません。商店会長宅で、鍵の返却&レッスン会場の予約。

 一時帰宅して2号を置いて、渋谷で毛替えをお願いした2本の弓の受け取り。分倍河原まで移動してバトエルデネ師匠と合流、駅前の酒蔵「宮一」で情報交換。コンクール曲の「シレーの湖」の速いテンポの中盤、CDでは指示速度よりも速く弾いているそうです。指示速度を確認しなければ・・・。昨年5月のウランバートルでの演奏時、前日リハーサルしたピアニストが当日代わって・・・。本番ではピアノの向きが悪く、ピアニストから私の姿が見えず・・・。早めにピアニストの手配をしないと、ピアニスト不在・・・という事態にも成りかねないそうです。生ビール+芋焼酎ボトル1本+焼酎ロックを2杯追加、〆鯖と手羽先が美味しい店でした。
2009年2月20日(金)
バトエルデネ師匠とミーティング

 ウランバヤル氏の姫路に住んでいる姪からメール着信、先日送って頂いた馬頭琴用ハードケースの追加資料。サンプルを購入して、テストしてみようと思います。2003年に私が持ち込んだ日本製エレキベース用のペグが発端となって、彼の工房で「メタルペグ仕様」の馬頭琴が誕生。韓国や中国製のペグを流用する事でコストダウンし、モンゴル国内でも広く知られるようになりました。韓国・中国製では精度と耐久性に不安があり、今後は私の推奨する日本製のエレキベース用のペグを使用するそうです。

 バトエルデネ師匠と業務連絡、2010年にウランバートルで開催されるジャミヤン杯馬頭琴コンクールの課題曲が変更になったそうです。楽譜を探したが見つからなかったジャミヤン先生の曲が、プレヴフー氏の曲に差し替え。課題4曲のうち新曲は1曲のみ、かなりの余裕(油断ともいう)が生まれました。来週演奏予定の新宿区の小学校から、確認の電話着信。コンクール曲の練習開始。

 不調の全自動洗濯機、本日もご乱心・・・。気分転換に「喜作」まで散歩、ほぼ貸し切り状態でラッキー・・・と思ったのだが。カウンターの端に座る以前絡まれたおばちゃんを避け、カウンターの端に座ったら・・・。時々見かける忙しい客が、新規来店。どうしてあんなに忙しいのか?グラスにボトルの焼酎を注ぐのも一々立って行って・・・何とも忙しい。生ビール+酔鯨欠品の為に久保田千寿2杯、早々に退散。

 GM傘下のサーブが、破綻したそうだ。スウェーデンの航空機メーカーが作るデザインが秀逸な車でした・・・が、性能的には捉えどころが無い。会社員時代の系列会社、西武自動車販売で扱っていました。堤会長が本社からプレゼントされたストレッチリムジンに乗っていましたが、運転手と話したところ・・・乗っているよりも工場に入庫している時間のほうが多いとの事。ヨーロッパで生き残れる車メーカーは、ポルシェとフェラーリぐらいしか無いかもしれない。
2009年2月19日(木)
馬頭琴奏者の指先の変形

 部屋で作業をしていると、インターフォンからの呼び出しが聞こえない。その為に、1度で荷物や郵便物を受け取れたためしがない。再受け取りの連絡の際に、「在宅しているから、必ず電話を・・・」と伝えてあるのだが・・・。宅急便は答えてくれるが、郵便局は・・・それをしない。郵便1通を受け取るために、本日も朝からドタバタ騒ぎ。

 快晴だが気温上がらず、「ヤヒロ」まで買い出し。商店会長宅でレッスン会場の鍵を受け取って一時帰宅、2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改を持って、生徒が来るまでコンクール曲&合奏曲の練習。

 和泉多摩川教室閉鎖に向けてレッスンの集大成として、確認したいこと・チェックしたいこと考えて来るように、前回生徒に伝えた。本日の内モンゴルの生徒の1つ目は「嫁ぐ娘を送る歌」の総チェック、小指を滑らせて出すハーモニクス音が上手く出ない。小指の弦に対する角度が重要で、直角ではなく45度ぐらい斜め下を向かせます。続いて打音、薬指の成功率は50%ぐらい、小指はほとんど成功していない。指自体に力が入ってしまってスピードが足りず、弦と接する時間が長く・・・打音では無くなってしまっています。3問目は「ビブラート」、肘から使用する指までを1本の軸にして回転させます。この時に手首が個別に動くと回転軸が狂って、指先があちこち向いてしまいます。楽器がなくても出来る練習ですから、ゆっくりと正しい動きを確認してください。

 馬頭琴の練習をしているか否か、どの程度練習しているかは、左手の指先を見れば一目瞭然。左右の人差し指を並べて、甘爪を見てください。練習している左手なら、甘爪の部分が後退しています。中指も、同様です。手のひらを上に向けて、目の前で左右の人差し指の先端を付け・・・一直線になるようにします。左の甘爪の後ろの肉が盛り上がっていればOK、中指も同様です。同じ形のままで、左右の指先の太さを比較してください。練習を積んでいる左手の指先は、明らかに右手よりも太くなっています。薬指や小指でも、同様です。

 生徒の左手の指先をチェックしてみたが、3年強の馬頭琴練習の痕跡は・・・微塵も無い。馬頭琴が上手くならない理由の大半は、練習量が足りないことです。トレーニングが足りず左手指の筋力がアップしない為に、スタートラインの辺りを行ったり来たり・・・。最初の半年〜1年間に集中してトレーニングすれば、かなり改善するのですが・・・。3年も指導すれば、かなりの内容をレッスン出来ます。それが身に付かなければ、先へは進めません。私はコーチで、走るのはあなたです。久々に現れた野良黒中猫に猫缶進呈、帰宅して雑用。
2009年2月18日(水)
陪審員制度の導入、正しい審議ができるのだろうか?

