2004年2月29日(日)
師匠のコンサート

 題名の無い音楽会で、吾妻宏行+渡辺香津美+若手女性民謡歌手。この番組は今日一緒の香都(こと)の楽屋でも話題になっていました。香都も若手美人民謡歌手を軸に、ギター・ベース・パーカッションで現代風な民謡を演奏しています。

 10:30、師匠から電話で、昨夜の話を少々。

 VTRカメラ+三脚を持って、チ・ブルグッド&ヒメルのコンサート会場、志村坂上龍福寺会館へ出発。三田線のホームは2月一杯ゴミ箱封鎖中、オウム麻原判決のテロ警戒ですか?

 新加入キーボードの機材がけっこうあります。ここは会場が狭く、音のバランス取りに苦労します。案の定、全体はどうにかなったものの、楽器同士の音がモニターできずやりづらそう。30分ほどリハ風景を撮影。後食事。

 本番は、かなりの立ち見が出る盛況。万馬仲間の永瀬くん・大江さん・高木さん、天馬の木の葉さん・ハルオさん、二胡のととろさんと友人、私の生徒の池谷君の顔も見えます。

 本番スタート、全体としてはなかなか迫力のあるステージでした。練習不足のミスが少々目立ちます。バトチョローン氏がボラグ先生にプレゼントしたという、モンゴル国の馬頭琴にトラブル発生!ソロ開始直後に糸巻きが滑って、音が下がってしまいました。他の楽器と合わせる時の鬼門ですね、この糸巻き。1時間のステージが終わって、アンコール曲「天上の風」の冒頭で、「木魚」を使用、段取りを池谷君にお願いしました。

 池谷君と帰宅途中、色々と雑談。外で使う折りたたみイスが見つからない・・・ということで、ストックのイスを1つ進呈。彼のお姉さんはフラメンコのダンサーで、良くスペインに行くそうです。

 喜作で、生ビール+酔鯨1杯。にんにくで食べたかったカツオ売り切れで、牡蠣フライ。1:30帰宅。
2004年2月28日(土)
天馬の会・馬頭琴発表会
  
 会場到着後すぐに、「ボーイングの練習風景」の練習・・・なんのこっちゃ?ダルハンチンさん(モンゴル語:大工)名古屋から遠路はるばる登場、お久しぶりです。モンゴル人のピアニストの到着が遅れているようで、リハ少々混乱。ヴォーカルのマイク音量チェックだけで終了。師匠登場、仕事の前に寄ってくれましたが、本番までは居られないとの事。ヴォルさんの衣裳(デール)が無いので、急遽ご近所の永瀬君にお願い、多謝!。デールに着替えると、「さあ、やるぞ!」という気分が高まります。私の場合、練習モード → 本番・・・への、転換の儀式です。

 本番。ダルハンチンさん、なかなか良い味出しています。急遽お願いしたセッティング中の場つなぎも、無事こなしていただいて、感謝!かなり場数踏んでいますね。「ひげ&木の葉」、かかりすぎの馬頭琴のリバーブを除けば、良い出来でした。モンゴル人の親子が終了後、わざわざ挨拶に来てくださいました。モンゴル人に褒められるのが、日本人馬頭琴奏者にとって、なにより嬉しい事です。

 近所のジョナサンで打ち上げ、生ビール痛飲。池袋のモンゴル料理ゲル(モンゴル語:家)でニ次会。隣の若いモンゴル人グループ・馬頭琴奏者と合流して、大騒ぎ!ヴォルさん若い馬頭琴奏者に、「練習時間が短くて、上手くなれる方法」を質問・・・、正しい練習を繰り返すしかありません。ほら、彼にも「左手の指」注意された・・・。

 帰宅後、明日のビデオ撮影の機材チェック。バッテリーの充電をして準備完了。
2004年2月27日(金)
先生・・・という人種

 明日の発表会の練習。「スーホの白い馬」&「運命」。弓、右手の中指の使い方がちょっと解ってきて良い感じ・・・。あいかわらず左上腕が痛みます。

 午後師匠から電話。マンションの前に居るのでお茶でも飲もう・・・で、デニーズへ。神奈川での演奏だったようです。ジャズバンドとやるとしたら何の曲が良いか?という質問に、「昇る太陽」「モンゴルの子守唄」があがりました。このあたりの感覚は日本人と違います。3月2日から内モンゴル帰国だそうなので、段さんの工房の糸巻き3セットを依頼。以前からオーダーしていた「弓」は、フフホトの若き弓職人の師匠(北京在住)に確認してみるとの事でした。

 夕方、先日の「ながやと祭り反省会」に出席。確信犯的時間オーバーのグループと、子供の出演直前入場・直後退場する親グループに批判集中していました。

 近所の洋風居酒屋「トムソーヤ」、何時に無く盛況でしたが、中学教師グループが「教え子の話題」を魚に飲酒!なんとまあ下種な人達なんでしょう。生ビール+赤ワインハーフボトル。

 NHKで、ヤイリのギター工房のドキュメントを見る。職人にとって「合理化」とは、楽器が「家具」になってしまう事なんですね。クオリティ&コストコントロール、日本人とはとても器用です。
2004年2月27日(金)
久ちゃんは、ボリビアの沖縄村へ

 ジャミヤンモデル、音がしっかりしました。やはり弦は適度な太さが必要ですね。

 近所の病院で風邪薬調達。セブンイレブンのATMで入金、自分の口座に入金するのに手数料も手数料を取られるなんて・・・。リロ書房で、古武術&直木賞受賞作掲載本を購入。

 直木賞受賞作を読みながら、来月演奏予定の小学校へ。横浜駅から徒歩10分、あんな静かな環境があるんですね!とてもよい音の多目的室でした。万馬仲間の倉富君と、「窓の蠅」「モンゴルの子守唄」の合奏練習。後半は「昇る太陽」のハーモニクス部分の練習。

