小粋なオーディオ



このページではお洒落にオーディオを楽しもう!という方を対象にしております。
マニアには物足りないかもしれませんが、そんな方でもセカンドシステムの参考にはなるでしょう。

ピュアオーディオを極めるための第一歩としてご期待ください。
システム構成は良いオーディオ製品に巡り合ったときに順次変更されます。 

不定期更新です。







システム総額40万円コース

誰しも一度は購入しているであろう中学や高校時代のミニコンポ。
5〜10万円程度で購入できるそれらである。
気軽に音楽を聞けるのだが音質は?っというと、ラジカセよりも良いけど・・・というレベルでしょう。

さぁ、一歩前に進み、バラコンの世界に入ってみましょう!

この価格帯で満足するオーディオを選択するならば、コレ!!

合計 432,000円(税別定価)
SPB&W CM7定価232,000円詳細
AMPONKYO A−933定価80,000円詳細
SACDPDENON DCD−CX3定価120,000円詳細


cx3 エントリークラスですが、少しハードルを上げました。
というのも趣味のオーディオに総額で40万円程度を掛けられないか? いやそのぐらいはアリだ! ということです。 ハイ。


・SPは低価格帯では図抜けたパフォーマンスを誇るB&WのCM7。
やはりエントリークラスでもドッカンドッカンと重低音を楽しみたい!!
 やっぱトールボーイが最低ラインでしょうってことでコレです。
このスピーカーはCM1の正常進化といってもいいでしょう。
 トールボーイならではの低域の余裕度がありながら、きちんと音のまとまり感を保ち、音の暴れが少ない。
鳴らしやすいスピーカーです。

一世代前のB&Wの800シリーズに使われていたようなアルミのツィーターを搭載してますので、空間表現についても良しです。


・次に大事なのがCDプレイヤー。
低価格帯のプレイヤー、アンプを選ぶなら場合、ほぼ国産しか選択肢がないような状態である。
そして、出来るならば、低価格帯とはいえ、音質の良いSACDも聴きたい! そんな欲望を叶えてくれるプレイヤーがコレ

選択のポイントはCDの情報を読み取るトランスポート部がしっかりしているかどうか?である。
このCX3に使われているCDメカは新開発のもの。 今後このメカを搭載した高級機が発売されるので、今までのDENONサウンドとこのモデルから違います!! 
このCX3は世間でも人気があるそうです。 良いプレイヤーが消費者からしっかりと支持され、それなりの評価を受けるのはいい傾向です。
音色は高級な海外のプレイヤーなどと比較するとやや華やかながらも低価格帯のプレイヤーでは聞こえなかったような音が聞こえ、味わえなかったような空気感までも表現してくれるでしょう。


・アンプはコノ価格帯では必然的にプリメイン。
その中で最近ピュアオーディオ用として高評価を得ているONKYO製をセレクト。
ONKYOはしばらくピュアオーディオの世界から遠ざかっていたが、満を持して投入した新製品はピュアオーディオの血統が色濃く反映されており、良い製品を出してきたなぁっという印象。 
 このA−933の特徴は小型アンプながら抜群の駆動力としっかりとした帯域バランスをもった再生をするということ。 例えば、将来何らかのアクセサリーでアップグレードを図る場合にこういった素直な特性のアンプは非常にありがたい。
 ノーマル状態では若干帯域の狭さを感じるのだが、電源ケーブルやインシュレーターなどで激変するポテンシャルを持っている点も高ポイント!






システム総額100万円コース

合計 1,260,000円(税別定価)
SPDALI HELICON 400 mk2定価720,000円詳細
AMPDENSEN B−110定価270,000円詳細
CDPDENSEN B−410定価270,000円詳細



DALI H400 mk2 コノ価格帯もやはりスピーカー豪華一点主義だが、そろそろアクセサリーを考えても良い価格帯。
アクセサリーの選択は左メニューのアクセサリー(現工事中)を参考にご覧下さい。


・スピーカーは不満なくクラシックも聴けるデンマーク産のDALI
リボンツィーターとソフトドームツィーターのハイブリット構造だがデメリット無く素直にすっと体に入る。 非常にナチュラルな音色。
そして、当たりが柔らかく十分な低音を提供するWウーハー・・・かと思いきや、なんと4WAY。
4WAYスピーカーというと音のまとまりの悪さなど気になるものだが、音の境目が無く、一体感のあるこの音は見事! デンマークのダリに職人魂を見た!という感じでしょうか。 もちろん、仕上げも美しく、インテリアにもマッチするでしょう。
mk2になってからユニット近辺のバッフル面の仕上げがより洗練され、より繊細な表現力が付いたのです。