 マンナンライフの「こんにゃく畑」が、クラッシュタイプの新製品で復活した。喉に詰まらせる事故が多発しての販売自粛だったが、老人が喉に詰まらせる事故を起こしている餅の販売自粛は聞いたことがない。伝統食品は良くて、新開発商品はいけないという感情か?「製造者責任」の一般化が、個人の常識やら責任を曖昧にさせている。見慣れた笑顔の素敵な褐色美人のダンスを見ながら、釈然としない気分に陥った。

 コンクール曲の練習。中盤の早い部分をゆっくり練習していたが、スピードアップするにしたがって・・・運指の無理な箇所が出てきた。安定した音程の確保&滑らかな音のつながりを考慮しながら、指使い&ポジション移動を修正する。

 薄い雲が空を覆い、青空が覗くが・・・気温は上がらず。満員御礼状態の「スクエア」で小休止、隣人女性バラバラ殺人の無期懲役刑求刑のTV報道。「陪審員制度」導入を意識して、最近の裁判はビジュアル化し情に訴える方向に変化しつつある。昨夜のTV番組「ボーンズ」もそうだったが、素人の陪審員に訴える手法としては効果的だが、それによって正しい判断が導かれるとは・・・思えない。演技力や演出力では無く、真実を評価すべきだと思う。裁判官の稚拙な表現力にも、納得できない部分も多いし・・・。 

 合奏2曲で練習再開。とりあえず装飾音は無視して、メロディの流れと弓の切り返しを覚える。これが出来れば、装飾音の追加はそれほど大変ではありません。最初から装飾音を加えて練習すると、メロディラインとリズムが不正確になります。ダイナミックな展開の曲、早い短音の連続や全音符2個を一弓で弾くなど、弓の展開も奔放で・・・規則性を見つけ難い。しばらく格闘することになるなあ・・・。

 故障の連続で使用不能となったhpのノートPC、修理して再使用可能になるのか?使用可能となったとして、耐用年数はあるのか?メーカーに確認する為に手紙を書き始めた。印刷段階になってプリンターのインストールCDが、「VISTA」に対応していないことが判明。英文サイトに案内されたが・・・捜索不能、日本語サイトを検索して対策プログラムのダウンロードで・・・やっと使用可能に。印刷しようと思ったら、印刷の開始ボタンが見当たらない。あちこち探しまくり、隠れていたアイコンを発見して・・・どうにか印字。

 心配になって「楽譜制作ソフト」をインストールすると、あっという間に完了。「ホームページ・ビルダー」も問題無くインストール出来たのだが、坊主憎けりゃ袈裟まで・・・のhpか?強烈な寒風の中、不燃ゴミを持ってゴミ捨て場まで2往復。強烈な暑さと山火事に見舞われたオーストラリア、今度は水害に襲われた。
2009年2月17日(火)
楽譜が・・・見つからない

 先日購入した弦楽器専門誌「サラサーテ」を読んでいたら、ビブラートに関するヒントを発見。常々「指ではなく、手首を回転させる意識で・・・」と指導してきたが、バイオリンでは「肘から先を回転させる意識・・・」だそうだ。実際に動かしてみると、確かにこのほうが正しい動きを言い表している。もうひとつ気になる広告を発見、弓の螺子に使用すると音が良くなるという油。ほんまかいな?という疑念もあるのだが、試してみたいという好奇心も沸き起こる。初期のバイオリン用の非調整式の弓、湿度に合わせて2種類の長さの弦(つる)が用意されていて、簡単に交換できたそうです。

 馬頭琴コンクール曲の練習、前・後半のゆっくりした部分の音の長さに細心の注意を払ってチェックする。中盤の早い部分を、正確なリズム&弓使いに注意してゆっくりと練習。湿度20〜30%、風邪や火災には要注意ですが、馬頭琴にとっては生まれ故郷の湿度に近く、快適な音が響きます。

 雲の隙間から覗く薄い陽射し、外気温が上がらず・・・寒い。河津桜満開の南伊豆に、雪が降ったそうだ。商店会長宅で3月1日(日)の演奏打合せ、狛江で行われている「楽市」の和泉多摩川商店街版2回目での演奏。11・12時からの各回30分の演奏、承りました。風が吹くと左手指が冷えるので、好天だと嬉しいのですが。レッスン会場の予約を済ませ、「デニーズ」まで散歩。

 馬頭琴フェスティバルの合奏2曲をCDで鑑賞、モンゴル国立馬頭琴交響楽団の演奏で聴き慣れた曲でした。ジャミヤン先生の本:通称「グリーンブック」から、先生作の馬頭琴コンクール用の楽譜を探すのだが・・・見つからない。さて・・・どの楽譜集で見たものか?ほぼ貸し切り状態の店内なのだが、店員の気配りが行き届かず・・・なかなかコーヒーのお代わりが頼めない。愚図る赤ん坊連れや大声で電話するおばちゃんの襲来に、呆れて撤退する。

 帰宅して、馬頭琴フェスティバルの合奏曲の練習開始。早い&変拍子の前半を、ゆっくり正しいリズム&弓使いで練習。う〜ん、勢いが大切かも・・・。馬頭琴の楽譜集を掻き集めて、ジャミヤン先生の曲探し。以前の記憶力なら、この本のあの辺り・・・まで覚えているのだが。最近は虚ろ、1冊見付からない楽譜集に最後?の望みを託す。
2009年2月16日(月)
海辺に似合うオープンカー

 北朝鮮のテポドン2の発射準備に備えて、前回同様コブラボール(米空軍弾道ミサイル監視機)2機が日本に飛来した。米軍が3機保有する中の、2機!を投入。クリントン長官も、今夕来日する。主役の北朝鮮、本日は金正日氏の67歳の誕生日。作家の村上春樹氏はエルサレム賞受賞式で、壁と卵に例えてイスラエルに対する強烈な非j判を展開した。この非常時に日本の政治は、ワインをごっくんと飲んだ飲まない・・・という話題に終始している。酒にせよ薬の影響にせよ、まともに呂律の回らない・・・あまりに馬鹿にした記者会見であった。本人が馬鹿なのは致し方ないが、何故周囲が諌められないのか?この自民党の非常時に、何とも不思議である。

