2007年3月27日(火)
お財布携帯の実力

 右腕上腕に鈍痛、だらだら・・・と午前中を過ごす。昼食後、馬頭琴日記の転記作業。旧PCの日記を見ながら、新PCに転記していく・・・という、効率の悪い単純作業。ありゃりゃあ・・・、タイムリミット!

 怪しい曇り空、考え事をしていたら喜多見を乗り過ごし・・・リハビリ断念。渋谷で、助っ人の銀行業務。西武で買出し・・・と思ったら、今回の改装で愛用の食品売り場消滅!東急本店の食品売場で、出汁パックの買出し。手持ちの現金が少ないことに気づき、手数料を取られるのも癪なので、イーバンクカードを使おうとコンビニ探索。イーバンクカードが、セブンイレブン以外で使えないことを知る!渋谷の繁華街には、セブンイレブンが無い!

 歯医者で金属を被せ、次回は虫歯になりそうな部分の治療。サンマルクカフェで小休止、ここもスイカ:パスモ対応に!小額対応ではあるけれど、お財布携帯の実力恐るべし・・・。明日のレッスン会場の鍵を借りて、帰宅・。

 夕食後、恒例の・・・失神。復活するも・・・右腕上腕回復せず、練習少々。再びだらだらと、日記の転記作業。
 
2007年3月26日(月)
カレーの正しい?食べ方

 青空から注ぐ暖かな日差し、面接の為にジャケットを着用。喜多見でリハビリ後、サラサーテを読みながら八丁堀へ移動。サラリーマンで混み合った喫茶店で、ビーフカレー&アイスコーヒーを注文するが・・・。

 たっぷり多目のカレールーがあれば、何も考えずに食べ進められますが、カレーとご飯の分量が微妙な場合は熟慮して食べねば、最後は白いご飯だけ・・・という悲惨な顛末を迎えることになります。本日の場合は、最初から明らかにカレールーが少ない!一口もカレーたっぷりで食べられなかったのみならず、涙ぐましい努力の甲斐も無く、最後には皿にこびり付いたカレーの痕跡の上を、白いご飯が虚しく踊る・・・惨状。

 時間自由&項高率な内職の面接のつもりが、代理店ビジネスの説明会であった為・・・途中退場。下北沢へ移動して助っ人業務、郵便物&頼まれ物のピックアップ。池尻に移動して銀行業務、打ち合わせ少々。

 バスに乗るが、世田谷通り大渋滞の為に上町で下車、携帯スイカで世田谷線→小田急線で祖師谷大蔵に向かう。メインバンクのりそな銀行、駅前立地はここだけで・・・不便この上ない!駅のエクセルシオールカフェで小休止、ここでもスイカ対応!焼肉卸店に向かうが定休日、金物屋で魂柱を立てるのに役立ちそうな金属棒と、剥離した左手人差し指の爪を削るやすり購入。近所のスーパーで、買出しをして帰宅。

 夕食後、恒例の・・・失神。復活してサラサーテを参考に、2号用弓3本のバランス調整。先端部分への荷重増でしたが、う〜ん・・・現状のほうが良いですねえ。ホームページの復旧第一弾、サーバーから現状のデータのダウンロード作業。何やらナンバリングが変わってしまい、構成がバラバラ状態・・・。取りあえず、日記の更新を試みるが・・・挫折。

喜作へ深夜散歩、マンション横の桜が咲いた!生ビール+酔鯨3杯。
2007年3月25日(日)
BMW5シリーズのワゴン

 7:00起床、本格的な雨&濃霧・・・。モヤモヤ状態の彼方から、なかなか達者な鶯の声が響く。朝食を済ませ、道路向かいの日帰り温泉に移動。お座敷でだらだらトド状態・・・やら、雨天の露天風呂を堪能。
2007年3月24日(土)
あああ
2007年3月23日(金)
あああ
2007年3月22日(木)
あああ
2007年3月21日(水)
あああ
2007年3月20日(火)
あああ
2007年3月19日(月)
あああ
2007年3月18日(日)
あああ
2007年3月17日(土)
あああ
2007年3月16日(金)
あああ
2007年3月15日(木)
あああ
2007年3月14日(水)
あああ
2007年3月13日(火)
テストの為に購入した馬頭琴、何処に仕分けしたらよいのやら・・・