 帰り道、久ちゃんから電話。下北沢で会うことにする。駅裏地下の居酒屋バーで、生ビール+粟焼酎&牛乳焼酎ロック。喜多見で握手をして別れる、いよいよ彼はボリビアの沖縄村を目指して旅立つのです。
2004年2月25日(水)
1号、糸巻き修理の為入院

 町田の小学校へ向け、8:30出発、1時間で無事到着。ここも入り口が施錠され、さらに職員もIDカードを首から提げていました。壁に誘拐されない為の「いかのおすし」という張り紙、ついて「いか」ない、くるまに「の」らない・・・など。本当に嫌な国になったものです。気を取り直して、約50分の演奏&質疑応答。

 1号馬頭琴、入院の為に井荻へ向かう。時間調整&昼食、病院近くのジョナサンで「ビーフシチューかけオムライス」を注文。牛丼・焼き鳥は消滅しているのに、何故か「シチュー」「カレー」「焼肉」は健在ですね・・・・

 本体の穴埋め&開け直し、糸巻きのテーパー合わせを依頼。赤所10,000円で合計20,000円、期間は約1週間。

 世田谷の小学校から、詳細確認の電話。1時間20分・83名、代表者何名かで馬頭琴の試奏・・・となりました。

 馬頭琴のことで何度かお電話をくださった方がいるそうですが、連絡先を教えていただけずお手上げです。「何時いますか?」と言われても、会社員ではないのでスケジュールは不定期です。このところ小学校の演奏で無茶苦茶忙しいし。連絡を取りたい方は、メールか「何時ごろ電話が欲しい」とご伝言ください。

 練習後、モニター中のジャミヤンモデルの弦が細いので、弦交換。1号退院までの間、お世話になります。
2004年2月24日(火)
画期的なアイデアも・・・失敗

 昨日からの続き、ボール盤で穴あけ作業開始・・・と思ったら、先日購入した12ミリのドリルの刃が長すぎて装着できず、急遽成城の日曜大工センターで再購入することに。この刃切れ味悪いですね、黒檀使っているから無理も無いか・・・。続いてチェロ用ペグの加工。弦を通す穴をボール盤で面取りをして、更にやすりで滑らかにして、弦が切れないようにします。いよいよペグの装着、これは解説書どおり同梱された専用工具を使用すれば簡単でした。

 いよいよ弦のセッティング。さてどうかな・・・?駄目でした・・・。目一杯ネジを締めこんでも、弦のテンションに負けて戻ってしまいます、トホホ・・・。このままでは1号、使用不能なので、修理人に電話して明日入院手配。野口さんに結果報告。

 南林間教室へ。生徒1名、本日もメトロノームでリズムの矯正。リズムの狂いを感知して修正する・・・という意識がありません。微妙なズレでは無いのです、半拍以上のズレ・・・。帰り際に「曲弾けませんか?」の問い。「交通ルールを無視して、車を運転しても良いですか?」と言われたら、皆さんはどうお答えになりますか?

 琴のコンサート情報を届けにアドナインスへ。大介さん・内田さん在籍。光さん乱入、伊勢原の団子&もなかを頂く。光さんのご主人は雅楽の方で、私の知人の東野さんという笙演奏者をご存知でした。ご主人、356GTとモンディアールをお持ちでご苦労なさっているそうです。羨ましい・・・。

 生ビール+ジンWロック2杯+マスターのサービスで、とりあえず最近の憂さを晴らし、ご機嫌で帰宅後爆睡。
2004年2月23日(月)
誕生日だというのに

 朝から港区の幼稚園で演奏、メモと実際の時間が1時間違っていて、ご迷惑をおかけしました。今の幼稚園児、しっかりしていますね。ちゃんと質問もするし。

 師匠から電話で、29日のコンサートのビデオ撮影の依頼。

 帰宅後、木工旋盤を取り出し、穴埋め用の黒檀の丸棒の加工。16ミリ径の丸棒を15ミリ径・14ミリ径に削ります。朝15度近くあった気温が、作業場のベランダは強風でけっこう寒い作業でした。黒檀が硬くかなりの時間を費やし、事前に楓(バイオリン・チェロ修理の専用品があります)を入手して置くべきと後悔。見た目は黒檀のほうが、未塗装でも綺麗です。接着して本日の作業終了。

 明後日演奏予定の学校から電話、内容の最終確認。

 風邪(喉が痛く、時々咳が出るという小康状態)の為、仕事以外は家でじっと暮らす、寂しい47回目の誕生日でした。
2004年2月22日(日)
ながやと祭り

 渋谷区社会教育会館に所属する「音楽団体」の合同発表会、今年は33団体ぐらいか・・・。10:45〜11:00の15分間の持ち時間で、出入りの時間込み。「土曜日の朝」「窓の蠅」「ゴンゲルン河」の3曲。先生も加わり、男性6名+女性5名計11名の馬頭琴合奏。大江さんのお母さん・天馬の会長・修子達郎兄妹・私の生徒の池谷君に、ご来場いただきました。無事終了するも、「土曜日の朝」は未消化、練習時間が足りませんね。受付のお手伝いを終え、恵比寿ふかひれ有名店で昼食。ここは会社員時代から愛用していますが、ふかひれが?と思うくらい安価でいけます。

 渋谷で、ドリルの刃・穴埋め材・楽譜を購入し、帰宅。アジアクラブチーム選手権を見ながら、3月28日の「曲目解説」「サンプルMD」「譜面」を準備、終了後うちだピアノへお届け。