 今年になって機嫌の良かった全自動洗濯機が久々に反乱、エラーコード「E-92」を表示して「洗う」以降の仕事を放棄。電源をオフにして再始動で当座はしのいだが、不発の時限爆弾の恐怖は止まらない。大型冷蔵庫も年代物だし、小型TVは既に半ストに突入中。部屋のエアコンも、時々イオンならぬ異音を発している。生活のすべてを「リセット」したいのが、偽らざる心境。

 穏やかな晴れ、喜多見でリハビリ&診察。右ふくらはぎにレーザー・右上腕にキセノン照射、左膝・右上腕&首に注射1本づつ。疲労の溜まった右上腕への注射が、強烈に痛い。8割ほど埋まった待合室、1時間30分が経過。本の探索後、狛江まで線路沿いを散歩。「好華」の特製坦坦麺で昼食、真っ直ぐな冷麦のような細麺で上品な味。暗雲来りて寒風襲来する中をぶらぶら歩き、途中のお稲荷さんにご挨拶をして帰宅。

 課題曲の練習、転調されてはいるがメロディラインが同じなので・・・順調に進む。できるだけ滑らかで、正しい音程を出し易い運指を考える。メロディを口ずさめるようになり、2/3がほぼ終了。明日からは、中盤の早い展開部の練習に入ろう。ゆっくりと正確なリズムで正しい弓使いを把握できれば、徐々にスピードを上げて行くことで・・・必ず弾けるようになります。

 海辺をオープンカーで軽快にドライブする・・・というコンセプトで、ここ数カ月候補車を調べていた。車に関しては結構こだわりもあり、おそらくは人生最後の1台となるであろうし、なかなか究極の1台が見つからない。動力性能・デザイン・信頼度・個人的な興味・価格を、整理して比較してみた。1位を1点としたので、合計点の少ない車が優秀なのだが。11・12・13・15点となって一長一短、信頼度の高いものは色気に欠け、妖しげな魅力を放つものに安堵は無い。正に、奥さんを選ぶか?彼女を選ぶか・・・という選択に似ている。現段階では信頼性の無い「マセラティ」が僅差でトップ、当初のコンセプトからは離れるような気もするが・・・。「石橋を叩いて、パラグライダーで飛ぶ」という、私の人生観そのもののような結果ではある。
                
 BMW Z4 12点(4・1・2・4・1) クリス・バングルというデザインディレクターの作品、外観の美しさは文句無し。それ以外は普通の車で、パンクしないタイアの乗り心地も懸念材料。ポルシェ ボクスター 13点(4・3・2・2・2) ミッドシップという未知の領域への興味は尽きないが、こうして見ると・・・1位の項目がない。マセラティ スパイダー 11点(1・2・4・1・3) 内外装のデザインの美しさと質感、フェラーリエンジンの魅力は・・・魔性の女。イタリア車の信頼度の低さが、フェラーリのプロデュースでどの程度改善されたか?心配は尽きないが・・・。メルセデスベンツ SL 15点(2・4・1・4・4) 信頼性&実用性は、愛車10号で実証済み。バリアブルルーフ(金属屋根)も良いのだが、デザインに色気が足りないのと頼れる相棒だろうが面白みに欠けるのが・・・。      
2009年2月15日(日)
国際馬頭琴フェスティバルの、合奏曲の音源探し

 PCモニターをベッドサイドのテーブルに置いたのだが、見る為には少々首を右に捻らねばならない。それが原因で、肩凝り&首の疲れが発生している模様。左側の出窓にTVが置いてあって、首を左に捻って見ている。左右ともに同じくらいの角度で首を捻っているのだが、20年にわたる習慣とは恐ろしいものだ。このままの位置で、首の運動の歪みが改善されるだろうか?

 ひたすら「お気に入りサイト」の復活作業、「馬頭琴」の検索をしていると面白い情報があった。沖縄本島で馬頭琴を弾いている、大阪出身の女性奏者がいた。馬頭琴に魅せられて、モンゴルへ馬頭琴留学したらしい。数年前に訪れた沖縄本島の海沿いのペンション「ポランの庭で」には、馬の尻尾とナイロン弦が張られたモンゴル国の馬頭琴があった。オーナーは馬頭琴奏者とも交流が深く、モンゴル国・内モンゴル両国を訪れたこともあるそうだ。

 先日見せてもらった2010年にウランバートルで開催される国際馬頭琴フェスティバルの、合奏曲の入ったCDを探す。楽譜に書かれたモンゴル語のタイトルを、英文で書かれたCDのタイトルから見つけ出す。稚拙な私のモンゴル語力ではあるが、曲のタイトルぐらいなら・・・半分程度は解読できます。気分転換に「デニーズ」まで散歩、穏やかな晴れが続いている。合奏曲のCDを聴き始めたら・・・違っている?!どうやらケースと中身のCDが、入れ替わってしまったらしい。もう1枚のコンクール課題曲のCDを、楽譜を追いかけながら繰り返し視聴。

 「ヤヒロ」&「エドヤ」で買出し、有料粗大ゴミ用シールも購入。有料ゴミの単価は300〜1,000円だが、合計すると6,000円弱。帰宅して小休止、日高レポートでボルトン氏の北朝鮮感を拝聴。先ほど聴いたコンクール用の曲の練習、前・中・後半に分けて、まずは前半部分から。ピアノ譜を抜いたら、2ページの楽譜でした。最初から最後までを繰り返すよりも、パート毎に練習したほうが覚えが早いです。

 中身の違っていたCDの探索、モンゴル国立馬頭琴交響楽団とジャンツァンノロブ氏のCDの中身が入れ替わっていました。合奏予定の2曲を無事発見!ジャンツァンノロブ氏のCDは、2枚あることが判明。有料粗大ゴミを捨てる為に、ゴミ置場まで4往復。
2009年2月14日(土)
魔の14日の土曜日

