宗派:高野山真言宗 本尊:聖観世音菩薩 開基:真応上人
本堂(府重文) 縁起
一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中深雪の為、里人の来住もなく食糧も絶え何一つ食べる物もなくなり、餓死寸前となった。
死を予感した憎は「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と本尊に祈った。すると夢ともうつつとも判らぬ中で堂の外に狼の為傷ついた猪(鹿)が倒れているのに気付いた。僧として、肉食の禁戒を破る事に思い悩んだが命に変えられず、決心して猪(鹿)の左右の腿をそいで鍋に入れて煮て食べた。
やがて雪も消え里人達が登って来て、堂内を見ると本尊の左右の腿が切り取られ鍋の中に木屑が散って居た。それを知らされた僧は観昔様が身代リとなって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになった。此れよりこの寺を成合(相)と名付けた。
山門 左甚五郎の作真向きの龍
境内案内
鉄湯船(重文) 撞かずの鐘
五重塔
五重塔内壁画
近隣の見所
天橋立
アクセス 関連サイト(成相寺) 慈悲の道(法話・行事)
場所………〒629-2241
京都府宮津市成相寺339
電話………0772-27-0018
交通………JR天の橋立駅 タクシー20分
又 船→ケーブル→バス40分
駐車場……有(50台・大型バス5台)
拝観時間…8:00〜17:00
納経時間…拝観時間と同じ
バリヤーフリー状況
車椅子の方は近くに駐車場あり
トイレは障害者用があり
公営ながら大変きれいです
笠松公園よりバスの便もあります
景観・見所
日本三景の一つ天の橋立に近い成相山の山腹にある。
「撞かずの鐘」「身代わり観音」などの伝説で知られている。
元々は元伊勢籠神社(このじんじゃ)の神宮寺であった。
眼下に天橋立を南望する山上にある。
そのため、当寺にたどりつくには、リフトかケーブルカーで
山の中腹にある傘松公園までいき、そこから山門までは
丹後海陸交通の運営する登山バスでいく。または、徒歩で登ることもできる。
境内に天橋立を見下ろせる高台があり傘松公園の股覗きより絶景かもしれない。