・CDプレイヤーはDENSENのB−410。
本来はSACDプレイヤーが欲しいところであるが、なかなかミドルクラスで納得の行くSACDプレイヤーは少なく、30〜50万円は海外のCD専用機が優秀なこともあってこのチョイス。 他にも選択肢はあるのだが、DENSENのB−110プリメインアンプが優秀なだけにここはデザインの統一感を図って同メーカーです。 
このナチュラルで色濃い再生が可能なDENSEN。 正直なところもう少し広帯域な再生を目指したいところであるが、このポテンシャルがあれば、将来電源ケーブルやインシュレーターなどで十分上を目指せるほどの実力を秘めてます。 当然に先にオススメしたDENON CX−3と比較して音の充実感、リアル感、量感など段違いの性能を聴かせてくれる。


・アンプは同じくDENSEN B−110
 CDプレイヤーをDENSENにしたものこのアンプの音に説得力があるからこそ!!
このアンプの凄いところは低音のダイナミックレンジが高いことです。 これだけ小さい筐体でよくこれだけ豊かな低音が出るなぁっという関心の製品。 この絶対的な音の余裕度があるからヴォーカルの声がかすれない。 ややもすると国産のプリメインアンプでは、ハスキーヴォイスだと、声に力がないと酷評されそうなKarlie Bruceやうるさいなぁと感じているマライアキャリーなどがそれなりに声量をもって肉厚に聴こえる。 これは凄いことである。
 ハイエンドシステムでも時にまともなバランスで鳴ってなくて聴くに堪えない音がある。 多くはPOPSは録音が悪いんだよなどと相手にもされないが、本当の意味でバランスを保っているシステムでは、ほぼすべてのCDが聴けるはずである。 
それを証明してくれるアンプである。

ただ欠点を探すとすると高級機よりもワイドレンジさに欠ける。 音の高級感に欠ける。 しかし、それを補って余りある製品である。






ハイエンドコース

合計 3,130,000円(税別定価)
SPPeak Consult Princess定価1,600,000円詳細
AMPClasse CAP−2100定価850,000円詳細
CDPAUDIA CD ONE定価680,000円詳細



classe サラリーマンが現実的にオーディオ趣味にお金を掛けられるのはいくらぐらいか?

一気にシステムを構築することを前提に300万円ならば、車を購入することを考えると十分到達出来る高みであろうと思う。
 よって最後の組み合わせ提案としてシステム総額で300万円を考えてみる。


・スピーカーはドルフィンの専売特許といっても良いぐらいに推奨してきているPeak Consultの新製品Princess。 確かな木工技術により高い精度と頑強なボディー剛性を誇るこのPeak Consultのスピーカー群は余計な箱鳴りが少なく、セッティングが楽。 背面についてはポートの影響を考慮する必要があり、ある程度は離す必要があるが、それでも神経質ではない。

 何といっても使っているユニットの優秀さは目を見張るものがある。 癖が少なく、質感の高いツィーター。 風のように軽いが、ただならぬ量感をかもし出すウーハー
これぞ高級オーディオが求めるような質感であり、AV系のスピーカーではなく、ピュアオーディオを感じれる。 

奇抜なスピーカーも多いこのご時世。 飽きの来ないデザインと理論に裏付けられた高い音質を誇るデンマークのPeak Consultは時代が変わってもその価値が変わらないのではないでしょうか。


・アンプはClasseのCAP−2100。個人的には何を隠そう同社のセパレートCP−500とCA−2200の組み合わせよりも好きな音です。
音はおおらか。 85万円と言う価格を考えるならば、他社製品を含めてセパレートも選択肢として十分考えられる。 しかし、CDプレイヤーとスピーカー等の相性を含めて考えるとこのCAP−2100はあなどれない。 特にB&Wのスピーカーと組み合わせると抜群の実力を発揮するClasseだが、CA−2200などはその傾向が顕著だろうと思います。 CAP−2100はどちらかというともっとオールラウンダー的に相性の許容範囲が大きいために、少し神経質かな?と思うような場合でも難なく鳴らしてしまうのです。


・CDプレイヤーは前回オススメを書いてから一年近く経つのに一向に製品として出てこないのでwadia581は却下です(笑)
 実力的には今回はVRDSメカではなくなり、SACDにも対応したwadiaは魅力的なのですが・・・

 そんな訳でCDプレイヤーのオススメはAUDIAです。

AUDIAは非常に生真面目に製品作りをしているブランドで日本には2006年春に紹介されました。 久々にハイエンドオーディオの王道を行くブランドが登場したなぁっと作りや音質に製品の完成度の高さを感じます。
 このプレイヤーだいぶ前から知ってはいましたが、取り上げます。
 トップローディングってやっぱり音が良いんだなぁっと感じます。 CDの限界を超える広帯域な再生を実現します。 そして、このクラスのプレイヤーとしてはこれだけ解像度が高いのは素晴らしいことです。 

一年ぐらい前に輸入商社に紹介され、聴いたときよりも最近のマイナーチェンジ後?の音はより私の好みに近づいてます。

CDプレイヤーにおけるデジタル技術はやはり日々進化しているんだなぁっと感じさせる製品です。


 秋ぐらいには価格未定ですが、AUDIAのSACDプレイヤーが出てくる模様。 こちらも気になりますね。








おすすめの一品


これから先はこれは良いなぁっと感じた製品を止めどなく羅列していきます。









PENAUDIO CHARISMA+CHARAコンプリートシステム 93万円(税別)
pensudio


このスピーカーは見た目のかわいらしさといいましょうか、写真等で見るよりもかなり小ぶりです。

 しかし、音作りがうまい!!