 PCは相変わらずの不調、意を決してシステムの初期化を行うべく、データのバックアップを取り始めるが・・・再起動の嵐は治まらず。嫌気がさしてシステムのリカバリーに着手するも、作成したデータの保存中に・・・昇天した。何度試みても起動せず、新規PC購入という散々なバレンタインデーのプレゼントだけが残った。12月に消失した楽譜や曲目解説などの作成データ、私の操作ミスではなく「作成データは保存できる」となっている。メーカーに文句の一つも言わねば、腹の納めどころがない。

 濡れた路面を燦々と照らす暖かな陽射し、やり場のない怒りを抑え込んで渋谷へ向かう。「ヤマダ電機」でPC探索、値頃のNECのディスクトップ「バリュースター」2008年モデルを発見。地上波デジタルに対応していて、5年間の長期保証を付けて105,000円弱。チューナー部が壊れてビデオのチューナーで見ているTVの代替えにもなるので、清水の欄干から飛び降りた。この後の延々と続く作業を思うと・・・憂鬱、駅の「モスバーガー」でしばし現実から逃避行。

 帰宅してPCのセッティング、メーカー推奨のプログラムのインストールを始めたが・・・麻雀やら将棋といったゲームばかり。たびたび登場する「簡単○○○」というご案内も、不要な者にとっては鬱陶しいだけ。インターネット無事開通、インストール済みの「オフィス2007」でメールも無事ダウンロードOK、マイクロソフトのホットメールも開通。「ホームページビルダー」をインストールして、プロバイダーからのデータ取得も無事終了。2月13日の日記、無事更新。

 キーボード&マウスが無線接続、膝の上でキーボードが打てる為・・・結構快適。「アウトルック」の表示形態が変わり、迷惑メールが一括削除できないのは・・・少々面倒。お気に入りの再登録やらで・・・疲労困憊、ほぼ貸し切り状態の「喜作」で1人慰労会。生ビール+酔鯨3杯。
2009年2月13日(金)
弓の毛替えを依頼

 
 肌寒い曇り空、午後には春一番が吹くらしい。2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装を持って、登戸のニッポンレンンタカーで本日の愛車の受け取り。事前のネット申込みで保険関係の説明も省かれ、スムーズに進む手続き関係。長距離ならお得な、満タン返し免除というパックがあるそうだ。23キロ。・1時間10分のドライブで、毎年演奏している小平市の小学校に到着。

 45分の演奏とお話+質疑応答、最近何故か?ウランバヤル・メタルペグ仕様ひげスペシャル・改の音が気持ちよく響く。活発な質疑応答に終了時間となってしまい、最終質問者をじゃんけんで選出。京都産の抹茶オーレを御馳走になり、バレンタインデーのチョコレートまでお土産に頂いて、暖かな陽射しの中を帰路へ。

 本日の愛車 、エレガントさの演出を狙ったしっとりとした色合いのインテリアなのだが、広大なスペースのプラスチックパーツが何とも・・・安っぽい。数台乗ったコンパクトカーよりも落ち着いた足回り、1,500CCエンジンの動力性能に不満は無い。ホールド性の良いシートなのだが、しっくりせず腰痛発生。走行距離43.4キロ、給油2.06リットル。

 車の返却もトヨタとは違って、いたってスムーズ。喫茶「オークラ」の本格的インドカレーで昼食。帰宅して迷惑メールの削除を始めるも、PCの作動不良が顕著・・・。2月の日記が、本日「13日の金曜日」を除いて・・・消失。復旧を試みるも、度重なる再起動が続き・・・断念。弓2本を釣り竿用のプラスチックケースの入れて、渋谷へ出発。

渋谷の馴染みの工房の長い付き合いのM氏に、弓の毛替えの依頼。家に持ち帰って作業するということで、1週間後の完了予定。生産中止という未確認情報だった「ベルナルデル」の松脂、問題なく在庫がありました。クリップ式の小型チューナー「コルグ・AW-1」は、ニューモデルに代わるそうで生産中止。中国の弓工房・バイオリン用エフェクター類・チューナーが特集されている、弦楽器専門誌「サラサーテ」を購入。「焼きとん家」へ新年のごあいさつ、生ビール+三千盛+なかだれ2杯。春一番が吹いたそうだ。小雨の降り始めた中を帰宅、上機嫌で13日の金曜日は終了したのだが・・・。

2009年2月12日(木)
15年ぐらい前の馬頭琴の修理

 昨夜の悪行の祟り、午前中は・・・使い物にならず。滑り気味の弓の毛、明日の演奏後は2週間の空白がある事を確認。弓の毛替えを依頼することにして、渋谷の馴染みの工房に電話。担当者が出勤するか?を確認して、2本の弓の毛替えを予約。

 陽射しは強いのだが、強烈な寒風。ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&工具を持って、駅の「モスバーガー」で時間調整。平塚からの訪問者と無事合流、早速持ち込まれた馬頭琴を点検。今は韓国資本になってしまったウランバートルの国立デパートの馬頭琴コーナーで15年ぐらい前に購入したという、作者不明の馬頭琴。装飾用の馬頭琴ではないが、裏板が合板で仕上げは・・・かなり荒っぽい。本格的に練習を始めるなら買い替えを勧めるが、モンゴルで買った思い出の馬頭琴なので音が出るようにしたい・・・という本人の意思を尊重することにする。

 膠の剥がれは見られず、魂柱にも問題は無いようだ。シャガイ弓の毛が切れてしまっているので、オリジナルの雰囲気を尊重した非調整式の弓を勧める。テイルピースの下端の紐が痛んでいるので、弦を三つ編みにした物に交換。馬の尻尾の弦もボロボロの為、ナイロン弦に交換する。紛失してしまった下駒を、手持ちのパーツから新調。上駒の端が少々欠けているが、弦の保持には問題が無いので・・・そのまま流用。

 馬頭裏の糸巻きの弦の取り回しで問題発生、穴の位置が悪く通常の糸巻きを回す方向では・・・下側の糸巻きの軸に干渉してしまう。逆回転で使用することで回避できるので、説明の上ご了承いただく。ほとんど使った形跡の無い糸巻き、弦を通す軸の穴の位置が端に寄りすぎていて、滑り止めのテンションを掛ける弦を巻くスペースが無い。糸巻きの軸を木工やすりで整形、軸に弦を巻き付けるスペースを作る。木の捩れる音が響く・・・が、滑って調弦が出来ないことは無い。