 今週演奏予定の小学校からの電話で起床、迷惑メールの処理等で午前中終了。前輪の出ないANAの航空機が見事な胴体着陸!故障の多い機体を使い続けた会社の責任なのに、相変わらずの屁理屈・・・。

 昼食後、モバイルスイカの入金作業。ありゃあ・・・パスワードが判らない。再設定しようにも、メールアドレスも登録されていない?センターへ確認電話、アドレスが間違っているそうで修正画面を作っていただいて・・・無事解決。18日から使用可能なパスモ用プログラムのダウンロード、続いて入金作業無事完了。

 穏かな晴れ、外気温16℃。喜多見でリハビリ&診察、右肩&首に注射1本づつ。狛江で、1年分をまとめた領収証の受け取り。喜多見で年間約16万円、狛江で約9万円・・・。駐車スペースに先客在り・・・で本日も茶茶未遂、明日のレッスン会場の鍵を受け取り帰宅。しばし・・・失神。

 夕食後、確定申告作業。新しい工房からテストの為に購入した馬頭琴、いったい何処に仕分けしたらよいやら・・・。日付変更線を過ぎたところで、下準備完了!あとは転記するだけ、というところで怠け癖が・・・。資源ごみを出しがてら、炭屋五兵衛へ深夜散歩。生ビール+蕎麦焼酎Wロック2杯。
2007年3月12日(月)
並んで待つ・・・という習慣が無い民族

 起床直後から確定申告業務、昼食後も作業続行。穏かな晴れ外気温14℃、銀行業務&喜多見でリハビリ。現実逃避?息抜きに茶茶に向かうがお休み、スクエアも終わってしまって・・・池田楽器のワン公にご挨拶。モスバーガーでコーヒータイム、喫茶店が無いのが和泉多摩川の欠点です。ベトナム料理「サイゴン」和泉多摩川店17日オープンとの事、商店街に3軒目のカレー屋誕生・・・。本屋で時間潰し、買出しをして帰宅。

 夕食後も、確定申告業務。日付変更線を過ぎて、領収証の整理がほぼ完了。怠け癖が出て、喜作へ深夜散歩。生ビール+酔鯨1杯+久保田千寿1杯+緑川1杯。深夜の野良子猫ミーティング、秋刀魚の蒲焼缶を進呈。

 北京ではオリンピックに向けて、並んで待つ練習をしているそうだ。かつて仕事をしていた香港では、全員が電車のホームに一杯に広がっていて、電車が到着すると電車すれすれまで前進して、降りる人よりも早く乗車口へ殺到する・・・という修羅場が展開していた。北京空港でも割り込みは当たり前、後ろから体や荷物にカートをぶつけられ口論になったことも度々・・・。いざとなったら、お上の強権発動・・・なのだろうが。 
2007年3月11日(日)
ついつい日記を読んでしまい・・・

 題名の無い音楽会を聴いているうちに・・・二度寝。昼食後、1号を持って下北沢へ。晴れたり曇ったり、肌寒い強風。助っ人の郵便物のピックアップ後、六本木で所用。閑散とした六本木の空に聳え立つ、ドン・キホーテ屋上の角上の構造物。

 246号を下れば池尻なのだが、バスは渋谷止まり・・・。電車で移動するには煩雑すぎるのでタクシーで移動、打ち合わせ。成城学園までバスで移動、買出しをして帰宅。

 夕食後、失神。2006年の日記から、確定申告用の収入データの書き出し作業。ついつい日記を読んでしまい、遅々として作業が進まない・・・。
2007年3月10日(土)
尻に火が付いた確定申告