 神田の商店街活性化の為のイベント出演についてのメールアンケートに返信。月曜の11:00〜14:00ねえ・・・?
2004年2月21日(土)
チェロ用金属糸巻き

 午後の和泉多摩川教室、池谷君のみ。音階・チューリップ1弦/2弦バージョン・天上の風の前半。指にも力があるし、今のところ順調です。1号馬頭琴、相変わらずノイズが出ているのでばらしてみましたが、がたつき・割れは発見できませんでした。ジョイント部をきっちり差し込み直したのですが・・・。帰りに来月の会場予約。

 秘密兵器「チェロ用ノンスリップペグ」の現物合わせ、上手くいきそうな感じです。弦を通す穴を4ミリ径にボール盤加工。無垢のアルミなので強度も大丈夫そうです。12ミリのドリルの刃と、穴埋め用の15ミリ径の木材を調達せねば・・・。

 明日の発表会の練習を少々。師匠に電話で「藍」のCDをオーダー。 
2004年2月20日(金)
金ちゃんライブ・・・

 近所の病院で、風邪&左手上腕の検診。四十肩・」五十肩ではなく、職業病だそうです。鎮静剤と塗り薬を貰い、練習量を減らしなさい・・・との事。

 午後、渋谷の歯医者へ。元上司の對馬さんとばったり!今度食事でもしましょう。上の歯のクリーニングで、今回の治療終了。次はモンゴルから帰ってからかな?

 東急ハンズでファイルの購入後、狛江のうちだピアノへ。内田さんとりかちゃんで、来月の合同ピアノ発表会のプログラムについて。馬頭琴独奏でモンゴルの曲、馬頭琴+ピアノでモンゴルの曲、日本の2曲。「テネシーワルツ」&モンゴル・日本の曲を、りかちゃんのヴォーカル&ピアノ+内田バンド(シンセ・ベース・パーカッション)でやる事に。とても楽しみです。

 アドナインスで、ギター2人ユニット+金ちゃんのライブを見る。金ちゃんのハモニカ、基本がしっかりしていて気持ちよいですね。安心して聴けます。ヴォーカルは声質に溺れていて、音程・語尾不明瞭で「詩」の意味が伝わってこない。3曲目からは何を聴いても同じ状態で、早く終わってくれないかな・・・。ギター2本の意味も無いし、残った常連の大半が厳しい評価を伝えました。マスター、5月に再戦の場を提供してくれたようですから、精進してください。生ビール1杯+ジンWロック3杯、1:00帰宅。

 最来週演奏予定の小学校の先生から、何とも不快な伝言・・・。生徒からメール。明日のレッスン、仕事の為お休みだそうです。
2004年2月19日(木)
トルコのオーケストラ

 世田谷の小学校2校合同の馬頭琴演奏会、2年目です。以前モンゴルの方が演奏していたこともあったそうですが、通訳の問題とかもあって・・・ということで、重宝がられています。来年のご予約?いただきました。途中に質問コーナーを交え1時間の演奏。1号からノイズが出ています。

 帰宅途中給油、5.2キロ/リットル。このところ渋滞の都内がメインですからね。

 22日の合奏曲の練習、左上腕の痛みが最悪です。

 渋谷で、ピアノ伴奏譜を入れるファイルを購入しようとしたら、100円ショップ消滅!バイオリン工房でチェロ用パーツの受け取り、東急ハンズのプラモデルコーナーで糸巻き用のグリス購入、渋谷公会堂のトルコのオーケストラの公演へ。

 昨年2月にも、ここで撮るこの民族音楽&舞踊を見ました。トルコ駐日大使は以前と同じ女性ですね。2時間半・アンコール3回の熱演、1曲目はトルコ現代作曲家の作品でした。大使と渋谷区長による30分のセレモニーと、後ろの席のおばさんの香水の匂いさえなければ・・・。

 やきとん家で、ラグビー&サッカー談義。生ビール1杯+なかだれ1杯。

 11:30pmごろ、喜作へ。私ひとりか・・・どこも不況ですね。酔鯨1杯。
2004年2月18日(水)
子供たちと3時間、まるで無制限デスマッチ・・・

 世田谷区の小学校で、演奏&馬頭琴試奏。今日の道路は混んでいました。35人のクラス×3クラスで3時間弱の無制限でスマッチ状態。けっこうへビーでしたが、子供たちの満足げな顔で報われました。縁あって半年前からメールのやり取りをした橋場さんのコーディネートに感謝!

 帰宅後、22日の合奏の練習。中途半端に「長く弓」が弾けるようになった為か、弓の方向で迷ってしまいます。
  
 電話で世田谷区の小学校、メールで文京区の小学校から演奏依頼。

 夕食後、オマーン戦テレビ観戦するも・・・。久保のロスタイム1点で勝つには勝ったが・・・、歯切れの悪い試合でした。柳沢はもう駄目でしょう。
2004年2月17日(火)
和光大学卒業制作展

 9:00から世田谷の小学校でリハーサル後、客席を暗転させたら、手元の台本がまったく見えない・・・、ライトをお願いしたら、壊れたマイクスタンドに懐中電灯をガムテープで貼り付けた物が登場!配光ムラで・・・(最近老眼の自覚があります)保健室のライトが登場し一安心。子供たちの学習発表会(「スーホの白い馬」の合同発表会&単独演奏、こんな環境でもなかなかの完成度でした。

 帰宅後遅い昼食を取り、梅木君のホーミーコンサートで知り合った阿部由佳里さんの、和光大学表現学部芸術カ学科の卒業制作展を見に、町田国際版画美術館へ。ここは町田駅から徒歩20分弱ですが、広大で高低のあるなかなか良い環境です。所長が近所の小学生と本気でベーゴマやっていたり、高級大型犬の散歩道でアフガンハウンド・ボルゾイ・・・が飼い主を引き連れて往来。

 阿部さんの木彫、大きな塊を彫った力作でした。阿部さんから紹介された友人の自画像(ヌード、しかも2人)もあって、どきまぎ。秋の美寿穂さんお「人形」いいなあ。ハンス・ヴェルメールや四谷シモンに憧れて、1浪して志望校駄目だったら、フランスに行って人形しになるつもりでした。蓑和さんの「つぐみ」、油彩は感心しませんが、クロッキーは色鉛筆を使って色彩感・躍動感に溢れるものでした。このギャップは何故だろう?