 組み上がったところで試奏、ボディ下端部のテイルピースの紐を受けるパーツが無いことに気付く。最初からパーツが付いていた痕跡は無く、ノイズも出ていない。新たにパーツを作成して、ボディに窪みを彫り込んで接着・・・となると、1時間程度の作業になってしまう。本格的に練習を始める訳ではないので、話し合いの上ここで作業終了とした。

 「スクエア」の茹でたてナポリタンで遅い昼食後、「ヤヒロ」で買出しをして帰宅。明日の小学校での演奏依頼の確認、先日の荷物から譜面台&絵本を外す。黄砂が到来し始めたが、北京を始め中国では干ばつが深刻化。50年に1度という小麦の凶作、食糧確保は問題ないと政府は発表するが・・・。
2009年2月11日(水)
案の定・・・飲みすぎ

 うつらうつら・・・夢心地で午前中を暮らす。頂いたメールによると、昨日とは違ってかなりの冷え込みらしい。明日の馬頭琴のメンテナンスに向けて、パーツ&工具の確認作業。ペットボトル&金属ゴミを捨てて、護国寺へ向かう。モリンホール倶楽部のメンバーが、ピアノに合わせて合奏曲の練習中。皆さんに、かなり遅い新春?のご挨拶。

 モリンホール倶楽部で扱っている、バイガルジャブ工房の弦の長さチェック。バイガルジャブ工房の馬頭琴は少々小さめで、これに合わせて編んだ弦だと・・・通常サイズの馬頭琴での使用が困難ですが・・・大丈夫でした。内・外弦を別に梱包してあって、それぞれに「F」「B♭」の表示がしてあり・・・判りやすい。日本で市販されている弦の中には、太さの判別に困るような弦もあります。

 釜飯の「淀」が空いていたのだが・・・祝日禁煙の為、開店早々の「白木屋」でバトエルデネ師匠を囲んで5名で新年会?生ビール+3人で焼酎のボトルを3本。急行の終わった小田急線で、1時過ぎにヘロヘロで・・・帰宅。
2009年2月10日(火)
歌手の馬頭琴伴奏、初デビュー

 低気圧が逸れて、暖かな陽射しと少々冷たい風。寒さで硬直しないように左手のみ手袋をして、2号&ウランバヤル・メタルペグ仕様・ひげスペシャル・改&衣装を持って出発。各駅停車を乗り継いで、大和市まで1時間少々の旅。駅前周辺を探索、やっと見つけた喫茶「花梨」で時間調整。歌手・旧朗読者・新朗読者と合流、梅の咲き誇る裏道を小学校へ向かう。朗読者変更の為・・・慌しくリハーサル後、体育館で本番開始。

 歌手の伴奏、練習は過去にしたことがありますが、ステージデビューは今回が初めて。オルティンドは節回しを覚えてしまえば、時々間が持たなくなることを除けば・・・歌を聴きながら追えます。以外に難問だったのは、ボギンド(小節で区切れる、一般的な歌)の伴奏。リズムキープに加えて、歌手の息継ぎの間合いを合わせねばならず・・・苦戦しました。2週間ほどの期間でしたが、己の未熟さを知る良い機会でした。大変貴重な練習の機会を与えてくださって・・・皆さんに感謝。

 こっぺパン・牛乳・具沢山のすいとん・マグロの竜田揚げ・りんごというメニューの給食を、校長室でご馳走になる。先割れスプーンと英語のカラフルな文字&絵入りの食器、校内で近隣で採れた野菜を調理しているそうです。風が収まって柔らかな陽射しの中、梅の香りを嗅ぎながら・・・帰路へ。

 帰宅して小休止中に・・・失神。復活して迷惑メールのチェック、バイアグラのメールが異常に多い。内容は同じなのだが・・・差出人名が違っていて、「差出人名」でホルダーの仕分けをするシステムでは対応できない悪質さ。
2009年2月9日(月)
かつての金満日本を彷彿させる?カンボジア・ツアー

 市役所へ粗大ゴミの収集依頼、1回当たりの数量制限があるのだが・・・1週間後でフィックス。TVで見たカンボジア旅行の宣伝、5つ星ホテルに泊まってアンコールワットの遺跡前を借り切っての民族舞踏見学。小学校に井戸をプレゼントする・・・という、社会的意義まで組み込まれたツアー。かつての金満日本が復活したようで、何とも素直に喜べないのは・・・私だけだろうか?臨戦態勢の「スーホの白い馬」の練習、低気圧が近づいているのか・・・弓の毛も弦もだらしなく弛緩。

 気温が上がらず凍えそうな空気、喜多見でリハビリ&診察。右ふくらはぎにレーザー・右上腕にキセノン照射、左膝・右上腕&首に注射1本づつ。練習で疲労の溜まっている右上腕、注射が猛烈に・・・痛い。待合室の充足率1/4以下という・・・驚愕の閑散とした状態!「ドトールコーヒー」で小休止、レポートを書いている学生や社会人で好ましい静かな環境だったのだが・・・。おばちゃん2名が乱入して、静けさが破られた。どうして?こうも周囲の迷惑を省みず、大声をあげ荷物をガチャガチャと騒音を振り撒けるのか?2名のおばちゃん予備軍が臨席を占拠したところで我慢の限界、早々に退散。

 帰宅して小休止後、「スーホの白い馬」の最終練習。馬頭琴の点検&荷物関連の確認と準備作業。通常の馬頭琴2本・衣装&楽器スタンドに加えて、挿入曲のタイミングを書き込んだ絵本・楽譜&譜面台を追加。室温コンディションが悪く本番途中でチューニングチェックが必要な場合に備えて、チューナーに接続するコンタクトマイクも追加。雨は逸れそうだが、朗読担当が風邪の為に・・・代役に代わったそうです。