 6:00に目が覚めるが、盛り上がった翌日の引きこもり状態・・・。だらだらと、午前中を過ごす。

 昼食後、1&2号を持って先週の振り替え個人レッスンへ。晴れているが、かなりの強風。内モンゴルの生徒、ハーモニクスで苦戦中。ハーモニクスの音は、ゆっくり正確に出そうとしても出ません。右手の弓をリズミカルに使い、左手の指の力を弦に当たる瞬間に出してやる・・・感じです。モンゴル国の生徒と、子守唄の二重奏の練習。上のパートは気持ちよく響き合いますが、下のパートは・・・。下のパートのメロディを覚えた上で、相手の音と気持ちよく響きあう音程を探す気持ちで練習ください。

 合間に野良子猫ミーティング、いつもの場所でお昼寝中。貰った餌を食べた形跡はありますが、元気がありませんねえ・・・、右目から目脂も出ているし。桜の蕾は・・・まだまだ固い、多摩川沿いは例年東京平均よりも遅いのです。

 一時帰宅して買出し、スーパーにも鰹が出回り始めました。夕食後、確定申告用の資料作成・・・というか、消失してしまった収入データを過去の日記から書き出す。昨年は、午前中演奏で午後レッスンとか、午後レッスンで夜演奏・・・とか、Wヘッダーが多いのに驚いた!日付変更線を過ぎて喜作へ深夜散歩、生ビール+酔鯨2杯。
2007年3月9日(金)
国際馬頭琴フェスティバル in モンゴリア 2008

 腫れたり曇ったり・・・の天気、外気温8℃。1・2号&衣装を持って、世田谷の小学校へ出発。世田谷通りは順調だったものの・・・環八大渋滞、7.5キロ・40分の我慢ドライブ。

 50分の演奏&お話、活発な質疑応答が30分ほど続く。校長室へ伺うと、サッカーの授業で負けた責任で言い争った子供と校長がお話中。この子は脳のある部分の欠損で、他人を思いやれないのだそうです。こういう子供が増えている・・・というか、医学的に解明されるようになって来たのですね。昨日の校長室にも子供がいましたが、他の子供とコニュニケーションがとれず、校長室で大人と対話する方が安らげるのだとか・・・。

 本日の給食:海老チャーハン+烏賊フライ+具沢山のワンタンスープ+柑橘類+牛乳。8キロ・40分のドライブで帰宅、NO CDと表示されるCDチェンジャーの点検、取り出して入れ直したら・・・とりあえず回復。

 部屋で小休止中に失神・・・。YANASEからABS関連の警告灯に関する返事、ステアリング・タイヤ・ブレキペダルのセンサーが怪しいらしい。警告灯が点いた状態で入庫して欲しい・・・との事、そうでないとPCで診断出来難いそうです。

 喜多見でリハビリ後、四谷へ出発。ブルグッド&バトエルデネ師匠&日本人メンバーで、来年5月ウランバートルで開催予定の、モンゴル・日本馬頭琴交流会の打ち合わせ。タイトルは「国際馬頭琴フェスティバル in モンゴリア 2008」に決定、モンゴル文化庁・ウランバートル文化庁の支援を受けて、日本人馬頭琴奏者による演奏会、モンゴル国立馬頭琴交響楽団・民俗歌舞団や馬頭琴製作者との交流演奏会も計画中です。生ビール+芋焼酎ボトル3人で2本+α。
2007年3月8日(木)
踏み切り待ち・・・

 晴れてはいるが久々の一桁外気温6℃、シートヒーターだけでなく指を暖めるステアリングヒーターが欲しい・・・。1・2号&衣装を持って西東京市に出発、18キロ・70分のドライブ。近隣でお茶所を探すが・・・、家族向け寿司レストランが多く、狭い道&踏切で約30分を浪費、そのまま小学校へ向かう。

 45分の演奏とお話に、30分を越える2・3年生合同の活発な質疑応答でした。バイクフリークの校長と給食、本日のメニュー:ドライカレー(水分の少ない挽肉のカレー)+野菜具沢山の卵スープ+みかん。17キロ・55分で帰着、途中で洗車&給油。5.31キロ/リットル・@139円。