 お礼に馬頭琴演奏、途中で先生の為の「ハッピーバースディ」も入って、ビール2杯+赤ワイン1杯のわりに絶好調!卒業制作展という「凝縮度」の高いものを見るのは、なかなか楽しい。

 アドナインスで、マスターのバンドのヴォーカルと熱い会話!なんと先日の青梅マラソンの30キロ完走したそうです。伊藤さん登場、これまた2年前のニューヨークシティマラソン完走、素直に脱帽。短距離より少し長めが好きです、400メートルとか3,000メートルとか。じっと我慢するのは性に合いません。生ビール+ジンWロック2杯+マスターの気持ち十二分・・・でけっこう飲みすぎ、1:30帰宅。

 渋谷のバイオリン工房からの伝言、「秘密兵器入荷しました」。
2004年2月16日(月)
1985年のボラグ先生

 丸山社長を本厚木の事務所でピックアップ、小学校4日連続演奏の初日、茅ヶ崎の小学校へ。体育館で1〜3年生+お母さんがたで150名くらいかな?演奏・質問コーナー・各学年代表による馬頭琴の試奏・スーホの白い馬の朗読・演奏で1時間30分。最近、演奏中の「突発的な大きな音」には動じなくなったのですが、子供のパタパタ足音に、ふっと気が散ってしまい危ないシーンが2箇所。終了後、校長室で給食をご馳走になりました。なんとこの学校では、1985年にチ・ボラグ先生が演奏しており,写真付きのサインがありました。私で二人目か・・・、感無量。

 丸山社長とあれこれ情報交換、夕方帰宅。

 「野毛大道芸」から、今回選に漏れたとのお手紙。20分以上の無編集ビデオの提出・・・ということで、急遽練習場で独り寂しくビデオを撮って送ったのですが・・・。少々落ち込んでいたら、ピアノの内田さんから電話、3月のピアノ合同発表会での演奏依頼、快諾。人生捨てる神もあれば、拾ってくれる・・・。

 明日の世田谷の小学校の「スーホの白い馬」の群読の、合奏部分の練習再開。う〜んこのままでは難問、少々弾きやすく手直ししてOK.左腕上腕がかなり痛みます。練習終了後、台本を加工。今回は、群読のバックで演奏・一緒に合奏・効果音(馬のいななき・疾走等)と、30分の独奏があります。楽譜を拡大コピー・カスレ&見難い部分をサインペンで補修、台本に貼り込み、演奏部分をマーキング。

 今後演奏予定の港区の小学校からメール連絡、授業中なので代わりの担当者のご紹介とか、子供と給食を食べる時間がありますか?・・・とか。お気遣いありがとうございます。
2004年2月15日(日)
長谷戸まつりの練習

 恵比寿のレッスンに行く途中、またまた小田急線が遅延。新松田あたりで架線にビニール袋が絡んだそうです。

 以後のレッスンスケジュールの調整と、ゴールデンウィークに合宿をやりたいとの事。続いて22日の発表会の打ち合わせ&練習。「窓の蠅」「土曜日の朝」「ゴンゲルン河」の3曲。座る順を決めて(今回は参加11名のため、2列になるのと合奏曲のパートを組み合わせるので、少々複雑)、デール(モンゴルの民族衣装)の色を男性:青・女性自由に決めて、持っていない人への融通を段取り。

 「昇る太陽」のハーモニクスの練習。続いて突然「回想曲」の「跳ね弓」の部分の練習。夏前に「昇る太陽」「回想曲」「運命」を完成させ、「四季」「万馬の轟き」には入りたいとの事、かなりのハードルです。

 最近どうも、弓がしっくりしません・・・。毛替えの時期かな?

 6名で近所の飲茶屋へ。生ビール2杯&スペアイブの蒸し物・麻婆豆腐&鍋焼きチャーハン少々。

 チ・ボラグ音楽事務所の丸山社長から電話、明日の神奈川の小学校での、演奏&待ち合わせの打ち合わせ。
2004年2月14日(土)
久々の天馬の練習会へ

 師匠から電話、3月初旬に西ジムチン(合宿所建設予定地)にいくとの事。7月中旬にチベットに行きたい、行きは汽車で徐々に高度に慣らして、帰りは飛行機だそうで、約2週間ぐらいの旅になりそうです。

 久しぶりに護国寺の天馬の会の練習会へ。2月28日の発表会に向けて、14名ぐらいが参加してました。盲腸から腹膜炎を起こして瀕死だった三井さんも復活、良かったですね。これがウランバートルやバリ島だったら・・・。ハルオさんの「荒城の月の砂漠」のリハ、パーカッションが入ってなかなか熱い!あははさんが持ってきてくれた「宵待ち草」を練習、大変美しいメロディですね。木の葉さんと「スーホの白い馬」の練習を少々、皆さんの反応は上々でした。

 練習後、下北沢の釣りの師匠の店へ。昨夜は入れなかった人も出たほどの満員御礼が、本日は私一人・・・、客商売とは難しいものです。NHKのポップジャムの生放送を見ながら世間話。幕張の6,000人の会場で、優香の司会、西條秀樹・あやや・ごまき・ZONE・ケミストリー・エグザイル他ラッパー多数に、テツ&トモ・ハナワ・ゲッツのお兄さん・志村けん、とりがつんく後TMレボリューション。NHKお金があるんですね、でも内容が無い・・・。生ビール+胡麻焼酎なみなみと3杯。

