石光山 石山寺(せっこうざん いしやまでら)      

宗派:東寺真言宗大本山 本尊:二臂如意輪観世音菩薩  開基:良辨僧正

東大門(重文)                              縁起  

石山寺東大門石山寺は天平勝宝元年(千二百余年の昔)、聖武天皇の勅願により、良弁僧正によって開基されました。三万六千坪におよぶ高大な境内には、日本唯一の巨大な天然記念物、世界的にも珍しい珪灰石(けいかいせき)がそびえています。また国宝の本堂は縣下木造建築最古のもので、内陣は平安中期。外陣は淀君の修補になるもの。又聖徳太子がお伝えになった縁結・安産・福徳の霊験あらたかな秘仏、勅封の御本尊如意輪観世音菩薩をはじめ、紫式部が世界最初の長編小説「源氏物語」を執筆した『源氏の間』があります、本堂下の御堂は蓮如上人の母が石山観音の化身だといわれるもので、その形見と伝える蓮如鹿の子の小袖を安置している。その他、蓮如上人の御遺跡である蓮如堂、国宝の多宝塔など、奈良、平安、鎌倉時代からの文化財が多数伝えられています。

本堂(国宝) 平安後期:永長元(三間三重塔婆、本瓦葺)

石山寺本堂(遠景)      石山寺本堂(近景)

     門前            遊鬼境(門の手前)     鐘楼(重文)

  石山寺札所石   石山寺遊鬼境  石山寺鐘楼

石山寺珪灰石 珪灰石(けいがいせき)(国天然記念物)
 広場の北側奥に巨大な岩塊、
 褶曲の様子が明らかにわかるこのような
 巨大な岩石群は数少なく、
 極めて貴重なものであるといわれている。
 ウォラストナイト(和名:珪灰石、英名:Wollastonite)は
 石灰岩と花崗岩の接触部に変成作用を受けた地帯に
 発達する鉱物で、白色の繊維状、塊状をなして
 産出される天然鉱石です。
 化学反応的にカルシウムと珪酸の化合物


境内案内

石山寺境内案内

多宝塔(国宝)         (石山秋月として知られている名月観賞の場所):月見亭

  石山寺多宝塔   石山寺月見亭

宝篋(ほうきょう)印塔(重文)   四国八十八寺の土       めかくし石     

石山寺宝篋印塔 石山寺四国八十八ケ寺踏み石  石山寺めかくし石


毘沙門堂              紫式部             御影堂

石山寺毘沙門堂  石山寺紫式部  石山寺御影堂

近隣の見所     瀬田の唐橋          三十八社

瀬田の唐橋   石山寺三十八社 

アクセス    関連サイト(石山寺)  慈悲の道(法話・行事)

               
 場所………〒520-0861
 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
 電話………075-537-0013
 交通………
 <電車>
 JRびわこ線石山駅下車。京阪電車の石山坂本線
 に乗り換え、京阪石山寺駅下車後、徒歩10分。 
 <バス>
 JRびわこ線石山駅下車。京阪バス石山団地行き、
 大石行き、外畑方面行きに乗り約10分。
 石山寺山門前バス停下車後すぐ。 
 <車>
 京都方面からは名神高速道路瀬田西I.C.より、
 名古屋方面からは名神高速道路瀬田東I.C.より、
 宇治方面からは京滋バイパス石山I.C.より。 
 駐車場……有(80台)
 拝観時間…8:00〜16:00
 納経時間…9:00〜16:00
                  

バリヤーフリー状況

石山寺段差対策石山寺入口通路東大門前に障害者用駐車場有り
東大門の段差対策も景観をそこなわず
良い本堂までは階段以外のルート有
障害者トイレは無

景観・見所

石山寺は、琵琶湖の南端近くに位置し、琵琶湖から唯一流れ出る瀬田川の右岸に
ある京都の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場で、
西国三十三箇所観音霊場第13番札所となっている。
石山寺は『蜻蛉日記』『更級日記』『枕草子』などの文学作品にも登場し、
『源氏物語』の作者紫式部は石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承がある。
「近江八景」の1つ「石山秋月」でも知られる。
境内の庭園も大変綺麗で四季おりおりの見所がある。