 金曜日の愛車を日本レンタカーへネット予約、トヨタの小型車は一通り試したので・・・日産・ホンダに乗ってみたい。ノートPCの不調継続中、フリーズの頻度が高まり・・・謎のプログラムチェック&再起動へと突入する。使用期間2年でこの状態、このPC固有の問題なのか?メーカーの信頼性の問題か・・・判断がつかない。液晶画面破損・音声が出ない・メディアセンターが機能しなくなった・・・事に加えて、このところのトラブル頻発。日本ヒューレットパッカード製、次に購入する場合には・・・長期保証が不可欠らしい。
2009年2月8日(日)
馬頭琴関係者の滞在する国での災い

 PCの不調継続中の為、「システムの復元」を何度か試みるが・・・効果のほどは?お気に入りの「ジャック・ウルフスキン」のディパック、胸ベルトの接続プラスチックパーツの1片が欠けて久しい。交換用のパーツは随分前に購入済みだったが、折り返したベルトを解いて再縫製しなけなばならず・・・先延ばしにしていた。薄い金属へらをガイドにすれば何とかなるか?と思いつき実践、折り返しを解かず無事修理完了となった。

 「スーホの白い馬」の練習、ここまでは夫々の曲の練習。これからは臨戦態勢の、物語の流れに沿った練習の開始となる。気分転換に外へ出たが・・・強烈な北の寒風、雪祭り開催中の札幌で大雪の為に飛行機の欠航が相次いだのが東京でも理解できる荒れ模様。散歩する気分にはなれず、ほぼ満席状態の「スクエア」に避難。アイスコーヒーを飲み始めたが、煮込みをサービスして頂いたので・・・ついついキリンの中瓶1本。サービスのおひたしの追加に、もう1本追加。カラオケ大会が始まったので暇乞い、帰宅して小休止。

 練習を再開せねば・・・と思いつつ、転寝に突入。オーストラリアは40℃を超える高温と山火事で惨事、ウランバートルでは日本語教師の日本人女性が殺害されたそうだ。両国共に、馬頭琴教室の生徒&馬頭琴関連の友人が留学している。災難無く元気で過ごしていることを、祈るばかりである。
2009年2月7日(土)
松脂の選択

 馬頭琴教室の生徒から立て続けに電話、1名が電車に乗り遅れ、1名が風邪の為に欠席。快晴だが・・・風が強く気温が上がらない。2号を持ってレッスン会場で、生徒が来るまで「スーホの白い馬」の練習。音に誘われたか?久々に野良黒中猫登場、猫缶をたいらげた後、しつこく付き纏うことも無く・・・あっさり退場。レッスン会場前の花壇、ボランティア?のおじさんが思案しながら植えている色とりどりの花に・・・春の到来を感じる。

 内モンゴルに留学したいという生徒、春節を挟んでしまった為に?現地と連絡がとれないそうだ。内モンゴルの首都フフホトに留学したと仮定して、弓や馬頭琴のメンテナンスと購入、レッスンを受ける事に関するレクチャー。生徒の馬頭琴の点検、松脂が足りず、弓の毛も寿命が近づいている。おまけで付いている中国産では、松脂の性能が不十分です。日本製かヨーヨッパ製の松脂を使いましょう。弦の掴まり具合に、大きな差があります。2,500〜3,500円の投資ですが、一般の方なら4〜5年使えます。内モンゴル用なら「ベルナルデル」を、モンゴル国ようなら通称「クロネコ」を推奨します。

 「スーホの白い馬」の練習再開、旧佳月の常連の懇親会の連絡電話着信。来月成城で、店主も腕を振るうそうだ。大雨でダメージを受けた多摩川堰の底工事、東京側が終了して神奈川側の工事に着手。一時帰宅して2号を置いて、「エドヤ」で買出し&レッスン会場の鍵の返却。三線の松竹ケンシロウ君と新年の挨拶後、「スクエア」で中川氏とフィリピンの食べ物談義。帰宅して見切り品のトマトと卵の炒め物を調理。

 PCトラブルで消失してしまった、プリンターソフトを再インストール。「七つの子」&「草原に昇る沈まぬ太陽」をPC清書、音が出なくなってしまったPCの為に音の確認が出来ず・・・不便。無事プリントアウト完了。「ウィンドウズ・ライブメッセンジャー」&「インターネット・エクスプローラー」の作動が不安定で、ネットサーフィン&ホットメイルチェック時に突然終了してしまう・・・。
2009年2月6日(金)
マナーを知らぬ狼藉者

 眩しいほどの陽射しと冷たい強風、遅延中の小田急線で登戸へ向かう。レンタカーの受け取り、本日の愛車はトヨタ「ビッツ」。一時帰宅して馬頭琴4本・衣装2組&スタンド4本を積み込んで、大和市の小学校へ向かう。246号は少々渋滞しているが、22キロ・1時間のドライブで無事到着。用意されたお弁当を頂き、1時間の演奏とお話+質疑応答。

 子供たち&椅子に座った保護者は大変熱心に聴いてくれたのだが、入り口の一団が騒々しい。小さい子供を伴った保護者だそうだが、子供の走り回る足音と突然の嬌声が、迷惑以外の何者でもない。以前一度だけ、子供たちのあまりのマナーの悪さを叱った小学校があった。学校の方針、先生方の日頃の指導の賜物である。本日も何度か演奏を中断して注意しようかと思うほど、不愉快な状態では在ったが・・・我慢した。行儀の悪い小猿の親は、猿程度の常識しか持ち合わせていないと・・・諦めた。

 トヨタ「ビッツ」、内装デザインは「ist」と同様でドア部分の明暗が目に触って鬱陶しい。三角窓が無ければ窓ガラスが開かないのだろうが、斜め前方の視界を妨げている半端なデザイン。野太い排気音を発するエンジンは、低速トルクが足りず・・・欲求不満。ロードノイズ・駆動音・風切り音が騒々しく、何でも無いような路面の微妙な凹凸を拾う足回り。ステアリングも、中立位置で曖昧すぎる。49キロを1.3リットルの燃料で走るのは、驚愕に値するが・・・。家電としては優秀なのだろうが、相棒としての車と捉えると・・・最低の評価。