 新百合ヶ丘駅で人身事故があったそうで、急行が途中駅で臨時停車・・・。

 ピアニストの日裏さんから「有料老人ホームの演奏会」関連のメール、なんだか話がややこしくなってきて、どう返事を書いてよいのやら・・・。じっくりモンゴルについて話さないと噛み合わないようです。

 本日の風は「春一番」だったそうです。             
2004年2月13日(金)
久々の「クリエーション」

 再来週演奏予定の、世田谷の小学校から詳細確認のメール。

 12:15出発、川崎市の小学校で演奏。この学校は校門に施錠してありました。伺ったほとんどの小学校が門を閉めていますが、施錠してあったのは初体験。女性の校長先生に伺うと、警察との懇談会で「教室にも施錠した方が良い」と指導されたそうで、絶句・・・。感動的なことに馬頭琴の音色を聞いて涙した少年がいました。

 夕方、またしても世田谷の小学校から電話、挿入曲変更の依頼・・・?!

 AZUMIという関西のブルースギタリストを聞きにアドナインスへ。憂歌団のピンチヒッターを務めるだけあって、なかなかのギター&ヴォーカルでした。遠藤みちろうと仕事をしたそうで、「スターリン」のイメージと噛み合わない・・・。みちろうは最近ラブソングのCD&本を出したそうで、なかでも吉本隆明宅でその場で歌ったそうです。日本でトップクラスの過激なロッカーですが、インテリなんですね。

 大介さんと今年初お目通り。大介さんはブルースシンガーで、彼のバンドには役者の斉藤暁さんがいます。ようこさんとも初お目通り。「クリエーション」を聞いて盛り上がっていたら、下北沢でダンスを教えている光さん登場。教えている場所が、なんと学生時代に事務所がわりに使わせていただいた「スーパーマーケット」でした、奇遇。以後ジャズ&ブルースの店とは思えない「キャロル」などもかかって、70年代ロックの熱い夜となりました。生ビール+ジンWロック3杯。光さん最高!
2004年2月12日(木)
2度も3度も・・・

 明日演奏予定の川崎の小学校からの、確認の電話で起床。

 糸巻き修理、考えまとまらず。現状のままでだましだまし、初心者が使えるかなあ?穴を拡大して手持ちの糸巻きと交換するか・・・。昨夏5セット糸巻きを購入して残り2組。すでに3セット消耗しています。ちなみに機械式の糸巻きは左右の別があり、取っ手の材質も様々なので、セットで交換ということになります。フフホトから送ってもらうのがベストかな?

 夕方、世田谷の小学校の音楽の先生から、発表会の挿入曲変更の連絡。

 続いて際来週演奏予定の港区の幼稚園から連絡。子供たちがわかる「日本の歌」を入れて欲しいとの事。こういうタイミングだと、準備も出来て良いですね。

 先程の世田谷の小学校から電話。先程の連絡は間違いで、違う部分に挿入曲を・・・。この学校は当初の印象どおり混乱していますね。これ以上電話では埒が明かないので、当日リハで調整・・・として切る。

 対イラク戦、2:0で勝つには勝ちましたが、見所は後半サントスの2点目ぐらい。黒崎に救われたが内容は完敗・・・。ゲームメーカー不在・・・だけではなく、気の抜けたプレイの山積み。応援者モキャーキャー言ってないで、もっとシビアに評価しないと甘ったるいプレーヤーが育ってしまいます。こういうサッカーが続くと夕食後の練習が出来ない・・・と、私も甘ったれています。

 糸巻き修理、とりあえずギアボックスの分解清掃&大雑把な軸のブレの修正(ペンチ&金槌という荒っぽいものですが)。

 NHK「夢・音楽館」・もんたよしのりのバックでバイオリンを弾く、万馬仲間の金子さんを初見っけ!シックなドレスがお似合いでした。彼女の所属する「弦一徹」って大所帯なんですね。

 喜作へ夜のお散歩、生ビール+酔鯨3杯。今年初お目通りのひとみちゃん登場、フラッシュゴードンなどを見つつ、4:30帰宅・・・、当然爆睡。
2004年2月11日(水)
糸巻きの修理開始

 文京区の小学校から演奏依頼のメール。3月2日は、午前中葛飾区の小学校とのダブルヘッダー・・・。

 銀行関連の処理をしようと思ったら、今日は祝日でした。CD機で入金できないし、うっかり引き出したら手数料105円取られて・・・。

 夕方、シグマリオン3が復活したと思ったら、メインに使ってるノートのスイッチが入らない。最近電源コードの差込の接触が悪いのと、バッテリーが寿命(丸2年で駄目になるの?)のようで、置いた時に通電しない状態のようです。しばらくほっといたら回復。バッテリー買うか、25,000円前後・・・。  

 キーパーに助けられ1対1で終了したU23のサッカーテレビ観戦後、糸巻きの修理に突入。これは糸巻きを修理した事のある楽器ですね。更に開けてびっくり、クラシックギターに使われているような「裸のギアボックス」が出現!噂のエレキベースのペグですか・・・。とりあえず固着しかけたグリスを除去。随分とギアの回転にムラがあるというか、中心が狂っていてスムーズに回りません。本体側は大きく穴が開いており、通常のクローズドタイプの糸巻きが付いていたと思われます。手持ちの糸巻きを合わせてみると、3ミリぐらい削らないと入りません。使用し試しに段さんのペグを合わせたらぴったり!オリジナルは段さんの工房で使用しているタイプの糸巻きを入れてたのかな?3ミリ幅を削ると強度が・・・、明日考えよう。

 モンゴル人の生徒からメール、子供の面倒を見てもらうはずの両親に訪日ビザが下りず、しばらく休むとの事。

 先日、内田ピアノでお会いした日裏三からメール。神奈川の老人ホームでの演奏の打診、快諾してプロフィール等を添付して返信。今年は一緒に演奏する仲間(楽器)を探して、秋ぐらいから新展開を!
2004年2月10日(火)
愛車が初故障