 休憩少々のつもりが・・・失神、慌てて下北沢へ向かう。助っ人業務の郵便物のピックアップ、久々に下北沢の開かずの踏切を体感。10本近い電車が、目の前を往ったり復たり・・・。池尻に移動、打ち合わせ&買出し。渋谷へ移動、久々の焼きトン家で生ビール+三千盛1/2杯+なかだれ2杯。

 セブンイレブンで購入した秋刀魚蒲焼缶を持って、野良子猫訪問。帰宅して・・・爆睡。
2007年3月7日(水)
浅草寺 → 護国寺

 穏やかな晴れ、外気温11.5℃。1・2号&衣装を持って、喜多見でリハビリ。ぼ〜っとした受付兄ちゃん&慣れないリハビリ担当者に、思わぬ時間の浪費。用賀に向かうが、入り口手前で谷町付近12キロの事故渋滞発生の為、高井戸方面に方向転換。環八大渋滞!首都高順調・・・と思われたのも束の間、外苑から吾妻橋まで渋滞のろのろ走行で、30キロ・2時間30分の我慢ドライブ。関係者の皆様、ご心配おかけしました。

 楽器の室温慣らし&衣装を吊るして、二天門向かいのやぶ蕎麦で鴨せいろ。煮加減の難しい鴨肉、柔らかくて美味でした。2:00から1時間・10曲の演奏予定、熱心に聴いてくれる来場者に話し過ぎて・・・10分オーバー。終了後、お茶を飲みながらの懇親会の予定でしたが、質問攻めで馬頭琴の前を離れることが出来ないほどの大盛況!音の良い会場と熱心な聴衆、何物にも替え難いご褒美です。

 護国寺へ移動、8キロ・30分の順調ドライブ。モリンホール倶楽部へ弓のお届け、メンバー2名に神戸帰りのバトエルデネ師匠と合流、情報交換あれこれ。帰路概ね順調で、28キロ・1時間のドライブで帰宅。

 夕食後、まったりと過ごす。本日もT字路の左折時に、愛車のインジケーターにBAS→ESP→アンチロックブレーキシステムの警告ランプ点灯。エンジンを掛けなおしたら消えましたが、4つのタイヤのバランスを取る装置ですから、作動時に不手際が起こっているのは確実なようです。あああ・・・。
2007年3月6日(火)
加瀬邦彦&ワイルドワンズ in 武道館

 右手は完治しましたが、左手の点滴後の内出血らしき跡が大きく広がって惨憺たる状況・・・。入院していた父親の腕にも、同じような跡がありました。訊けば、新米の看護婦の仕業・・・との事。憤慨する私に、練習しなければ上手くはならないのだから・・・と説く父親は、病床でも立派な教師でした。

 哀れな野良子猫に餌を与えたら、噛まれて大騒ぎ。日本昔話なら子猫の恩返し、ここ掘れにゃんにゃんという場所から大判小判がざくざく・・・という展開なのですが、こいつに案内されたら、死体でも発見しかねないかも・・・。遺棄された死体を発見するのも、功徳には違いありませんが。

 暖かな晴れ、ぼんやりと迷惑メールの処理。馬頭琴仲間から電話、明日の弓の受け渡しの段取り。昼食後、失神。復活して、1号の内弦の太さ調整。外気温11℃、曇った空から大粒の雨と雷鳴までもが轟く・・・。喜多見でリハビリ&診察、右首&肩に注射1本づつ。しゃぶしゃぶが食べたくなって、豚しゃぶ用の肉を買って帰宅。

 野菜たっぷり豚しゃぶで夕食、しゃぶしゃぶというよりポン酢の味が恋しかったらしい。夕食後、明日の通しリハーサル。急激に冷え込む・・・という予報を裏切って、じっとりと汗ばむ気温。馬頭琴の点検・準備&弓の用意を済ませ、終了。