 一時帰宅して荷物を降ろし、車を返却して喫茶「オークラ」で小休止。南武線は人身事故発生でストップ、小田急線またもや遅延中。「エドヤ」で買出しをして帰宅、ぐったりしてしまって・・・失神。気分転換に「喜作」まで散歩、生ビール+酔鯨2杯。
2009年2月5日(木)
「オノンバヤル」改め「ウランバヤル」

 だらだら・・・と可燃物のゴミ袋つくり、スプレー等危険物の処理。使っていない卓上コンロ&電気鍋を、台所の高台で発見。アウトドア用にはキャンピングガスの2口・1口×3にBBQグリル、固形燃料用の携帯コンロ2個がある。よって本日の発掘物は、不燃物ゴミになりそうだ。ネットでトヨタレンタカーへ、明日の愛車の手配。

 「ヤヒロ」&「エドヤ」で買出し後、一時帰宅して2号&音源を持って「スクエア」で小休止。商店会長宅でレッスン会場の鍵の受け取り、内モンゴルの生徒が来るまで「スーホの白い馬」の練習。何度もねだった甲斐があって?パイプ椅子が新調されました。破損や傷みで前下がりになってしまった座面に泣かされましたが、軽量でとても気持ちの良い座り心地です。

 前回までの低い椅子での練習の悪影響からは、どうやら脱出に成功したようです。技術をマスターする為には、観察力や比較力が不可欠です。正しい形を繰り返し見せますが、ぼ〜っと見ていては何も進展しません。自分と正しい形では何が違っているのか?私が何を言わんとしているのか、冷静に観察して理解してください。指の角度や指単体で動かしているのか手全体で動かしているのか・・・等も、重要なポイントです。

 帰宅して明日の準備、「子供の遊び道具」があれば・・・というリクエストでしたが、持ち合わせてはいない。衣装・ゴタル・馬頭琴2本&スタンドを、展示用に準備する。私が愛用するモンゴル国の馬頭琴製作者オノンバヤル氏からメール着信、正しくは彼のメールを日本に住む姪が訳して転送してくれました。ハードケースを製作したそうで、写真が添付されています。以前見た他の工房製のハードケースは歪みがあってかなり厳しいものでしたが、このケースは一見したところ市販されているチェロのケースのように洗練されています。出来るだけ早く入手して、チェックしてみたいものです。

 彼を紹介してくれた日本人の呼び方に従って「オノンバヤル」と呼んでいましたが、昨年の国際馬頭琴フェスティバルのパンフレットの表記や今回のメールでは「ウランバヤル」が正しいようなので、今後はこう表記したいと思います。
2009年2月4日(水)
恵比寿の弦楽器用素材の卸屋まで遠征

 肌寒い曇り空、恵比寿の弦楽器用素材の卸屋まで遠征。ウガンダへ赴任した馬頭琴教室の生徒にプレゼントした魂柱立ての補充と、魂柱素材の購入。ワーキングホリディでオーストラリア滞在中の生徒が3月頃に一時帰国予定、魂柱の立て方を習得したいという事なので・・・バイオリン用を2本購入。魂柱素材は、内モンゴル用にバイオリン用を、モンゴル国用にビオラ用を選択。出来るだけ曲がりの無い、年輪がスムーズに通っているものを選ぶのがポイント。

 信号待ちの目の前を、トヨタ「IQ」初お目見え。大人3人+子供1人用となっているが、実質大人2人だろうなあ・・・。リアシートにチャイルドシートをセットしたら、前席に大人が座るのは・・・。コンセプトは面白いが、実用性となると判断不能。シティコミューター限定なら、電気自動車にでもすべきだったろうし、駐車スペースに2台停めることも現実には不可能。コンサバなトヨタの大英断、どうも誤った方向に飛んでしまったようだ。

 活字欠乏症対策に新宿「紀伊国屋」まで移動、久しく見ていなかったエレベーターガールが同乗。だらだらと売り場を往来、無事?「ポルシェ・ボクスター」のモデルイヤー別インプレッション記事を集めた本を購入。寒さの為に収縮した右ふくらはぎ&左膝で長めの距離を歩いた結果、腰が悲鳴を上げ始めてしまった。「トップス」で小休止、早速読書。水冷ポルシェのエンジンはとでも丈夫で、16万キロまでオーバーホールの必要は無いそうだ。やはりプラスチック製の幌の窓は、破損のトラブルが多そうだ。

 帰宅して「スーホの白い馬」の練習後、サッカー・A代表・対フィンランド戦の残り15分をTV鑑賞。大漁5得点を得た・・・が、キーパーのポジションの悪さ&キャッチングの未熟さが原因で、得点力がアップした訳では無いだろう。またしてもセットプレーからの失点、中盤も・・・遠藤選手に頼りきり。何一つ改善の兆しの見えない、岡田ジャパンの不毛な一戦でした。

 街を歩きながら、気になることを発見した。歩行者の大半が、左側を歩いている。駅の通路や階段も、圧倒的に左側歩行の指示が多い。車を運転していて神経を使うのが、勝手気ままに走る自転車と、行方気ままな歩行者。小さい頃から「車は左、人は右」と、私の年代は教わった。基本的にそれを遵守する事がスムーズな交通の流れを維持すると考えているのだが、それを妨げる歩行者がとても多い。今の時代、左右どちらを歩くように指導されているのだろうか?このようになったのは、何時頃からだろうか?
2009年2月3日(火)
オルティンドの曲が耳に馴染んで

 だらだら・・・と、日中を過ごしてしまう。モンゴル国の馬頭琴のメンテナンス日がフィックス、夕暮れになって外出。商店会長宅でレッスン会場の予約、3月1日の商店街のイベントへの出演の打診。夜は所沢まで遠征しなければなりませんが、日中は大丈夫です。活字に飢えているのだが、読む気になるものが見つからない。狛江の本屋2軒を探索するが、やはり・・・無駄足。