 10:00に、国立教室へ出発。4名全員出席、3ヶ月目。今が一番辛い時期?ですが、踏ん張ってください。レンタル中の馬頭琴の糸巻きの感度が悪いので、調整のために預かり。内モンゴルの金属製糸巻きにも何種類か合って、微妙にサイズが違います。交換の場合、大手術にならない事を祈ります。

 帰宅途中愛車に異変、フロントウィンドウウォッシャーが作動しません。近所のカーショップで点検開始。ヘッドライトウォッシャー・リアウィンドウウォッシャーはOK、ウォッシャー駅もほぼ満タン、下側から液が流れ出ています。どこかパイプが外れているのでしょう。YANASEの担当者に連絡、昼食後サービスフロントへ行く。噴出し口のパイプの外れが原因で、10分ほどで修理完了。少々パイプが短いようで、再発するようならパイプを変更しましょうとの事。

 夕方、南林間教室へ。1名出席、他の2名は仕事・家庭の事情でお休み。リズムの悪さの改善のための練習。メトロノームに合わせて弾く練習。弾く方も辛いでしょうが、2時間メトロノームとずれた音を聞き続ける方も辛いのです。

 アドナインスへ。ピアニストの内田さん・ドラムの花見さん・ヴォーカルの加藤さん在籍。狛江駅前になかなかのサックス吹きが出没するらしい。飛行機・誕生日の話で盛り上がる。マウスハープ修行中の金ちゃん登場。明日ライブだそうです、頑張ってね。ジャズバーのオーナーにして、かつて三ノ輪でライブハウスをやっていた小澤さん登場。しばしミュージシャンの厳しい生活事情の話。ニューヨークへ行くとか、今の店が立ち退きになるとか・・・。いつも通り、あっという間お帰り。

 愛器修理中で、代替のシグマリオン3がフリーズ。リセットしても回復せず、明日再チャレンジして駄目だったら、ドコモにクレームだなあ・・・。この仕事が立て込んでいる時に、スケジューラーが使えないと、死活問題です。

 生ビール+ジンWrロック3杯。午前様で帰宅途中、衝動的に「なか卯」の「豚どんミニ300円」を試食。豚バラ肉を牛丼のタレでさっと煮たようなもので、どうもタレの甘さと豚肉が合わない・・・。親子丼が正解ですね、ちょっとだけ食べたい私には量が多すぎて・・・。
2004年2月9日(月)
楽譜探し

 午後渋谷の歯医者へ、右の欠けた部分への樹脂充填&下側のクリーニング。後1回、上側をクリーニングして終了。平均して半年に1度、左下の1本だけ残っている骨の中で真横を向いた「親知らず」のチェックと、何事が無くてもクリーニングに通っています。

 丸山社長から着信有り。3月神奈川の小学校2校での演奏依頼でした。

 銀行関連の処理後、道玄坂のYAMAHAで楽譜探し。「宵待ち草」、持っている日本の名曲集の中に入っていました。何処に置いたかなあ?「ディープ リバー」黒人霊歌のコーナーと言うのが見当たらず、「アカペラ」のコーナーの大量の「ゴスペラーズ」「亀淵由香」の楽譜集の隙間から発見。随分色々な調がありました。結局買わずに帰宅。

 先日の小学校からのオーダーの「スーホの白い馬」の挿入曲の練習。早い1曲、どのポジションで弾くか・どう運指するかで迷っています。
2004年2月8日(日)
発表会の準備

 師匠のレッスンを受けに、代々木上原へ。ここは久しぶりです。

 2月22日の発表会「長谷戸まつり」の練習。長谷戸のレッスン会場で生まれたオリジナル曲「土曜日の朝」の仕上げ。この曲は「音階練習」から発展した美しい曲です。曲全体も完成し、後は各パートを各自が覚えるだけ・・・。「窓の蠅」のパート分け&練習、これは問題なし。最後の1曲「昇る太陽」が難題。私は3年前の夏から練習していて、どうにか・・・といった感じ。この曲は弾き方が理解できたうえで、ハーモニクスの音が出るようになるのに1年ぐらい、テンポを合わせられるようになるのが更に1年ぐらいかかるかなあ?新メンバーではやはり厳しい。結局初案どおり「ゴンゲルン河」に変更、無事発表会の準備が整いました。

 途中でカセットウォークマンを借りて「スーホの白い馬」の、カセット→MDへダビング。ピアノの近くで録ったらしく音が割れていて・・・。夏の合宿の意見交換、7月上旬が航空運賃的・気候的にはベストなんですが、先生メンバーは8月じゃないと無理そうです。 乗馬ツアーをしたい・・・という意見もでましたが、10日間の日程であれもこれも・・・というのは、全部が中途半端になりそうで・・・。

 駅の中華やで食事。久々の牛ばら煮込みかけご飯少々+生ビール2杯。 
 
 帰宅後、U23・イラク戦をテレビ観戦。国見の平山君、デビュー戦でヘディング1点!ラッキーボーですね。後半反則から同点、双方決め手に欠けドロー。平山頼みというのか、適当に真ん中に放り込む雑さが気になりました。解説者はしきりに「熱戦」を連発していましたが、もっとシャープなパス回しが無いと、前途多難でしょう。
2004年2月7日(土)
ボラグ先生のコンサート

 和泉多摩川教室でしたが、参加者1名。

 弓の基本練習。初心者にありがちな「最初のアタックだけ強い・・・」を、できるだけ「スー」っと弾く練習。もっと丁寧にボーイングの練習をしてください。左手の指の、弦に接する角度の修正。左手のスムーズなポジション移動と、ポジションごとの運指の練習方法。馬頭琴には(に限らず弦楽器全般)楽に音が出るポイントがあります。そのポイントを外して強引に音を出そうとして、皆さん四苦八苦していますね。