 「LOST」鑑賞、ついつい「加瀬邦彦&ワイルドワンズ in 武道館」の熱演をTV鑑賞。加山雄三氏ゲストで登場、ぶよぶよのジュリーも登場・・・。ギター中年も大勢登場するが、皆さん羊系の方ばかり。狼は裕也さんだけか?
2007年3月5日(月)
ジャンツァンノロヴ氏のご子息

 暗い空に、台風並みの湿った風。小幡医院で右手の最終チェック、腫れも無くなり傷口が痛痒い状態。無事治療完了、先生に感謝!。銀行業務2件、喜多見でリハビリ。1年分の領収証の取りまとめができないということは、約300枚の領収証を手計算して申告用紙に貼り付けねばなりません。薬局&狛江で、領収証の取りまとめ依頼。

 愛車のインジケーターに、BAS→ESP→アンチロックブレーキシステムの警告ランプ点灯。エンジンを掛けなおしたら消えましたが、時限爆弾を抱えたような気分・・・。晴れたり曇ったり時折小雨・・・という、猫の目のような天気。

 昼食後、下北沢へ助っ人業務。通帳記帳・郵便物のピックアップ、車のバッテリー復活作業の為にボンネットを開けたところで雨が降り出して・・・中止。愛車を持ってきて、充電するのが手っ取り早いかなあ?渋谷で雑用、池尻で打ち合わせ&買出し業務。新宿へ移動、風の為に各所で列車が遅延・・・。

 バトエルデネ師匠とモンゴル国の作曲家:ジャンツァンノロヴ氏のご子息と合流、地下の喫茶?「ピッコロ」で集会。お父上とは違って23歳の長身&細身の美男子、モンゴルではモデルだったそうな。ミヤットモンゴル航空の機内誌にも、度々登場しているそうです。日本語&音楽の勉強の為に留学中で、来年は指揮・作曲の勉強をすべく東京芸大を受験するそうな。

 酒・タバコを嗜まない彼を横目に、生ビール+いいちこボトル2人で1本半。喜作に寄り道するも、酔鯨1/2杯で撤退。
2007年3月4日(日)
インターネット経由 モンゴル直送の馬頭琴の考察

 穏やかな晴れ、座間からの訪問者と駅で待ち合わせ、話を伺いながらクリニック会場へ向かう。インターネットで注文したモンゴル国からの直送、送料込みで2万円弱のハードケース入りの馬頭琴。送料だけでも7千円ぐらいですから、トラブルの無い良い楽器だったらお買い得なのですが・・・。

 内側に、E工房のラベルが貼られています。後で調べたところによると、昨年お会いしたモンゴル国最大の馬頭琴工房を主催するB氏の工房製のようです。渋谷の老舗馬頭琴ショップでも、販売されています。

 モンゴル国の馬頭琴の大人用標準サイズは、最大が私の1号の作者のエンフジャルガル氏の工房製で、最小がバイガルジャブ氏の工房製です。持ち込まれた馬頭琴は3/4ぐらいの小型で、一般的には子供用と言われるものです。素材は通常のものですが、裏板がベニヤ製でコストダウンを図ったか?金銭的負担を少なくして、子供達が馬頭琴を習い易くする試みなら、大賛成です。

 竿下端のボディから飛び出た部分にテイルピースの紐を掛けるのですが、突出している部分が小さく紐がすっぽ抜けてしまう。ヤスリで溝を彫ってみましたが、強度不足で使用には耐えられそうにもありません。通常の馬頭琴も、ボディに隠れる部分で接いであるパーツです。1センチ程度長いパーツを作って、接ぎ直しが必要です。

 竿とボディの接合部の隙間が大きく、がたついています。弾きこんで馴染んでくるに従いビビリ音の出る原因となるので、竿側に薄い板を貼って微調整が必要です。

 向かって右側のF字ホールの上下に、亀裂が入っています。弦を張った時の圧力に耐えられず、力の集中する部分が割れたと推定できます。表板の厚みは普通なので、バスバーが弱いか付いていない可能性があります。亀裂の修理は比較的簡単ですが、バスバーの修理は表板を剥がす→バスバーを接着→表板を再接着・・・します。