 喫茶店「ポエム」で、オルティンドのCDをリピート再生しながら・・・古めの車雑誌を眺める。モリンホール倶楽部の主催者から届いた、2010年の国際馬頭琴フェスティバルの合奏曲2曲の楽譜の検証。1曲は楽譜1枚に収まる長さで問題ないが、もう1曲は少々難曲。3ページに及ぶ変拍子、音源があれば楽なのだが・・・。

 行儀の良い店主の立ち振る舞いなど・・・喫茶店「ポエム」の雰囲気は良いのだが、如何せんおばちゃん客が多く・・・騒々しさをやり過ごすだけの広さが無いのが難点。右ふくらはぎの肉離れ後初の線路伝い散歩、変化の無い薄暗い裏道を10分ほど歩いて帰宅。「スーホの白い馬」の練習、オルティンドの曲が耳に馴染み・・・デリケートな節回しに気が回る余裕?が出来てきました。

 活字飢餓症対策に、ポルシェの認定中古車のネット検索。最初は全国の在庫車を一括検索していたのだが、店別検索すると・・・思わぬ掘り出し物が出てくる。認定中古車センター以外の正規ディーラーでも、認定中古車を扱っている事も判った。2002年以前のボクスターの幌の窓はプラスチック製で、折り畳み方式が違う為にガラス窓への変更は出来ない・・・というのが通説だったが、施工された2000年のSを発見!関東以北の正規ディーラー、いきなり北海道に飛んでしまって・・・東北には無い。関西方面は四国にも存在するが、仙台辺りに在っても不思議は無いのだが・・・。
2009年2月2日(月)
雑感・・・

 先日の横浜・熱海行で2つの浅間神社の横を通過した事とは無関係だが、浅間山が半年ぶりに噴火した。吐き出した火山灰は、千葉県君津を通過して太平洋にまで達したそうだ。宇宙旅行時代になっても、台風や火山・地震など自然は未だコントロール出来ない。漢字が読めないからといって即刻政治家失格という訳ではないが、度重なる愚行は大いなる問題。側近は原稿に「るび」をふっているそうだが、間違いなく読むという当たり前のことがこの期に及んでも出来ていない・・・。国民を舐めているとしか思えない所業、こんな政治屋に一国の危機が乗り切れるはずも無い。 大麻取り取締法に抵触したら、一般企業なら懲戒解雇が当然。退職金が出ないことは無論、次の就職の際にも足枷になる処罰である。何とも甘い、相撲協会の体質。

 売れないアメ車の在庫削減策、フロリダで1台新車を買うと中古車1台が無料でついてくるそうだ。アメ車のミニバンに乗っていた当時、友人の結婚式でワシントンDCを訪れた事がある。市内で頻繁に日本車を見かけたし、友人宅にもマツダRX7のマニュアルとカローラがあった。アメリカ人のご主人曰く、燃費が良くて壊れないし軽快に走る日本車なのに、どうしてお前はアメ車を選ぶのか?ごもっとも・・・ではあるが、「無い物ねだり」という選択肢が人間にはある。アメ車の魅力は、大排気量の多気筒エンジン。野生動物しか存在しない荒野で、粗野なエンジン音は勇気を奮い立たせ、たとえ1・2気筒エンジンが死んでも走り続けるタフさにある。アメリカ人の嗜好に頼りきって、都市型の車開発を怠ったメーカーの顛末。根本を変えねば、付け焼刃では乗り切れまい。

 肌寒い晴れ空、喜多見でリハビリ&診察。右ふくらはぎにレーザー・右上腕にキセノン照射、左膝・右肩&首に注射1本づつ。練習量を減らすか、20分程度練習したら休憩するよう、主治医からの宣告。1ステージ45分ぐらいを想定して練習するので、ある程度の時間連続で筋肉に負荷をかけねばならず、なかなか守れない条件・・・。7割ぐらいの待合室の充足率、45分で終了。

 「ドトールコーヒー」で小休止後、「サミット」で買出し。お気に入りの「まるさん」の出汁パック、狛江市に東京事業所があるのだが、近隣で買えるのはここだけ・・・。先日購入した新潟産こしひかりの無洗米が本日特売日、在庫も半分を切っていたので迷わず購入。味は富山産こしひかり無洗米のほうが好みなのだが・・・5キロ袋は今日も見当たらない。

 帰宅して練習、やはり・・・区切りの良いところだと、45分ぐらいが経過してしまう。馬頭琴日記の2日目を追加したら、「戻る」ボタンの上に出現。何度かやり直して通常状態にレイアウトできたが、時々戸惑うホームページ・ビルダーの所業。来週演奏予定の小学校から、確認の電話着信。曲目解説は、昨年のものをお使いください。飲み屋仲間の建築家から返信メール、2月中は多忙との事。時間があれば・・・シトロエンC5で熱海までドライブ,、プロの目で中古マンションのチェックをして頂きたかったのだが・・・。
2009年2月1日(日)
馬頭琴奏者の勲章

 先日頂いた馬頭琴修理に関するメール、何故か?何度「受信」に指定しても・・・「削除済み」に戻ってしまう。最初に発見したのも、「スパムメール」ホルダーの中でした。「馬頭琴修理」というタイトルが付いていたので無事救出、曖昧なタイトルだと・・・発見できない場合があります。午前中はだらだらと、月初恒例馬頭琴日記の更新作業。何ともやる気が起こらず、午後もだらだら状態が継続・・・。

 気分転換に駅の「モスバーガー」まで散歩、手袋無しでは指先が冷たくなる北風。真上に近い北側に、冬の星座「オリオン」を発見。バリ島からの帰りの飛行機から、真夏の「オリオン」が見えたっけ。2月生まれの私には、覚えやすく見つけやすい、好きな正座です。

 帰宅して「スーホの白い馬」の練習、オルティンドの節回しにも随分慣れてきました。バトエルデネ師匠の企画で以前、2人のモンゴル国のオルティンド歌手と練習をしたことがあります。大事なことは、歌を良く聴いて歌手と呼吸を合わせ、歌手より先に馬頭琴が行ってはいけない・・・。練習復活で、左手の人差し指・中指の爪の付け根の肉が腫れ上がってきました。ここを見れば練習量が判る、馬頭琴奏者の勲章です。