 早仕舞いして、新宿文化センターのボラグ先生のコンサートへ。多目的ホールなので音響が今ひとつでしたが、2時間の熱演でした。師匠ご一家・万馬仲間の永瀬君・倉富君・ソウさん、センジャー君が来ていました。音だけでなく表情・全身から「気」「気合」が伝わってきます。こういう波動を感じるのは、馬頭琴の世界ではボラグ先生だけですね。

 モンゴル国・内モンゴル・日本製、3本の馬頭琴を曲に合わせて駆使。特にモンゴル国製の馬頭琴を多用していたのが印象的でした。新作「九つの太陽」、武満徹ばりの現代曲でした。馬頭琴で出せる「2弦の和音」「ハーモニクス」の可能性を追求した作品です。ボラグ先生の探究心には敬服します。新たな馬頭琴の可能性を見せていただきました。黒人霊歌「深い河」、アンコール曲の「宵待ち草」、名曲です。今年チャレンジしたい曲です。

 演奏終了後、近くの香港料理屋で食事をご一緒しました。民族の持つ生活のリズムが、民謡のリズム・テンポを決定している。その民族の生活する環境(特に温度)が、影響力を持っている・・・という話を伺いました。学ぶなら現地に行って、寝食を共にし、自然を体感することが重要なのですね。梅木君、昨年は「7ヶ月」モンゴルで生活したそうです、偉い!

 ボラグ先生のMA−1ジャケットの胸に、なにやら金色に輝く物が・・・。先日のウランバートル来訪時に、モンゴル国大統領から授与された勲章でした。歴代11番目の授与だそうです。生ビール+紹興酒1/3本。

 近所のフランス居酒屋で、赤ワインハーフサイズ1本。マスターと「学び方」についての話。最近は教則本や教則ビデオ・レシピ集流行ですが、肝心なところは現場で五感をフルに活用しないと・・・という話です。以前鼓膜を怪我した時、料理がうまく作れず苦労した経験があります。音の変化も料理の状態を判断する、重要な要素です。
2004年2月6日(金)
曲に合わせて、馬頭琴選び

 8:00世田谷の小学校に向け出発。8キロを40分で到着。9:30の予定、9:45演奏スタート。30分の演奏&お話で、後の15分は「学習発表会用」の合奏の練習、3曲初見で弾くことになりました。事前に譜面をいただければ準備して行ったのに、どうも先生方というのは段取りが・・・。それにしても「スーホの白い馬」の合奏曲というのは、モンゴルとは無縁の曲調なんでしょう?馬頭琴使っただけ・・・という語呂合わせみたいな。

 馬頭琴で一般の曲を弾く時、「最低音が何か」が重要です。私の場合「E/A」「F/B♭」「G/C」の3本の中から選びますが、譜面によっては(流れ)最低音のみオクターブ高く弾く事もあります。伴奏の場合、ハーモニクスを使いやすいという選択肢もあります。

 合奏曲のカセットを頂きましたが、家にも車にもCD/MDしかありません。さてどうしたものか?

 茶茶で、池谷君と待ち合わせ。ギタースタンドに立てた馬頭琴を倒して、たて髪の部分が欠けたそうです。倒して耳が欠ける・・・というのは良くありますが、たて髪というのは初めてです。それをアロンアルファで付けたが付かなかった。原因は普通のアロンアルファを少量使ったので、木が吸い込んでしまって充分な接着力が得られなかった・・・というところでしょう。木工用には粘度の高い木工専用もあります。ヒビに流し込むには粘度の低いものを使う・・・といったように、アロンアルファに限らず、接着剤は修理箇所・素材によって選択します。アロンアルファはお勧めしませんが、下駒の欠けの修理には使用します。タイトボンドでは持ちません。ボディのひびの修理は、バイオリン工房にお願いします。1箇所500円ぐらいですが、膠できちんとムラ無く修理してくれます。中途半端な修理は、接着ムラができてしまい、後々新たなトラブルを引き起こすと考えるからです。
2004年2月5日(木)
フランクリン社のタイトボンド

 恵比寿&井荻での説明用に、弦を外していた1号の弦張りついでに?下駒の新調。今までのものよりも、かなり厚めのものを作ってみましたが、高音が鈍るばかりで低音に変化が無く、結局もとに戻しました。更に山形の加藤さんから頂いたチェロ用の魂柱(8.7ミリ径と太目)をテスト。現在は8ミリのものを下駒の真下に立てていますが、標準の下駒から1センチ(下)×1センチ(内側)に変更。音質に変化は感じられません。少々音量が小さくなった気がします。

 明日の小学校での演奏の準備をしていると、生徒から電話。馬頭琴を倒して何かが欠けてしまい、アロンアルファで接着したが上手くいかなかったとの事。明日4:00pmに、茶茶(狛江では珍しいカフェ)で点検することに。

 アロンアルファ、楽器リペアの常識としては絶対に使ってはいけないのです・・・が、モンゴル人にとっては万能薬ですね。上手く接着できなかった場合・はみ出した場合には、硬すぎて削るのも困難です。また上手く接着できた場合は、修理箇所に強度が出すぎて、その周辺に負担がかかってしまいます。剥がす事を前提としない場合には、フランクリン社のタイトボンドがお勧めです。1980年頃のギターリペアの本ですでに紹介されています。木と同じ硬さに硬化します。木工ボンドは柔らかすぎて駄目です。
2004年2月4日(水)
松脂モニター

 良い天気にもかかわらず、朝からだらだらと過ごしています。この2ヶ月、左右とも上腕上腕外側の筋肉が炎症を起こしています。右は収まってきましたが、左は物をぶら下げても激痛が・・・という状態が続いています。そんなこんなで、少々練習をさぼり気味。四十肩・五十肩を疑っても見ましたが、場所が違いますね。