 モンゴルと日本では気候差が大きく、魂柱は1.5〜2ミリぐらい短くなってしまうのですが、この楽器の場合も長さが足りなくなって倒れてしまっています。モンゴル国と内モンゴルの中間ぐらいのサイズ、手持ちの魂柱を切って立て直し。

 下駒の片足が割れていますが、輸送中に割れたとは考え難いですねえ。単純な割れ方をしているし、剥がして修理する場所ではありませんから、木工用アロンアルファーで接着すれば大丈夫ですけれど・・・。

 どうにか弦を張れるようになったので、糸巻きの調整。糸巻きの軸に弦を巻きつける回数で調整をしますが、内弦が少々の調整では直りません。減ってしまった軸を、削り直す必要がありそうです。

 小型のボディサイズなりの音はしますが、50人程度の会場での演奏となると・・・。お子さんが使用するのであれば可能ですが、大人が楽器として使用するにはちょっと・・・。短い弦長と小さなボディサイズ、これに慣れてしまうとレギュラーサイズの馬頭琴に買い換える際にも、問題が発生します。

 私の1号と比べて頂いて、500席ぐらいのホールで西洋楽器相手に対等以上に闘える演奏用の楽器との違い、ご理解頂けたようです。モンゴル人の魂と称される楽器ですから、誇りを持って扱って欲しいものです。

 帰宅して昼食。バトエルデネ師匠から、弓の注文電話。練習後、夕食の買出し。夕食後・・・失神。復活して「世界ウルルン滞在記・極寒モンゴル」鑑賞、今年は暖冬でマイナス15℃だそうです。尻に火が付いた、確定申告用の雑務あれこれ。休憩がてら、ついつい「スチームボーイ」鑑賞・・・。
2007年3月3日(土)
若村真由美さんの馬頭琴演奏
 
 右手をビニール袋で覆い、2日ぶりのシャワー。曇り空、小幡医院で右手の消毒&抗生物質の点滴、すこぶる順調。

 2号を持って、内モンゴルの個人レッスンへ。早い弓の時、弓を動かす振幅が不揃いで、リズムを乱しています。手首の切り替えし時、瞬間的に弓が早くなり、リズムが崩れます。右腕を振り子のように使って、均一な振幅とスピードで弓を動かしてください。ハーモニクスの長いトンネル、どうやら出口が見えてきましたね。

 合間にストックの6本の弓で、生徒の馬頭琴とのマッチングテスト。良い弓とは、弓自体の性能が良く、馬頭琴との相性が良く、奏者がコントロールし易い・・・という、3つの条件を満たしたものですが、三拍子揃った弓となると、そう簡単に出会えるものではありません。陽が差し出した中、一時帰宅して昼食。

 午後のレッスンは生徒2名が病欠&用欠の為、1&2号で来週用のリハーサル。右手の親指と人差し指の間を覆っている絆創膏の為に、弓が滑ってしまい、手に不要な力が加わり疲労が甚だしい。人間の皮膚は滑らず停まらず・・・、実に具合が良いものである事を再認識。合間に野良猫ミーティング、この数日間の私の苦痛などお構い無しに、しれ〜っと頭を摺り寄せて来ます。噛まれないように、最新の注意を払って対応。

 馬頭琴の修理依頼の電話着信、明日の馬頭琴クリニックの為の会場を確保して帰宅。釣り番組の合間に、若村真由美さんの馬頭琴演奏シーンを瞬間鑑賞。「女神たちの勝負食」という番組、内モンゴルの馬頭琴でしたが、何だったんだろう?夕食後、いつの間にやら・・・失神。
2007年3月2日(金)
下見した会場の音の響きが良いと・・・、本番が待ち遠しい!

