霊山寺は天平年間(729‐48)聖 武天皇の勅願によって、行基菩薩 が開基されました。 弘仁6年(815)弘法大師はこの 地に21日間止まって修法をされ、
四国に88力所の霊場を開くことを 祈願されました。この間に釈迦如 来の霊感を受け、この像を彫刻し て本尊とし堂宇を建立し、安置し て天竺の霊山をわが国に移す意味
で竺和山・霊山寺と名付けまし た。その後大師は四国の地に大日 如来の胎蔵界曼荼羅の道場を求 め、各国を発心(阿波国)修行 (土佐国)菩提(伊予国)涅槃
(讃岐国)の道場とし、88力寺を この道場の中にお開きになって霊 山寺を88力所霊場第1番の札所にお 定めになりました。 その後は寺運も大いに栄えまし
たが、天正年間(1573‐93)長曽 我部軍の兵火にかかって多くの堂 塔を焼失しました。 やがて再建されましたが、明治 24年に通夜堂から出火して本堂と
多宝塔を残して焼失し、現在の建 物はその後再建されたものです。 本堂は昭和40年に解体修復されま した。
竺和山 霊山寺
じくわさん りょうぜんじ
場所………〒
バリヤーフリー度
交通
・高松→板東
(高徳本線1時間43分)62.4km
・鳴門→池谷→板東
(鳴門・高徳本線23分)10.4km
・徳島→板東(高徳線20分)12.4km
板東→霊山寺900m徒歩15分
・徳島駅前→霊山寺前
(徳島バス大麻神社行45分)
10回15.0km 下車後徒歩1分
・鳴門駅→霊山寺前
(徳島バス板野行35分)5回13.0km
交通
徒歩 鳴門→大谷→池谷→板東→霊山寺
3時間 12km
りょうぜんの しゃかのみまえに めぐりきて よろずのつみも きえうせにけり
鳴門から西へ10キロほどのところに、坂東という小さな町があり、その町外れにあります。
仁王門を入ると、左に鐘楼、多宝塔、正面に本堂、右に紀州接待所、大師堂、本坊がある
本堂(遠景)