 意を決して(そんな大層なものではない)、狛江に新装開店した「うちだピアノ」へ。内田さんはジャズピアニストで、冴理さん(ジャズ・ブルースシンガー)のライブで知り合いました。ピアノ・消音ユニット・楽譜・音楽関連の雑貨多数・・・。近所の飲み屋友達のりかちゃん(ジャズシンガー)が店番をしていました。「もののけ姫」「窓の蠅」「モンゴルの子守唄」「運命」をりかちゃんのピアノでチャレンジ。内田さん登場、奥様も登場。日裏さんというピアニスト登場、しばし馬頭琴の演奏&談義。ピアノ発表会のゲスト出演の打診あり。やはり外へ出てみるものですね。

 洗った弓を組み立て(毛が捻れていないかご注意)、松脂のモニター開始。白箱はなかなか良いですね。弓の毛への馴染みも良いし、弾いた感触も良い。普段使うベルナルデルと同等です。プラスチックの黒箱は、毛に上手く付きませんね。かなり丁寧に塗りこみましたが、演奏中に滑ります。このまましばらくテストしてみましょう。松脂の保つ時間というのも、長丁場の演奏ではけっこう重要な要素です。
 
 近所の居酒屋「喜作」へ、深夜の散歩。生ビール&酔鯨3杯。
2004年2月3日(火)
節分です

 タレントからプロレスラー・相撲取りが動員されて、日本全国豆まきをしています。芸術関係・・・というのは皆無、鬼退治には無縁ですか。まして馬頭琴奏者などは・・・。

 週末の世田谷の小学校の演目「45分」の選定。昨年までは短い曲だけで構成していましたが、今年は「長い曲」にもチャレンジしてみましょう。

 野口さんから預かった松脂の、モニター用の弓を2本洗う。本当は同じ調子の弓が2本あると良いのですが、無い物は仕方が無い。張りの調整用のネジを外し、毛をぬるま湯+浴用石鹸で指で揉み洗い、よくすすぎ水気を拭いて立てかけて自然乾燥。明日テストしてみましょう。

 アドナインスへ。老人ホームの若い経営者から、81歳のモンゴル人のおじいさん(内モンゴル出身)の話を聞く。このおじいさんの為に馬頭琴を弾きたいですね。ギター少年と、「息」について。息を吸って止めて・息を吐いて止めて・息を吸いながら・息を吐きながら弾く・・・。随分とニュアンスが変わります、お試しを。スライドギター・ボトルネックギターの起源について交わすも、全員知識が乏しく尻切れトンボ・・・。まゆみさん(保育園の先生)中心に、ゴルフの話題で盛り上がる。

 生ビール+ジンWロック3杯。

2004年2月2日(月)
バッテリー内蔵アンプ

 朝から冷たい雨です。昨年秋から体調不良で長期休学していた生徒からメール。自宅療養中でうsが再入院するかもしてないので、レッスン継続を断念するとの事、お大事に。

 午後、渋谷の歯医者へ。先週の「根っこの破片の摘出痕」の回復は順調、しかし周辺の骨が弱っているそうです。45歳を過ぎて歯が弱くなりました。

 石橋楽器で、クレートのバッテリー内臓アンプ見学。15Wは小さすぎ。パフォーマーの人達はよく30W(オレンジ)ですが、ギターの人達は50W(ブラック)ですね。やはり50Wの軽量(でも10キロ!)ですかね。今持っている「AER BINGO-2」に付けられる「外部バッテリー」は無いのでしょうか?釣りの電動リールなどは、超小型軽量リチウム電池がありますね。以前ご一緒したパフォーマーは、自動車用バッテリーにインバーター(変圧器)を付けていました。あれこれ物が増えるのも、トラブル・忘れ物であわてる事にもなりかねないし。

 ハルオさんが、妙な物?(失礼)を作りました。伴奏つきの練習に使えるかな?4度・5度の開放弦、速度自由・・・。モンゴル国の馬頭琴の場合、外弦を下げて「E/B♭」にするのが一般的です。無理に「F/C」にすると、糸巻き滑りの原因になったり、ネックの強度が持たず曲がりの原因になります。
2004年2月1日(日)
羊肉のシャブシャブ

 新百合ヶ丘の麻生市民館で11:00から、お世話になっている日中友好団体「わんりぃ」の新年会。シュワンヤンロウ(羊のシャブシャブ)がメインディッシュ。昨夏以来の「羊のシャブシャブ」を堪能しました。羊肉、モンゴル関連でしか食べませんね。狂牛病・鶏インフルエンザ・・・と来たから、これで豚コレラでも流行ったら、日本中で羊を食べるのでしょうか?

 唄・マジック・ビンゴにプレゼント・・・と盛り沢山、田井さんお疲れ様でした。お礼に「子ラクダの物語」、師匠が新曲「砂の記憶」を披露。モニター中の「8号ギターヘッド型バックパッカー」を持参しましたが、横を向いた馬頭を見て師匠が「病気の馬みたいですね・・・」。ボディ下部のカッタウェイは、楽器を支える上でマイナスです。

 野口さんから、モニター中のエレキベースのペグの品番の問い合わせの電話、ついでにチェロ用の機械式ペグ「ノンスリップペグ」の情報も伝えました。

 テレビで、指揮者「佐渡裕」の特集。カラヤンとフルトベングラーだったかな?の、「運命」の比較が面白い。指揮者でこんなにも解釈が違うのですね。馬頭琴奏者は(に限らず演奏者というものは)、あそこまで自分で解釈して、表現しなければいけないのですね。カラヤンが「フルート奏者の息が足りなくなりかけているのに気付き、少し早めた」・・・神様の所業です。色々勉強になったテレビ番組でした。