 クラシックなどもそこそこ鳴らしてしまいますが、ヴォーカルの艶かしさは絶品!!

 一瞬個人的に買いたいと脳裏をよぎらせたその実力はあなどれません。 もちろんトールボーイのコンプリートシステムで鳴らした方が断然良いですね。 通常この手のスピーカーは低音部と中高音部で違和感のある鳴り方をするものもありますが、これはそういった心配一切なし!

http://www.cs-field.co.jp/penaudio/chara.htm








Integra RESEARCH RDA-7.1 60万円(税別)
integra


AVアンプのレベルを超え、サウンドプロセッサー + マルチチャンネルパワーの環境を構築する場合、プロセッサーはどうしても、最新の音声フォーマットがデコードできるか? HDMI 1.3aは?と音を論じる前に機能の有無でほぼ選択肢は決まってしまう。

今回のオススメは図抜けて良いマルチチャンネルパワーである。 もちろん、ピュアオーディオ用のモノアンプをそれぞれのチャンネルごとに用意できれば、言うに及ばないが、予算的なものからもこのIntegra RESEARCHは必要だ。

ONKYOが扱っているためにそれほどイメージが良くないかもしれないが、実はこのアンプ海外の有名ハイエンドアンプメーカーBAT(バランスオーディオテクノロジー)社のアンプそのものである。
 このメーカーの音の特徴は音の重心の低さである。 つまり、量感や密度感といったものは十分備えているメーカー色なのである。

 つとにAVプロセッサーはピュアオーディオ専用のDACと違い、音が薄いというか貧弱に感じる機器が多い。 そういう欠点を補ってサラウンドの魅力を引き出してくれるこのRDA−7.1は非常に魅力的なマルチチャンネルパワーアンプだ。 もちろん、マルチチャンネルアンプではあるのだが、ピュアオーディオ用の2chアンプとして使ったときも同価格帯のパワーアンプ以上の性能は期待できる!!

http://www.jp.onkyo.com/integra/products/frame_rda-71.htm








Magico V3 300万円(2本一組、税別)
V3


先日、Magico V3を当店にて試聴をさせて頂きました!

営業の方曰く、販売店に持ち込むのはこれが初めてだそうで、雑誌関係者以外、まだ誰も聴いていないそうだ。

300万円クラスはやはり当店としてもリファレンスクラスに十分なり得る価格帯。
しかし、心の底から欲しい!!っと思わせるようなスピーカーが少ないというのも事実。

期待に胸を膨らませイザ!

結果は完全なエージング不足ながら、新品時から一週間というレベルであれば、十分合格と言っても良い音でした!!

密閉型のそのボディーは斬新な形のスピーカーを見慣れているココ最近にしては、オーソドックスな箱型。
しかし、重量60kgというのは伊達ではない!

余分な箱鳴りを一切聞かせず、ユニットのパワーでぐいぐい鳴らしてくる。
各ユニットを独自開発しているだけあって、質感、ドライブ感はかなりもの。

ツィーターの優秀さもその片鱗を感じれる。

いろいろなアンプを試したのですが、店にあった中ではバランスオーディオテクノロジーのVK-250SEは密閉型と相性が良いのでしょう。 
どっしりとした重心の低い再生は安心して身を委ねられる。 ゆったり感がありました。
開発時の使用パワーアンプはPASSのようですので、それとも相性が良いみたいです。


新しい製品を聴くときは音の粗探しでわざと録音の良くないCDを掛けてみる。
Kinki KidsのCDではボーカルがやや大きめ、超低音の暴れは少なく、高域もスムーズ。 サ行のきつさがないのは非常に評価できる。 中域は若干タイト。 もう少し音の厚みが欲しいところ。  低音はキレがあり、POPSを再生すると心地よく聞こえる。
ベートーベンの5番を聞くとキレの良い部分で凄みがあるが、密閉型のダンピングは効く良い部分があるも、もう少しのゆったり感が足りないのはある意味仕方がない部分。
しかし、エージングが進めばもっと量感が出るであろう。

現時点で、当店のリファレンスEMPRESSと比較をするとやはり音色の深さ、ゆったり感、色艶と言う部分では劣る。 EMPRESSが390万円になってしまったことを考えると300万円なら納得のレベルである。 


http://www.electori.co.jp/magico/V3.pdf