 右手の切開痕に痛みと腫れはあるものの、順調に回復。昨夜はフォークを持つのも覚束なかったが、箸が持てる!晴れ・外気温13.5℃、喜多見でリハビリ。傷口を濡らしたくない為、サミット&セブンイレブンで昼食を物色するが、歯の悪い母親向け+趣味嗜好・・・の条件では、ほとんど選択肢が無い。

 昼食後、1号を持って浅草へ。来週の演奏会場の下見&打ち合わせ、電気ブランで有名な神谷バーを通過、馬道(うまみち)を通って浅草寺へ。熱意あるスタッフの歓待と、大変音の響きの良い会場、当日が楽しみです。「あさくさかんのん 図説浅草寺 今むかし」という本を、お土産に頂く。金龍山浅草寺の起源から各施設の見どころを絵と写真で解説してあり、これを持って浅草寺半日観光・・・というのも面白そうです。

 小幡医院で右手の治療、傷口の消毒&抗生物質の点滴。二日酔いや疲労回復にも点滴は良いそうですが、今回の治療でも大変有効でした。時々魚肉ソーセージを与えている哀れな野良子猫に噛まれてこんな騒動になるなんて・・・、半世紀を過ぎても試練の人生が続く・・・。でも大抵の事は、当初の正しい判断と適切な処置を誤らなければ解決します。

 湿った風と朧に霞んだ月、明日は雨?ベトナム料理「サイゴン」の、和泉多摩川店開店の為の工事が始まった。調理の簡便な夕食の買出し、レッスン会場の確保をして帰宅。夕食後・・・失神。3:00頃復活して、雑用あれこれ。
2007年3月1日(木)
オーケストラ アジア ジャパン + ナルソ君の馬頭琴・ホーミー&口琴

 野良子猫に噛まれた右手親指の炎症が激化、痛みも出て動かない・・・。和泉多摩川クリニックの紹介で、小幡医院へ。破傷風対策という事で、傷口の切開&オキシフル消毒、破傷風の予防接種、抗生物質の点滴に錠剤2種類・・・という豪華?フルコース。点滴初体験、1回目の手首では上手く液が入らず、手の甲に仕切りなおし。破傷風菌、酸素に弱いのだそうですが、切開した傷口にオキシフルの拷問は・・・。当然の事ながら、飲酒禁止令発令。セブンイレブンで母親の昼食を仕込み、亡霊のように・・・帰宅。

 食欲も無く寝ようとするが、傷口切開後の痛みがどうにも止まらず、右手が使いものにならない・・・。小幡医院再訪、鎮痛剤を処方して頂く。この痛み、3日間は酷くなるそうで・・・。エドヤでお土産用のワイン&泡盛を調達、車内で鎮痛剤服用。下北沢で助っ人業務、郵便物をピックアップし、池尻で打ち合わせ。

 四谷へ移動、信号待ちで万馬馬頭琴アンサンブルの楽団長と合流。紀尾井ホール、内モンゴルの若手馬頭琴奏者ナルソ君の楽屋でボラグ先生&丸山社長と、ホワイエでブルグッド師匠と合流。前半は邦楽楽器のアンサンブル、「元禄花見踊り」や「越天楽」など聴きなれた曲目でした。後半2曲目でナルソ君登場、唐建平氏作曲の「源〜馬頭琴と日本楽器のために〜」で、ホーミーと2種類のチューニングの馬頭琴&口琴を披露。素晴らしい演奏で、今後の活躍が楽しみです。

 音響装置を使わない演奏会でしたが、琵琶やホーミーはアンサンブルの中で掻き消されてしまって・・・少々残念。馬頭琴の音量も今ひとつ、三味線&打楽器が健闘していました。

 魚民でブルグッドご夫妻+楽団長と会食、アイスウーロン茶1杯。右手の痛みと腫れが治まり、油断は禁物ですが峠を越した感触。指が動くまでに改善!明日の演奏会場の下見大丈夫です。ほっとして「プリズン・ブレイク」をBGVに、月初恒例の馬頭琴日記の更新作業。懐かしい渥美マリ主演の、「しびれくらげ」鑑賞。